ついに、SONYの最上位モデル「SONY WF-1000XM5」が発表されました。
前作から約3年ぶりの新作ということで、気になっていた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「SONY WF-1000XM5」のノイズキャンセリング性能・音質などや、前作との違いを比較してレビューして行きます。
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前作と新作「SONY WF-1000XM5」の違いは4つ
早速結論ですが、「SONY WF-1000XM5」は前作よりも、ノイズキャンセリング・音質・装着感・通話品質が向上しています。
前作よりも約20%もノイズキャンセリングの性能が向上しており、現在発売されているワイヤレスイヤホンの中で一番の性能だと思います。
音質に関しては、ソニーらしいサウンドを表現しつつ、有線イヤホン同等レベルの解像感の高さを感じられました。
また、性能が向上しているにも変わらず、本体がコンパクトになっており、前作よりもかなり装着感が向上しています。
両者を比較する上で、重要な項目を表にまとめています。
項目 | WF-1000XM5 | WF-1000XM4 |
---|---|---|
発売日 | 2023/9 | 2021/6 |
連続再生時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
ドライバー | 8.4mm | 6.0mm |
重量 | 5.0g 60g(充電ケース含む) | 7.3g 77g(充電ケース含む) |
コーデック | SBC, AAC, LDAC, LC3 | SBC, AAC, LDAC |
マイク | 6個 | 4個 |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
タップできる目次
前作とSONY WF-1000XM5の違い
ノイズキャンセリング・音質・装着感・通話性能について詳しく解説をしていきます。
ノイズキャンセリング性能が優秀
ノイズキャンセイング性能は大幅に進化しており、現在発売されているイヤホンの中ではトップの性能だと感じました。
進化した内容としては、データ処理を行ってくれているプロセッサーが進化したことと、マイクの数量(4個→6個)が増えたことで性能が向上しています。
また、統合プロセッサーV2によって、周囲の環境に合わせてノイズキャンセイングを自動で最適化してくれます。
静かな室内でも、ノイキャン特有の耳が詰まる感覚が最小限まで抑えらています。
とても自然に周囲の音を消してくれる
「SONY WF-1000XM5」のノイズキャンセリング性能を確かめるために、電車内の音を部屋で流して録音してみました。
SONYらしいバランスの取れた音質
前作よりも解像感が高くなっており、高音のクリアさやボーカルの声のディティールまで細かく再現されていました。
高音質な有線イヤホンに引けを取らない音質に仕上がっており、SONYらしいサウンドが楽しめます。
具体的には、ドライバーユニットが6.0mmから8.4mmに大型化されたことと、プロセッサーの進化により音質が向上しました。
ドライバーユニットは、SONY独自開発の振動板構造「ダイナミックドライバーX」を採用しています。
異なる素材を組み合わせることで、軽量の高剛性のドームが伸びのある高音域を再生します。
「SONY WF-1000XM5」の音の傾向を確かめるために、サンプルの楽曲を流して録音してみました。
快適な装着感
イヤホン本体の体積が約25%も小型化しています。
重量も約7.3gから約5.9gと軽量化しており、装着感がかなり向上しています。
性能は上がっているのに、サイズが少なくなっている
顔の正面から見た場合も、耳にキレイに収まっているので、イヤホンが目立つこともありません。
また、小型化しているので耳への収まりも良く、フィット感が高いのでランニングなどでも使用することができます。
長時間の使用でも耳が痛くなりにくい
優れた通話品質
ソニー史上最高の通話品質を自負いるだけあって、周囲がうるさい場所でも雑音を消してくれています。
今まで300種類を超えるワイヤレスイヤホンを使ってきた筆者ですが、「SONY WF-1000XM5」はどのイヤホンよりも通話品質の高さを感じました。
また、イヤホンに凹凸のないデザインを採用していることで、風切り音もかなり軽減してくれています。
その他の細かな違いを解説
他にも嬉しい進化があったので、その辺りも紹介して行きます。
LEオーディオに対応
「Soundcore Liberty 4 NC」と「Soundcore Liberty 4」では、イヤホン形状にはほとんど差はありませんが、充電ケースの形状がやや異なります。
「Soundcore Liberty 4 NC」は、上部に向かって充電ケースが開閉するデザインになっています。
「Soundcore Liberty 4」は、充電ケース上部がスライドするような感じで開閉し、内部がライトアップします。
Liberty 4の方が高級感がある
防水防塵性能
「SONY WF-1000XM5」と「SONY WF-1000XM4」では、ともにIPX4相当の防水性能が搭載されています。
汗や小雨ならイヤホンが濡れても大丈夫な仕様になっています。
IPX4相当の製品は、一定量の水が直接噴射された場合でも、内部に水が侵入しないように設計されています。
ただし、水の圧力や角度、噴射時間などによっては、内部に水が侵入する可能性がありますので、完全な防水性を保証するものではありません。
スペック表
項目 | WF-1000XM5 | WF-1000XM4 |
---|---|---|
発売日 | 2023/9/1 | 2021/6 |
参考価格 (2023/4月現在) | 41,800円 | 25,000円 |
連続再生時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
充電方式 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | |
クイック充電 | 3分で最大1時間の再生 | 5分で最大1 時間の再生 |
装着検出機能 | あり | |
重量 | 片耳約5.0g ケース約60g (イヤホン収納時) | 片耳約7.3g ケース約77g (イヤホン収納時) |
Bluetooth | ver 5.3 | ver 5.2 |
マルチポイント | 搭載 |
まとめ
この記事では、「SONY WF-1000XM5」と「SONY WF-1000XM4」の違いについて解説していきました。
「SONY WF-1000XM5」の発売日はもう少し先ですが、予約販売は開始されていますので、気になる方は購入して見てください。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。
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