【レビュー】MINOR Ⅲ(マイナー3)の実力は?Marshallのワイヤレスイヤホンを徹底解説

「カッコいいワイヤレスイヤホンが欲しい」

Marshall(マーシャル)と言えば、優れたデザインと音質の高さで定評のある音響メーカーです。

「MINOR Ⅲ」は、高級感あるレザー調ケースや、無駄のない武骨なデザインが目を惹くイヤホンです。

イヤホン本体は、開放型のインナーイヤー型を採用しており、周囲の環境音も取り込む事が可能。

軽い装着感と、聞き疲れしにくい音質なので、1日を通して使えるイヤホンに仕上がっています。

この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「MINOR Ⅲ」を解説しています。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

「Marshall MINOR Ⅲ」の特徴は?

筆者が「MINOR Ⅲ」を使用してみて感じた「良かった点」と「残念だった点」をまとめてみました。

良い点
  • マーシャルらしい重低音とキレのある音質を楽しめる
  • 重厚感のある見た目と高級感のある感触
  • 専用アプリでカスタマイズが可能
  • ワイヤレス充電に対応している
残念な点
  • マルチポイントは非搭載
  • 再生時間が少し短い

海外でも非常に人気のイヤホン

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「Marshall MINOR Ⅲ」の評判・口コミは?

SNSやショッピングサイトでの「MINOR Ⅲ」の評判や口コミを調査してみました。

音質とデザインの高さを評価するコメントが多かった

「Marshall MINOR Ⅲ」のレビュー

「MINOR Ⅲ」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。

「MINOR Ⅲ」の外観と使い方

「MINOR Ⅲ」は、ワイヤレスイヤホンの中ではかなりコンパクトな部類に入ります

片手に収まるだけでなく、厚みも少ないので上着やズボンのポケットにもすんなり収まります。

イヤホン本体の重さは、片耳わずか4.0gで充電ケースを含めても48gと軽く、気兼ねなく持ち運ぶことができます

女性の小さなカバンでも邪魔にならない

充電ケースの正面にはかっこいいマーシャルのロゴと、バッテリー残量を知らせるLEDのインジケーターが配置されています。

レザー調に加工された充電ケースからは高級感を感じる

イヤホン本体は、持ち手部分に滑り止めとしてメタリック風の加工が施されています。

また、ワンポイント入ったゴールドの色味とブラックのマット加工のコントラストがプレミアム感を演出しています。

カラーバリエーション

「MINOR Ⅲ」のカラーバリエーションは、ブラックとクリームの2種類です。

筆者が接客したお客様の傾向では、男性がブラックで女性がクリームを選ぶ割合が高いです。

「MINOR Ⅲ」の操作方法

イヤホンの側面(ロゴ部分のすぐ下)にはタッチセンサーが配置されています。

軽くタップすることで、音声の再生/一時停止・曲送りなどの操作をスマホを取出すことなく行えます。

主な操作一覧
  • 再生/一時停止:右か左を1回タップ
  • 曲送り:右か左を2回タップ
  • 曲戻し:右か左を3回タップ

タッチセンサーの感度も良好

軽い着け心地なのに、フィット感は良好

「MINOR Ⅲ」のイヤホン形状は、人間工学に基づいた設計がなされており、軽い装着感なのにしっかりと耳にフィットしてくれます。

耳穴の一点で支えているというよりは、耳全体でイヤホンを包み込んでいるようなイメージなので、耳への負担が少なく長時間装着できるイヤホンだと感じました。

「MINOR Ⅲ」はスティック型のイヤホンなので、着脱やケースからの取り出しがしやすく掴みやすいモデルとなります。

掴みやすいので落下しにくく、紛失のリスクも抑えられます

ノイズキャンセリング性能について

「MINOR Ⅲ」にはノイズキャンセリング機能が搭載されていません。

オープン型のインナーイヤー型のイヤホンは、周囲の環境音を取込みやすい構造をしているため、ノイズキャンセリング機能は使えません。

Marshallのワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンが欲しい場合は「MOTIF A.N.C」がおすすめです。

バランスの取れた聞き疲れしにくい音質

「MINOR Ⅲ」は、大型の12mmダイナミックドライバーを採用することで、存在感のある低音とクリアな中高音域を実現しています。

ボーカルの声に艶があり、距離も近くに感じることからライブハウスで聞いているような臨場感を味わえます。

相性の良い楽曲としては、ロック・EDM・ダンスミュージックなどが上げらます。

また、高音質コーデックのaptXに対応しているので、対応しているデバイスと接続することで、高音質かつ低遅延で音楽を楽しめます。

通話品質は必要十分

「MINOR Ⅲ」には、マイクが搭載されているので通話することも可能です。

静かな部屋で通話品質を確認しましたが、こちらの声がしっかりと聞こえているようでした。

Zoomを使ったWEB会議を1時間ほど行いましたが、音声が途切れずにスムーズにコミュニケーションができました。

ただし、通話中の周囲の騒音を軽減する機能は搭載されていないため、騒がしい場所で通話する際には注意が必要です。

通話性能は必要十分なレベル

便利なアプリが搭載されている

「MINOR Ⅲ」には、専用アプリ「Marshall Bluetooth」が用意されています。

アプリは無料でダウンロードでき、音質や使い勝手をカスタマイズ可能。

アプリの機能一覧
  • イコライザー設定(音質調整)
  • バッテリー残量の確認
  • イヤホン操作の設定
  • ボリュームコントロール
  • ファームウエアのアップデート

