「SONYから新しく発売されたイヤホンが気になる」
前作の「WF-1000XM4」が発売されてから約2年が経過し、ついにSONYから最新のイヤホンが登場しました。
音質・ノイズキャンセリング・装着感が向上しているだけでなく、本体のサイズもよりコンパクトになっています。
素直に、「高音質のハイレゾ再生できるイヤホンをこんなにコンパクトにできるSONYって改めてすげー」ってなりました。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「WF-1000XM5」の解説しています。
「WF-1000XM5」の特徴は?
世界1位のノイキャン性能を搭載しつつ、コンパクトな本体からは想像できないほどのパワフルかつ繊細な音質で音楽を楽しめるイヤホンです。
- 圧倒的な静寂と、違和感の無いノイズキャンセリング
- 有線イヤホン並みの音質で音楽を楽しめる
- 小さな耳にもしっかりと装着ができるフィット感の良さ
- ワイヤレスイヤホンとは思えない通話品質
- 社外品のイヤーピースを探すのが難しい
- マルチポイントは最大2台まで
スポンサーリンク
タップできる目次
- 1 「WF-1000XM5」の特徴は?
- 2 「SONY WF-1000XM5」の評判・口コミは?
- 3 「SONY WF-1000XM5」のレビュー
- 4 よくある質問(Q&A)
- 4.1 SONY WF-1000XM5のペアリング方法は?PCとの接続方法も解説
- 4.2 SONY WF-1000XM5のノイズキャンセリング性能は?
- 4.3 SONY WF-1000XM5のアップデートの方法
- 4.4 SONY WF-1000XM5が赤点滅するのは何故?
- 4.5 SONY WF-1000XM5とAZ80との違いは?
- 4.6 SONY WF-1000XM5とAirPods Pro 2との違いは?
- 4.7 SONY WF-1000XM5はiPhoneでも使える?
- 4.8 SONY WF-1000XM5は音漏れする?
- 4.9 SONY WF-1000XM5は遅延が気になる?
- 4.10 SONY WF-1000XM5は空間オーディオに対応している?
- 4.11 SONY WF-1000XM5はいつ発売する?
- 5 スペック・価格の一覧表
- 6 まとめ-こんな方におすすめ-
「SONY WF-1000XM5」の評判・口コミは?
SNSやショッピングサイトでの「WF-1000XM5」の評判や口コミを調査してみました。
今日発売で予約してたWF-1000XM5 届いた!
— S4 (@magu_AA) September 1, 2023
旧機と比べて大分小型化されてる!
音は旧機から不満ないから当然良き😇 pic.twitter.com/OnTwFdJaX8
てことで、2年ぶりの新製品であるWF-1000XM5が着弾しました!!!
— ゆっくり工房/YukkuriKouBou (@yukkurikoubou_) September 1, 2023
XM4とLinkBuds Sに見守られながらやって来ましたがマジで今までのシリーズの中で一番小さい!!!
一度体験してましたが改めて聴くとノイキャンも音質も全て進化してて感動しております!!!
これからも愛用していこうと思います! pic.twitter.com/3lRzFaerre
WF-1000XM5着弾。
— くまっち (@kuma_nanoda) September 1, 2023
ノイキャン★★★★★
外音取込み★★★★☆
ノイキャンはAirPods2より強い
外音取り込みはちょっとホワイトノイズが乗っているのがわかる、というかAirPods2が自然すぎて敵わない
音質はイコライザいじらなくても付属のイヤーピースで満足 pic.twitter.com/ysowet2h6X
イヤホンのコンパクトさと装着感の良さ、ノイキャン性能を評価するコメントが多い
「SONY WF-1000XM5」のレビュー
「WF-1000XM5」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
SONY WF-1000XM5の外観と使い方
「WF-1000XM5」は、手のひらに収まるほどコンパクトなデザインで、サイズは横幅6.5×奥行2.7×高さ4.0cmとなります。
イヤホン本体の重さは、片耳わずか5.9gで充電ケースを含めても51gなので、気兼ねなく持ち運ぶことができます。
軽くて機能性も高いAirPods Proシリーズと同程度の軽さとコンパクトさ
収納ケースに入れることで、イヤホンをホコリや落下の衝撃から保護することができます。
前作よりも、体積が約25%も小さくなっており、重さも7.3gから5.9gへと20%も軽くなっています。
性能が上がっているのに、軽くてコンパクトになっている!
