「高音質かつコスパの高いワイヤレスイヤホンを探している」
音質に定評のあるTechnicsから、新作ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60M2」が発売されました。
機能面では、マルチポイント・高音質コーデック・ノイズキャンセリングなど充実した機能を搭載していますが、実力はどの程度なのでしょうか?
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「EAH-AZ40M2」の解説しています。
Technics「EAH-AZ40M2」の特徴は?
「EAH-AZ40M2」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 1.5万円前後のイヤホンの中ではトップクラスの音質
- コンパクトなサイズで小さい耳にもしっかりとフィット
- 3台同時に接続できるマルチポイントに対応していて便利に使える
- 高級感のある質感とデザイン
- ワイヤレス充電に対応していない
- 再生時間が少し短い
スポンサーリンク
タップできる目次
Technics「EAH-AZ40M2」の評判・口コミは?
SNSやショッピングサイトでの「EAH-AZ40M2」の評判や口コミを調査してみました。
Technics EAH-AZ40M2をレビューしましたhttps://t.co/W6Z9rbLHJd
— 猫居こうた/イヤホンレビュー (@KotaNekoi222) October 22, 2023
1万円台最高クラスの高音質
ノイキャンはイマイチですが、3台同時接続可能なマルチポイントに対応しているなど機能性は上々
装着感は上位のAZ80より良く、総合的に非常に良く出来たTWSだと思います
テクニクスのワイヤレスイヤホン「EAH-AZ40M2-N」は、価格も手頃ですね。音質と機能が充実しているイヤホンを、手軽に手に入れることができるのは嬉しいです。
— りゅうじん (@ryujin1116) October 30, 2023
EAH-AZ40M2 ローズゴールド到着。
— さがのん (@ares_saga) October 27, 2023
今メインで使ってるEAH-AZ80と比較するとかなりちっちゃ!!
さて、装着感、音、ノイズキャンセル、そして寝ホンとしての適性はどうかな? pic.twitter.com/2pA3O1OkJM
音質とフィット感の良さを評価しているコメントが多かった
Technics「EAH-AZ40M2」のレビュー
「EAH-AZ40M2」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
Technics EAH-AZ40M2の外観と使い方
「EAH-AZ40M2」のイヤホン・充電ケースの質感は光沢感があり、メタリック調に仕上がっています。
充電ケースには、細かい粒子状のラメが散りばめられており光沢がありつつも高級感のある輝きになっています。
イヤホンの重量は片耳わずか5gとなっており、充電ケースを入れても45gなので、外出時も気兼ねなく持ち運ぶことができます。
ケースの厚みが少ないので、ポケットに入れてもシルエットが崩れない
充電ケースのフタを開けると、美しいデザインのイヤホンが収納されています。
イヤホンは掴みやすいので、充電ケースから取り出しやすく、着脱時に落としにくくなっています。
イヤホンの側面にはさりげなくロゴがデザインされている
イヤホンはコンパクトかつ、人間工学に基づいた設計のため、小さい耳にもしっかりと収まってくれます。
耳の対耳輪下脚(赤丸)部分にイヤホンが引っかかることで、安定した装着感を得ることができます。
実際に装着してみたところ、フィット感が良く圧迫感も少ないので、長時間(2時間程)の装着でも疲れることはありませんでした。
イヤーピースは、サイズ別に4種類入っている
イヤホン本体の側面部分には、タッチセンサーが搭載しています。
スマートフォンを取り出すことなく、イヤホンから操作を行えるのでとても便利です。
- 再生・停止:右か左を1回タップ
- 曲送り:右を2回タップ
- 曲戻し:右を3回タップ
- 音量を上げる:左を3回タップ
- 音量を下げる:左を2回タップ
- モードの切替:右を長押し
ほとんどの操作をイヤホンから行える
タッチセンサーの感度はやや高め
1万円台とは思えない音質
「EAH-AZ40M2」は、バランスの取れた音質で、音の傾向としてはフラット寄りに感じました。
解像感も高く、高音域のクリアさも非常に心地よく鳴らしてくれます。
どのジャンルの音楽とも相性がいいですが、特に女性ボーカルの表現力が高く、このイヤホンでYOASOBI「アイドル」を聞くと繊細な表現や、細かい息遣いまで感じられます。
期待以上の音質
「EAH-AZ40M2」は高音質コーデックである「LDAC」を搭載しています。
対応しているスマホやプレーヤーを使用することで、より高音質で音楽を楽しむことができます。
iPhoneでも十分高音質で楽しめる
ノイズキャンセリング性能は十分
「EAH-AZ40M2」は周囲の雑音を軽減してくれるノイズキャンセリング機能を搭載しています。
地下鉄などの騒音が激しい場所で、音楽を再生しながらイヤホンを使用しましたが、低音から高音まで満遍なく軽減されている感覚がありました。
ノイキャン性能に特化したイヤホンと比較すると性能は劣るものの、必要十分な性能だと思います。
また、ノイキャン特有の耳が詰まる感覚も少なく、自然な付け心地を体感できました。
ホワイトノイズも気になりません
外音取込機能は問題なく使える
「EAH-AZ40M2」はイヤホンをしたままでも、周囲の環境音を取り込める外音取込機能を搭載しています。
イヤホンをしたままでも周囲と会話ができ、電車内のアナウンスなども聞き取ることができます。
