Amazonから発売された「Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代」、音響メーカーではないAmazonが手掛けたイヤホンの音質・性能はどうなのでしょうか?
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代」の解説しています。
アマゾンの製品は価格の変動が大きいので、どのタイミングでいくらで購入すればお得なのか?そのあたりもご紹介します。
- ノイズキャンセリングが搭載されている
- 装着感を高めるためのウイングチップが付属されている
- ハンズフリーでAlexaを呼出せて便利
- マイク性能が高く、WEB会議や通話でもクリアな音声を伝えられる
- 外音取込モードの時にホワイトノイズが気になる
- 連続再生時間が約5時間とやや短め
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Amazon Echo Buds 2のレビュー
筆者が執筆している時点(2023/5/13)でのAmazon販売価格は、12,980円となっています。ワイヤレス充電ケース仕様にすると14,980円です。
過去の価格も調べましたが、上記の価格が通常時の値段になっており、セールなどで8,480円~9,980円に値引きされることもあるようです。※ワイヤレス充電ケース仕様も含む
通常時の価格 | 割引時の価格 | |
---|---|---|
Echo Buds 2 (Type-C充電) | 12,980円 | 8,480円~9,980円 |
Echo Buds 2 (ワイヤレス充電仕様) | 14,980円 | 8,480円~9,980円 |
イヤホンの性能的にも通常時の値段で購入するのは割高感がありますので、1万円以下になっているタイミングでの購入がおすすめです。

ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンは1万円を超えるものが多いので、安くなっている時に購入できればかなりお得です。
Echo Buds 2の外観と使い方
手のひらに収まるほどコンパクト

充電ケースのサイズは、横幅6.7cm x 奥行2.9cm x 高さ3.9cmとなっています。イヤホン込みの充電ケース(ワイヤレス仕様)の重量はわずか約59gと軽量設計です。

小さくて軽いので持ち運びが非常に楽です

軽くて小さいワイヤレスイヤホンの代表格である「AirPods Pro 2」と比較しても遜色のないサイズ感です。
「Echo Buds 2」の充電ケースはサラサラとした質感で、底面にはアマゾンのロゴがさりげなく配置されています。

指紋が付きにくい仕様がうれしい

イヤホン本体の見た目は、丸みを帯びておりかわいらしいデザインに仕上がっています。
重さは約5.7g(片耳)と軽く、サイズはワイヤレスイヤホンの平均的な大きさとなります。

平均が5~8gになっているので、長く装着しても疲れにくい

イヤホン本体にウイングチップ(青丸部分)が取付けられるようになっており、装着することでフィット感を高めることができます。
パッケージから出した時は、写真の左側の状態になっており、そのまま使うことも可能です。

耳に装着した時に、ウイングチップ(赤色部分)が引っかかってくれるので、安定した装着感が得られます。
今までイヤホンの装着感に悩んできた方も、このイヤホンであればズレることなく使用することができるかもしれません。

筆者はイヤホンの装着感に長年悩んでいましたが、このイヤホンは外れることはありませんでした
イヤホンをタッチすることで操作が可能

イヤホン側面にタッチセンサーが配置されているので、指でタップすることで操作をすることが可能です。
操作の度にスマートフォンを取出さなくても良いので、結構便利な機能です。
Alexaを通じての音声コントロールに加えて、曲の再生停止・曲送り・曲戻し・モードの切替など基本的な操作はイヤホンから行えます。
また、アプリを使って左右のイヤホンのボタンの振り分けもできますので、音量の調整や通話時のマイクのオン・オフの設定も行えます。

ワイヤレスイヤホンを初めて使う人は気にならないと思いますが、今まで反応速度の速いイヤホンを使っていたら遅いと感じるかもしれません
- 再生停止:左右どちらかを1回タップ
- 曲送り:左右どちらかを2回タップ
- 曲戻し:左右どちらかを3回タップ
- モードの切替:左右どちらかを長押し
カラーバリエーション

カラーバリエーションは、ブラックとグレーシャーホワイトの2色展開となっています。
ほこりやヨゴレを気にされる方は、ブラックがおすすめです。
音質について

音の傾向としてはフラット、各音域がバランスよく出ており、アプリで調整を加えやすい音質です。
「Amazon Alexa」アプリを使えば、低音・中音・高音の音域を調整できるので、好みの音質で好きな曲を聞くことができます。
音響メーカーの上位モデルのような解像感はないものの、1万円以下のイヤホンであれば十分な音質だと感じました。
ノイズキャンセリング性能

