MINOR IV(マイナー4)をレビュー!Marshallの新作ワイヤレスイヤホンを使ってみた

Marshallの新作イヤホンが気になっている

老舗音響メーカーのMarshall(マーシャル)からインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンが約3年ぶりに登場しました。

前作「MINOR III」では、Marshall独特のサウンドや快適な装着感に定評がありましたが、今作はどのように進化しているのでしょうか。

この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「MINOR IV」を解説しています。

このイヤホンの特徴をサクッと確認したい方は動画をチェックしてみて!

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

「Marshall MINOR IV」の特徴は?

筆者が「MINOR IV」を使用してみて感じた「良かった点」と「残念だった点」をまとめてみました。

良い点
  • ロックやポップスを楽しめるマーシャルサウンド
  • 人と被りにくくデザイン性の高い見た目
  • ワイヤレス充電に対応している
  • 2台同時接続が行えるマルチポイントに対応
残念な点
  • 低遅延モードが搭載されていない

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「Marshall MINOR IV」の評判・口コミは?

SNSやショッピングサイトでの「MINOR IV」の評判や口コミを調査してみました。

前作からの音質の向上とデザインの高さを評価するコメントが多かった

「Marshall MINOR IV」のレビュー

「MINOR IV」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。

「MINOR IV」の外観と使い方

マーシャルはアメリカのメーカーで、完実電気がという商社が輸入を行い日本国内で販売しています。

海外からの輸入製品ですが、パッケージは凹みなどなく綺麗な状態で届きました。

製品サポートは日本の会社が対応してくれる

パッケージを開封するとこんな感じで、イヤホンがしっかりと固定され傷が付かないようにされています。

同梱物は、イヤホン本体と説明書、充電用のUSB Type-Cケーブルが入っています。

ACアダプターは用意する必要がある

「MINOR IV」は、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感で、エンボス加工が施された渋いデザイン。

充電ケースの正面にはオフホワイトのマーシャルのロゴと、バッテリー残量を知らせるLEDのインジケーターが配置されています。

レザー調に加工されていて触り心地も滑らか

イヤホン本体のスティック部分のテクスチャも細かく丁寧に作り込まれています。

所々に真鍮のような深みのあるゴールドがあしらわれていて高級感がある。

ブラックと落ち着いたゴールドの配色がかっこいい

「MINOR IV」の操作方法

イヤホンの側面(ロゴ部分のすぐ下)にはタッチセンサーが配置されています。

軽くタップすることで、音声の再生/一時停止・曲送りなどの操作をスマホを取出すことなく行えます。

また、アプリから長押しの操作を割り振ることもできるので、音量の調整なども可能になっています。

主な操作一覧
  • 再生/一時停止:右か左を1回タップ
  • 曲送り:右か左を2回タップ
  • 曲戻し:右か左を3回タップ

タッチセンサーの感度も良好

十分な低音と解像感の高い高音域

「MINOR IV」は、前作同様マーシャルらしいサウンドかつ、ボーカルが近く聞こえるので、ロックやポップス向きの音質です。

前作よりも音質は向上しており、各楽器の細かい表現や高音域の解像感がアップしているように思います。

また、開放型のインナーイヤー型のイヤホンにしては十分な低音を表現できており、迫力のあるサウンドを楽しむことが可能。

AACにも対応したのでiPhoneとの相性も抜群

専用のアプリを使用すれば音質調整も行え、自分好みの音質に近づけることができます。

プリセットも5種類ある他、各音域を自由に設定して保存する機能もあります。

フィット感はさらに向上

前作「MINOR III」の装着感も非常に良かったのですが、今作ではハウジングとステムを再設計し、角度も細かく調整されフィット感がさらに向上。

耳の穴に沿うようなデザインなので、点というよりは面でイヤホンを支えている感じで安定感を感じやすいように思います。

筆者のように小さい耳でもしっかりとフィット、女性の方や今までイヤホンのフィット感に違和感のあった方にもおすすめの製品です。

軽い装着感で圧迫感も少ない

イヤホンが使いやすく進化

「MINOR IV」には、イヤホンを外すことで自動で一時停止してくれる着脱検知の機能が追加されました。

イヤホンの着脱だけで、音楽の一時停止や再生を自動で行ってくれます。

また、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応し、予め登録しておけば、接続先を切り替えることなくデバイスを切り替えることが可能。

例えば、PCで音楽を聴いているときにスマホに着信があったとき、接続先を切り替えることなくそのまま受話すれば話し始めることができます。

使いやすい機能が充実

ノイズキャンセリング性能について

「MINOR IV」はインナーイヤー型のイヤホンなので、ノイズキャンセリング機能が搭載されていません。

Marshallのワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンが欲しい場合は「MOTIF A.N.C Ⅱ」がおすすめです。