音声としては若干機械っぽい音質ではありますが、環境音や人の声を聞くことはできるので、価格を考えると十分な性能だと思います。
風の強い場所でも風の音は気にならない
通話中には周囲のノイズを除去してくれる
「EAH-AZ40M2」は、通話専用のマイクを搭載しています。
そのため、音楽を聞いている時に電話が掛かってきてもイヤホンをしたまま通話を開始することができます。
また、通話中の周囲の騒音を除去してくれる機能もあるので、騒がしい場所でもあなたの声を通話相手に届けてくれます。
ただし、ノイズ除去の機能が強力すぎて、環境によってはあなたの声をクリアに届けられない場面があります。
周囲のノイズによって、音声がざらつく時がある
アプリでカスタマイズが自在に行える
「EAH-AZ40M2」には、専用アプリ「Technics Audio Connect」が用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- イヤホン操作のカスタマイズ
- マルチポイント
- 通話時のノイズキャンセリングの調整
- 音途切れと遅延の抑制機能
- ファームウエアのアップデート
音質調整も細かく行える
よくある質問
「EAH-AZ40M2」のよくある質問についてまとめてみました。
【比較】Technics AZ80・AZ60M2・AZ40M2との違いは?
現在発売されているTechnicsのイヤホン、AZ80・AZ60M2・AZ40M2の違いについてまとめてみました。
AZ80 | AZ60M2 | AZ40M2 | |
---|---|---|---|
価格 | 36,630円 | 27,720円 | 14,850円 |
ドライバーサイズ | 10mm | 8mm | 6mm |
ノイキャン性能 | 10点 | 10点 | 7点 |
再生時間 | 最大7時間 | 最大7時間 | 最大5.5時間 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 非対応 |
「AZ40M2」は上位モデルと比較すると音質やノイズキャンセリング性能で劣る部分はありますが、価格を考えるとコスパの高いイヤホンです。
音質は「AZ80」がずば抜けているので、「AZ60M2」を検討しているなら「AZ80」がおすすめです。
「AZ80」は音質も装着感もけた違い
Technics AZ80とAZ60M2の詳しいレビューも書いているので、気になる方はチェックしてみてください。
Technics EAH-AZ40M2のペアリング方法は?
EAH-AZ40M2のペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースを開けて、イヤホンを両耳に装着する
アナウンスが流れるまで両耳のイヤホンを長押しする
アナウンスが確認できたら、接続したいデバイスのBluetooth設定をオンにする
一覧の中に、「EAH-AZ40M2」が表示されるので選択すれば接続完了
2回目以降は自動で接続される
Technics EAH-AZ40M2はマルチポイントを搭載している?
「EAH-AZ40M2」は、マルチポイントを搭載しており、最大3台のデバイスと同時に接続することが可能です。
スマホとPCなど同時に3台接続できるので、PCで音楽を聞いている時に着信があっても、イヤホンをしたままスマホで通話を開始することができます。
切替えもスムーズに行える
Technics EAH-AZ40M2のアップデートはどうする?
「EAH-AZ40M2」には専用のアプリが用意されています。
アプリ内からファームウエアのアップデートを行うことができます。
不具合の解消や新しい機能に対応したりと、使い勝手が大幅に改善することもあるので、定期的にアップデートすることをおすすめします。
アプリは無料でダウンロードできる
Technics EAH-AZ40M2のコーデックは?
「EAH-AZ40M2」の対応コーデックは、SBC/AAC/LDACとなります。
高音質のコーデックにも対応しているので、対応しているスマホと接続することで高音質で音楽を楽しむことができます。
iPhoneユーザーでも問題なく使える
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/10/19 |
販売価格 | 14,850円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
防水性能 | IPX4 |
連続再生時間 | 最大5.5時間 (充電ケースを併用すると最大26時間) |
充電時間 | 2時間 |
ドライバー | 6mm |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | ブラック シルバー ローズゴールド |
重さ | イヤホン本体:5g 充電ケース:36g |
マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「EAH-AZ40M2」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「EAH-AZ40M2」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 予算が1万円以内で、音質と機能にこだわりたい方
- ゲームや動画を遅延なく楽しめるイヤホンをお探しの方
- 軽い装着感で長時間使用できるイヤホンをお探しの方
- 2台同時に接続できるマルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- ワイヤレス充電ができるイヤホンをお探しの方
スポンサーリンク
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。