【実力は?】Soundcore AeroFit Proをレビュー!Ankerから初の耳を塞がないイヤホンが発売されたので解説していく

「最近流行っている耳を塞がないイヤホンが欲しい」

ワイヤレスイヤホンで次々とヒット商品を生み出しているAnkerから、初の耳を塞がないイヤホンが発売されました。

機能面では、マルチポイント・3Dオーディオ・防水機能など充実した機能を搭載していますが、実力はどうなのでしょうか?

この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Soundcore AeroFit Pro」の解説しています。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

Anker「Soundcore AeroFit Pro」の特徴は?

「Soundcore AeroFit Pro」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。

良い点
  • 迫力のある3Dオーディオでライブ音源や映画が楽しめる
  • 装着感を高めるネックバンドが使える
  • 2台同時に接続できるマルチポイントに対応していて便利に使える
  • 最大46時間使えるロングバッテリーを搭載
残念な点
  • イヤホンの重量がやや重め

スポンサーリンク

Anker「Soundcore AeroFit Pro」のレビュー

「Soundcore AeroFit Pro」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。

Soundcore AeroFit Proの外観と使い方

「Soundcore AeroFit Pro」の充電ケースは、前面のボタンを押すことで開くことができます。

イヤホンがコンパクトに収納できるように縦長の形状になっており、取り出しの際も掴みやすくスマートに装着することができます

充電ケースの質感は、サラサラしているので指紋が付きにくい

イヤホン本体(赤丸部分)には、物理ボタンが搭載しています。

スマートフォンを取り出すことなく、イヤホンから操作を行えるのでとても便利です。

主な操作
  • 再生・停止:右を2回クリック
  • 曲送り:左を2回クリック
  • 曲戻し:操作できない
  • 音量を上げる:右を1回クリック
  • 音量を下げる:左を1回クリック
  • 電源のON/OFF:左右どちらかを長押し

イヤホンから電源のON/OFFができるのは珍しい

運動にも使えるぐらい装着感が安定している

「Soundcore AeroFit Pro」の特徴の一つとして快適なフィット感が挙げられます。

片耳の重量が約12gと耳を塞がないイヤホンとしてはやや重めとなっていますが、素材には強度の高いチタン合金と柔らかなTPU素材を採用することで、高いフィット感を実現しています。

