新製品として発売された「Beats Studio Buds +」は「AirPods Pro 2」とどの程度違いがあるのでしょうか?
Apple傘下のBeatsの最新イヤホンということで、その機能やスペック・価格に注目が集まっています。
この記事では、「Beats Studio Buds +」と「AirPods Pro 2」の音質・性能・装着感・使い勝手などを比較して、今購入するならどっちの方がコスパが高いのか?独断と偏見で解説させて頂きます。
まずは結論!
筆者がどちらか一方を購入するなら、「Beats Studio Buds +」を選びます。
理由としては、「Beats Studio Buds +」と「AirPods Pro 2」を比較しても、価格差程の機能の違いが無いように感じたからです。
「Beats Studio Buds +」は、iPhoneとの相性も良く、「AirPods Pro 2」と同等の操作性・使用感で使える点も嬉しいポイントです。
「AirPods Pro 2」が欲しいけど、そこまで予算を出したくない方にこそ「Beats Studio Buds +」がおすすめになっています。
とはいえ、「AirPods Pro 2」の方が優れている性能や、独自の機能を搭載しているので、イヤホンに求める機能によっては「AirPods Pro 2」を選んだ方がいいケースもあります。
両者を比較する上で、重要な項目を表にまとめています。
項目 | Beats Studio Buds + | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
発売日 | 2023/6/12 | 2022/9/23 |
参考価格 (2023/6月時点) | 24,800円 | 39,800円 |
連続再生時間 | 最大9時間 (ケース併用で36時間) | 最大6 時間 (ケース併用で30時間) |
音質 | 低音重視のパワフルな音質 | バランスの取れたクリアな音質 |
重量 | 5.0g 59g(充電ケース含む) | 5.3g 61.6g(充電ケース含む) |
操作方法 | 物理ボタン方式 | タッチセンサー方式 |
カラー | ブラック/ゴールド・アイボリー・トランスペアレント | ホワイト |
充電方式 | USB Type-C | Lightning/ワイヤレス充電 |
フィット感 | しっかり耳にフィット | 軽い装着感 |
通話性能 | 自分の声がやや小さく聞こえる | クリアな通話性能 |
Bluetooth | ver 5.3 | |
イヤホン形状 | スタンダード型 | スティック型 |
防水 | IPX4 |
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製品の外観と使用感を比較
デザインや仕様に大きな違いがある
「Beats Studio Buds +」の充電ケースは楕円形で、「AirPods Pro 2」はやや横長の四角い形状になっています。
どちらのイヤホンにも、充電ケースの底面に充電用の端子が配置されています。
「Beats Studio Buds +」は汎用性の高い、USB Type-Cを使って充電ができますが、ワイヤレス充電には対応していません。
「AirPods Pro 2」はLightning端子で、有線で充電することもワイヤレスでも充電することが可能です。
イヤホン本体ですが、「Beats Studio Buds +」は丸みを帯びたスタンダード型、「AirPods Pro 2」持ち手の付いたスティック型です。
スタンダード型は耳に収まるためフィット感が高い物が多く、音質にこだわっているモデルが多い傾向にあります。
スティック型は持ちやすいので着脱時にイヤホンを落としずらく、マイクと口の距離が短くなるため通話品質が高い物が多い傾向にあります。
「Beats Studio Buds +」は、充電ケースのサイズがW5.1×H2.55×D7.2cm、イヤホンの片耳の重さが約5.0gです。
ワイヤレスイヤホンとしては、小型の充電ケースになっているので持ち運びの際にも邪魔になりにくいサイズ感で、イヤホン本体も軽量設計になっています。
「AirPods Pro 2」は、充電ケースのサイズがW6.1×H2.2×D4.5cm、イヤホンの片耳の重さが約5.3gです。
ワイヤレスイヤホンの中でも「AirPods Pro 2」は、軽くてコンパクトな部類にはいるイヤホンで、ここまでの機能を持っているものは他にありません。
どちらを選んでも持ち運びには困らない
項目 | Beats Studio Buds + | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
充電ケースサイズ | W5.1×H2.55×D7.2cm | W6.1×H2.2×D4.5cm |
重量(ケース含む) | 約59g | 約61.6g |
イヤホン本体の重量(片耳) | 約5.0g | 約5.3g |
イヤホン形状 | スタンダード型 | スティック型 |
装着感・操作性は好みが分かれる
「Beats Studio Buds +」は前作よりもかなりフィット感が良くなっています。
処理を行うためのチップを統合することでコンパクト化できた部分と、楕円形のイヤーチップを採用することによってフィット感を高めています。
耳の中にすっぽりと収まっていて、イヤホンが目立ちにくく、正面から見ても自然な見た目になっています。
イヤホンの操作に関しては、物理ボタンを搭載しているので、クリックすることで簡単に操作が行えます。
「AirPods Pro 2」は、装着感の軽さに定評のあるイヤホンで、装着していても違和感を感じにくい着け心地になっています。
