音楽好きに信頼されているブランドであるTechnicsから、新作のワイヤレスイヤホンが発売になりました。
TechnicsはPanasonicの音響ブランドなので、国内メーカー品質のイヤホンとなります。
今回ご紹介する「EAH-AZ80」は、有線イヤホンと同等の音質で音楽が楽しめると話題になっており、その性能に注目が集まっています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想を元に「EAH-AZ80」の解説しています。
- ワイヤレスと思えない程の音質で音楽を楽しめる
- 軽い着け心地なので、長時間の使用でも耳が痛くなりにくい
- マルチポイント機能が充実しているので、最大3台のデバイスが同時に使える
- 細かい設定ができるので、自分に合ったカスタマイズが可能
- 見当たりませんでした
タップできる目次
Technics EAH-AZ80のレビュー
EAH-AZ80の外観と使い方
充電ケースは平均的な重量とサイズ感
充電ケースのサイズは、約高さ36 x 幅69 x 奥行29mmとなっており、総重量は約48gとなっています。
厚みが少なく軽量なので、ズボンのポケットや上着のポケットに入れて持ち運べるサイズ感です。
カバンに入れても邪魔になりません
イヤホン本体の側面にはTechnicsのロゴとヘアライン加工が施されており、重量は片耳が約7.0gとなっております。
充電ケースとイヤホンには金属の光沢があり、高級感のある仕上がりになっています
充電ケースは開閉することで、前方に配置されているLEDインジケーターが点灯してバッテリー残量を教えてくれます。
真ん中のランプは、充電が正常にされているかどうかを教えてくれるランプで、赤色に点灯していれば正常に充電されています。
また、底面には有線で充電できるようにType-Cの端子が配置されています。
ワイヤレスの充電にも対応しています
誤操作が起こりにくいタッチセンサーを搭載
イヤホン側面のロゴ部分をタップすることで操作が行えます。
指で軽くタップすることで曲の再生/停止などの操作を行え、センサーが敏感過ぎない為、誤操作が起こりにくい様になっています。
曲の再生/停止・曲送り・曲戻しも可能で、スマートフォンを取出すことなく操作ができます。
音量の調節ができる点もうれしい
- 再生/停止:どちらかを1回タップ
- 曲送り:右側を2回タップ
- 曲戻し:右側を3回タップ
- 音量を上げる:左側を2回タップ
- 音量を下げる:左側を3回タップ
- モード切り替え:右側を長押し
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、ブラック/シルバーの2色展開となっています。
どちらも使いやすいカラーリングになっています
前作を超える音質に進化
「EAH-AZ60」の良い部分を残しながらも、解像度が向上し、さらに洗練されたサウンドになりました。
楽器の音やボーカルの息遣いがしっかりと再現され、音楽のダイナミックさや迫力を感じることができます。
高音域のクリアさやボーカルの伸びは前作よりも向上し、低音もより豊かな響きがあります。
音のクリアさ、柔らかさ、臨場感は前作から高いレベルでしたが、解像度と低音の力強さが加わり、より安定した音質になりました。
音場も広く感じるため、ライブ音源であれば臨場感も楽しめる
ノイズキャンセリング性能はとても優秀
「EAH-AZ80」のノイズキャンセリング性能はかなり優秀で、「AirPods Pro 2」や「WF-1000XM4」と同等の性能です。
耳にしっかりとフィットしてくれるので、遮音性も考慮すると上記のモデルよりも周囲の音を軽減しているように感じました。
低音域はもちろんですが、人の話し声などの中高音もかなり軽減してくれいるので、カフェやオフィスなどでの利用もおすすめです。
ノイキャン特有の耳が詰まる感じもほとんどありません
電車の中の騒音を流して実際に録音してみましたので、ノイズキャンセリングの機能を体験してみてください。
外音取込機能も優秀
「EAH-AZ80」の外音取込機能も優秀です。
搭載されているマイクの性能が上がっているので、周囲の音を自然に取り込めるだけでなく、会話も違和感なく行えました。
マイクの配置が計算されており、風切り音もほとんどなく、屋外でも風に邪魔されることなくBGM感覚で音楽を聞くことができます。
ホワイトノイズも気にならないレベルに抑えられています
使用感・使い勝手
装着感・フィット感がとてもGood!
