「BOSE初のオープン型イヤホンが気になっている」
一昔前のオープン型イヤホンは、音質・装着感・音漏れなどの弱点があり、どちらかというとサブで使用するイヤホンという位置づけでした。
しかし、ここ1年~2年で急激に進化を遂げており、各社からオープン型イヤホンがたくさん発売されるようになっています。
そんな中、音響メーカーであるBOSEから初めてオープン型イヤホンである「Ultra Open Earbuds」が発売されますが、一体どのような仕上がりになっているのでしょうか?
この記事では、「Ultra Open Earbuds」を実際に使用してみて感じた感想や、使い勝手などを解説しています。
BOSEの「Ultra Open Earbuds」の特徴は?
「Ultra Open Earbuds」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 厚みのある低音が特徴のBOSEサウンドが楽しめる
- 装着感が良く、ランニングなどの運動でもズレにくい
- 音漏れが起こりにくいので、周囲に人がいる環境でも音楽を楽しめ鵜
- 充電ケースが非常にコンパクトで、持ち運びがしやすい
- 現段階ではマルチポイントに対応していない
- 音楽が再生されていない時のホワイトノイズが気になる
- 他社の上位モデルと比べると通話品質が劣る
- ワイヤレス充電に対応していない
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BOSEの「Ultra Open Earbuds」のレビュー
「Ultra Open Earbuds」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
「Ultra Open Earbuds」の外観と使い方
「Ultra Open Earbuds」のパッケージは、最近主流になりつつあるサステナブルでシンプルなデザイン。
開封してみると、イヤホン以外に充電用のコードと説明書が同梱されています。ACアダプタは入っていないので持っていない方は用意する必要があります。
「Ultra Open Earbuds」の充電ケースは、想像していたよりもコンパクトな設計になっています。
総重量も56.5gと軽量で、イヤホンの片耳ではわずか6.5gとカナル型イヤホンと同程度の軽さになっています。
耳を塞がないオープン型イヤホンは、充電ケースの大きいものが多く、イヤホン単体も重い傾向にありますので、「Ultra Open Earbuds」は携帯性に優れています。
売れ筋のオープン型イヤホンの重量
- JBL SOUNDGEAR SENSE:総重量96g 片耳13g
- Soundcore AeroFit Pro:総重量88.7g 片耳12.2g
ポケットに入るぐらいコンパクトな設計
「Ultra Open Earbuds」のデザインはシンプルで洗練されていてカッコいい。
充電ケースの底面には充電用のUSB-Cポートが配置されています。充電は有線のみで、ワイヤレスの充電には対応していません。
ワイヤレス充電に対応していない分、本体はコンパクト
イヤホン本体は、こんな感じでイヤーカフ部分の厚みが特徴的なデザインです。
「Ultra Open Earbuds」は、アクセサリー感覚で使用できるデザインをコンセプトにしているので、ロゴが配置されていないのも納得できます。
イヤホンの側面部分であるハウジング部が光沢感のある素材なので、耳元をさりげなく彩ってくれます。
カラーバリエーションは、ブラックとホワイトスモークの2色が用意されています。
個人的には、ホワイトスモークの方がアクセサリーとしては好み
イヤホンには操作用の物理ボタン(赤丸部分)が配置されています。人差し指と親指で、挟み込むように押すことで操作が可能。
音楽を聞きながら操作できるので、その都度スマートホンを取り出すことなく、再生/一時停止/音量を上げる/音量を下げるなどの操作が行えます。
操作の度にスマホを取出す必要がない
タッチセンサー式ではないので、誤操作が少なくて良い
- 再生・停止:どちらかを1回クリック
- 音量を上げる:右側を1回クリックした後に長押し
- 音量を下げる:左側を1回クリックした後に長押し
- 曲送り:どちらかを2回クリック
- 曲戻し:どちらかを3回クリック
- イマーシブオーディオへの切替:右側を長押し
オープン型イヤホンの中でトップクラスの音質
「Ultra Open Earbuds」は、去年発売されたBOSEの新作イヤホン「QuietComfort Ultra EarBuds」と比較しても引けを取らない音質だと感じました。
オープン型イヤホンは、想像上低音が物足りなかったり高音のシャリつきが気になる傾向がありますが、「Ultra Open Earbuds」は想像を超えていました。
「Ultra Open Earbuds」は、上質な厚みのある低音とクリアな高音で鳴らしてくれ、オープン型イヤホンでもBOSEサウンドを楽しむことができます。
オープン型イヤホンで音質にこだわりたい方におすすめ
BOSEの最新イヤホンやヘッドホンに搭載されているイマーシブオーディオ機能にも対応しています。
