スマートフォンのスピーカーの音質や音量に不満はありませんか?
今回レビューする「SRS-XB100」は、小型ながらも高音質で防塵防水機能が搭載された頼れるスピーカーです。
キャンプなどのアウトドアや、お風呂場でも使用することができ、利用シーンも幅広く活躍してくれます。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SRS-XB100」の魅力とデメリットをお伝えします。
- スマホ・パソコンの音が高音質に生まれ変わる
- 防塵防水機能があるので、利用シーンが幅広い
- 軽くてコンパクトなので、持ち運びに便利
- マイクが搭載されているので、ハンズフリー通話が可能
- 音質の調整ができない
タップできる目次
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SONY SRS-XB100のレビュー
SRS-XB100|仕様と特徴
スピーカーの外観
スピーカー本体は、直径7.6cmの筒状で高さは9.5cmで、重さが247gです。
ちょうどホットのペットボトルと同程度のサイズと重量になっていますので、ちょっとしたスペースに配置できて、持ち運びにも困りません。
スピーカー表面には、縦に細かくスリットが入っており、マットな質感と相まって高級感があります。
表面に水滴が付いていても滑りにくそうな質感
スピーカーの側面には、エンボス加工を施したSONYのロゴがさりげなく配置されています。
底面付近のグリル開口部には、付属のストラップを着けることができます。
裏面に滑り止めのゴムが付いているのもうれしいポイント
コンパクトなのに高音質
このスピーカーは、直径約46mmのフルレンジスピーカーユニットを搭載しています。
上部のメッシュ部分の内側に、スピーカーユニットが上向きで配置されており、音は上方へ拡散するようになっています。
また今作から、ソニー独自の偏心ユニットを採用しており、よりクリアなサウンドを実現しているそうです。
前のモデルである「SRS-XB13」をレビューしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
グリル開口部を前回のモデルよりも拡大したことで、キレのあるパッシブラジエーターの低音とボーカルなどの中高音域の広がりのある音が楽しめます。
SONYらしいサウンドを再現しているだけでなく、前回のモデルよりも音の解像感が高くなっています。
コンパクトなサイズのスピーカーとは思えない音質
防塵・防水性能
スピーカーは精密機器のため、水やホコリに弱いものですが、このスピーカーには、防塵防水性能が搭載されています。
その為、キッチン・お風呂・バーベキュー・キャンプなど、場所を選ばず使用することができ、安心して持ち運ぶことができます。
IP67は、電子機器や他の製品の防塵および防水性能を示す国際基準です。
- “IP6X”は、防塵性能を示しています。数字の範囲は0から6で、数字が大きくなるほどより高い防塵性能を示します。IP6Xの場合、完全に塵や微粒子の侵入を防ぐことができます。
- “IPX7″は、防水性能を示しています。防水性能は数字の範囲で表され、数字が大きくなるほどより高い防水性能を示します。IPX7の場合、製品は水深1メートルまでの水中に最大30分間耐えることができます。
カラーバリエーションは4色
カラーバリエーションは、ブラック・ブルー・オレンジ・ライトグレーの4色展開です。
落ち着いた色合いのくすみカラーを取り入れており、部屋に配置しても主張し過ぎることなく自然に馴染んでくれそうです。
バッテリー性能
約4.5時間の充電で最大16時間再生することができるので、バッテリーの残量を気にすることなく使うことができます。
コンパクトなモデルとしてはロングバッテリー
ストラップ搭載
持ち運びに便利なストラップが付属しています。
持ち運ぶ際に、リュックやカバンに掛けるだけでなく、スピーカーを吊るして音楽を楽しむこともできます。
しっかりとした素材のストラップです
スマホが無くても操作可能
前作よりも通信距離(30m)が伸びているので、家の中であればスピーカーだけを持って移動することもできます。
背面には操作用のボタンが配置されており、左から電源・Bluetooth接続・再生/停止・音量調整ボタンとなります。
ボタンは押し込むことで操作が出来るので、ふとした拍子にボタンがどこかに当たって誤操作が起こる心配もありません。
