【新型】AirPods Pro 2とSONY WF-1000XM4の比較レビュー!各メーカー渾身の上位モデルはどちらが買いか?

「AirPods Pro(第2世代)が気になっているけど、SONY WF-1000XM4の音質とノイズキャンセリング機能も捨てがたいなー」そんな風に悩んでいませんか?

正直、音質は「AirPods Pro(第2世代)」よりも「SONY WF-1000XM4」の方が優秀です。

ノイズキャンセリングの性能に関しては、「AirPods Pro(第2世代)」の方が雑音を軽減してくれます

この記事では、AppleとSONYから発売されている新型ワイヤレスイヤホンの性能・装着感・使い勝手など、思いつく限り比較して解説しております。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説

まずは結論!

まずは、結論をお伝えします。

趣味から仕事まで一日中使える快適性や機能性を重視するなら「AirPods Pro(第2世代)」高音質・高性能を重視するなら「SONY WF-1000XM4」を選択すれば後悔する可能性が低くなると思います。

主要な項目をピックアップして比較しています。

項目AirPods Pro2SONY WF-1000XM4
参考価格
(2023/2月現在)
39,800円38,500円
ノイズキャンセリング機能より強力強力
外音取込機能より優秀優秀
マイク性能より優秀優秀
バッテリー性能イヤホン単体:6時間
充電ケース込:30時間
イヤホン単体:12時間
充電ケース込:36時間
充電ケースサイズかなりコンパクト
6.1×2.2×4.5(cm)
標準的なサイズ
7.8×2.8×5.3(cm)
重量トップクラスの軽さ
イヤホン単体:5.3g
充電ケース込:51g
前作よりも軽量化
イヤホン単体:7.3g
充電ケース込:77g
充電方式有線/ワイヤレス充電有線/ワイヤレス充電
伝送方式どちらでも片耳使用可能
左右同時
どちらでも片耳使用可能
左右同時
AirPods Pro(第2世代)とSONY WF-1000XM4の比較表

各項目の具体的な比較は、本文で解説していきます。また、それぞれ独自の機能も搭載しておりますので、そちらも合わせてご紹介させていただきます。

機能を比較

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の販売価格は3万円を超えており、どちらも高級イヤホンの部類に入ります。

その為、機能・音質・使い勝手など一定のレベルをクリアした完全ワイヤレスイヤホンです。

どちらのイヤホンを選択しても大きく後悔するような欠点はありませんが、使い方や好みに合ったイヤホンを選んで頂けるように、各機能を詳しく比較していきます。

音質

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の音質には違いがあります。

「AirPods Pro(第2世代)」はフラットでナチュラルな音の傾向で、中高音域がクリアで解像感のある音質です。低音はやや弱めなものの、ジャンルを問わず音楽を楽しめる音質です。

「SONY WF-1000XM4」もフラットな音の傾向ですが、SONYらしいサウンドは健在で、高解像度かつクリアな音質はバランスの良い仕上がりになっています。

Android端末でLDAC接続できれば、さらに高音質な音源を楽しめます。

iPhoneでもハイレゾ音源相当の音質で音楽を楽しめるDSEE機能が搭載されている点も見逃せません。

他のSONY製品と比較すると低音がやや強調されています。

音の傾向については、過去の記事で触れていますので気になる方はチェックしてみてください。

ノイズキャンセリング機能

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」のノイズキャンセリング機能は、どちらも現在発売されているワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスの性能を誇っています。

2種類のノイズキャンセリング

イヤホンには2種類のノイズキャンセリング機能があります。この2つを組み合わせることによって強力な遮音性を実現しています。

パッシブノイズキャンセリングは、耳栓のように物理的に耳穴を防ぐことで周囲の音を遮断します。

アクティブノイズキャンセリングは、雑音と逆の波形の音を作り出すことにより相殺、耳に届く前に雑音を消し去ります。

「AirPods Pro(第2世代)」は、主にアクティブノイズキャンセリングの機能を使って周囲の雑音を軽減しています。

軽減してくれる音域としては、環境音に多い低音域から中音域の雑音をきれいに除去してくれますが、高音で大きな音は軽減しきれない時もあります。

「SONY WF-1000XM4」は、主にパッシブノイズキャンセリングの機能を使って周囲の音を軽減してくれます。

音域に関係なく周囲の音を軽減してくれるので、すべての音が小さくなるような感覚です。

どちらのイヤホンも、電車やバス内で使用すると周囲の音をほとんど軽減してくれるので、だれにも邪魔されず自分の世界で音楽やゲームを楽しむことができます。

遮音性にも優れているため、人が密集している状況でも音漏れも気にする必要はありません。※音量を最大付近にすると環境によっては周囲に聞こえる可能性はあります

音楽を流さず静かな環境を作るデジタル耳栓としての使い方もあります

「AirPods Pro(第2世代)」のノイズキャンセリング機能を、さらに引き上げる方法として、イヤーピースの交換があります。過去の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

