「コスパの高いオープンイヤー型のイヤホンが欲しい」
ワイヤレスイヤホンで次々とヒット商品を生み出しているAnkerから、初のオープンイヤー型のイヤホンが発売されました。
機能面では、マルチポイント・3Dオーディオ・防水機能など充実した機能を搭載していますが、実力はどうなのでしょうか?
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Soundcore AeroFit」の解説しています。
Anker「Soundcore AeroFit」の特徴は?
「Soundcore AeroFit」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 専用アプリで好みの音に調整ができる
- オープンタイプなのに音漏れがほとんど起こらない
- 2台同時に接続できるマルチポイントに対応していて便利に使える
- 最大42時間使えるロングバッテリーを搭載
- 3Dオーディオ機能は微妙
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Anker「Soundcore AeroFit」のレビュー
「Soundcore AeroFit」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
Soundcore AeroFitの外観と使い方
「Soundcore AeroFit」の充電ケースは平らなデザインで、上着やズボンのポケットに入れても違和感なく持ち運べます。
前面にはバッテリー状態を教えてくれるLEDのランプと、背面には充電用のUSB Type-Cの端子が配置されています。
充電ケースの質感は、サラサラしているので指紋が付きにくい
フタを開けると中には、イヤホンが収納されており、取り出すことで自動で電源が入るようになっています。
一度スマートフォンとペアリングを済ませて置けば、取り出した瞬間から音楽を聞くことができます。
イヤホンも取り出しやすい
イヤホン本体(赤丸部分)には、タッチセンサーが搭載しています。
タッチセンサーをタップすることで操作が行えるので、その都度スマートフォンを取り出す手間が省けます。
- 再生・停止:右を2回タップ
- 曲送り:左を2回タップ
- 曲戻し:アプリから割振れる
- 音量を上げる:アプリから割振れる
- 音量を下げる:アプリから割振れる
- 音声アシスタントの起動:アプリから割振れる
軽い装着感で長時間でもストレスなく使える
「Soundcore AeroFit」は、軽い装着感が特徴のイヤホンです。
片耳わずか8.5gで、オープンイヤー型のイヤホンにしては非常に軽い部類に入ります。
通常は10gオーバーのものがほとんどなので、「Soundcore AeroFit」を長時間使用していても耳が痛くなりにくいです。
また、素材にはやわらかなTPUと強度の高いチタン合金を採用しており、耳に優しい着け心地とフィット感を実現じています。
運動などの激しい動作をするなら「Soundcore AeroFit Pro」の方がおすすめ
バッテリー周りが非常に優秀
「Soundcore AeroFit」はコンパクトな本体なのに、イヤホン単体で最大11時間・充電ケースを併用すると最大42時間も使用することができます。
また、10分の充電で最大4時間使える急速充電にも対応しており、万が一バッテリーが無くなっていてもわずかな時間で使い始めることができます。
Ankerは、バッテリーも手掛けているメーカーなので、バッテリー周りは他社のメーカーよりも優れている。
頻繁に充電する必要がない
オープンイヤー型にしては十分な音質
「Soundcore AeroFit」はフラット傾向の音質で、どの音域もバランスよく鳴らしてくれます。
耳を塞がないタイプのイヤホンにありがちな、低音の不足感もなく迫力ある低音を楽しむことができます。
アプリを使って音質を調整することができるので、好きな曲を好みの音質で聞くことができます。
アプリから3Dオーディオ機能をONにすると、疑似的に音声を立体的に表現してくれます。
しかし、無理やり立体的にしている感じがあり、個人的には積極的に使いたいと思う機能ではありませんでした。
臨場感のある音声を楽しみたいなら、上位モデルの「Soundcore AeroFit Pro」がおすすめです。
価格に見合った音質に仕上がっている
必要十分な通話性能
「Soundcore AeroFit」には、通話用のマイクが搭載されています。
通話中のノイズをカットしてくれる機能も搭載しているので、騒がしい場所でもあなたの声をクリアに届けてくれます。
イヤホンを使用して1時間ほどWEB会議を行いましたが、接続が途切れることもなく相手にもしっかり声が届いているようでした。
耳を塞がないイヤホンは、自分の声がこもらないのでイヤホンをしていても話しやすい。
仕事でも使える通話品質
2台同時接続のマルチポイント機能を搭載
「Soundcore AeroFit」は、マルチポイント機能を搭載しているので、2台同時に接続することができます。
デバイス間の切替もスムーズに行えるので、ストレスなくイヤホンを使うことができます。
一度使うと手放せない機能
マルチポイント機能が活躍する場面としては、タブレットとスマホやパソコンとスマホなど、複数のデバイスを切替えて使う方におすすめです。
イヤホンを使ってパソコンで動画を見ているときに、スマホに着信があってもイヤホンを外さずに接続を切替えられるので、そのままの状態で通話を開始することが可能。
使用しているデバイスをイヤホンが認識してくれる
アプリでカスタマイズが自在に行える
「Soundcore AeroFit」には、専用アプリが用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- イヤホン操作の確認
- マルチポイント
- 3Dオーディオ機能
- ファームウエアのアップデート
音質調整も細かく行える
よくある質問
「Soundcore AeroFit」のよくある質問についてまとめてみました。
Anker Soundcore AeroFitは遅延が気になる?