分かりやすいボタンなので誰でも使える
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口コミや評判
複数のショッピングサイトの口コミや評価を調査し、その中から高評価・低評価の意見をまとめました。
高評価
いつものSONYクオリティーでいい出来です
上質感とアクティブさを兼ね備えていて良いデザインだと思う
低評価
低音が出すぎな気もする
アプリから音質調整が出来ない点が残念
その他の機能
通話機能
スピーカー内にマイクが搭載されているので、通話やWEB会議などでも使用することができます。
マイク性能も優れており、こちらの声をクリアに届けてくれます。ただし、風切り音の対策がされていないので風の強い屋外で使用する場合は注意が必要です。
手元にスマホが無くても電話に出ることができる
複数のスピーカーをペアリング
スピーカーを2台繋げてステレオ再生が楽しめるStereo Pair機能を搭載しています。
立体感のある音楽を楽しめるだけでなく、映画を臨場感たっぷりに視聴することもできます。
Stereo Pairで再生している時は、コーデックはSBCのみになります。
ペアリング・接続方法
デバイス(iPhoneなど)とスピーカーのペアリング方法を解説します。
スピーカーの電源を入れる
Bluetoothボタンのランプが2回ずつ点滅していることを確認する
お使いのスマホのBluetooth設定から「SRS-XB100」を選択すると接続完了
パソコンとの接続
使いたいパソコンにBluetooth機能が備わっていれば、上述の手順で簡単に接続することができます。
もし、お手元のパソコンにBluetooth接続機能が付いていない場合でも、Bluetoothアダプターを追加することで接続することができます。
アダプターをパソコンに取り付けるだけで、Bluetooth機能が追加されるので、簡単に接続することができます。
テレビとの接続
テレビとスピーカーを接続するには、まずテレビにBluetooth接続が可能な機能が搭載されているかを確認する必要があります。
もし、お使いのテレビがBluetooth接続に対応していない場合、専用のトランスミッターを使用することで接続することができます。
ペアリングや接続ができない時
スピーカーの電源を落として再起動を行ってみましょう。
それでもダメな場合は、工場出荷時の状態にリセットを行いましょう。
スピーカーを初期化するには、電源が入っている状態で「Bluetoothボタン」と「音量を下げる」を5秒以上長押しします。
そうすると電源が落ちますので、再度電源を入れてることで初期化が完了します。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/5/19 |
アマゾン価格(2023/4時点) | 9,000円(税込) |
スピーカー方式 | パッシブラジエーター |
充電方式 | USB Type-C/充電池 |
総合出力 | 非公表 |
コーデック | SBC/AAC |
重量 | 274g |
連続再生時間 | 最大16時間 |
充電時間 | 約4.5時間 |
マイク | 〇 |
サイズ | 7.6(幅)×9.5(高さ)×7.6(奥行)cm |
マルチペアリング | 最大8台 |
カラーバリエーション | ブラック/ブルー/オレンジ/ライトグレー |
Bluetoothバージョン | ver.5.3 |
防塵・防水性能 | IP67 |
こんな方におすすめ
最後に、「SRS-XB100」をおすすめする方と、おすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- スマホ・パソコンの音質に物足りなさを感じている方
- 水回りでスピーカーを使いたい方や、頻繁に移動させる方
- ハンズフリー通話対応のスピーカーをお探しの方
- 操作の分かりやすいスピーカーをお探しの方
- 広い部屋や屋外で大きな音で鳴らせるスピーカーをお探しの方
- スピーカーのサイズやコンパクトさよりも音質を重視される方
屋外や広い部屋で大きな音で音楽を聞きたい場合は、こちらのスピーカーがおすすめです。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなスピーカー・イヤホンの魅力を発信しています。→失敗しないBluetoothスピーカーの選び方