SONY WF-1000XM5の操作方法
イヤホン側面にはタッチセンサーが搭載されています。
センサー部分とそれ以外の部分では、質感が異なっており触った間隔で直感的に操作部分を感じることができます。
軽くタップすることで、音楽の再生/一時停止・曲送りなどの操作を行えます。
- 再生/一時停止:右を1回タップ
- 音量上げる:右を4回タップ
- 音量下げる:左を4回タップ
- 曲送り:右を2回タップ
- 曲戻し:右を3回タップ
- モードの切替:左を1回タップ
イヤホン操作で、音量調整が可能になりました。4回以上タップすることで断続的に音量を上げ下げすることが可能。
音量調整ができるようになったのがうれしい
耳への収まりが良く、フィット感も◎
「WF-1000XM5」は、前作よりもコンパクトなので耳への収まりがよく、さらに軽いため長時間付けていても疲れにくいです。
小さな耳の方や、女性の方も快適に使えるサイズ感で、「WF-1000XM4」が合わなかった人にもおすすめできます。
イヤーピースも4種類付属しているので、耳のサイズに合わせて選ぶことができます。
イヤホンの形状と、ポリウレタン素材のイヤーピースで高い装着感が得られるため、ランニングなどの激しい運動中にも使用することができます。
装着感で前作を諦めていた人にもおすすめ
世界1位のノイズキャンセリングはすごい
「WF-1000XM5」のノイズキャンセリングの性能は非常に優れています。
イヤーピースによる遮音性の高さと、ノイキャン専用のチップが改良されたことで、約20%も機能が向上しているそうです。
実際に試してみると、低音から高音までバランスよくノイズがカットされており、電車の中やカフェなどでも、周囲の騒音が気になることがありません。
また、強力なノイズキャンセリングだけでなく、ノイキャン特有の圧迫感が非常に少なく、自然な付け心地を実現しています。
「WF-1000XM5」のノイズキャンセリング性能をテストするために、電車内の音声を流してどのように聞こえるかを録音してみました。
パワフルなのに繊細さも感じる音質
「WF-1000XM5」で音楽を聞いて一番最初に感じたのが、低音域の深さと解像感です。
前作よりドライバーのサイズが大きくなっている影響が低音域に表れています。
また、高音域はクリアで抜けが良いですが、ササリは感じないため疲れにくく、長時間のリスニングも問題なさそうです。
LDACに対応したデバイスと接続することで、ハイレゾ音質で音楽を楽しむことができます。
iPhoneの場合は、AAC接続となりますが、「DSEE Extreme」によりハイレゾ級にアップスケーリングした音質で音楽を聞くことができます。
iPhoneでも最高の音楽体験ができる
外音取込モードは自然かつクリアな音質
「WF-1000XM5」の外音取込モードは少し進化しています。
モードをオンにすると、素早く周囲の環境音を自然に取り込んでくれます。
また、話すことでノイキャンが外音取込モードに自動で切り替わる「スピークトゥチャット」機能の起動速度が上がっていました。
トップクラスの機能
通話品質は想像以上に良い
SONYがワイヤレス史上最高通話品質と謡っているだけあって、通話品質は今まで試した他のワイヤレスイヤホンの中でも一番の性能に感じました。
複数のマイクと音声処理によって高い通話性能を実現しているそうです。さらに、骨伝導センサーも搭載しており、発話者の声をよりクリアに伝えてくれるみたいです。
AirPods Pro 2よりも通話品質が高い
アプリでカスタマイズが自在に行える
「WF-1000XM5」には、専用アプリ「Headphone Connect」が用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- スピークトゥチャットの設定
- 360 Reality Audio設定
- DSEE ExtremeのON・OFF
- 立体音響の最適化
- イヤホン操作の設定
- ボリュームコントロール
- ファームウエアのアップデート
便利な機能をかんたんに設定できる
よくある質問(Q&A)