外音取込機能

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の外音取込機能は、どちらも優秀なので長時間イヤホンを装着することができます。

「AirPods Pro(第2世代)」は、自分の耳のような感覚で周囲の音を聞くことができ、イヤホンを着けているのを忘れるきるほど自然な着け心地です。

また、自分の声も違和感なく聞こえるので、イヤホンをしたままストレスなく会話をすることができます。

筆者はたくさんイヤホンを視聴していますが、外音取込機能は「AirPods Pro(第2世代)」が一番優れていると思います。

イヤホンをしていることを忘れてシャワーを浴びて水没させてしまったお客様を接客したことがありました。

「SONY WF-1000XM4」も十分優秀な外音取込機能を搭載しています。

ノイズキャンセリング機能を使っている時に、声を発すると自動で外音取込モードに切り替わるスピーク・トゥ・チャット機能も搭載されています。

急に話しかけられた時の対応や、イヤホンを操作できない場面でもスマートにモードを切り替えられます。

耳栓をしている感覚に近いので、自分が話すこえが少しこもって聞こえます

通話品質

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の通話品質はどちらも優秀な機能を搭載しています。

「AirPods Pro(第2世代)」は、優秀なマイクを搭載しており、通話時に周囲のノイズを抑えてくれるので、通話相手にはクリアな音声を届けられます。

「SONY WF-1000XM4」は、高性能な4つのマイクとAI学習アルゴリズムにより環境音を抑え、通話相手にクリアな音声を届けてくれます

どちらもワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスの通話品質だと思いますが、個人的には、「AirPods Pro(第2世代)」の方が自然な音声だと感じました。

使い勝手を比較

イヤホンは日常使いすることの多いアイテムなので、些細な事でも使用する度に気になるとストレスのもとになります。

普段接客をしていてお客様によく質問されることや、筆者が実際に使って感じたことなど、思いつく限り細かく解説していきます。

ちなみに、「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」は、iPhone・Androidのどちらのスマートフォンであっても使用することができます。

装着感

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の装着感には違いが見られました。

「AirPods Pro(第2世代)」は、本体が軽くシンプルな形状なのにしっかりと耳にフィットしてくれます。

「SONY WF-1000XM4」は、残念ながら耳の小さい筆者にはフィットしませんでした。もちろん装着することはできますが、高いフィット感を感じることはできませんでした。

筆者が接客してきた経験で言うと、7割程度のお客様は問題なく使用が出来ていますので、気になる方は店頭で視聴してみてください。

ちなみに、Comply製のイヤーピースを使用するとフィット感を高めることができるので、現在装着感に悩んでいる方は試してみる価値はあると思います。

操作性

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」はタッチ感度も良好で、操作内容はすぐに覚えられます。

「AirPods Pro(第2世代)」の操作は、スティック部分を摘まむように押し込むと反応する感圧式センサーを搭載しています。

音量調整機能は今回のモデルから搭載されたので、スマホを取り出すことなく音量を調整できます。

「SONY WF-1000XM4」の操作は、タッチセンサーを搭載しているので、タップすることで操作ができます。感度が良好なので、何気ない仕草で思わぬ操作をしてしまうこともあります。

AirPods Pro(第2世代)の操作エリア
SONY WF-1000XM4の操作エリア

操作AirPods Pro 2SONY WF-1000XM4
再生/一時停止1回クリック1回タップ
音量調整上下にスワイプ音量を上げる:1回タップ
音量を下げる:長押し
次の曲へ2回クリック2回タップ
前の曲へ3回クリック3回タップ
モードの切替長押し1回タップ
SONY WF-1000XM4とAirPods Pro(第2世代)の操作一覧

SONY WF-1000XM4は、以下の4つにカテゴリー化された操作を左右のイヤホンに割振れます。

1.外音コントロール(モードの切替・クイックアテンション)

