Bluetoothのイヤホンは音飛びが起こりやすい?原因と対策法は?途切れにくいイヤホンもご紹介

Bluetoothのイヤホンを使っていて、突然聞こえなくなったり、音声が途切れたことはありませんか?

ワイヤレスのイヤホンは、Bluetoothを使用して通信を行っているため、通信を阻害するものがあると途切れたりすることがあります。

この記事では、音飛びや接続が不安定になる原因と対策について解説しております。

Bluetoothイヤホンが途切れる原因

今では当たり前になったワイヤレスのマウスやキーボードですが、これらもBluetoothによってパソコンと通信を行っています。

Bluetoothは近距離無線方式として、1999年に登場してから20年以上かけて進化してきました。

当初よりも安定した接続を実現していますが、機器同士を電波を使ったペアリング」という方式で接続しているため、環境や条件によって不安定になることがあります。

それでは、Bluetoothが途切れる原因について解説していきます。

Bluetoothのバージョンが古い

デバイス同士のBluetooth接続は、古いバージョンに合わせて通信されてしまいます。

古いバージョンは新しいバージョンに比べて、接続が不安定で音飛びしやすくなっています。

たとえば、最新のスマートフォン(Bluetooth5.3)を使っているが、イヤホンがBluetooth3.0だった場合は、古いバージョンのBluetoothで通信することになります。

2023年現在の最新バージョンは5.3となっていますが、少なくとも4.2以上のバージョンを搭載したデバイスとイヤホンを選ぶようにした方が賢明です。

Bluetoothのバージョンと音質について解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

Wi-Fiと電波が干渉している

BluetoothはWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使用しているため、電波の干渉が起こることがあります。

Wi-Fiのルーターやワイヤレスのマウス・キーボードが近くにある場合は、音が途切れる可能性があります。

バッテリー残量の低下

Bluetooth接続を行っている端末(スマホ・イヤホンなど)のバッテリー残量が減っている場合も音飛びの原因となります。

ワイヤレスイヤホンの中には、バッテリー残量がわからないものや、ケースに入れていても位置がずれていると充電されていない場合も考えられます。

スマホとイヤホンの距離

Bluetoothが通信できる距離は、Classという仕様で確認することができます。

Class(クラス)別の距離

一般的なイヤホンにはClass2が搭載されています。

  • Class1:到達距離が約100m
  • Class2:到達距離が約10m
  • Class3:到達距離が約1m

上記の距離は目安となるため、環境や条件によって変わってきますが、通信距離が短いClasshほど通信が不安定になり音飛びが発生しやすくなります。

安い中華製のイヤホンは、スマホをポケットに入れても通信が途切れるほど不安定です

その他の原因

その他に考えられる原因は、電波を発する機器(電子レンジ・コードレスの電話など)と干渉する場合も考えられます。

あとは、壁やガラス、水などの物理的に電波を遮断してしまうものが影響して音飛びを引き起こしていることもあります。

接続が不安定な時は、機器が原因ではなく環境が影響していることも

Bluetoothイヤホンが途切れる時の対処法

Bluetoothイヤホンで音飛びが起こったり接続が不安定になった時の対処法について解説します。

ペアリングをやり直す

電波の干渉や、接続自体が不安定な場合は、「ペアリング」を再設定することで改善することがあります。

iPhoneの場合は、「設定」→「Bluetooth」から操作を行います。

お使いのイヤホンのペアリングが解除できたら、再度ペアリングを行ってください。

スマホのネットワーク設定をリセットする

スマートフォンのネットワークやアプリの不具合によって接続が不安定になっている場合も考えられます。

スマートフォン自体を再起動したり、iPhoneであれば「機内モード」にするなどしてネットワークを再接続させてみてください。

他のBluetooth機器をオフにする

イヤホンを使用している環境で複数のBluetooth接続がある場合は、混線や電波の干渉が起こる場合があります。

一度、イヤホン以外のBluetooth機器の接続を解除もしくはオフにしてからペアリングを行ってみてください。

最新機器を購入する

Bluetoothのバージョンが低いことで音飛びが発生することもあります。

Bluetoothのバージョンはアップデートすることができませんので、これまでご紹介した対処法でも改善されない場合は、新しい機器を使用することで問題が解消するかもしれません。

音が途切れにくいBluetoothイヤホン

Bluetoothイヤホンは、スマートフォンとイヤホンの相性があります。

「Bluetoothのバージョン」「コーデック」「遅延」に注目することで、お使いのスマートフォンと相性の良いイヤホンを見つけることができます。

iPhoneを使われている場合

iPhoneと相性の良いイヤホンは「AirPods」シリーズとなります。

Appleの純正のイヤホンなので、接続性だけでなく操作性も優れているので、iPhoneを使われている方は「AirPods」シリーズがおすすめです。

AirPodsの選び方はこちらを参考にしてください。

「AirPods」シリーズがほしいけど、予算を抑えたい方にはこちらの記事で紹介しているイヤホンもおすすめです。

まとめ

ここまでBluetoothイヤホンの音飛びや途切れてしまう原因と対処法について解説させて頂きました。

ご紹介した対処法を何度も試してみても接続が安定しない時は、故障の可能性もありますので、購入した店舗に相談してみてもいいかもしれません。

この記事があなたのBluetoothイヤホン選びの参考になれば幸いです。