「WF-1000XM5」についての疑問や気になるポイントをまとめています。
SONY WF-1000XM5のペアリング方法は?PCとの接続方法も解説
「WF-1000XM5」は簡単にペアリングが行えます。早速手順を解説していきます。
スマートフォンと接続する場合
充電ケースのフタを開いた状態にする
充電ケースの背面にあるボタンを長押しする
充電ケースのLEDインジケーターが青色に点滅するので、接続したいデバイスのBluetooth設定から「WF-1000XM5」を選択すると接続が完了します。
PCに接続する場合
PCに接続する方法もスマートフォンと接続する方法と同じですが、PC側にBluetooth接続の機能が無い場合があります。
ノートパソコンであれば、基本的にはBluetooth機能が搭載されていますが、据え置きタイプのパソコンは確認する必要があります。
設定からBluetooth設定を見つけることができれば対応したパソコンとなりますが、Bluetoothの機能を搭載していないパソコンでも接続することは可能です。
アダプターをUSBポートに差し込むことですぐに使い始められるので、Bluetooth機能がない場合はアダプターをご使用ください。
ちなみに、パソコンのBluetooth設定で、クイックペアリングのモードをオンにしておくと、「WF-1000XM5」がペアリングモードになると画面上にポップアップが表示されて、簡単に接続することができます。
マルチポイント・2台目を接続する方法
「WF-1000XM5」は2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能を搭載しています。
まず1台目のデバイスと接続していく
充電ケースのフタを開いた状態にする
充電ケースの背面にあるボタンを長押しする
充電ケースのLEDインジケーターが青色に点滅するので、接続したいデバイスのBluetooth設定から「WF-1000XM5」を選択すると接続が完了します。
2台目のデバイスと接続していく
充電ケースの背面にあるボタンを長押しする
充電ケースのLEDインジケーターが青色に点滅するので、接続したいデバイスのBluetooth設定から「WF-1000XM5」を選択すると接続が完了します。
2台同時接続が完了
高解像度のサウンドを奏でるMOMENTUM 4 Wirelessのワイヤレスヘッドホン。
— ゼンハイザー ジャパン (@sennheiserjapan) October 5, 2022
最新ファームウェア(2.9.12)アップデートで電源動作を改善・更新。
アップデートしてさらに快適な使いやすさをどうぞ。#ゼンハイザー #MOMENTUM4Wireless #ワイヤレスヘッドホン pic.twitter.com/w2ow4dxFhF
SONY WF-1000XM5のノイズキャンセリング性能は?
「WF-1000XM5」のノイズキャンセリング性能は非常に優秀で、電子情報技術産業協会(JEITA)基準で世界1位の性能と認められています。
性能をテストするために、ノイズキャンセリングが効いた状態の音を録音していますので、是非試しに聞いてみてください。
SONY WF-1000XM5のアップデートの方法
「WF-1000XM5」は「Headphone Connect」を使ってファームウエアのアップデートを行うことができます。
「Headphone Connect」のトップの画面から「システム」を選択して、下にスクロールすると「ソフトアップデート」が表示されます。
初期設定の時点で、自動でアップデートされるようになっているので、「Headphone Connect」に繋いだタイミングで、最新のファームウエアにアップデートされます。
SONY WF-1000XM5が赤点滅するのは何故?
ワイヤレス充電中に、「WF-1000XM5」が赤色点滅をする場合は、内部に熱がこもっている状態です。
一度充電を中断して、充電ケースの温度を下げてから再び充電するようにしましょう。
SONY WF-1000XM5とAZ80との違いは?