2.再生コントロール(再生/一時停止・次の曲へ・前の曲へ・音声アシスタント起動)

3.音声コントロール(音量を上げる・音量を下げる)

4.割り当てなし

SONY WF-1000XM4の操作性について、人によっては割振りたい操作ができないこともあるかも

充電ケース・バッテリー性能

「AirPods Pro(第2世代)」の充電ケースはかなりコンパクトな設計で、ズボンや上着のポケットにすんなり入り、女性の小さなカバンでも邪魔になりことはありません。

また、紛失した時に探す機能が搭載されており、アプリから位置を特定するかスピーカーから音を発して探すこともできます。

「SONY WF-1000XM4」の充電ケースは、ワイヤレスイヤホンの中では標準的なサイズ感です。ズボンのポケットにも入り、カバンにも入れることができ気軽に持ち運べます。

どちらのイヤホンも有線とワイヤレス充電に対応しております。「AirPods Pro(第2世代)」については、MagSafe充電器で充電することも可能です。

製品名AirPods Pro(第2世代)SONY WF-1000XM4
本体

イヤホン重量片耳:5.3g片耳:7.3g
ケース重量51g77g
ケースサイズ6.1×2.2×4.5(cm)7.8×2.8×5.3(cm)
連続再生時間イヤホン単体:6時間
充電ケース込:30時間
イヤホン単体:12時間
充電ケース込:36時間
充電時間約4時間
急速充電:5分の充電で最大1時間
約1.5時間
急速充電:5分の充電で最大1時間
カラーホワイトブラック・プラチナシルバー

デバイスの切替

Apple製品を複数使われているのであれば、「AirPods Pro(第2世代)」は自動でデバイスを切り替えてくれる機能があります。

例えば、イヤホンを使ってiPadで動画を見ている時に、iPhoneの着信に応答すると自動で接続が切替わりますので、そのまま通話をすることができます。

「SONY WF-1000XM4」は複数のデバイスに接続するマルチポイント機能を搭載していないので、接続を切替える時はデバイス側から手動で行う必要があります。

「SONY WF-1000XM4」は今後アップデートで、マルチポイントに対応する予定と発表しています。

遅延について

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の接続については違いが見られました。

「AirPods Pro(第2世代)」は、遅延が少ないことで定評があり、動画やゲームをしても遅延を体感できないほどです。

「SONY WF-1000XM4」は、接続する方法によって変わってきます。

接続優先モードであれば動画やゲームをしてもさほど気になる遅延はありません。

音質優先モードで接続すると、通信するデータ量が増えるため遅延が発生しやすくなります。動画やゲームは接続優先モードを使いましょう。

「SONY WF-1000XM4」は使用用途に合わせて、接続方法を変えれば快適に使えます。

その他の機能

空間オーディオ

空間オーディオはApple独自の機能で、360°音に包まれているような立体的な音声を楽しむことができます。

臨場感が感じられるため、家や移動中でもライブ会場や映画館にいるかのような感覚を味わうことができます。

さまざまなコンテンツに対応しているので、気軽に立体的な音声を楽しむことができます。

アプリによるカスタマイズ性

「AirPods Pro(第2世代)」はイコライザー機能を搭載しているものの、調整できる項目はけして豊富ではありません。

「SONY WF-1000XM4」に関しては専用のアプリ「HeadPhones Connect」があるので、細かく音質を調整することができます。

また、他にも豊富に機能がありますが、不要な機能はオフにすることができ、自分に合った設定に調整できます。

イヤホンを探す機能

「AirPods Pro(第2世代)」には、充電ケースに探す機能(Air Tag)が搭載されているので、位置情報の取得が詳細で探しやすくなっています。

「SONY WF-1000XM4」は、Android端末で専用のGoogleアプリ「デバイスを探す」を使うことで、最後に接続をした場所を地図に表示させることができます。

まとめ

「AirPods Pro(第2世代)」と「SONY WF-1000XM4」の性能と使い勝手を比較解説させて頂きました。

冒頭でも申し上げましたが、趣味から仕事まで一日中使える快適性や機能性を重視するなら「AirPods Pro(第2世代)」高音質・高性能を重視するなら「SONY WF-1000XM4」を選択すれば後悔する可能性が低くなると思います。

それぞれのイヤホンをレビューしている記事もありますので、気になる方はチェックしてみてください。