突然ですが、あなたが使っているスマートフォンは何ですか?
iPhoneですか?、それともAndroidでしょうか?
ワイヤレスイヤホンとスマートフォンには相性が存在します。相性の良いイヤホンを選ぶことで、お使いのスマホの能力を最大限活かして音楽を楽しむことができます。
この記事では、あなたに合ったイヤホンを見つけるための大切な3つのポイントを中心に解説致します。
- イヤホンの装着感はとっても大切
- ノイズキャンセリング・外音取込機能などの最新機能が必要かどうか
- 音の好みと対応しているコーデック
タップできる目次
完全ワイヤレスイヤホンの選び方
イヤホンを選ぶ上で大切なのは、装着感・機能・音質の3つとなります。それぞれわかりやすく解説していきます。
イヤホンの形状は大きく分けて2種類
赤丸で囲まれた部分が、インナーイヤー型の形状になります。スマホを買ったときに同梱されていることもあり、よく見かけるタイプです。
特長としては、耳の穴に対して浅く装着するため、圧迫感が少なく長時間の装着でも耳が痛くなりにくいです。
周囲の環境音も取り込むことができるので、その分音漏れがしやすい構造になります。
青丸で囲まれた部分が、カナル型の形状になります。イヤホンの先端にイヤーチップが付いており、耳栓のように遮音性と密閉性が高く音漏れがしずらい構造です。
加えて、インナーイヤー型と比べて低音域から繊細な音まで聴こえやすくなるのも魅力の一つです。
電車やバスの中でイヤホンを使うなら音漏れしずらいカナル型がおすすめです。
イヤホンの形状ごとにおすすめ製品をまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
ノイズキャンセリングと外音取込機能
ノイズキャンセリング・外音取込機能は、遮音性の高いカナル型のイヤホンに搭載されています。
ノイズキャンセリング機能とは、周囲の雑音を軽減してくれる機能で、静かな環境で音楽を楽しむことができます。
雑音が気にならない分、控えめな音量でもしっかりと聴くことができます。
ノイズキャンセリング性能はイヤホンによって異なりますが、優れたものであれば周囲の音がほとんど聞こえません。
仕事や勉強で耳栓代わりに使うことができ、集中したい環境をイヤホン一つで作り出すことができます。
機能のオンオフは切替えられるので、環境に合わせて使える
外音取込機能とは、イヤホンを耳に付けたままでも周囲の音が聞ける機能です。
イヤホンに搭載されたマイクが周囲の音を聞きやすくしてくれるので、レジでの対応や電車内のアナウンスをイヤホンを外さずに行えます。
その他にも散歩や料理中など、ながら聞きができる点もうれしいですよね。
こちらもイヤホンによって性能は異なりますが、優れたものは自分の耳で聞いているのと同じようなレベルで周囲の音を再現してくれます。
音質とコーデック
イヤホンによって音質が異なります。後悔しないイヤホン選びには好みの音質かどうかも重要です。
「音の好みがよくわからない」という方には、音質調整用のアプリを搭載したイヤホンがおすすめです。音を調整できる為、あなたの好みの音が見つかります。
ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothによりスマホと接続されています。
音声データをスマホに送信する際、送れる容量が決まっているので、データを圧縮する必要があります。
この圧縮方式をコーデックと呼び、スマホとイヤホンのコーデックを合わせることで、音質を劣化を抑えることができます。
コーデックは10種類以上ありますが、下記の4つを押さえておけば問題ありません。
SBC
SBCは標準的なコーデックで、Bluethooh接続をする際には標準として採用されています。
特長的には、遅延・音質共にそこそこの性能です。現在発売されているイヤホンではSBCのみの物は少ない印象です。
AAC
iPhoneはじめ、iPad・iMacなどのApple製品にはAACのコーデックが採用されています。
SBCよりも遅延が少なく・音質もいいです。Apple製品でイヤホンを使用する際はAACコーデックのものがおすすめです。
aptX
Androidには主にこちらのコーデックが採用されております。AACよりも音質が良くて遅延が少ないのでゲームや動画でも気になりません。
aptXに対応するAndroid端末があるなら最大限活用できるように、aptXを搭載したイヤホンがおすすめです。
LDAC
Xperia端末や新型のandroid(8.0以降)には主にこちらのコーデックが採用されております。ソニーが独自で開発したコーデックで、超高音質を実現しています。
その分データ量が大きいのでSBCよりも遅延があり、ゲームや動画ではタイムラグを感じるので、あくまでも音楽を楽しむ方向けのコーデックになります。
イヤホンを選ぶ際には、iPhoneであればAAC、AndroidであればaptX・LDACの搭載されたものを選択することで、スマホの能力を最大限活かすことができます。
コーデック | iPhone | Android |
SBC | 〇 | 〇 |
AAC | ◎ | 未対応 |
aptX | 未対応 | ◎ |
LDAC | 未対応 | 一部対応(Xperia端末や新型のandroid(8.0以降)) |
その他のポイント
イヤホンんを選ぶ上で、他にも気にしておいた方がいいポイントがいくつかあります。
バッテリー・充電方式
