【比較】Soundcore Liberty 4 と Liberty 3 Proの違いは? Ankerの最新ワイヤレスイヤホンの機能と性能を徹底比較!

Ankerから発売されているSoundcore Liberty 4」と「Soundcore Liberty 3 Pro」のイヤホンって何が違うのでしょうか?

「どちらが自分に合っているのか分からない」、「それぞれのイヤホンの特長をさくっと知りたい」そんなお悩みはありませんか?

この記事では、「Soundcore Liberty 4」と「Soundcore Liberty 3 Pro」の音質・性能・装着感・使い勝手など、様々な角度から比較して解説しております。

イヤホンを疑似的に体験できるバーチャル試聴や、ノイキャン性能を体感できる音声も収録しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説

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まずは結論!

筆者がどちらか一方を購入するなら、「Soundcore Liberty 3 Pro」を選びます。

理由としては、「Soundcore Liberty 3 Pro」の方が音質が良く、筆者の耳にしっかりとフィットしたからです。

また、発売当初は2万円近くで販売していましたが、2023年に入って価格が安くなったことも選択した要因の一つです。

とはいえ、「Soundcore Liberty 4」の方が優れている性能や、最新の「AirPods Pro 2」にも搭載されていないヘルスモニタリング機能を搭載していたりします。

両者を比較する上で、重要な項目を表にまとめています。

項目Liberty 4Liberty 3 Pro
発売日2022/10/272021/11/4
参考価格
(2023/5月時点)
14,990円17,800円
連続再生時間最大9時間
(ケース併用で28時間)
最大8時間
(ケース併用で32時間)
ドライバーA.C.A.A 3.0A.C.A.A 2.0
音質十分音楽が楽しめる音質重低音の厚みや解像感が高い
重量5.8g
55g(充電ケース含む)
7.0g
58g(充電ケース含む)
フィット感軽い装着感より外れにくい
風切り音非対応対応
Bluetoothver 5.3ver 5.2
イヤホン形状スティック型スタンダード型
防水×IPX4
ヘルスモニタリング対応非対応
Soundcore Liberty 4とSoundcore Liberty 3 Proの比較表



製品の外観と使用感を比較

デザインや仕様に大きな違いがある

「Soundcore Liberty 4」の充電ケースは正方形に近い形状で、「Soundcore Liberty 3 Pro」はやや横長になっています。

どちらの充電ケースもワイヤレス・有線充電に対応していて、表面の質感はさらっとしているので指紋が目立ちにくい仕様です。

イヤホン本体ですが、「Soundcore Liberty 4」は持ち手のあるスティック型「Soundcore Liberty 3 Pro」は丸みを帯びたスタンダード型です。

スティック型は持ちやすいので着脱時にイヤホンを落としずらく、マイクと口の距離が短くなるため通話品質が高い物が多い傾向にあります。

スタンダード型は耳に収まるためフィット感が高い物が多く、音質にこだわっているモデルが多い傾向にあります。

「Soundcore Liberty 4」は、充電ケースのサイズがW5.9×H2.9×D5.7cm、イヤホンの片耳の重さが約5.8gです。

ワイヤレスイヤホンとしては、小型の充電ケースになっているので持ち運びの際にも邪魔になりにくいサイズ感で、イヤホン本体も軽量設計になっています。

イヤーチップは2層構造の「CloudComfort イヤーチップ」を採用しており、やわらかく自然な装着感を得られます。

「Soundcore Liberty 3 Pro」は、充電ケースのサイズがW7.1×H2.8×D5.5cm、イヤホンの片耳の重さが約7.0gです。

ワイヤレスイヤホンとしては、標準的な充電ケースのサイズとなっておりますが、厚みが抑えられているので、邪魔に感じることも少ないと思います。

イヤホン本体の重さに関しても、平均的な重さの範囲内ですので、装着していて重く感じることはありませんでした。

また、ラバー素材のイヤーウイングが耳に引っ掛かってくれるので、安定した装着感を得られます。

項目Liberty 4Liberty 3 Pro
充電ケースサイズW5.9×H2.9×D5.7cmW7.1×H2.8×D5.5cm
重量(ケース含む)約55g約58g
イヤホン本体の重量(片耳)約5.8g約7.0g
イヤホン形状スティック型スタンダード型
Soundcore Liberty 4とSoundcore Liberty 3 Proのサイズ・重量の違い

装着感・操作性は好みが分かれる

「Soundcore Liberty 4」のイヤーピースは独自開発された「CloudComfort イヤーチップ」で、柔らかく楕円形をしているので、軽い着け心地でもしっかりとフィットしてくれます。