このイヤホンには、ノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲の騒音を軽減して静かな環境で音楽を楽しめます。
ノイズキャンセリングモードをオンにすると、周囲の音が小さくなることをしっかりと体感することができます。

ノイキャン特有の耳が詰まる感じもほとんど感じない
外音取込機能
周囲の音を取り込む外音取込機能が搭載されており、周囲の状況や車内のアナウンスを聞きたい時に使えます。
しかし、人と会話できる程クリアに取り込むことはできないので、ちょっとした場面での使用がメインになると思います。

外音取込モードの時のホワイトノイズが気になりました
使用感・使い勝手
通話性能

このイヤホンには片側に3つ(側面に2つと内側に1つ)もマイクが搭載されており、ビームフォーミングマイクにより、周囲の雑音を軽減する効果があります。
周りの音が少し気になる場面でも、相手にクリアな音声を届けることが可能です。

1時間のWEB会議でも使用しましたが、途切れることもなく、しっかりとこちらの声が届いていました
バッテリー性能
ノイズキャンセリングをONにすると、最長5時間の本体バッテリーとケース充電を合わせると最長15時間使えます。
ノイズキャンセリングをOFFにすると、最長6.5時間の本体バッテリーとケース充電を合わせると最長19.5時間使用できます。
15分の充電で最大2時間再生できるクイック充電に対応しているので、バッテリーが無くてもわずかな時間で充電ができます。

バッテリー性能はやや弱め
防水性能を搭載
IPX4相当の防水性能を搭載しており、急な雨や運動中の汗などからイヤホンを保護してくれます。
充電ケースは防水機能を搭載していないので、注意が必要です。
IPX4は、防塵性能は評価されず、水滴が垂直または斜めの方向から噴出された場合に水の侵入を防ぐことができることを示す防水性能規格の一つです。
IPX4規格に合格する製品は、小雨や水しぶきなどの軽度の水濡れ状態には耐えることができますが、完全な水没には対応できません。
安定した接続と低遅延を実現

左右同時伝送接続によって、本体の左右においてそれぞれのBluetooth信号を同時に伝送し、接続の安定性を向上させています。
そのため、動画を視聴する際に生じる映像と音声のズレが軽減されます。

動画を視聴したり、ゲームをプレイする程度であれば、遅延が気になることはありません。
ペアリング方法
デバイス(iPhoneなど)とイヤホンのペアリング方法を解説します。
充電ケースを開けて背面のボタンを長押しします
LEDのインジケーターが点滅することを確認する
接続したいデバイスのBluetooth設定から「Echo Buds 2」を選択すれば接続は完了です。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2022/2/24 |
アマゾン価格(2023/5/6時点) | 12,980円(税込) |
タイプ | カナル型 |
充電方式 | USB Type-C/ワイヤレス充電 |
ドライバーサイズ | 5.7mm |
コーデック | 非公開 |
重量 | イヤホン本体5.7g (ワイヤレス充電機能付き 約47.6g) |
連続再生時間 | 最大5時間(充電ケースと合わせて最大15時間) |
マイク | 〇 |
充電時間 | 15分充電で2時間再生の急速充電 |
マルチペアリング | 最大8台 |
カラーバリエーション | ブラック/グレーシャーホワイト |
Bluetoothバージョン | ver.5.0 |
防塵・防水性能 | IPX4(イヤホン本体のみ) |
こんな方におすすめ
今回ご紹介したAmazonの「Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代」を一言でまとめると、プライベートから仕事まで使える便利な機能を搭載したイヤホンだと感じました。
最後に、「Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- プライベートから仕事まで使えるイヤホンを探している
- 装着感がよく疲れにくいイヤホンを探している
- 手ごろな値段でそこそこ使えるイヤホンを探している
- Alexaを普段から使っており、ハンズフリーで呼び出せるイヤホンを探している
- 音楽メインで聞くためのイヤホンを探している
- 強力なノイズキャンセリング機能を搭載しているイヤホンが欲しい方
- 一日中着けていてもバッテリーが切れないイヤホンをお探しの方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説