こちらも同じく楕円形のイヤーピースを採用しているので、遮音性が高く、頭を軽く振ったぐらいでは落ちることはありません。
イヤホンの操作に関しては、感圧式のタッチセンサーを搭載しているので、挟み込むことで簡単に操作が行えます。
カラーバリエーション
Beats Studio Buds +のカラーバリエーション
ミッドナイトブラック・クラウドホワイト・ワインレッド・スカイブルーの4色展開です。
イヤホンを収納ケースに入れて使用することで、落下した時の衝撃やキズから保護することができます。
AirPods Pro 2のカラーバリエーション
AirPods Pro 2はホワイト1色のカラーリングとなります。
デザインを変えたい時や、人と同じものを使いたくない方は、収納ケースを工夫してもいいかもしれません。
防水防塵性能
「Beats Studio Buds +」・「AirPods Pro 2」ともに、IPX4相当の防水性能が搭載されています。
防滴仕様なので、小雨や運動中の汗ぐらいでは壊れる心配はなさそうです。
IPX4相当の製品は、一定量の水が直接噴射された場合でも、内部に水が侵入しないように設計されています。
ただし、水の圧力や角度、噴射時間などによっては、内部に水が侵入する可能性がありますので、完全な防水性を保証するものではありません。
Beats Studio Buds +・AirPods Pro 2の音質比較
「Beats Studio Buds +」の音質は、重低音が出ていてパワフルな音質で、厚みのある低音が特徴的です。
このイヤホンと相性の良い楽曲は、ロックやダンスミュージックなどノリの良い音楽にぴったりなイヤホンです。
「AirPods Pro 2」の音質は、クリアな音質でバランスの良い、解像感のある音質が特徴的です。
低音・中音・高音のどの音域もバランスよく出ており、高音のササリも少ないため、長時間聞いていても聞き疲れしにくい音質になっています。
ノイズキャンセリングと外音取込み機能を比較
ノイズキャンセリング・外音取込の機能は「AirPods Pro 2」の方がやや優秀で、比較しないとわからない程度の差です。
「AirPods Pro 2」のノイズキャンセリングは、ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの性能で、周囲の音をほぼ消してくれる性能があります。
一方、「Beats Studio Buds +」も同程度の性能を搭載しており、聴き比べないと分からない程度の差になっていますが、中音域あたりの処理がAirPods Pro 2の方がわずかに上ですね。
「AirPods Pro 2」の外音取込機能は、ワイヤレスイヤホンの中で群を抜いて性能が高く、自分の耳で聞いているのと遜色のないレベルで周囲の音が聞こえます。
その点、「Beats Studio Buds +」はそのレベルの性能はないものの、周囲の音を違和感なく聴くことができ、イヤホンを装着していても人と話せる程の性能はあります。
外音取込み機能を頻繁に使う方であれば、「AirPods Pro 2」の方がおすすめ
Beats Studio Buds +のできること・できないこと
- 空間オーディオが使える
- Hay Siriが使える
- 探す機能が使える
- iPhoneなどのAppleデバイスからイヤホンの設定が行える
- ヘッドトラッキングに対応
- イヤホンから音量とモードの変更ができる
- Appleデバイス感のシームレスな切り替え
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Beats Studio Buds +のよくある質問
筆者はオーディオコーナーに勤務しています。
売り場で「Beats Studio Buds +」についてお客様から頂いた質問や疑問についてまとめました。
「Beats Studio Buds +」はマルチポイントに対応している?
「Beats Studio Buds +」はマルチポイントに対応しています。
2台まで同時に接続することが可能なので、パソコンで音楽を聞きながら作業をしていても、接続を切替えることなくスマホの着信に対応することができます。
「Beats Studio Buds +」は空間オーディオに対応している?
「Beats Studio Buds +」は空間オーディオに対応しています。
空間オーディオの機能は立体的かつ臨場感のある音質に変えてくれるので、映画を見れば劇場にいるかのような体験が可能です。
「Beats Studio Buds +」のコーデックは?
「Beats Studio Buds +」の対応コーデックは、AACとSBCとなります。
iPhoneで使用するとAACで接続できるため、SBCよりも高音質で音楽を楽しむことができます。
「Beats Studio Buds +」の防水性能は?
「Beats Studio Buds +」の防水性能は、IPX4相当の性能を搭載しています。
ランニングなどのワークアウトでの汗や、小雨程度の水滴であれば問題ありませんが、完全防水ではないので水没や洗濯機で洗ってしまった場合は故障の原因となります。
まとめ
「Beats Studio Buds +」と「AirPods Pro 2」の性能と使い勝手を比較解説させて頂きました。
冒頭でもお伝えしたように、筆者が今どちらかのイヤホンを購入するとなれば、機能とコスパの良さから「Beats Studio Buds +」を選択します。
とはいえ、どちらのイヤホンも優れた性能・音質を搭載しているので、購入して後悔するようなイヤホンではないことは確かです。
あなたの使い方や好みの音楽に合わせて最適なイヤホンを選んでみてください。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説