「睡眠時に使える寝ホンを探している」
AnkerのSoundcoreから登場した「Sleep A20」は、快適な付け心地やタイマー・睡眠時のモニタリングなどの機能を搭載した寝ることに特化したイヤホンです。
このイヤホンは遮音性が高いので、夜眠る時以外にも、移動中や休憩中でも周りの音を気にせず寝ることに集中できます。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Sleep A20」の解説しています。
「Sleep A20」の特徴を簡単にまとめているので、動画でサクッと確認したい方はこちらをチェックしてみてください。
Soundcore「Sleep A20」の特徴は?
「Sleep A20」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 長時間付けていても耳が痛くなりにくい
- アラームがあるので移動中や休憩中の睡眠にも使える
- 遮音性が高く耳栓としても優秀
- 耳にスッポリ収まるので寝返り時にも違和感がない
- ワイヤレス充電非対応
- 着脱検知機能に対応していない
- 通話用のマイクは搭載されていない
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Soundcore「Sleep A20」のレビュー
「Sleep A20」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
イヤホンの外観や同梱物
パッケージはいつものSoundcoreらしい環境に配慮した包装で、外観も問題なく綺麗な状態で届きました。
パッケージを開封してみると中には、イヤホン本体・説明書・充電ケーブル(タイプC)・サイズ違いのイヤーピースが同梱されていました。
タイプの異なるイヤーピースが用意されていて、遮音性の高いものと周囲の音が聞きやすいタイプの2種類が入っています。
遮音性の高いイヤーピースは通常のイヤホンと同じですが、もう片方のタイプはイヤーピースに穴が空いており、周りの音を取り込みやすくなっています。
シチュエーションによってイヤーピースを選択できる
まずは、充電ケースから見ていきましょう。
表面は指紋や汚れが目立ちにくいマットな加工がされていて、高級感が漂っています。
サイズは幅6.6×高さ2.9×奥行6.6cmと厚みも少なく、総重量が約53gなので気兼ねなくポケットに入れて持ち運ぶこともできます。
カバンやリュックにすんなり入るサイズ感
充電ケースのフタを開けると、想像していたよりもコンパクトなイヤホンが収納されています。
イヤホンは掴みやすく充電ケースから取り出しやすいので、耳への装着もスムーズに行うことができます。
イヤホン本体を取り出すとこんな感じの見た目で、重さは片耳約3gとかなり軽量になっています。
このイヤホンには、イヤーウイングとイヤーピースの2種類のゴムが付いていて、心地良い装着感と高い遮音性を実現しています。
イヤホン本体だけなら親指の爪よりも小さなサイズで、耳にもスッポリと収まってくれます。
イヤホン本体のロゴ部分には、タッチセンサーを搭載が内蔵されているのでタップすることで操作が行えます。
操作のたびにスマートフォンを取り出す必要もないので、とても便利な機能です。
- 再生・停止:右側を2回タップ
- モードの切り替え:左側を2回タップ
- 音量を上げる:右側を3回タップ
- 音量を下げる:左側を3回タップ
ほとんどの操作をイヤホンから行える
タッチセンサーの感度も問題なし
装着感|コンパクトかつ柔らか素材で快適
「Sleep A20」はイヤホンが小さいだけでなく、人間工学に基づいたデザインなのでフィット感が良く長時間付けていても耳が痛くなりにくい。
イヤホン本体は親指のサイズよりも小さいので、耳が小さな方や女性の方にもフィットしやすくなっています。
イヤホンは耳穴にスッポリと収まれば、正面から見てもほとんど目立たず、寝返りをする時もほとんど気になりません。
イヤホンにはイヤーウイング(左)が付いているので、イヤホンが耳の中でズレることもほとんどありません。
また、サイズ違いのイヤーピースとイヤーウイングが同梱されているので、あなたの耳に合わせて調整が可能。
遮音性|周囲の音を7割カット
「Sleep A20」は耳穴にしっかりとフィットする形状と、柔らかなイヤーピースによって高い遮音性を実現しています。
筆者の体感では、イヤホンを着けていない時と比較すると7割程度の雑音をカットしてくれているように感じました。
特に中低音を中心に雑音を軽減してくれるので、電車内の雑音や空調の音、人の話し声もカットしてくれます。