過去の記事で製品について詳しくレビューしているので、気になる方はチェックしてみてください。

通話品質は必要十分

「MINOR IV」には、マイクが搭載されているので通話することも可能です。

静かな部屋で通話品質を確認しましたが、こちらの声がしっかりと聞こえているようでした。

Zoomを使ったWEB会議を1時間ほど行いましたが、音声が途切れずにスムーズにコミュニケーションができました。

静かな環境で通話品質のテストを行いましたので、気になる方はチェックしてみてください。

ただし、通話中の周囲の騒音を軽減する機能は搭載されていないため、騒がしい場所で通話する際には注意が必要です。

通話性能は必要十分なレベル

バッテリー性能も優秀

「MINOR IV」はイヤホン単体で最大7時間、充電ケースを含めると最大30時間使用できます。

また、15分の充電で最大3時間使用できる急速充電にも対応しているので、万が一バッテリーが切れていても大丈夫。

バッテリーの保護機能も搭載

便利なアプリが搭載されている

「MINOR IV」には、専用アプリ「Marshall Bluetooth」が用意されています。

アプリは無料でダウンロードでき、音質や使い勝手をカスタマイズ可能。

アプリの機能一覧
  • イコライザー設定(音質調整)
  • バッテリー残量の確認
  • 操作音のオンオフ
  • イヤホン操作の設定
  • ボリュームコントロール
  • ファームウエアのアップデート

ホーム画面では、バッテリー残量の確認や音質調整(イコライザー)機能を選択することができます。

オリジナルの音作りに微調整を加えるイメージで音質調整が行えるます。また、タッチコントロールの操作の割り振りも可能。

アプリは直感的に使える

その他には、操作音のON/OFFやファームウエアの更新など行うことができます。

よくある質問(Q&A)

「MINOR IV」についての疑問や気になるポイントをまとめています。

「Marshall MINOR IV」のペアリング方法は?

スマートフォンと接続する場合

STEP

充電ケースを開ける

STEP

イヤホンのLEDインジケーターが点滅していることを確認

STEP

接続したいデバイスのBluetooth設定から「MINOR IV」を選択すると接続が完了します。

PCに接続する場合

PCに接続する方法もスマートフォンと接続する方法と同じですが、PC側にBluetooth接続の機能が無い場合があります。

ノートパソコンであれば、基本的にはBluetooth機能が搭載されていますが、据え置きタイプのパソコンは確認する必要があります。

設定からBluetooth設定を見つけることができれば対応したパソコンとなりますが、Bluetoothの機能を搭載していないパソコンでも接続することは可能です。

アダプターをUSBポートに差し込むことですぐに使い始められるので、Bluetooth機能がない場合はアダプターをご使用ください。

「Marshall MINOR IV」の不具合は?

「MINOR IV」が片耳しか聞こえなくなった場合はリセットを行うことで不具合が解消することがあります。

「MINOR IV」に限らず、一般的なワイヤレスイヤホンで起こる不具合もリセットすることで解消できる場合があるので、その一例も紹介します。

不具合の一例
  • 片耳しか聞こえない
  • イヤホンの電源が入らない
  • タッチ操作ができない
  • 充電が行えない
  • Bluetooth接続が不安定
  • 音飛びやノイズが発生する

上記のような不具合がある場合は、一度リセットを行ってみましょう。

「MINOR IV」のリセットするには、LEDのインジケーターが紫色になるまで充電ケースの底面のボタンを長押し(約10秒間)します。

「Marshall MINOR IV」を水没させてしまった時はどうしたらいい?

「MINOR IV」はIPX4相当の防水機能を搭載したイヤホンですが、完全防水ではありません。

そのため、水没させてしまった場合は、すぐに通電せずに内部が乾燥するまでしばらく置いておきましょう。

そのあと、充電を行ってみて動作を確認することで、使える可能性を上げることができます。

それでも問題が解消されない場合はサポートへ連絡してみましょう。

「Marshall MINOR IV」はWeb会議やテレワークで使える?

お使いのデバイスとBluetooth接続が行えれば、使用することができます。

「MINOR IV」は、静かな環境であれば問題なく通話やWEB会議で使うことができます。

片耳でも使える

スペック・価格の一覧表

発売日2024/6/14
販売価格19,980円(税込)
タイプインナーイヤー型
充電方式USB Type-C/ワイヤレス充電
コーデックSBC,AAC,LC3
ドライバー12mm
重量片耳4.2g
47g(充電ケース込)
連続再生時間イヤホン単体:最大7時間
充電ケース込み:最大30時間
充電時間約2時間
マイク
防塵防水性能イヤホン:IPX4
充電ケース:IPX3
カラーバリエーションブラック
BluetoothバージョンVer.5.3
Marshall MINOR IVのスペック表

まとめ-こんな方におすすめ-

この記事では、「MINOR IV」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。

最後に、「MINOR IV」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。

こんな方におすすめ
  • Marshallのデザインや音質が好きな方
  • フィット感の良いインナーイヤー型のイヤホンを探している方
  • ボーカルや楽器の音を楽しめるイヤホンが欲しい方
  • デバイスの切り替えを頻繁に行う方
こんな方にはおすすめできません
  • ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンをお探しの方
  • 本格的なゲームをプレイする用のイヤホンをお探しの方

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