「Soundcore AeroFit」には、ゲーミングモード(低遅延)に対応していません。
そのため、遅延にシビアな音ゲーや作業をするには不向きなイヤホンです。
しかし、動画やゲームを楽しむ程度であれば、遅延はほとんど感じないので、ストレスなく楽しめるかと思います。
遅延が許せない方は、ゲーム用のイヤホンがおすすめ
Anker Soundcore AeroFitの音漏れは?
「Soundcore AeroFit」は音漏れが起こりにくいように、音に指向性を持たせています。
音漏れ対策を行っていますが、大きな音量で音楽を流すと周囲に音が漏れてしまいます。
そのため、周囲に人がいる時は最大音量の40%程度に留めるようにしましょう。
音量次第では電車の中でも使える
Anker Soundcore AeroFitのペアリング方法は?
Soundcore AeroFitのペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースを開ける
充電ケースにあるボタンを長押しする
接続したいデバイスのBluetooth設定をオンにする
一覧の中に、「Soundcore AeroFit」が表示されるので選択すれば接続完了
2回目以降は自動で接続される
Anker Soundcore AeroFitはマルチポイントを搭載している?
「Soundcore AeroFit」は、マルチポイントを搭載しており、最大2台のデバイスと同時に接続することが可能です。
スマホとPCなど同時に2台接続できるので、PCで音楽を聞いている時に着信があっても、イヤホンをしたままスマホで通話を開始することができます。
切替えもスムーズに行える
Anker Soundcore AeroFitのアップデートはどうする?
「Soundcore AeroFit」には専用のアプリが用意されています。
アプリ内からファームウエアのアップデートを行うことができます。
不具合の解消や新しい機能に対応したりと、使い勝手が大幅に改善することもあるので、定期的にアップデートすることをおすすめします。
アプリは無料でダウンロードできる
Anker Soundcore AeroFitのコーデックは?
「Soundcore AeroFit」の対応コーデックは、SBC/AACとなります。
高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneやAndroidでも問題なく使用することができます。
AACに対応しているので、iPhoneと相性が良い
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/11/15 |
販売価格 | 16,990円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC |
防水性能 | IPX7 |
連続再生時間 | 最大11時間 (充電ケースを併用すると最大42時間) |
充電時間 | 2時間 |
ドライバー | 14mm |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | ブラック ※カラーは順次追加 |
重さ | イヤホン片耳:8.5g 充電ケース込:64.6g |
マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Soundcore AeroFit」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Soundcore AeroFit」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 軽い装着感で長時間使っていても疲れにくいイヤホンをお探しの方
- オープンイヤー型のイヤホンでコスパの良いモデルを探している方
- 音漏れが起こりにくいオープンイヤー型のイヤホンをお探しの方
- 2台同時に接続できるマルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- 耳を塞がないイヤホンでも音質にこだわりたい方
「耳を塞がないイヤホンでも音質にこだわりたい方」には、JBLから発売されている「SOUNDGEAR SENSE」がおすすめです。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。