ワイヤレススピーカーは、バッテリーを搭載しているので電源の制約がなく、音楽を聞く場所を自由に選ぶことができます。
「Soundcore Mini 3」は、軽くてコンパクトなワイヤレススピーカーなので、移動や持ち運びがしやすく、好きな場所で音楽を楽しむことができます。
このスピーカーは5千円以下と手の出しやすい価格となっており、初めての方やスマホの音では物足りない方にぴったりなスピーカーになっています。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Soundcore Mini 3」の魅力をお伝えします。
- マグカップと同じくらいのサイズ感かつ、軽量なので移動や持ち運びに便利
- コンパクトなのに迫力ある音質で音楽が楽しめる
- 防水機能が搭載されているので、お風呂やキッチンなどでも使える
- マイクが搭載されているので、通話やWEB会議などでも使える
- 有線(AUX)端子がない
Soundcore Mini 3のレビュー
製品の外観
このスピーカーは、幅7.2(幅)×8.4(高さ)×7.2(奥行)cmの筒状で、重さはわずか230gの軽量かつコンパクト設計です。
手に持った感覚としては、軽いのにチープさがなく、側面の艶消し加工が高級感をかもしだしています。
一目見ただけでは、五千円以下のスピーカーには見えません
サイズ感としては、マグカップぐらいなのでリビングや寝室、キッチンなど手軽に持ち運べます。
また、ストラップが付いているので、持ちやすく落としにくい仕様になっています。
カラビナを使えばリュックやカバンに引っ掛けて持ち運べます
カラーバリエーションは、ブラック・ネイビー・レッド・グレーの4色展開となっています。
使い方・操作方法
スピーカー下部には、操作用のボタンが配置されています。
左から、電源ボタン・音量を下げるボタン・多機能ボタン・音量を上げるボタン・Bluetooth接続ボタンとなります。
多機能ボタンは、1回クリックすると音声の再生/停止を行え、2回クリックで次の曲へ、3回クリックで前の曲に戻ります。
押しやすいサイズのボタンで、固くもなく使い勝手は良好です
スマホとの接続(ペアリング)
スピーカーを使うには、スマホとBluetooth接続を行う必要があります。
設定は非常に簡単で、3つのステップで完了します。
スピーカーの電源を入れる。スピーカーの電源ボタンを2秒長押しします。
Bluetoothボタンを1回押すと、青色点滅が始まります。
スマホの設定からBluetoothの項目を選んで、Bluetoothをオンにすると、「Soundcore Mini 3」と表示されるので、選択をすれば接続完了です。
次回以降は、スピーカーの電源を入れると自動でBuletooth接続が完了します。
PartyCastモード
スピーカーを同時にワイヤレス接続する機能で、最大100台のスピーカーを繋いで音楽を楽しむことができます。
ちなみに、2台のスピーカーを使って音楽を流しても、ステレオで再生することはできません。
お客様に、小型のスピーカーでステレオ再生のできるものを聞かれたら「SRS-XB13」をおすすめしています
音声の遅延
筆者はスマホでゲームを頻繁にプレイする方ではありませんが、特に遅延を感じることなく、ゲームを楽しむことができました。
スマホの音とは違い、迫力があるのでゲームをしていても臨場感を感じられます。
また、動画をいくつか見ましたが気になる遅延はありませんでした。
ただし、厳密には遅延が発生していると思うので、本格的にゲームをされる方は自己責任でお願いします。
音質
「Soundcore Mini 3」の音質は、Soundcoreらしい重低音が強いパワフルな音質です。
相性の良い楽曲としては、ロックやダンスミュージック・EDMなどが上げられます。
音量もコンパクトな本体にしては大きく、8畳程度の部屋であれば、部屋の隅に置いたとしても十分聞こえます。
聞き疲れない音質なので、長時間聞くことの多い、車の中やラジオを聞くためのスピーカーとしてもおすすめ
前作には無かった、専用のアプリにも対応しているので、イコライザーで音質の調整も行えます。
イコライザーは、デフォルトモード・ボイスモード・トレブルブーストモード・バランスモードから選ぶことができます。
この価格のスピーカーで、好きな音楽を好みの音質で聞けるってすごい
マイク性能
このスピーカーには、マイクが搭載されているので、通話やWEB会議でも使用することができます。
多機能ボタンを使えば、スピーカーから受話することもできるので、音楽やラジオを聞いていてもすぐに電話に出ることができます。
また、多機能ボタンを長押しすることで着信の拒否や、保留などの操作も行えます。
その他の機能
アプリ
このスピーカーには、「Soundcore」アプリに対応しています。
製品情報の確認・ファームウエア更新などの基本的な項目以外にも、バッテリー残量の確認・BassUpモードの切替・音質の調整も行えます。
BassUpモード
Soundcore独自のBassUpテクノロジーで、低音を強化してより鮮明に響かせてくれる機能です。
音質の調整
イコライザーは、デフォルトモード・ボイスモード・トレブルブーストモード・バランスモードから選ぶことができます。
バッテリー性能
1回の充電で最大15時間使用することが可能です。本体の背面にUSB Type-Cの端子が配置されています。
小型のスピーカだと標準的なバッテリー性能で、1日2時間使っても一週間以上は使えるので、必要十分な性能です。
また、Bluetooth接続がされていない状態が30分続くと、自動で電源がオフになるオートパワーオフ機能も搭載されています。
筆者は電源を切り忘れることが多いので、自動で電源がオフになる機能は必須です
防水性能
このスピーカーはIPX7の防水性能を搭載しています。
水深1mに30分水没しても、有害な影響を受けないとされており、お風呂や水辺でも気兼ねなく使用することができます。
こんな方におすすめ
今回ご紹介したAnkerの「Soundcore Mini 3」を一言でまとめると、軽くてコンパクトな携帯性だけでなく、音楽を楽しめる実用的な音質も兼ね備えたスピーカーです。
最後に、「Soundcore Mini 3」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 価格を抑えつつも実用的に使えるワイヤレススピーカーをお探しの方
- 重低音が強く迫力のある音質のスピーカーをお探しの方
- 気兼ねなく持ち運べる仕様のワイヤレススピーカーをお探しの方
- 自分の好きな音楽に合わせて音質を調整したい方
- クオリティの高い音質で音楽を聞きたい方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。