スティック型のイヤホンは、話したり食事をするなど口を動かした際にズレやすいものが多い中、「Soundcore Liberty 4」はしっかりとフィットしてくれています。

イヤホンの操作性に関しては、感圧式のセンサーが取っ手部分に搭載されているので、写真のように摘まむことで操作ができます。

クリックするたびに、音が鳴ってくれるので操作した回数も把握しやすくなっています。

「Soundcore Liberty 3 Pro」は、イヤーウイング(赤色部分)が耳に引っ掛かってくれるので、ズレにくい仕様になっています。

今までイヤホンの装着感がしっくり来なかった方でも、「Soundcore Liberty 3 Pro」なら安定した装着感を得られる可能性が高いです。

4種類のイヤーチップ・イヤーウイングが同梱されているので、耳の小さな方でも調節が可能

イヤホンの操作性に関しては、側面にタッチセンサーが搭載されているので、タップすることで操作が行えます。

こちらのイヤホンもタッチするたびに「ポッ!」と音で教えてくれるので、回数が把握しやすいです。

主な操作一覧

どちらのイヤホンもシンプルな機能なので、すぐに操作に慣れることができます。

アプリを使えば、操作の割振りもできるので自分の使いやすいようにカスタマイズも可能です。

操作Liberty 4Liberty 3 Pro
再生/一時停止左右どちらか1回クリック左右どちらか1回クリック
曲送り右を3回クリック右を2回タップ
曲戻し左を3回クリック左を2回タップ
モード切り替え左右どちらか2回クリック左右どちらか2秒長押し

カラーバリエーションはともに4色展開

Soundcore Liberty 4のカラーバリエーション

ミッドナイトブラック・クラウドホワイト・ワインレッド・スカイブルーの4色展開です。

Soundcore Liberty 3 Proのカラーバリエーション

ミッドナイトブラック・クラウドホワイト・アイスブルー・ライトパープルの4色展開となります。

防水防塵性能

「Soundcore Liberty 4」には防水性能が搭載されていませんが、「Soundcore Liberty 3 Pro」にはIPX4相当の防水性能が搭載されています。

IPX4の防水性能

IPX4相当の製品は、一定量の水が直接噴射された場合でも、内部に水が侵入しないように設計されています。

ただし、水の圧力や角度、噴射時間などによっては、内部に水が侵入する可能性がありますので、完全な防水性を保証するものではありません。

Soundcore Liberty 4・Liberty 3 Proの音質比較

「Soundcore Liberty 4」の音質は、低音はやや大人しめながらも、Liberty 3 Proよりも中高音域の伸びが良く、特にボーカルラインである中高音がクリアに聞こえました。

このイヤホンと相性の良い楽曲は、ポップス・アニソンなどボーカルをメインで聞きたい方にぴったりの音質です。

「Soundcore Liberty 3 Pro」の音質は、Liberty 4より低音域の深さとキレが感じられ、解像感も高いので楽器ごとの音もしっかり聞き分けることができます。

高音の伸びも気持ちよく聞こえるだけでなく、ささりが少ないので聞き疲れしにくい音質になっています。

このイヤホンと相性の良い楽曲は、ロックやダンスミュージックなどノリの良い音楽にぴったりなイヤホンです。

初期の設定でも迫力ある音質を楽しめるので、アプリを使った音質調整が面倒な方にもおすすめ

バーチャル試聴で音の傾向を確認

実際のイヤホンで音楽を流して収録を行いましたので、音の傾向が気になる方はチェックして見てください。※イヤホンでの視聴をおすすめします

Liberty 4Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 4とSoundcore Liberty 3 Proの音質の違い

音の傾向を客観的に分析

イヤホンの性能を客観的に見るために音のスペクトル解析も行いました。

筆者がイヤホンの性能チェックに使っているEric Claptonの「Change the world」で解析を行った結果が以下のようになります。

Liberty 4Liberty 3 Pro
縦軸に音量(dB)・横軸を音域(Hz)にしたスペクトル解析
使用楽曲:Eric Claptonの「Change the world」