イヤホン単体でもランニングや運動中に使える安定した装着感が得られますが、付属のネックバンドを組合わせることで落下のリスクを最小限に抑えることもできます。

また、ネックバンドを取付けることで、負担が分散されるのでより快適な装着感を得ることができます。

ネックバンドのサイズは細かく調整できるので、椅子に座ったり寝転んだ時にネックバンドが邪魔になることもありません。

ランニング中にネックバンドが上下に動くこともない

バッテリー周りが非常に優秀

「Soundcore AeroFit Pro」はコンパクトな本体なのに、イヤホン単体で最大14時間・充電ケースを併用すると最大46時間も使用することができます。

また、10分の充電で最大5.5時間使える急速充電にも対応しており、万が一バッテリーが無くなっていてもわずかな時間で使い始めることができます。

Ankerは、バッテリーも手掛けているメーカーなので、バッテリー周りは他社のメーカーよりも優れている。

頻繁に充電する必要がない

3Dオーディオ機能で臨場感のある音楽体験が可能

「Soundcore AeroFit Pro」はフラット傾向の音質で、どの音域もバランスよく鳴らしてくれます

耳を塞がないタイプのイヤホンにありがちな、低音の不足感もなく迫力ある低音を楽しむことができます。

アプリを使って音質を調整することができるので、好きな曲を好みの音質で聞くことができます。

アプリから3Dオーディオ機能をONにすると、疑似的に音声を立体的に表現してくれるのですが、実用的に使えるレベルのクオリティーになっています。

ライブ音声や映画などを見る時に使用すれば、臨場感たっぷりにコンテンツを楽しむことができます。

価格に見合った音質に仕上がっている

必要十分な通話性能

「Soundcore AeroFit Pro」には、通話用のマイクが搭載されています。

通話中のノイズをカットしてくれる機能も搭載しているので、騒がしい場所でもあなたの声をクリアに届けてくれます。

イヤホンを使用して1時間ほどWEB会議を行いましたが、接続が途切れることもなく相手にもしっかり声が届いているようでした。

耳を塞がないイヤホンは、自分の声がこもらないのでイヤホンをしていても話しやすい。

仕事でも使える通話品質

2台同時接続のマルチポイント機能を搭載

「Soundcore AeroFit Pro」は、マルチポイント機能を搭載しているので、2台同時に接続することができます。

デバイス間の切替もスムーズに行えるので、ストレスなくイヤホンを使うことができます。

一度使うと手放せない機能

マルチポイント機能が活躍する場面としては、タブレットとスマホやパソコンとスマホなど、複数のデバイスを切替えて使う方におすすめです。

イヤホンを使ってパソコンで動画を見ているときに、スマホに着信があってもイヤホンを外さずに接続を切替えられるので、そのままの状態で通話を開始することが可能。

使用しているデバイスをイヤホンが認識してくれる

アプリでカスタマイズが自在に行える

「Soundcore AeroFit Pro」には、専用アプリが用意されています。

イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。

アプリの主な機能
  • イコライザー設定(音質調整)
  • バッテリー残量の確認
  • イヤホン操作の確認
  • マルチポイント
  • 3Dオーディオ機能
  • ファームウエアのアップデート

音質調整も細かく行える

よくある質問

「Soundcore AeroFit Pro」のよくある質問についてまとめてみました。

Anker Soundcore AeroFit Proは遅延が気になる?

「Soundcore AeroFit Pro」には、ゲーミングモード(低遅延)に対応していません。

そのため、遅延にシビアな音ゲーや作業をするには不向きなイヤホンです。

しかし、動画やゲームを楽しむ程度であれば、遅延はほとんど感じないので、ストレスなく楽しめるかと思います。

遅延が許せない方は、ゲーム用のイヤホンがおすすめ

Anker Soundcore AeroFit Proの音漏れは?

「Soundcore AeroFit Pro」は音漏れが起こりにくいように、音に指向性を持たせています。

音漏れ対策を行っていますが、大きな音量で音楽を流すと周囲に音が漏れてしまいます。

そのため、周囲に人がいる時は最大音量の40%程度に留めるようにしましょう。

Anker Soundcore AeroFit Proのペアリング方法は?

Soundcore AeroFit Proのペアリング方法は非常に簡単です。

STEP

充電ケースを開ける

STEP

充電ケースにあるボタンを長押しする

STEP

接続したいデバイスのBluetooth設定をオンにする

STEP

一覧の中に、「Soundcore AeroFit Pro」が表示されるので選択すれば接続完了

2回目以降は自動で接続される

Anker Soundcore AeroFit Proはマルチポイントを搭載している?

「Soundcore AeroFit Pro」は、マルチポイントを搭載しており、最大2台のデバイスと同時に接続することが可能です。

スマホとPCなど同時に2台接続できるので、PCで音楽を聞いている時に着信があっても、イヤホンをしたままスマホで通話を開始することができます。

切替えもスムーズに行える

Anker Soundcore AeroFit Proのアップデートはどうする?

「Soundcore AeroFit Pro」には専用のアプリが用意されています。

アプリ内からファームウエアのアップデートを行うことができます。

不具合の解消や新しい機能に対応したりと、使い勝手が大幅に改善することもあるので、定期的にアップデートすることをおすすめします。

アプリは無料でダウンロードできる

Anker Soundcore AeroFit Proのコーデックは?

「Soundcore AeroFit Pro」の対応コーデックは、SBC/AACとなります。

高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneやAndroidでも問題なく使用することができます。

AACに対応しているので、iPhoneと相性が良い

スペック・価格の一覧表

発売日2023/11/15
販売価格22,990円(税込)
充電方式USB Type-C
コーデックSBC/AAC
防水性能IPX5
連続再生時間最大14時間
(充電ケースを併用すると最大46時間)
充電時間2時間
ドライバー16.2mm
マイク
カラーバリエーションミッドナイトブラック
※カラーは順次追加
重さイヤホン片耳:12.2g
充電ケース込:88.7
マルチポイント
Anker Soundcore AeroFit Proのスペック表

まとめ-こんな方におすすめ-

この記事では、「Soundcore AeroFit Pro」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。

最後に、「Soundcore AeroFit Pro」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。

こんな方におすすめ
  • 安定した装着感が得られるイヤホンをお探しの方
  • ライブ音源や映画を臨場感のある音声で楽しみたい方
  • イヤホン単体で持ち運びたい方(本体から電源のON/OFFが可能)
  • 2台同時に接続できるマルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
こんな方にはおすすめできません
  • 耳を塞がないイヤホンでも音質にこだわりたい方
  • 本体の軽いイヤホンをお探しの方

耳を塞がないイヤホンでも音質にこだわりたい方」には、JBLから発売されている「SOUNDGEAR SENSE」がおすすめです。

本体の軽いイヤホンをお探しの方」には、Shokzから発売されている「OpenFit」がおすすめです。

スポンサーリンク