ホーム画面では、バッテリー残量の確認や音質調整(イコライザー)機能を選択することができます。

また、タッチコントロールの操作の割り振りも可能になっています。

アプリは直感的に使える

その他には、操作音のON/OFFやファームウエアの更新など行うことができます。

音質調整も各音域が細かく調整でき、プリセットも複数用意されています。

よくある質問(Q&A)

「MINOR Ⅲ」についての疑問や気になるポイントをまとめています。

「Marshall MINOR Ⅲ」のペアリング方法は?

スマートフォンと接続する場合

STEP

充電ケースの底面のボタンを長押し

STEP

イヤホンのLEDインジケーターが点滅していることを確認

STEP

接続したいデバイスのBluetooth設定から「MINOR Ⅲ」を選択すると接続が完了します。

PCに接続する場合

PCに接続する方法もスマートフォンと接続する方法と同じですが、PC側にBluetooth接続の機能が無い場合があります。

ノートパソコンであれば、基本的にはBluetooth機能が搭載されていますが、据え置きタイプのパソコンは確認する必要があります。

設定からBluetooth設定を見つけることができれば対応したパソコンとなりますが、Bluetoothの機能を搭載していないパソコンでも接続することは可能です。

アダプターをUSBポートに差し込むことですぐに使い始められるので、Bluetooth機能がない場合はアダプターをご使用ください。

「Marshall MINOR Ⅲ」の不具合は?

「MINOR Ⅲ」が片耳しか聞こえなくなった場合はリセットを行うことで不具合が解消することがあります。

「MINOR Ⅲ」に限らず、一般的なワイヤレスイヤホンで起こる不具合もリセットすることで解消できる場合があるので、その一例も紹介します。

不具合の一例
  • 片耳しか聞こえない
  • イヤホンの電源が入らない
  • タッチ操作ができない
  • 充電が行えない
  • Bluetooth接続が不安定
  • 音飛びやノイズが発生する

上記のような不具合がある場合は、一度リセットを行ってみましょう。

「MINOR Ⅲ」のリセットするには、LEDのインジケーターが紫色になるまで充電ケースの底面のボタンを長押し(約10秒間)します。

「Marshall MINOR Ⅲ」を水没させてしまった時はどうしたらいい?

「MINOR Ⅲ」はIPX4相当の防水機能を搭載したイヤホンですが、完全防水ではありません。

そのため、水没させてしまった場合は、すぐに通電せずに内部が乾燥するまでしばらく置いておきましょう。

そのあと、充電を行ってみて動作を確認することで、使える可能性を上げることができます。

それでも問題が解消されない場合は公式サイトの修理サポートへ連絡してみましょう。

「Marshall MINOR Ⅲ」はWeb会議やテレワークで使える?

お使いのデバイスとBluetooth接続が行えれば、使用することができます。

「MINOR Ⅲ」は、静かな環境であれば問題なく通話やWEB会議で使うことができます。

片耳でも使える

「Marshall MINOR Ⅲ」のバッテリー性能は?

「MINOR Ⅲ」はイヤホン単体で最大5時間、充電ケースを含めると最大25時間使用できます。

また、15分の充電で最大1.5時間使用できる急速充電にも対応しているので、万が一バッテリーが切れていても大丈夫。

わずかな時間の充電で使い始められる

「Marshall MINOR Ⅲ」の遅延は?

「MINOR Ⅲ」の遅延ですが、iPhoneで使用する場合はSBCで接続されますが、目立った遅延はありませんでした。

また、Android端末でaptXで接続できる場合は、ほぼ遅延なく動画や音ゲーを楽しむことができます。

iPhoneでも本格的なゲームでなければ遅延は気にならない

スペック・価格の一覧表

発売日2021/10/15
販売価格18,990円(税込)
タイプインナーイヤー型
充電方式USB Type-C/ワイヤレス充電
コーデックSBC,aptX
ドライバー12mm
重量片耳4g
48g(充電ケース込)
連続再生時間イヤホン単体:最大5時間
充電ケース込み:最大25時間
充電時間約1.5時間
マイク
防塵防水性能IPX4
カラーバリエーションブラック
クリーム
BluetoothバージョンVer.5.2
Marshall MINOR Ⅲのスペック表

まとめ-こんな方におすすめ-

この記事では、「MINOR Ⅲ」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。

最後に、「MINOR Ⅲ」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。

こんな方におすすめ
  • フィット感の良いインナーイヤー型のイヤホンを探している方
  • ボーカルや楽器の音を楽しめるイヤホンが欲しい方
  • 音質調整などカスタマイズ性の高いイヤホンを探している方
  • デザイン性の高いイヤホンを探している
こんな方にはおすすめできません
  • 2台同時接続できるマルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
  • ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンをお探しの方

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