音楽や動画、映画など様々なコンテンツを楽しめるスマホですが、お風呂場に持ち込んでいる人も多いのではないでしょうか?
Ankerの「Soundcore 3」は、スマホの音を臨場感たっぷりに伝えてくれるだけでなく防水機能も搭載しています。
万が一の水没にも耐えられる仕様になっているので、お風呂場でも安心して使うことができます。
また、軽くてコンパクトなスピーカーになっているので、家の中だけでなくアウトドアにも気軽に持ち出せます。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Soundcore 3」の魅力をお伝えします。
- 優れた防水性能でお風呂場でも気兼ねなく使える
- 軽くてコンパクトなスピーカーなので移動が楽にできる
- 重低音が強く、迫力のある音質で音楽を楽しめる
- ステレオ再生なので、ライブ会場の様な臨場感を感じられる
- 有線(AUX)端子がない
Anker Soundcore 3のレビュー
製品の外観・使い方
このスピーカーは、幅17.4(幅)×5.9(高さ)×5.7(奥行)cmの直方体で、重さは500gと軽量です。
正面部分はスチール製の丈夫な仕様で、側面部分はラバー加工が施されています。細かい部分まで作り込まれており、防水性能の高さが見た目からも伝わってきます。
IPX7対応の防水規格なので、30分以内であれば1mの水深まで沈めてもダメージを受けない仕様となっています。
キャンプやお風呂でも安心して使える作りです
片手で持てるサイズ感で、重さは500mlのペットボトルとほとんど同じなので、持ち運びに苦労することもありません。
スピーカーの側面には、ストラップホールが配置されており、付属のストラップを取付けることで、リュックやカバンに取付けて持ち運ぶこともできます。
S字のフックやカラビナで吊るして使うこともできます
スピーカー上部には、操作用のボタンが配置されています。
左から、電源ボタン・音量を下げるボタン・多機能ボタン・音量を上げるボタン・Bluetooth接続ボタンとなります。
多機能ボタンは、1回クリックすると音声の再生/停止を行え、2回クリックで次の曲へ、3回クリックで前の曲に戻ります。
押しやすいサイズのボタンで、固くもなく使い勝手は良好です
側面には充電用の端子が配置されており、USB-Type-Cが採用されています。
防水の端子なのでここから本体へ水が浸入することはありませんが、充電をするときは乾いていることを確認してから行いましょう。
カラーバリエーションは、ブラック・グレー・ネイビー・レッドの4色展開となっています。
音質は重低音が強め
「Soundcore 3」は、スピーカー正面に前作よりも強化されたドライバーを2基配置しており、立体感のあるステレオ再生となっております。
また、低音を強化するパッシブラジエーターを2つ配置しているのと、リアルタイムで低音を最適化する独自技術のBassUpテクノロジーとの組み合わせで深みのある低音を実現しているそうです。
2台のスピーカーを繋いで音楽を楽しむことができますが、2台でステレオ再生する機能はありません。
このスピーカーの音質は、Soundcoreらしい重低音が強い迫力ある音作りとなっており、ロックやダンスミュージック・EDMなどと相性が良いように感じました。
高音域のクリアさや伸びやかさなど上位機種には劣る部分があるものの、コンパクトなスピーカーとしては存在感があり、価格以上の音質だと思います。
音量の大きさの目安であるワット数は、16W(8W×2)なので屋外でも十分使えるパワーを持っています。
家の中では広さのあるリビングでも、このスピーカー1つあれば音楽を楽しむことができます。
専用アプリで音質も細かく調整が可能です
このスピーカーは、PartyCastモードを使用することで複数台のスピーカーを接続して使うこともできます。
音量が足りないような広い空間での使用や、大勢で音楽を楽しみたい時に便利な機能で、最大100台まで接続をすることができます。
その他の機能
優秀なバッテリー性能
1回の充電で最大24時間使用することが可能です。
小型スピーカーの標準的なバッテリー性能は10~15時間程度なので、バッテリー性能が優れています。
1日2時間使っても10日以上は使えるので、頻繁に充電する手間も掛かりません。
また、Bluetooth接続がされていない状態(30分間)が続くと、自動で電源がオフになるオートパワーオフ機能も搭載されています。
筆者は電源を切り忘れることが多いので、自動で電源がオフになる機能は必須です
音声の遅延
このスピーカーを使って、ゲームをしたり動画を見てみましたが、体感できるほどの遅延はありませんでした。
音ゲーや動画の編集などの遅延があると支障があるものに関してはおすすめできませんが、日常使いでは問題の無い範囲だと思います。
マイク性能
このスピーカーには、マイクが搭載されているので、通話やWEB会議でも使用することができます。
多機能ボタンを使えば、スピーカーから受話することもできるので、音楽やラジオを聞いていてもすぐに電話に出ることができます。
また、多機能ボタンを長押しすることで着信の拒否や、保留などの操作も行えます。
アプリ
このスピーカーには、「Soundcore」アプリに対応しています。
製品情報の確認・ファームウエア更新などの基本的な項目以外にも、バッテリー残量の確認・BassUpモードの切替・音質の調整・オートパワーオフの設定も行えます。
BassUpモード
Soundcore独自のBassUpテクノロジーで、低音を強化してより鮮明に響かせてくれる機能です。
音質の調整
音質調整は、デフォルトモード・ボイスモード・トレブルブーストモード・バランスモードのプリセットから選択できるだけでなく、音域ごとに細かく調整するイコライザー機能も搭載しています。
ペアリング
スマホとの接続(ペアリング)
スピーカーを使うには、スマホとBluetooth接続を行う必要があります。
設定は非常に簡単で、3つのステップで完了します。
スピーカーの電源を入れる。
Bluetoothボタンを1回押すと、青色点滅が始まります。
スマホの設定からBluetoothの項目を選んで、Bluetoothをオンにすると、「Soundcore 3」と表示されるので、選択をすれば接続完了です。
次回以降は、スピーカーの電源を入れると自動でBuletooth接続が完了します。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2020/12/10 |
アマゾン価格(2023/3時点) | 7,000円(税込) |
スピーカー方式 | デュアルパッシブラジエーター |
充電方式 | USB Type-C |
総合出力 | 16W |
コーデック | SBC |
重量 | 500g |
連続再生時間 | 最大24時間 |
充電時間 | 約4時間 |
マイク | 非搭載 |
サイズ | 17.4(幅)×5.9(高さ)×5.7(奥行)cm |
マルチペアリング | 最大8台 |
カラーバリエーション | ブラック/グレー/ネイビー/レッド |
Bluetoothバージョン | ver.5.0 |
防塵・防水性能 | IPX7 |
こんな方におすすめ
今回ご紹介したAnkerの「Soundcore 3」を一言でまとめると、音楽を楽しく聞ける音質だけでなく、優れた防水性能も搭載したコスパの優れたスピーカーです。
最後に、「Soundcore 3」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- お風呂でも使える防水性能を搭載したワイヤレススピーカーをお探しの方
- 重低音が強くパワフルな音質のスピーカーをお探しの方
- 気兼ねなく持ち運べる仕様のワイヤレススピーカーをお探しの方
- 臨場感のあるステレオサウンドで音楽を楽しみたい方
- ワイヤレスだけでなく、有線でも接続をして音楽を楽しみたい方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。