イヤホン本体の再生時間は平均で5~6時間程度で、充電ケースを合わせると20~25時間程度が平均的なバッテリー仕様になります。
充電方式は、有線方式(USB-Type-C)が最も多く、中にはワイヤレス充電に対応した充電ケースもあります。
Bluetoothのバージョン
2021年以降に発売されたイヤホンであればそんなに気にすることはありませんが、Bluetooth4.2以上が推奨されます。
バージョンが異なると通信速度の向上・消費電力低減などありますが、Bluetoothのバージョンでイヤホンを選ぶ程の違いはありません。
防水性能
最近のイヤホンであれば、IPX4かIPX5を搭載している製品が多くみられます。
IPX4:あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。
IPX5:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない。
通話品質
通話品質はイヤホンにもよりますし、使用する環境でも大きく左右されます。
イヤホンの形状で言うと、AirPodsのようなスティック型はマイクと口が近いため、相手にクリアな音声を届けられる傾向にはあります。
イヤホンによっては、通話時に周囲の雑音を低減してくれるCVC機能を搭載しています。
まとめ
ここまでワイヤレスイヤホンの選び方について解説してきました。
最後に、予算や利用シーンに分けておすすめのイヤホンをご紹介します。
1万円以下のコスパ重視のイヤホンなら
あまり安価なイヤホンは、通信が不安定だったり音質が良くないものも多い傾向にあります。
ワイヤレスイヤホンを購入するなら、使い勝手やスペック的にも5,000円以上のモデルを選ぶようにしましょう。
SONY WF-C500
日本の音響メーカーであるSONYのエントリーモデルです。
シンプルな機能ですが、フラットな音質でオールジャンル楽しめるイヤホンになっています。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
Anker Soundcore P40i
コスパの高い製品を次々に発売しているAnkerの最新イヤホンです。
2台同時接続できるマルチポイントや、優秀なノイズキャンセリング機能を搭載したコスパの高いモデル。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
SOUNDPEATS Air4
このイヤホンは、インナーイヤー型を採用しているので、開放感があり軽い装着感が特徴のイヤホンです。
高音質コーデックに対応しているだけでなく、マルチポイントや迫力のある音質が魅力のモデルとなっています。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
機能性を重視したイヤホンなら
最近のワイヤレスイヤホンは、機能的なモデルが増えてきています。
イヤホンを付けたまま周囲の音が聞ける外音取込機能がついたモデルや、ノイズをカットしてくれるノイズキャンセリング機能も進化してます。
Bose QuietComfort Ultra Earbuds
現在発売されているイヤホンの中でトップのノイズキャンセリング機能を搭載しています。
立体音響も楽しめることから、音楽だけでなく映画も迫力のある音質で楽しむことができます。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
AirPods Pro 2
iPhoneと高い互換性のあるイヤホンで、AirPodsシリーズの最高峰のモデルとなります。
聞き疲れしにくい音質や装着感の良さから、多くの人に選ばれているイヤホンです。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
JBL TOUR PRO 2
音響メーカーであるJBLの最新ワイヤレスイヤホンです。
充電ケースにディスプレイが付いたギミックが面白く、音質やノイズキャンセリングの性能も高いモデル。
価格以上の価値があると思う
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
音質を重視したイヤホンなら
最近のワイヤレスイヤホンは、無線ながらも高音質な有線イヤホンと同じような音質で聴けるモデルが増えてきています。
Technics EAH-AZ80
現在発売されているイヤホンの中でトップクラスの音質を誇るイヤホンです。
高音質の有線イヤホンと比較しても引けを取らない音質を実現しながら、ノイズキャンセリングやマルチポイントなど他の機能も充実しているところがすごい。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
SONY WF-1000XM5
日本の音響メーカーであるSONYのハイエンドモデルです。
音質だけでなく、圧倒的なノイズキャンセリング機能やSONY独自のこだわり機能が詰まったイヤホン。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4
このイヤホンの音質は、「繊細さ」と「パワフルさ」を併せ持ったバランスの良いモデルで、ジャンルを問わず音楽を楽しむことができます。
詳細にレビューしている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。