「AirPods(第3世代)」と「AirPods Pro 2」の違いが知りたい
Appleイヤホンの最上位モデル「AirPods Pro 2」と「AirPods(第3世代)」には、1万円以上の価格差があります。
そのため、搭載している機能やイヤホンの形状に違いがあり、用途に合わせて選択する必要があります。
この記事では、「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」の音質・性能・装着感・使い勝手など、様々な角度から比較して解説しております。
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筆者ならこちらを選ぶ
「AirPods(第3世代)」と「AirPods Pro 2」のどちらかを購入するなら、筆者は「AirPods Pro 2」を選択します。
筆者は外出先や移動中にイヤホンを使うことが多いので、周囲の雑音をカットしてくれるノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンを選びます。
「AirPods Pro 2」は、AirTagを搭載しているので、紛失した際でもGPS情報から詳しい場所まで特定することが可能。
とはいえ、用途によっては「AirPods(第3世代)」の方がおすすめできる方もいらっしゃいますので、それぞれの違いを解説していきます。
AirPods(第3世代)とAirPods Pro 2の比較表
両者のスペックを比較したところ、いくつかの違いが見られます。
項目 | AirPods(第3世代) | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
発売日 | 2021/10/26 | 2022/9/28 |
参考価格 | 27,800円 | 39,800円 |
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 | カナル型 |
ノイズキャンセリング | 非搭載 | 搭載 |
外音取込機能 | 非搭載 | 搭載 |
チップ | H1 | H2 |
充電ケース | スピーカーなし | スピーカーあり |
重量 | 片耳 4.28g 充電ケース込 46.47g | 片耳 5.30g 充電ケース込 61.40g |
Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
どんな方がおすすめなのか?
スペック表や実際に使用した感想を元にそれぞれのヘッドホンをおすすめできる方をまとめてみました。
- 周囲の環境音を聞きながら音楽を楽しみたい方
- 開放感のあるインナーイヤー型のイヤホンを使いたい方
- カナル型イヤホンが苦手な方
- 価格を少しでも抑えたい方
- 騒がしい場所でもノイズをカットできるノイキャン機能を搭載したイヤホンが欲しい方
- 周囲の音を取込む外音取込機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- 軽い装着感でフィット感の良いイヤホンをお探しの方
- 紛失時でも高確率で見つけられるGPSを搭載したイヤホンが欲しい方
タップできる目次
AirPods(3世代)とAirPods Pro 2の違いは?
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」を比較するポイントは3つあります。
違いの大きいものから順番に詳しく解説していきます。
イヤホンの形状が異なる
「AirPods(第3世代)」と「AirPods Pro 2」の一番の違いは、イヤホン形状が異なっていることです。
「AirPods(第3世代)」は、インナーイヤー型と呼ばれ、イヤホン先端にイヤーピースの付いていない形状となっています。
- 装着感が軽く疲れにくいので、長時間でも使える
- 開放的なので、大きな音量で音楽を聞くと音漏れの可能性がある
- カナル型イヤホンが苦手な方でも違和感なく装着できる
静かな環境や、環境音を聞きたいなら「AirPods(第3世代)」がおすすめ
「AirPods Pro 2」は、カナル型イヤホンと呼ばれ、イヤホンの先端にシリコン製のイヤーピースが付いています。
- 遮音性が高く、フィット感が良いので落下しにくい
- ノイズキャンセリング機能を高めてくれる
- 低音域や細かな音楽のディティールを聞き取ることができる
移動中やカフェで、周りの音を気にせず使いたいなら「AirPods Pro 2」がおすすめ
ノイズキャンセリング・外音取込機能の違い
「AirPods(第3世代)」はインナーイヤー型の形状を採用しているので、構造上ノイズキャンセリングの機能を搭載できません。
また、開放的な構造のため、周囲の音を取込む外音取込機能をあえて搭載する必要もないので、機能として実装されていません。
費用を抑えてノイズキャンセリング・外音取込機能を搭載したイヤホンが欲しい場合は、他のメーカーを検討する必要があります。
過去の記事でコスパの高いイヤホンをまとめていますので、気になる方はこちらからチェックしてみてください。
「AirPods Pro 2」には、ノイズキャンセリングと外音取込機能が搭載されています。
ノイズキャンセリング機能については、現在発売されているイヤホンの中でもトップクラスの遮音性で、驚くほど周囲の音を軽減してくれます。
「AirPods Pro 2」を使用して、ノイズキャンセリングのテストを行ってみました。騒音の激しい場所でどれぐらいノイズをカットしてくれるのか体感してみてください。
※イヤホンかヘッドホンを着用しての視聴をおすすめします。
また、通話中の周囲の雑音を軽減する機能も搭載しています。
騒がしい場所でも、通話相手にあなたの声をクリアに届けることが出来ます。
カフェ店内の音声を流しながらマイクの性能をテストしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
外音取込機能に関しては、現在発売されているイヤホンの中で1番の実力を持っています。
イヤホンを装着していることを忘れるほど自然に周囲の音を聞くことができ、イヤホンをしたままでも会話をスムーズに行うことができます。
一日を通して使えるイヤホン
音質・空間オーディオの違い
「AirPods(第3世代)」と「AirPods Pro 2」では、イヤホンの形状が異なるので、音質も変わってきます。
音の傾向としてはどちらもフラット傾向の音質なので、聞き疲れしにくく長時間のリスニングが可能な音質になっています。
音の傾向については過去の記事でくわしく解説していますので、気になる方チェックしてみてください。