「WF-1000XM5」と「EAH-AZ80」の違いについてまとめてみました。
WF-1000XM5 | EAH-AZ80 | |
---|---|---|
価格 | 41,800円 | 36,630円 |
再生時間 | 最大8時間 (ケース併用で24時間) | 最大7時間 (ケース併用で24時間) |
ドライバー | 8.4mm ダイナミックドライバーX | 10mm アルミニウム振動版 |
重さ | 約5.9g 51g(充電ケース含む) | 約7.0g 64g(充電ケース含む) |
音質 | 9点 | 9.5点 |
ノイキャン | 10点 | 9点 |
装着感 | 9点 | 9.5点 |
マルチポイント | 最大2台 | 最大3台 |
筆者の場合は、「EAH-AZ80」の方が装着感が良かった
SONY WF-1000XM5とAirPods Pro 2との違いは?
「WF-1000XM5」と「AirPods Pro 2」の違いについてまとめてみました。
WF-1000XM5 | AirPods Pro 2 | |
---|---|---|
価格 | 41,800円 | 39,800円 |
再生時間 | 最大8時間 (ケース併用で24時間) | 最大6時間 (ケース併用で24時間) |
ドライバー | 8.4mm ダイナミックドライバーX | 11mm |
重さ | 約5.9g 51g(充電ケース含む) | 約5.3g 62g(充電ケース含む) |
音質 | 9点 | 8点 |
ノイキャン | 10点 | 9点 |
装着感 | 9点 | 9点 |
マルチポイント | 最大2台 | なし |
アップルデバイスに囲まれているなら「AirPods Pro 2」がおすすめ
SONY WF-1000XM5はiPhoneでも使える?
「WF-1000XM5」は、iPhoneのコーデックであるAACに対応しているので、相性の良いイヤホンと言えます。
人の多い場所で使った時も接続が不安定になることもありませんでした。
また、iPhoneに初めて接続する時に、Bluetooth機器の一覧にすぐに表示されたので、接続の性能も高いと思います。
接続が弱いイヤホンは、なかなか一覧に表示されなかったりする
SONY WF-1000XM5は音漏れする?
「WF-1000XM5」は音漏れが起こりにくいイヤホンです。
イヤーピースが耳穴にしっかりとフタをしてくれているので、遮音性高いイヤホンです。
かなり大きな音量で音楽を流さない限り、まわりに聞こえることは少ないと言えます。
SONY WF-1000XM5は遅延が気になる?
「WF-1000XM5」は、ゲーミングモードを搭載していませんが、動画を見る分には遅延をほとんど感じません。
本格的なゲームをするためのイヤホンであれば、遅延が全くない「Anker Soundcore VR P10」がおすすめです。
SONY WF-1000XM5は空間オーディオに対応している?
「WF-1000XM5」は、空間オーディオには対応していません。
360 Reality Audioに対応したコンテンツであれば、立体的な音でコンテンツを楽しむことができます。
SONY WF-1000XM5はいつ発売する?
「WF-1000XM5」は、2023年9月1日に発売されます。
9月30日までキャンペーンを行っており、最大2年間の製品保証が無料で付いてきます。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/9/1 |
販売価格 | 41,800円 |
タイプ | カナル型 |
充電方式 | USB Type-C/Qi(ワイヤレス充電) |
コーデック | SBC AAC LDAC LC3 |
ドライバー | 8.4mm |
重量 | 約5.9g 51g(充電ケース含む) |
連続再生時間 | イヤホン単体:最大7時間 イヤホン単体:最大24時間 |
充電時間 | 約2時間 |
マイク | 〇 |
防塵防水性能 | IPX4 |
カラーバリエーション | ブラック プラチナシルバー |
Bluetoothバージョン | Ver.5.3 |
低遅延 | × |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「WF-1000XM5」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「WF-1000XM5」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- ワイヤレスでも音質にこだわりたい方
- ノイズキャンセリングが強くて、自然な付け心地のイヤホンをお探しの方
- カスタマイズ性の高いイヤホンをお探しの方
- ワイヤレスイヤホンで通話を良くされる方
- コスパに優れたイヤホンをお探しの方
- 物理ボタンで操作を行いたい方
スポンサーリンク
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。