【SONY WF-1000XM4レビュー】iPhoneでも使える!?高音質でノイキャン搭載のイヤホンをご紹介

高音質で音楽を聞くには、LDAC搭載のAndroid端末が必要だと思っていませんか?

「SONY WF-1000XM4」は、iPhoneでもハイレゾ相当の高音質で音楽を楽しむことが可能です。

しかも、ノイズキャンセリング・外音取込機能・通話性能やアプリに至るまで、Android端末とまったく同じように使用できます。

この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SONY WF-1000XM4」の魅力をお伝えします。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説

良い点
  • ノイズキャンセリングの性能が業界トップクラス
  • フラッグシップモデルらしい高音質を体感できる
  • 外音取込機能が優秀で、周囲の音も自分の声も違和感なく聞ける
  • マイク性能が高く、クリアな音声を通話相手に届けられる
残念な点
  • ウレタン製のイヤーピースなので使用頻度によって消耗する

SONYのWF-1000XM4のレビュー

製品の外観

充電ケースのサイズは幅7.8×高さ5.3×奥行2.8(cm)で、イヤホン重量は約7.3g(片耳)・充電ケースを含めても約77gです。

一般的なワイヤレスイヤホンの重量が片耳6~8gなので、標準的な重さです。

充電ケースはマットな質感で、手触りも良く見た目・触り心地とも高級感を感じます。

前作の「WF-1000XM3」よりも40%も小型化している

イヤホンのフィット感を高めるために、ノイズアイソレーションイヤーピース(赤色部分)が採用されています。

素材は伸縮性の高いポリウレタン製で、装着する前に指で圧縮することによって、遮音性とフィット感を高めることができます。

サイズはS/M/Lの3種類が同梱されているので、耳のサイズに合わせて選ぶことができます。

ちなみに、イヤホン本体も前作に比べて10%ほど小型化しています。

耳栓をイメージしてもらうと分かりやすいかも

カラーリングは、ブラックとプラチナシルバーの2色展開となっています。

イヤホンの側面部分にタッチセンサーが搭載されているので、モードの変更(ノイズキャンセリング/外音取込)や曲の再生/一時停止はスマホを取り出すことなく操作できます。

充電ケースの厚みが2.8cmと薄いため、持ち運びの際はズボンのポケットやカバンに入れても邪魔にならないサイズ感です。

快適な装着感

イヤホン形状は「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用しており、耳の複雑な凹凸に干渉しないように設計されています。

この特殊な形状は、SONYの「LinkBuds S WF-LS900N」・「WF-C500」モデルにも採用されており、高い装着感に定評があります。

筆者が接客をしたお客様の中には、装着感がしっくりこないとおっしゃる方もいらっしゃいました。

その場合は、Comply製のイヤーピースに取り換えることで解決するパターンが多かったです。

Comply製のイヤーピースは、体温に反応してやわらかくなり、耳穴の形に上手くフィットしてくれます。

イヤホンを装着した時の見た目は、すっきりしており耳の内側に収まっています

正面から見た時でも、大きく飛び出していないので必要以上に目立つこともありません。

ノイズキャンセリングと外音取込機能

ノイズキャンセリングモードにするには、イヤホンを1回タップするだけ。

瞬時に周囲の音をシャットアウトしてくれます。このイヤホンは低音域から高音域までどの帯域のノイズに対しても騒音を軽減してくれます。

また、イヤホンと耳の接地面が大きいので、フィット感がよく遮音性に優れています。

電車内でも周りに気を使うことなくイヤホンが使えます

風を感知すると、自動でマイクがオフになり風のノイズを最小限に抑えてくれる機能もあります。

外音取込モードは、とても自然な使い心地です。

自分の耳で聞いているかのように、周囲の音や自分の声を聴くことができます。違和感がほとんどないので、一日中着けていられます。

ノイズキャンセリング機能を使っている時に、声を発すると自動で外音取込モードに切り替わるスピーク・トゥ・チャット機能も搭載されています。

急に話しかけられた時の対応や、イヤホンを操作できない場面でもスマートにモードを切り替えられます。

音質は最高のSONYサウンド

音質については、SONYらしいフラットな音の傾向です。

高級イヤホンらしく、透明感のある音質で解像感の高さも感じました。低音の力強さも感じられたので、ロックやEDMも楽しめそうです。

AndroidでLDACに対応していれば、超高音質で音楽を楽しむことができます。

iPhoneの場合は、AAC接続になるため高音質で音楽を楽しむにはDSEEの機能を使う必要があります。ハイレゾ相当の音質で音楽を楽しめます

Android・iPhoneどちらのスマホでも、音質以外のノイキャン・外音取込機能や操作性は変わらず、同じようにイヤホンを使って頂けます

通話品質はかなり優秀

このイヤホンにはマイクが搭載されているので、通話やテレワーク中の会議などでも使えます。

高性能な4つのマイクとAI学習アルゴリズムにより環境音を抑え、通話相手にクリアな音声を届けてくれます

録音用マイクで録音したのか!?と思うぐらいきれいな音声です。

イヤホンを収納ケースに入れて使用することで、落下時の衝撃やキズから保護してくれ、きれいな状態で長く使えます。

SONY|HeadPhones Connectアプリ

専用のアプリを使用することで、好みの音質に変更したり、より利便性を高めることができます。

イコライザーで音質調整

あらかじめ用意されたプリセットを選択する方法と、音域ごとに設定を調整できるイコライザー機能の2つの方法が用意されています。

タッチセンサー操作のカスタマイズ

イヤホンやその周辺の顔をタップすることで、再生やモードの切替が行えます。

アプリで、「ダブルタップ」と「トリプルタップ」の2パターンを選択できます。

その他の機能

このイヤホンは全ての機能を紹介しきれないぐらい多機能です。

「WF-1000XM4」は痒いところに手が届くような、細かい設定が行えます

不要な機能はオフにすることができ、自分に合った使い勝手にカスタマイズが可能なイヤホンです。

スペック・価格の一覧表

発売日2021/6/25
メーカー希望小売価格38,500円(税込)
アマゾン価格(2023/2/16時点)27,000円(税込)
充電ケースサイズ幅7.8×高さ5.3×奥行2.8(cm)
充電方式USB-C/ワイヤレス充電
重量片耳約7.3g ケース約77g(イヤホン収納時)
ドライバー6mmドライバー
コーデックSBC/AAC/LDAC
連続再生時間最大12時間(ケースを含めると36時間)
充電時間約1.5時間
(急速充電対応:5分の充電で最大1時間)
Bluetoothバージョンver.5.2
防塵・防水性能IPX4

こんな方におすすめ

今回ご紹介した「SONY WF-1000XM4」を一言でまとめると、音質と機能性に優れたSONY最高峰のイヤホンでした。

最後に、「SONY WF-1000XM4」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。

こんな方におすすめ
  • ノイキャン・外音取込機能の優れたイヤホンをお探しの方
  • 装着していても疲れにくく、マイク性能の高いイヤホンをお探しの方
  • 上位のコーデックに対応しており、高音質で音楽を楽しみたい方
  • マルチポイント搭載のイヤホンを探している方(※近日対応予定)
こんな方にはおすすめできません
  • ゲームをメインのイヤホンを探している方
  • 寝る時に装着するイヤホンを探している方