「1万円以下で買えるコスパの高いイヤホンを探している」
SOUNDPEATSから登場した「Air 4 Pro」は、手の届きやす価格ながら高音質かつ充実した機能を搭載したイヤホンです。
「Air 4 Pro」のスペックを見てみると、他社のハイエンドモデルにも引けを取らないほど高スペックですが、音質や機能が気になるところです。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Air 4 Pro」の解説しています。
SOUNDPEATS「Air 4 Pro」の特徴は?
「Air 4 Pro」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 便利な機能がたくさん搭載されているのに安い
- 遅延を最小限に抑えるゲーミングモードが搭載されている
- 2台同時に接続できるマルチポイントに対応している
- ロスレスを使って有線クオリティの音で聞ける
- ワイヤレス充電に対応していない
- 風の強い環境で使うときには、風の音が気になる
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SOUNDPEATS「Air 4 Pro」のレビュー
「Air 4 Pro」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
SOUNDPEATS Air 4 Proの外観と使い方
「Air 4 Pro」の充電ケースの質感はサラサラとしており、指紋の目立たなさそうな印象を受けました。
表面には、細かい粒子状のラメが散りばめられており、光の当たり加減で上質に輝いて見えます。
サイズとしては、幅64×高さ48.3×奥行24.2mmとワイヤレスイヤホンの中でもコンパクトなサイズ感となっています。
厚みが少ないので、ポケットに入れてもシルエットが崩れない
充電ケースのフタを開けると、美しいデザインのイヤホンが収納されています。
イヤホンは掴みやすいので、充電ケースから取り出しやすく、着脱時に落としにくくなっています。
イヤホンの側面にはさりげなくロゴがデザインされている
イヤホン本体は、前作のデザインを継承しており形状に大きな変化はありません。
前作同様、フィット感が良く圧迫感がないので長時間の装着でも耳が疲れにくい仕様になっています。
イヤーピースは、フィット感の高い楕円形になっており、サイズ別に3種類のイヤーピースが付属しています。
イヤホン本体の側面部分(赤丸部分)には、タッチセンサーが搭載しています。
スマートフォンを取り出すことなく、イヤホンから操作を行えるのでとても便利です。
- 再生・停止:右か左を2回タップ
- 曲送り:右を長押し
- 曲戻し:対応していない
- 音量を上げる:右を1回タップ
- 音量を下げる:左を1回タップ
- モードの切替:左を長押し
- 低遅延モード:左を3回タップ
ほとんどの操作をイヤホンから行える
タッチセンサーの感度はやや高め
サウンドピーツらしいバランスの取れた音質
「Air 4 Pro」はサウンドピーツらしいバランスの取れた音質で、解像感の高さも感じられました。
また、特定の音域が強調されている分けではないので、万人受けしやすい音質だと思いました。
専用のアプリを使うことで音質調整は可能なので、好きな楽曲を好みの音質で楽しむこともできます。
予算1万円以内のイヤホンで音質にこだわりたいなら「Air 4 Pro」はおすすめできる。
iPhoneでも十分楽しめる音質に仕上がっている
あなたの聴力に合わせた音質の調整機能も付いている
「Air 4 Pro」は高音質コーデックである「aptX Lossless」を搭載しています。
対応しているスマホは現状少ないですが、今回はXperia 5Ⅳと繋いで音質をチェックしてみました。
通常、ワイヤレスイヤホンはスマホからイヤホンにデータを転送する際に音源データを圧縮する必要があり、どうしても音質が低下します。
しかし、「aptX Lossless」は、音源データを圧縮することなくデータを転送することができるので、有線イヤホンと同じように音楽が楽しめるのが特徴です。
1万円以下のイヤホンで実装してるのがすごい
価格以上のノイズキャンセリング性能
「Air 4 Pro」に搭載されているノイズキャンセリング機能は必要十分な性能を持っています。
高域のノイズは消しきれないものの、中低域のノイズはしっかりと軽減してくれます。
電車やバス内の音も最小限に抑えてくれるので、通勤や通学の移動中に快適に音楽を楽しむことができます。
また、ノイキャン特有の耳が詰まる感覚も少なく、自然な付け心地を体感できました。
ホワイトノイズも気になりません
外音取込機能は問題なく使える
「Air 4 Pro」はイヤホンをしたままでも、周囲の環境音を取り込める外音取込機能を搭載しています。
イヤホンをしたままでも周囲と会話ができ、電車内のアナウンスなども聞き取ることができます。
音声としては若干機械っぽい音質ではありますが、環境音や人の声を聞くことはできるので、価格を考えると十分な性能だと思います。
他社メーカーの高級イヤホンの性能と比較すると、見劣りする部分はあります。
風の強い場所では、風切り音がするので室内での使用をおすすめする
通話中には周囲のノイズを除去してくれる
「Air 4 Pro」は、通話専用のマイクを搭載しています。
そのため、音楽を聞いている時に電話が掛かってきてもイヤホンをしたまま通話を開始することができます。
また、通話中の周囲の騒音を除去してくれる機能もあるので、騒がしい場所でもあなたの声を通話相手に届けてくれます。
ただし、ノイズ除去の機能が強力すぎて、環境によってはあなたの声をクリアに届けられない場面があります。
周囲のノイズによって、音声がざらつく時がある
アプリでカスタマイズが自在に行える
「Air 4 Pro」には、専用アプリが用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- イヤホン操作ボタンの確認
- マルチポイントのオンオフ
- アダプティブイコライザー
- ファームウエアのアップデート
音質調整も細かく行える
よくある質問
「Air 4 Pro」のよくある質問についてまとめてみました。
SOUNDPEATS Air 4 Proのペアリング方法は?
Air 4 Proのペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースを開ける
接続したいデバイスのBluetooth設定をオンにする
一覧の中に、「Air 4 Pro」が表示されるので選択すれば接続完了
簡単にペアリングが行える
SOUNDPEATS Air 4 Proはマルチポイントを搭載している?
「Air 4 Pro」は、マルチポイントを搭載しており、最大2台のデバイスと同時に接続することが可能です。
スマホとPCなど同時に2台接続できるので、PCで音楽を聞いている時に着信があっても、イヤホンをしたままスマホで通話を開始することができます。
切替えは想像以上にスムーズに行える
SOUNDPEATS Air 4 Proのアップデートはどうする?
「Air 4 Pro」には専用のアプリが用意されています。
アプリ内からファームウエアのアップデートを行うことができます。
不具合の解消や新しい機能に対応したりと、使い勝手が大幅に改善することもあるので、定期的にアップデートすることをおすすめします。
アプリは無料でダウンロードできる
SOUNDPEATS Air 4 Proのコーデックは?
「Air 4 Pro」の対応コーデックは、SBC/AAC/aptX/aptX adaptive/aptX Losslessとなります。
高音質のコーデックにも対応しているので、対応しているスマホと接続することで高音質で音楽を楽しむことができます。
iPhoneユーザーでも問題なく使える
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/10/25 |
販売価格 | 8,480円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC/aptX/aptX adaptive/aptX Lossless |
防水性能 | IPX4 |
連続再生時間 | 最大6.5時間 (充電ケースを併用すると最大26時間) |
充電時間 | 2時間 |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト |
重さ | イヤホン本体:3g 充電ケース:36g |
マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Air 4 Pro」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Air 4 Pro」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 予算が1万円以内で、音質と機能にこだわりたい方
- ゲームや動画を遅延なく楽しめるイヤホンをお探しの方
- 軽い装着感で長時間使用できるイヤホンをお探しの方
- 2台同時に接続できるマルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- ワイヤレス充電ができるイヤホンをお探しの方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。