【中華製】ワイヤレスイヤホンに危険性はある?

安いワイヤレスイヤホンを見つけたけど、これって安心して使える?

Amazonなどでよく見かける無名ブランドの中華製イヤホンは、有名メーカーと比較すると半額以下で販売されていることもあります。

安い中華製イヤホンには、壊れやすさや使いにくさ以外にも危険性が潜んでいます。

この記事では、中華製イヤホンの危険性とその理由について解説しております。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

中華製のワイヤレスイヤホンの危険性とは?

ほとんどのワイヤレスイヤホンには、リチウムイオンバッテリーが搭載されています。

このバッテリーは、スマートフォンやモバイルバッテリーにも使われており、軽くてコンパクトな性質があるので、重宝されています。

一言でリチウムイオンバッテリーと言っても品質はまちまちです。

信用性の低いバッテリーを搭載した製品を使い続けることで、発火する可能性もあります。

ワイヤレスイヤホンは、耳に装着するものなので、値段だけで判断するのではなく慎重に選択する必要があります。

たしかに、モバイルバッテリーが発火するニュースを見かけたことがある

法律に触れる可能性がある

中華製ワイヤレスイヤホンの中には「技適マーク」が付いていないものがある。

電波を発信する機器は「無線機」という扱いになり、他の無線機や電子機器に想定外の影響を与えてしまうことから、ルールが定められています。

ワイヤレスイヤホンはスマートフォンなどと通信をする際には電波を使う機器となるため、「技適マーク」の付いていないBluetooth機器の使用は電波法違反になる恐れがあります。

ぶっちゃけ「技適マーク」の付いていないイヤホンを使っていたとしてもバレることは少ないですが、決して安心して使えるものではないと思います。

総務省の電波利用ホームページの技適マークのQ&Aでも使用に対する注意が促されています。

とにかく安いイヤホンがほしいなら、大手家電量販店に並んでいる製品を購入する方がマシ

使える期間や使い勝手に不安が残る

筆者は接客中に、中華製イヤホンをお使いのお客様の意見をたくさん聞いてきました。

その中でも多いのは、Bluetooth接続が安定しないことです。

  • 音楽がプツプツと途切れる
  • ポケットに入れるだけで接続が切れる
  • 片耳だけが聞こえない時がある
  • スマートフォンとの接続がスムーズに行えない

上記の現象は、どのBluetooth機器でも起こり得るのですが、頻度が高く日常使いにストレスを感じるレベルだと聞いています。

さらに、バッテリーの寿命が短く、購入から半年以内に買い替えに来られたお客様もいらっしゃいました。

何度も購入することで、結局高くなってしまう可能性がある

ちゃんと使える安いワイヤレスイヤホンはある?

今まで300種類以上のワイヤレスイヤホンを使ってきた筆者が、おすすめする安いワイヤレスイヤホンの特徴はこんな感じです。

コスパの高いイヤホンの傾向
  • 無名ブランドではない
  • 1年以上の保証が付いている
  • 5,000円以上で販売されている
  • 音響メーカーの製品
  • 発売が2021年以降のモデル
  • イヤホン単体で6時間以上使えるバッテリー性能

1万円以内でも性能の高いイヤホンは多い

1万円以下で買えるコスパの高いイヤホン3選

筆者がおすすめするコスパの高いワイヤレスイヤホンを3つご紹介します。

EarFun Air Pro 3

1万円以下でこれだけの機能を搭載したモデルは珍しく、初めてのイヤホンや予備のイヤホンとしておすすめできるモデルとなります。

音質 6点ノイキャン 7点
価格8,990円通話性能 7点
再生時間最大9時間ケース込再生時間最大45時間
重量約52gコーデックSBC,AAC,aptX Adaptive
防水等級IPX5アプリ対応
Bluetooth5.2自動装着検出×
良い点
  • 低音重視のパワフルサウンド
  • 1万円以下とは思えないノイズキャンセリング性能
  • デバイスの切替がとてもスムーズ
  • 最大45時間のロングバッテリー
残念な点
  • イヤホンの着脱センサー未搭載

