JBL Live Beam 3をレビュー!見た目だけ?正直に使った感想をまとめてみた

JBLの新作イヤホンが気になっているけど正直どうなの?

今回JBLから発売された「Live Beam 3」は、前のモデル「Live Free 2」から約2年の月日を経て発表されたイヤホンで、見た目だけでなく機能のパワーアップが期待されます。

また、JBLのイヤホンを検討されている方の中には、フラッグシップモデル「Tour Pro 2」も意識されていると思うので、その違いについてもご紹介します。

この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Live Beam 3」の解説しています。

このイヤホンの特徴をサクッと確認したい方は動画をチェックしてみて!

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。
→【最新】2024年のおすすめワイヤレスイヤホンのランキング

「Live Beam 3」の特徴

「Live Beam 3」を使ってみて感じた「良い点」と「残念な点」をまとめてみました。

良い点
  • JBLらしいパワフルな音質で、音場の広さも感じられる
  • ディスプレイ搭載で簡単に自分好みにカスタマイズが行える
  • 上位モデル並みのノイキャン性能を搭載
  • 装着感が良く、長時間の使用でも疲れにくい
残念な点
  • ハイレゾで再生する際に一部の機能が制限される

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「Live Beam 3」のレビュー

「Live Beam 3」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。

イヤホンの同梱物とデザイン

パッケージは最近の主流である環境に配慮したシンプルなデザイン。

梱包はしっかりとされているので、凹みもなく綺麗な状態で届きました。

同梱物には、説明書・イヤーチップ(XS・S・M・L)・イヤホン本体・充電ケーブルが入っています。

ACアダプターは同梱されていない

イヤホン本体は、傷が付かないようにクリアなケースに包まれた状態で梱包されています。

充電ケースを取り出すとこんな感じで、ディスプレイ付きになっています。

背面には充電用のType-C端子とペアリングボタンが配置されており。すぐ隣には、ストラップホールがあります。

ストラップホールがあれば紛失しにくい

充電ケースを開けるとイヤホンが収納されており、ケースのくぼみがちょうどよくイヤホンが掴みやすく取り出しやすい

イヤホンを掴みにくいと落下させる原因にもなる

スティック型イヤホンで、内側はマットな質感になっており、外側は光沢感のある質感でロゴも配置されている。

イヤホンの重さは、片耳5.0gとなっており、充電ケースを合わせて総重量が約82gになっています。

ディスプレイが付いているので少し重たいが、許容の範囲内ではある

充電ケースのサイズは、6.1×5.1×3.0cmとなっておりコンパクトかつ厚みも少ないのでポケットやカバンに入れても邪魔になりません

持ち運びがしやすいサイズ感

フィット感がよく、快適に付けていられる

JBLのイヤホンを今までたくさん使ってきましたが、基本的に装着感の良いものが多い印象です。

こちらのイヤホンも耳への収まりが良く、快適な装着感が得られました。 

その理由としては人間工学に基づいて設計されている点や、楕円形のイヤーピース形状(オーバルシェイプ)が関係していると思います。

イヤーピースには耳垢ガードが付いている

また、イヤーピースも4サイズ同梱されているので、あなたの耳のサイズに合わせて選ぶことが可能。

今までイヤホンのフィット感に悩んできた方や、すぐにイヤホンがズレてしまう経験をされた方にぜひ使ってみてほしい製品です。

ちなみに、イヤホンの装着感をアプリで確認する機能もあるので、気になる方はそちらを使ってみてください。

装着感はとても良いよ

パワフルな低音と解像感のある中高音が楽しめる

「Live Beam 3」は、低音の量感が多く中高音域の解像度に優れていて、音場も広く感じました

そのため、迫力のあるパワフルサウンドの中にも繊細な表現が可能で、幅広い楽曲と相性の良いイヤホンだと思います。

ちなみに、ドライバーは10mmで、新素材のPU+PEEK(ポリウレタン+ポリエーテルエーテルケトン)を採用。

柔軟性の高いPUと併用することでパワフルな低音と解像感を実現しているということです。

LDAC対応スマホならハイレゾで再生できる

充電ケースやアプリから音質の調整が行え、自分好みのイコライジングも可能なので、好きな楽曲を好みの音質で楽しむことが可能。

また、空間サウンドを設定することもでき、映画や映像が楽しめるムービーモードや低遅延でゲームをプレイするゲーミングモードも搭載。

ミュージックモードでは臨場感たっぷりに音楽を楽しめるのでライブ映像と相性が良さそうな機能も充実しています。

ちなみに、空間サウンド・アダプティブEQ・Personi-FiはLDAC接続時は使うことができません。

音楽だけでなく、映画やゲームも楽しめるイヤホン

ノイズキャンセリング性能が向上

「Live Beam 3」には、周囲のノイズを軽減するノイズキャンセリング機能が搭載。

前のモデルである「Live Free 2」よりも格段に性能が向上しています。

「Live Free 2」では9つの音域でノイズを検知していましたが、「Live Beam 3」では13もの音域で細かくノイズを軽減してくれます。

最上位モデルのTour Pro 2と同程度の性能だと思う

便利な機能を豊富に搭載

無料で使えるアプリ「JBL Headphones」を活用すればイヤホンの持っている機能をより引き出すことができます。

アプリでできること
  • モードの切り替え
  • 音質の設定
  • イヤホン操作のカスタマイズ
  • フィッティッングのテスト
  • 低遅延モード
  • 充電ケースのディスプレイ設定
  • 言語設定
  • ファームウエアの更新など