はじめてイヤホンを見た時には少し大きめの印象がありましたが、実際に装着すると耳にへの収まりがよく、安定した着け心地です。
耳穴にイヤホンが入っているというよりは、耳全体でイヤホンをホールドしている感じです。
耳への負担を軽減しながら、より安定した装着感を追求したコンチャフィット形状を採用しているそうです。
装着感は人によりますが、このイヤホン自体はフィット感の高いイヤホンだと思います。
イヤーピースは7種類も付属しているので、あなたの耳に合ったものを選べます
通話性能が高い
「EAH-AZ80」には優秀なマイクが8つ搭載されており、通話中の周りのノイズを軽減してくれる機能も搭載しています。
また、発話者の声だけを検知(ビームフォーミング技術)することもできるので、周りが騒がしい環境であっても通話相手にクリアな音声を伝えることが可能です。
仕事でも問題なく使えるレベルの通話性能です
業界初3台同時に接続できるマルチポイント搭載
3台のデバイスに同時接続できるマルチポイントが搭載されているので、スマホとパソコンとタブレットなど、複数デバイスを持っている方にはうれしい機能です。
デバイス同士の切替もスムーズに行えるので、思い通りに使うことができてとても快適です。
繋ぎ直す手間が省けてとても便利
防水性能を搭載
IPX4の防水性能は、小雨や汗などの水滴程度であれば耐えられる仕様になっています。
完全防水ではないので、洗濯をしたり水没させてしまうと故障の原因になってしまうので、注意が必要です。
運動中やジムで使用するのは問題ありません
豊富な機能を搭載したアプリ
「Technics Audio Connect」アプリを使用するることで、このイヤホンの能力を最大限引き出すことが可能です。
アプリは無料でダウンロードできますので、是非使ってみてください。
- モードの切替・設定
- イコライザー設定
- タッチ操作のカスタマイズ
- イヤホンを探す機能
- Just My Voice機能
細かい調整が行えるので、自分好みにカスタマイズしたい方にはぴったりのイヤホンです。
もちろん、アプリを入れなくても問題なく使用することができます
EAH-AZ80のペアリング方法
デバイス(iPhoneなど)とイヤホンのペアリング方法を解説します。
充電ケースを開いて、両方のイヤホンを耳に装着します
両方のイヤホンを同時に長押しすると、ペアリングモードのアナウンスが流れます
接続したいデバイスのBluetooth設定から「EAH-AZ80」を選択すれば接続が完了です
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/6/15 |
販売予定価格 | 36,630円(税込) |
タイプ | カナル型 |
充電方式 | USB Type-C・ワイヤレス充電 |
コーデック | SBC・AAC・LDAC |
ドライバー | 10mm |
重量 | イヤホン本体7.0g・充電ケース込み48g |
連続再生時間 | 最大7時間 (充電ケースと合わせて最大24時間) |
充電時間 | 約2時間 |
マイク | 〇 |
マルチペアリング | 10台 |
マルチポイント | 3台 |
カラーバリエーション | ブラック/シルバー |
防塵・防水性能 | IPX4 |
Bluetoothバージョン | Ver.5.3 |
まとめ-こんな方におすすめ-
最後に、「EAH-AZ80」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- ワイヤレスイヤホンでも音質にこだわりたい方
- イヤホンを使って会議や仕事をされる方
- ノイズキャンセリングと外音取込の優れたイヤホンをお探しの方
- マルチポイント機能を搭載したイヤホンをお探しの方
- イヤホンに機能や音質を求めていない方
- 最強のノイズキャンセリン性能を搭載したイヤホンをお探しの方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説