そのため、夜に寝るときだけでなく、移動中や休憩中に集中して眠りたい方にもおすすめです。
騒がしい場所で集中したい時にも使える
ちなみに、「Sleep A20」には2種類のイヤーピースが付いていて、穴の空いたイヤーピースを使えば周囲の音を聞きやすくなります。
集中したい時には遮音性の高いイヤーピースを選択し、周囲の音を聞きたい時には穴の空いたものを使うなど、場面によって使い分けることもできます。
音質|前作よりも低音が強化されている
「Sleep A20」は寝る時に使用するイヤホンなので、音質にこだわったモデルではありませんが、音楽や動画を普通に楽しめる音質です。
前作の「Sleep A10」よりも音質が良くなっており、前回気になっていた低音の少なさも改善されていてよりパワフルになっています。
高音の刺さりが好きな方はデフォルトの設定で問題ありませんが、刺さりが気になる方はイコライザーを使って調整してみてください。
ちなみに、通常のワイヤレスイヤホンと比べて音量が小さめなので、普通の音量(50〜60%)で聞きたい場合は音量を80〜90%ぐらいに設定する必要があります。
寝る時以外でも普通に使える音質
その他の機能|アプリを使えば便利に使える
「Sleep A20」には専用の「soundcore」アプリが用意されています。
このアプリを使用することで「Sleep A20」の機能をフル活用することができます。
- Bluetoothと睡眠のモードの切替
- 睡眠データの蓄積
- アラームの設定
- 自分好みに睡眠サウンドをカスタム
- タッチ操作の変更
- 音質の調整
- イヤホンを探す
- ファームウエアの更新
筆者が使ってみて便利に感じた機能から順番に解説をしていきます。
「Sleep A20」を使用して一番便利に感じたのがアラーム機能です。
アラームには、就寝時刻リマインダーとアラームが用意されています。
アラーム機能を使って時間を設定すれば、
- 電車やバスの寝過ごし防止に使える
- 休憩時間ギリギリまで安心して眠れる
- 時間を気にせず仕事や勉強に集中できる
など活用法がたくさんあります。
アラーム音が周囲に聞こえないのも良い
就寝時刻リマインダーはスマホの目覚ましのように設定でき、決めた時間にアラームを鳴らしてくれます。
イヤホンから音が流れるため、大音量で流す必要もなく近くに家族が寝ていても起こす心配がありません。
イヤホンを2回タップするか充電ケースに戻すことでアラームが止まる
「Sleep A20」で流すことのできる音声はたくさんあり、掛け合わせることによって自分好みの音声を作ることもできます。
シチュエーションごとのプリセットも充実しているので、気分によって音声を変えて楽しむことも可能。
眠りにつきやすい音声を探すのも楽しい
このアプリには、音声をカスタムできるイコライザー機能を搭載、カスタムEQも設定できるので好みの音質に調整ができます。
他には、イヤホンのタップ操作の割り振りを変更できたり、イヤホンを無くした時に探し出す機能もあります。
寝ている時にイヤホンが外れてしまっても、音を鳴らすことでイヤホンを見つけ出すことができます。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2024/7/9 |
販売価格 | 16,990円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC |
防水性能 | IPX4 |
連続再生時間 | 最大19時間 (充電ケースを併用すると最大55時間) |
充電時間 | 3時間 |
マイク | × |
カラーバリエーション | サンドベージュ |
重さ | イヤホン本体:3.0g 充電ケース含む:53.0g |
マルチポイント | × |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Sleep A20」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Sleep A20」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 休憩時間や移動中に時間を気にせずに眠りたい方
- 眠る時に外の音や隣の部屋の音が気になる方
- 仕事や勉強に周りの音が気になる方
- 授業中や仕事中に気付かれないイヤホンを探している方
- ワイヤレス充電ができるイヤホンをお探しの方
- 高音質で聴けるイヤホンを探している方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。