充電ケースに搭載されているディスプレイからも操作をすることが可能で、アプリをスマホに入れなくても使うことができます。

再生・一時停止、音量調整、モードの切り替え、再生モードの選択、音質調整、タイマー、ディスプレイの明るさ、背景の壁紙などの変更が可能になっています。

マイク性能がさらに良くなっている

前のモデルである「Live Free 2」でも通話性能が優秀でしたが、今作は6つのマイクが搭載されており、前作よりもクリアな通話を実現しています。

静かな環境で通話品質のテストをしていますので、気になる方はチェックしてみてください。

通話中の周囲のノイズをカットする機能も搭載しているので、騒がしい環境でもあなたの声を通話相手に伝えることができます。

60dBの騒がしいカフェ店内の騒音を流しながら通話品質のテストを行いましたので、気になる方はチェックしてみてください。

イヤホンを付けたまま周囲の環境音を取り込む外音取り込み機能も進化しており、イヤホンを付けていても自然に周囲の音を聞くことが可能。

人との会話もスムーズに行えるレベルなので、イヤホンの取り外しをすることなく会話やアナウンスを聞くことができます。

最大48時間使えるバッテリー性能

「Live Beam 3」もコンパクトな本体ながら、充電ケースを併用すると最大48時間も使用することができます。

ノイズキャンセリングをオンにした状態だと、最大40時間の使用になります。

ちなみに、ワイヤレス充電にも対応しているのも嬉しいポイントです。

10分間の充電で最大4時間使える急速充電にも対応

防水だけでなく防塵にも対応

「Live Beam 3」はIP55相当の防塵防水性能を搭載しています。

水滴だけでなく、ホコリにも強いため屋外でも気にせず使用することができます。

完全防水ではないので、洗濯をしたり水没させてしまうと故障の原因になってしまうので、注意が必要です。

運動中やジムで使用するのは問題ありません

カラーバリエーションが豊富

カラーバリエーションは、ブラック・シルバー・パープル・ブルーの4色展開になっています。

「Live Beam 3」と「Tour Pro 2」の比較

それぞれのスペックや価格を表にまとめてみました。

項目Live Beam 3Tour Pro 2
発売日2024/6/72023/3/10
メーカー販売価格
(2024/6月現在)
28,050円33,000円
最大再生時間最大48時間最大40時間
ドライバーサイズ10mm10mm
重さ片耳5.0g
総重量82g
片耳6.1g
総重量84g
防塵防水性能IP55IPX5
マルチポイント対応
コーデックSBC/AAC/LDACSBC/AAC
カラーブラック
シルバー
パープル
ブルー
ブラック
シャンパンゴールド
ゆるし
JBL「Live Beam 3」と「Tour Pro 2」の比較表

スペックを比較すると「Live Beam 3」の方が優れている点が多いように思います。

実売価格を比較すると約3,000円の差額なので個人的には「Live Beam 3」を選ぶかなーって感じです。

音質に関しては、ほとんど違いはないが「Tour Pro 2」の方が若干音質は良いように思います。

「Live Beam 3」のフィット感に関して全く問題はないが、「Tour Pro 2」のがやや安定した装着感を得られる感じです。

JBL TOUR PRO 2 ワイヤレスイヤホン bluetooth ハイブリッ
JBL

過去に「Tour Pro 2」を詳しくレビューした記事もあるので気になる方はチェックしてみてください。

ペアリング方法は?

デバイス(iPhoneなど)とイヤホンのペアリング方法を解説します。

STEP

充電ケースを開きます

STEP

イヤホンのLEDが点滅するのを確認

STEP

接続したいデバイスのBluetooth設定から「Live Beam 3」を選択すれば接続が完了です

スペック・価格の一覧表

Live Beam 3のスペックについて表にまとめました。

発売日2024/6/14
販売価格28,050円(税込)
タイプカナル型
充電方式USB Type-C/Qi(ワイヤレス充電器別売)
コーデックSBC,AAC,LDAC
ドライバー10mm
重量イヤホン本体5.0g・充電ケース込み約82g
連続再生時間最大12時間
(充電ケースと合わせて最大40時間)
充電時間約2時間
マイク
マルチポイント2台
カラーバリエーションブラック
シルバー
パープル
ブルー
防塵・防水性能イヤホン:IP55 充電ケース:IPX2
BluetoothバージョンVer.5.3
低遅延モード対応
JBL Live Beam 3のスペック表

まとめ-こんな方におすすめ-

この記事では、「Live Beam 3」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。

最後に、「Live Beam 3」をおすすめする方についてまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。

こんな方におすすめ
  • 重厚で深みのある低音で音楽を楽しみたい方
  • 装着感が軽く長時間でも疲れにくいイヤホンをお探しの方
  • 充電ケースから気軽にカスタマイズを行いたい方
  • コンパクトで持ち運びしやすいイヤホンをお探しの方

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