2022年12月に発売されたEarFunの最新イヤホンとなります。実用的な機能をたくさん搭載しており同価格帯ではトップのイヤホンです。

ノイズキャンセリング性能:高音の効きはやや甘めになるものの、低音から中音の雑音に関してはしっかりと効果を感じられる程の性能です。

音質:低音重視のパワフルサウンドで、相性の良い楽曲はポップスやロックなどが上げられます。

音場が狭いので、ライブハウスで聞いているかのような臨場感があり、ノリのいい曲を楽しんで聞くことができます。

使い勝手:イヤーピースが4種類も同梱されているので、サイズの調整が細かく行えます。

専用アプリも用意されており、音質調整・モードの切替・低遅延モードなどがあり、あなた好みにカスタマイズすることができます。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro

デザイン性が高く高級感のある見た目と、ハイレゾ相当の音源を再生できる性能を搭載したイヤホンです。

音質 7点ノイキャン 6点
価格8,480円通話性能 6点
再生時間最大8時間ケース込再生時間最大52時間
重量約48gコーデックSBC,AAC,aptX,aptX Adaptive
防水等級IPX4アプリ対応
Bluetooth5.3自動装着検出×
良い点
  • 高音質のコーデックに対応
  • 専用アプリを搭載している
  • 優秀なノイズキャンセリング機能
  • クリアで聞きやすいサウンド
残念な点
  • マルチポイント非搭載
  • ワイヤレス充電不可

2022年12月に発売されたイヤホンです。

マルチポイントやワイヤレス充電には対応していませんが、音質やノイキャン性能に特化したイヤホンが欲しい方におすすめできるモデルです。

ノイズキャンセリング性能:装着すると周囲のノイズが軽減されていることがしっかりと体感できます。

SOUNDPEATS史上最高のノイズキャンセリング機能となっており、電車やバスなど騒音が激しい場所でも使用することができます。

音質:同価格帯のイヤホンの中ではトップクラスの音質で、どの音域もバランスよく調整されています。

使い勝手:イヤーピースはS/M/Lの3種類が入っており、耳穴のサイズに合わせて調整することができます。

また、フィット感の高い楕円形になっているので、装着感がよくズレにくい仕様になっています。

Soundcore Liberty Air 2 Pro

このイヤホンはコスパに優れており長期間売れ続けています。なんと、Amazonでは人気の高い「AirPods Pro」の約3倍のレビュー件数を獲得しています。

音質 6点ノイキャン 6点
価格7,680円通話性能 6点
再生時間最大7時間ケース込再生時間最大26時間
重量約62gコーデックSBC,AAC
防水等級IPX4アプリ対応
Bluetooth5.0自動装着検出×
良い点
  • ノイキャンを搭載してるので、気になる雑音を軽減してくれる
  • 周囲の音を取り込めて、ながら聞きも可能
  • 専用アプリで好みの音質に調整可能
  • ワイヤレス充電にも対応しており、使い勝手も良好
残念な点
  • 着脱センサー未搭載
  • マルチポイント未搭載

2021年1月に発売されたイヤホンです。ワイヤレスイヤホンに求められる機能を一通り搭載していることと、手に取りやすい価格が相まって選ばれ続けています。

ノイズキャンセリング性能:アプリから3つのモード(交通機関・屋内・屋外)から選択でき、交通機関モードがもっとも強力にノイズを軽減してくれます。

上位モデルの性能には劣りますが、同価格帯のイヤホンと比べると十分な性能を搭載しています。

音質:低音重視のAnkerらしいパワフルなサウンドです。テンションが上がる音質なので、ロックやダンス系やEDMなどの楽曲と相性が良さそうです。

使い勝手:この価格帯では珍しく、充電ケースがワイヤレス充電にも対応しています。

また、装着しても耳穴への圧迫感が少ないので、長時間の使用でも疲れにくいように感じました。

筆者が考える【2023年】最強ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンのランキングを過去の記事で後悔していますので、是非チェックしてみてください。

まとめ

この記事では、中華製イヤホンの危険性とその理由について解説しました。

イヤホンは日常的に使うアイテムなので、音楽や動画をストレスなく楽しむためにも少しイヤホン選びにこだわってみてください。

もし、イヤホンの選び方が分からない方は、こちらの過去の記事を参考にしてみてください。