SONYの「SRS-XB01」は、迫力のある重低音が特長のスピーカーで、スマホの音声をワンランク上の音質で楽しむことができます。
このスピーカーは、安価な小型スピーカーにありがちな、安っぽい低音ではなく、パッシブラジエーターを背面に配置することで、小型でも迫力のある重低音を実現しています。
SONY製の「SRS-XB01」は、5千円以下で購入することができ、初めてワイヤレススピーカーにチャレンジされる方や、安くて使い勝手のいいスピーカーをお探しの方にぴったりな製品になっています。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SRS-XB01」の魅力をお伝えします。
- コンパクトかつ軽量なので、携帯性に優れている
- 優れた防水機能でお風呂でも気兼ねなく使える
- 手に取りやすい価格で、必要十分な音質で音楽を楽しめる
- マイクが搭載されているので、通話をするときも使える
- 再生時間が最大6時間とやや短め
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SONY SRS-XB01のレビュー
製品の外観・使い方
このスピーカーは、8.2(幅)×5.8(高さ)×5.7(奥行)cmのラウンド形状で、重さはわずか160gと軽くてコンパクトな設計です。
スマートフォンと変わらない重さかつ、手のひらに収まるサイズ感なので、アウトドアへも気楽に持ち出すことができます。
スピーカーの上部に操作用のボタンが配置されています。
電源ボタン・再生/一時停止・音量を上げるボタン・音量を下げるボタンの4つのボタンがあります。
再生/一時停止ボタンは、2回押すと次の曲へ、3回押すと前の曲へ戻ってくれます。
スピーカー側から操作ができるので、お風呂で音楽を聞いている時など、スマホが手元なくても簡単に操作が行えます。
感覚的に使えるので、開封したらすぐに使えます
スピーカー背面には、ストラップホール(赤丸)があり付属のストラップを使うことで、リュックなどにぶら下げることができます。
スピーカー側面には、充電用端子(microUSB)とリセットボタン、有線接続用の端子が配置されています。
密着性の高いゴム製のフタで閉じられ、防水対策もしっかりされています
カラーバリエーションは、ブラック・ホワイト・ブルー・グリーン・レッド・イエローの6色展開になっています。
定番のブラック・ホワイト以外にもポップなカラーリングが多く、部屋のインテリアにアクセントを加えてくれます。
音質
このスピーカーには、直径37.5mmのフルレンジスピーカーユニットが搭載されています。
背面部分には、低音を増強させるパッシブラジエーター(赤丸)も配置されており、コンパクトなスピーカーですが、迫力のある重低音を楽しむことができます。
音の傾向としては、SONYらしく低音から高音までバランスよく音が出ており、クリアで広がりのある音を体感できます。
上位モデルには劣る部分があるものの、スマホのスピーカーでは味わえない迫力や音楽体験ができます。
普段スマホのスピーカーで音楽や動画を見ている方は、音質の違いに驚かれると思います
ステレオ再生・ペアリング
このスピーカーは、複数台を繋いで同時に音楽を流すことができません。
複数台を繋いで大きな音で音楽を楽しみたい方や、臨場感のあるステレオで再生したい方は、後継機である「SRS-XB13」をおすすめします。
その他の機能
バッテリー性能
1回の充電で最大6時間再生することが可能です。
Bluetoothの接続が途切れると自動で電源オフになる(15分間)オートパワーオフ機能も搭載、バッテリーをしっかり節約してくれます。
バッテリー残量は、スピーカー本体の充電ランプで確認することができます。
ゆっくりとオレンジ色のランプが点滅し始めたときは、電池残量が少なくなっていますので、充電を行ってください。
防水性能
このスピーカーはIPX5の防水性能を搭載しています。
優れた防水性能により、お風呂場でシャワーや水しぶきが掛かっても大丈夫な仕様になっています。
IPX5とは、あらゆる方向からの噴流水を浴びたとしても、致命的なダメージを受けない仕様と定義されています。
通話機能
このスピーカーにはマイクが搭載されているので、通話を行うことができます。
音楽を楽しんでいる時に受電をした場合、そのまま受話することもできるので、とても便利です。
マイク性能が優秀という分けではありませんが、静かな室内であれば通話をすることは可能です。
音声の遅延
筆者は普段から頻繁にスマホでゲームをする方ではないですが、遅延を感じることなくゲームを楽しむことができました。
音ゲーに関してはテストをしていないので、プレイに支障が出るかはわかりません。
動画に関しても遅延を体感するほどの違和感はなく、スポーツ観戦も楽しく行うことができました。
あきらかな遅延を感じる場合、Wi-Fiや電子レンジなどの影響を受けていることが考えられます。
イコライザの設定
このスピーカーには、専用のアプリがありませんので、音質の調整を行うイコライザー機能がありません。
接続するデバイスの音質調整機能を使う方法しかありません。
マルチペアリング
このスピーカーには最大8台までデバイスの登録が可能になっています。
9台目以降を登録しようとした場合は、古い接続情報から消去されていきます。
マルチポイント機能は搭載されていないので、デバイスの切替は手動で行う必要があります。
ペアリング方法
スピーカーを使う為にはデバイス(iPhoneなど)とペアリングをする必要があります。
ペアリングはとても簡単で、3つのステップで完了することができます。
スピーカーの電源を入れる
Bluetoothのランプが青色点滅してることを確認する
接続したいデバイスのBluetooth設定から「SRS-XB01」を選択すればペアリングは完了です。
パソコンとの接続
ノートPCであればBluetoothの機能が標準で搭載されていることが多いですが、据え置き型のパソコンであればアダプターを使うことで同じように接続することができます。
テレビとの接続
AUDIO端子があるので、市販の音声ケーブルを使って有線(AUX)接続を行うことができます。
ワイヤレスで接続する場合は、お使いのテレビがBluetoothの機能を搭載しているか調べてみましょう。設定もしくは説明書を見れば記載があるはずです。
対応しているのであれば、上記と同じ方法でペアリングができますが、非対応の場合はトランスミッターを使うことで接続が行えます。
複雑な設定は不要で、テレビのイヤホンジャックに差し込めばすぐに使うことが可能です。
ペアリングや接続ができない時
スピーカーの電源を落として再起動を行ってみましょう。
それでもダメな場合は、工場出荷時の状態にリセットを行いましょう。
スピーカーを初期化するには、電源が入っている状態で側面部分にあるRESETボタンを先の細い物を使って押してください。
再度電源を入れてペアリングを行ってみてください。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2018/10/6 |
アマゾン価格(2023/3時点) | 4,200円(税込) |
スピーカー方式 | パッシブラジエーター |
充電方式 | microUSB |
総合出力 | 3W |
コーデック | SBC |
重量 | 160g |
連続再生時間 | 最大6時間 |
充電時間 | 約3時間 |
マイク | 〇 |
サイズ | 8.2(幅)×5.8(高さ)×5.7(奥行)cm |
マルチペアリング | 最大8台 |
カラーバリエーション | ブラック/ホワイト/ブルー/グリーン/レッド/イエロー |
Bluetoothバージョン | ver.4.2 |
防塵・防水性能 | IPX5 |
こんな方におすすめ
最後に、「SRS-XB01」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- コストを抑えて実用的に使えるワイヤレススピーカーを探している方
- 室内・アウトドア問わず、気楽に持ち運べるワイヤレススピーカーをお探しの方
- お風呂で使える防水性能を搭載したスピーカーをお探しの方
- 音楽も聞けて通話もできるワイヤレススピーカーをお探しの方
- 音にこだわりがあり高音質で音楽を聞きたい方
- 一日に6時間以上スピーカーを使用される方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。