オーディオ機器の音質を表現する言葉で「ドンシャリ」という言い方を聞いたことはありませんか?
「音」は感覚的な部分ですので、人によって感じ方が変わります。そこで、周波数の特長ごとに名称を付けて表現するようになりました。
その中でもドンシャリ・かまぼこ・フラットが良く使われる表現になっており、この3種類を覚えておけばイヤホンやヘッドホンを選ぶときのヒントになります。
この記事では「ドンシャリ」・「かまぼこ」・「フラット」など、音の傾向や表現についてわかりやすく解説していきます。
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代表的な音の傾向
音の傾向=周波数特性の違い
音はいくつもの音の波(周波数)の重なりでできています。再生音の波の特長から「ドンシャリ傾向」「かまぼこ傾向」「フラット傾向」と呼ばれることがあります。
ドンシャリ傾向
グラフの様に、低音域(100Hz以下)と高音域(1KHz以上)が強調されており、「低音域がドンドン、高音域がシャリシャリ」と聞こえることからドンシャリ傾向と呼ばれています。
音楽のジャンルは、ロック・EDM・トランスなどが相性の良い楽曲となります。
かまぼこ傾向
グラフの様に、中音域(100~1KHz)が際立っており、低音域・高音域が弱くなっています。この周波数の形からかまぼこ傾向と呼ばれています。
ボーカルの細かい歌い分けやニュアンスを感じやすい音質傾向で、金管楽器(バイオリン・ギター)や鍵盤楽器(ピアノ・オルガン)とも相性が良いとされてます。
フラット傾向
グラフの様に、周波数に目立った特徴がないためフラットと呼ばれています。味付けされていない生の音で、原音に忠実な周波数傾向となります。
その他の音の表現
音質や音の傾向を表す言葉が他にもありますので、合わせてご紹介します。
音のこもり、ささり
どちらも高音域の音に対する表現となります。
音のこもりとは、高音域がクリアに聞こえない場合を指します。その反対に、音のささりは鋭くはっきり聴こえすぎる場合を指します。
例えば、度のゆるい眼鏡は視界がくすんで見えますし、度の強い眼鏡はくっきりと見えますが、長時間装着すると疲労を引き起こします。
音声も同じで、バランスの取れたチューニングを行う必要があります。
分離感・明瞭度
分離感・明瞭度は、音源のなかで重なり合っている楽器の音やボーカルの声をそれぞれ聞き分けられるかを表す表現になります。
他のイヤホンではつぶれて聞こえなかった音が聞こえるようになった場合に「分離感が高い」「明瞭に聞こえる」などと表現します。
音場(おんじょう)
「音場が広い」「音場が狭い」などと使われることが多く、音の空間性を表しています。
一般的にヘッドホンは音場が広く、広い空間で音楽を聴いている感覚になります。
イヤホンは密閉性が高いことから音場は狭い傾向にありますが、上位モデルになると広さを感じるものもあります。
音の定位
人間は目をつぶっていてもどの方向から音が鳴っているのかが分かります。それは左右の耳に到達する音波の時間差を感じ取って判断しています。
定位の良いイヤホンは、前方から音が鳴っているのか左側から音がなっているのかがわかります。
それに加えて、音場が広く明瞭度の高い音質であれば、ライブ会場にいるかのような臨場感をあじわえます。
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