2つのグラフ(薄い紫がLiberty 4)を重ねると赤丸部分(1000-2000Hz)に違いが見られ、このあたりが音の傾向として感じられる部分だと思います。

濃い紫色の「Liberty 3 Pro」は中高音域の一部がやや抑えられているので、その分低音域がしっかりと聞こえます

薄い紫色の「Liberty 4」は全体的にバランスよく音が出ているので、フラットに聞こえる傾向があります。

幅広いコーデックに対応

どちらのイヤホンもSBC・AAC・LDACと幅広いコーデックに対応しています。

LDAC対応しているデバイスと接続すれば、ハイレゾ相当の高音質で音楽を楽しむことができます。

コーデックについて詳しく知りたい方は、過去の記事をチェックしてみてください。

Soundcore Liberty 4・Liberty 3 Proのノイズキャンセリング性能比較

同じ処理能力ですが、ノイズキャンセリングの機能は「Soundcore Liberty 4」の方が優秀です。

そもそも、ノイズキャンセリングにはアクティブとパッシブの2種類が存在しています。

両方の効果が合わさって周囲のノイズを軽減してくれます。

ノイキャンの種類
  • アクティブノイズキャンセリング:デジタル信号処理によって音を打消す技術
  • パッシブノイズキャンセリング:物理的に音を遮断する耳栓のような効果

電車の騒音で性能を比較

電車内の騒音を流して、ノイズキャンセリング性能テストを行ったのですが、「ノイズキャンセリング中」の波形が明らかに「Soundcore Liberty 4」の方が小さくなっています。

※音声は外音取込→ノイキャン→外音取込の順で録音しています。同じ音量で収録していますが、比較すると「Soundcore Liberty 4」は周囲の音の取り込み量は少なめです。

両者は「アクティブノイズキャンセリング2.0」を搭載しており、ノイズを軽減する処理能力に違いはないはずです。

そうすると、結果を見る限り物理的な音を遮断するパッシブノイズキャンセリング(イヤーチップ)に違いがあることになります。

「Soundcore Liberty 4」のイヤーチップは、耳穴にフィットするように楕円形に設計されており、肉厚な素材も相まって遮音性を高めているのではないでしょうか。

ノイズキャンセリング性能を体感

騒音が大きいとされる電車内でイヤホンを使用した場合の、ノイズ軽減テストを行いました。

下記動画内では、はじめから電車の音が聞こえますので、イヤホンをして体感してみてください。

Liberty 4Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 4とSoundcore Liberty 3 Proのノイズキャンセリング性能の違い

その他の違い

専用アプリが充実

アプリを立ち上げた時の画面には、頻繁に使用するであろう機能が配置されています。

どちらも感覚的に使うことができ、特に不満を感じることはありませんでしたが、3Dオーディオ機能の違いについては気になりました。

「Soundcore Liberty 4」の3Dオーディオ機能の方が優れており、音声がより立体的に聞こえるので、ライブ会場や映画館にいるかのような臨場感を味わうことができます。

通話をマイクを搭載

「Soundcore Liberty 4」と「Soundcore Liberty 3 Pro」には優秀なマイクが搭載されております。

静かな環境での通話はもちろん、周囲が騒がしい環境でも雑音を軽減する機能を搭載しているので、場所を選ばず通話相手にクリアな音声を届けることができます。

最長8時間まで使用することができるので、WEB会議・テレワーク・講義などでも一日中バッテリーを気にせず使うことができます

通話性能のテスト

カフェ店内の環境音のなか、通話した音声を収録しておりますので、通話性能が気になる方はチェックしてみてください。

Liberty 4Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 4とSoundcore Liberty 3 Proの通話性能の違い

スペック表

項目Liberty 4Liberty 3 Pro
発売日2022/10/272021/11/4
参考価格
(2023/4月現在)
14,990円17,800円
連続再生時間最大9時間(ケースと併用で28時間)最大8時間(ケースと併用で32時間)
充電方式USB Type-C / ワイヤレス充電
駆動方式ダイナミック型ハイブリット型
クイック充電15分で最大3時間の再生
装着検出機能あり
重量5.8g
55g(充電ケース含む)
7.0g
58g(充電ケース含む)
Bluetoothver 5.3ver 5.2
イヤホン形状スティック型スタンダード型
マルチポイント搭載
カラー4色4色
風切り音非対応対応
独自の機能ヘルスモニタリング防水性能
操作方法感圧式センサータッチセンサー
Liberty 4とLiberty 3 Proの比較表

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まとめ

「Soundcore Liberty 4」と「Soundcore Liberty 3 Pro」の性能と使い勝手を比較解説させて頂きました。

冒頭でもお伝えしたように、筆者が今どちらかのイヤホンを購入するとなれば、音質と装着感から「Soundcore Liberty 3 Pro」を選択します。

とはいえ、どちらのイヤホンも優れた性能・音質を搭載しているので、購入して後悔するようなイヤホンではないことは確かです。

あなたの使い方や好みの音楽に合わせて最適なイヤホンを選んでみてください。

それぞれのスピーカーを個別でレビューしておりますので、気になる方はチェックしてみてください。




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