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」の音質を比較すると、「AirPods Pro 2」の方が低音域がしっかりと聞こえますので、迫力のある音質に感じました。
ロック・EDM・ダンスミュージックなどノリの良い楽曲を聞くなら「AirPods Pro 2」の方が相性が良いと思います。
また、音の一つ一つがしっかりと聞こえる解像感の高さも「AirPods Pro 2」の魅力だと思います。
さすが最上位モデル
空間オーディオについて
立体的な音声を楽しめる空間オーディオですが、こちらの機能は「AirPods(第3世代)」「AirPods Pro 2」ともに対応しています。
頭の向きも感知するヘッドトラッキングも搭載しているので、ライブ映像や映画を臨場感たっぷりに楽しむことができます。
Appleコンテンツだけでなく、YouTubeなどの動画配信サービスにも対応しているので、幅広いコンテンツで空間オーディオを体感できるのはうれしい。
耳の形に合わせて最適化
イヤホンを着けている人の耳の形状に合わせて音質を調整してくれるアダプティブイコライゼーションに対応。
この機能が「AirPods(第3世代)」と「AirPods Pro 2」は搭載されているので、低音域と中音域を自動で調整してくれます。
人によって左右の耳の形が違う場合でも、同じサウンドが楽しめるようになっています。
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」のよくある質問
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」のその他の違いについてまとめています。
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」のケースのサイズの違いは?
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」の充電ケースのサイズを比較するとわずかな違いはあるものの、ほとんどサイズは変わりません。
イヤホン本体は、「AirPods Pro 2」にイヤーピースが付いているのでその分サイズは大きくなっています。
充電ケースもイヤホンもサイズ感はほとんど同じ
操作性に違いはあるのか?
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」は、イヤホンのステム部分(赤丸)を挟むことで操作が出来るようになっています。
- 再生/一時停止:1回クリック
- 曲送り:2回クリック
- 曲戻し:3回クリック
「AirPods Pro 2」は、長押しでモードの切替と、上部にスワイプすることで音量の調整ができます。
「AirPods Pro 2」は音量調整できるのがうれしい
探す機能に違いはあるのか?
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」では探す機能に違いがみられます。
「AirPods(第三世代)」には探す機能が搭載されており、紛失した時にイヤホンから音を鳴らしたり、最後に接続していた場所を地図上で確認することが可能です。
紛失時の探し方は、過去の記事で詳しくまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
「AirPods Pro 2」は、AirTagが搭載されているのでGPSを使って詳細な場所を確認することができます。
家の中で紛失した時でも、方向や距離まで教えてくれるので、すぐに見つけ出すことが可能。
また、イヤホンと充電ケースから音を出すことができるので、バラバラに紛失した時でも音を頼りに探し出すことができます。
紛失しにくく進化している
音漏れに違いはあるのか?
「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」では、音漏れに違いが見られます。
「AirPods(第三世代)」は開放型になっているので、大きな音量で音楽を聞くと音漏れが発生します。
そのため、周囲に人がいる場面や静かな場所で音楽を聞くときは、音量を控えめにする必要があります。
「AirPods Pro 2」の場合は、遮音性がかなり高いカナル型のイヤホンなので、大きな音量で音楽を聞いても音漏れはほとんどありません。
音漏れを気にするなら「AirPods Pro 2」がおすすめ
スペックの比較表
項目 | AirPods(第3世代) | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
発売日 | 2021/10/26 | 2022/9/28 |
参考価格 | 27,800円 | 39,800円 |
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 | カナル型 |
ノイズキャンセリング | 非搭載 | 搭載 |
外音取込機能 | 非搭載 | 搭載 |
チップ | H1 | H2 |
充電ケース | スピーカーなし | スピーカーあり |
重量 | 片耳 4.28g 充電ケース込 46.47g | 片耳 5.30g 充電ケース込 61.40g |
大きさ | 本体 30.79×18.26×19.21mm ケース 46.40×54.40×21.38mm | 本体 30.9×21.8×24.0mm ケース 45.2×60.6×21.7mm |
再生時間 (イヤホン単体) | 最大6時間 | 最大6時間 |
再生時間 (充電ケース込) | 最大30時間 | 最大30時間 |
急速充電 | 1分で最大60分 | |
Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
まとめ
この記事では、「AirPods(第三世代)」と「AirPods Pro 2」の違いについて解説していきました。
それぞれのイヤホンはどんな方におすすめなのかをまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
- 周囲の環境音を聞きながら音楽を楽しみたい方
- 開放感のあるインナーイヤー型のイヤホンを使いたい方
- カナル型イヤホンが苦手な方
- 価格を少しでも抑えたい方
- 騒がしい場所でもノイズをカットできるノイキャン機能を搭載したイヤホンが欲しい方
- 周囲の音を取込む外音取込機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- 軽い装着感でフィット感の良いイヤホンをお探しの方
- 紛失時でも高確率で見つけられるGPSを搭載したイヤホンが欲しい方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。