イマーシブオーディオをオンにすると、臨場感のあるサウンド体験ができるので、劇場やライブ会場にいるかのような聞こえ方になります。
耳に吸い付くようにフィットしてくれる
「Ultra Open Earbudsi」は、イヤホン形状にこだわっているだけでなく、フィット感を高めるために独自のバンドを使用しています。
イヤホンの一部には柔軟性のあるバンド(青丸部分)が採用されており、あなたの耳の形状に合わせてちょうどいい力加減で挟み込んでくれます。
頭を振ってもズレる感覚はなく、ランニングしながら10分程度使用しましたが、違和感なく使用することができました。
装着もしやすい
メガネやマスクと干渉しない
音漏れ対策がしっかりとされている
オープン型イヤホンを使用する上で気になるのが、周囲への音漏れです。
「Ultra Open Earbudsi」は、ノイズキャンセリングの仕組を利用して、イヤホンから流れている音が周囲に漏れないように音を打消してくれます。
また、音の方向をコントロールする「指向性コントロール」も搭載しているので、周りに音が広がりすぎないよう設計されています。
音量を上げ過ぎなければ音漏れを心配しなくていい
通話性能は微妙
「Ultra Open Earbuds」には、通話用マイクが左右合計4つ搭載されていますが、他社の同価格帯のイヤホンと比較すると通話品質が劣っていました。
もちろん静かな場所で、普通に通話することは可能ですが、周囲が騒がしい環境だとノイズのカットが甘く感じることもあるかもしれません。
声もやや遠めに感じる
よくある質問
「Ultra Open Earbuds」のよくある質問についてまとめてみました。
「Ultra Open Earbuds」は遅延が気になる?
「Ultra Open Earbuds」をiPhoneとAndroidで接続して使用しましたが、気になるような音声と映像のズレはありませんでした。
しかし、シューティングゲームや音ゲーをガチでやっているような方には、遅延を感じられるかもしれません。
ゲームガチ勢でなければ遅延は気にならない
「Ultra Open Earbuds」にはアプリはある?
「Ultra Open Earbuds」には、専用アプリが用意されており、主に以下のようなことができます。
アプリは無料でダウンロードできるので、是非使ってみてください。
- モードの切替
- 接続先のコントロール
- 音質調整のイコライザー機能
- イマーシブオーディオのモード切り替え
- ショートカットの設定
- ファームウエアのアップデート
周囲の環境音に合わせて自動で音量を調整してくれる機能も搭載
「Ultra Open Earbuds」のペアリング方法は?
「Ultra Open Earbuds」のペアリング方法は非常に簡単です。
電源ボタンを5秒間長押しする
ヘッドホンのランプが点灯するのを確認
接続したいデバイスのBluetooth設定の一覧の中に、「Ultra Open Earbuds」が表示されるので、選択すれば接続完了
「Ultra Open Earbuds」はマルチポイントを搭載している?
「Ultra Open Earbuds」は、残念ながらマルチポイント機能を搭載していませんが、今後搭載する予定となっています。
しかし、アプリを使用してデバイスを登録しておけば、イヤホンの操作で接続先を切替えられる機能が搭載されています。
接続先のデバイス名をアナウンスしてくれるので、安心して音声を再生することができます。
スペック・価格の一覧表
「Ultra Open Earbuds」のスペックについてまとめてみました。
販売価格 | 39,800円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC AAC aptX Adaptive Snapdragon Sound認証 |
防水性能 | IPX4 |
再生時間 | イヤホン単体:7.5時間 充電ケース込み:19.5時間 |
充電時間 | 3時間 |
ドライバー | 不明 |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | ブラック ホワイトスモーク |
重さ | 片耳:6.5g 充電ケース込み:56.5g |
マルチポイント | 搭載予定 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Ultra Open Earbuds」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Ultra Open Earbuds」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- オープン型イヤホンでも音質にこだわりたい方
- BOSEサウンドが好みの方
- 映画やライブ音源を臨場感あるサウンドで楽しみたい方
- フィット感の良いイヤホンをお探しの方
- ランニングやワークアウトで使うイヤホンをお探しの方
- 通話メインで使用するイヤホンをお探しの方
- コスパ重視でイヤホンをお探しの方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→NHKの「あさイチ」でも取り上げられたオープン型イヤホンをご紹介