SONYの「SRS-XB13」は、軽くてコンパクトなので気兼ねなく持ち運べ、価格以上の音質で音楽が楽しめます。
小型スピーカーにありがちな安っぽい音ではなく、音楽が楽しく聞けるワンランク上のワイヤレススピーカーになっています。
「SRS-XB13」は、価格ドットコムでもワイヤレススピーカー部門で1位(2023/3月時点)になっており、多くの人に購入されているスピーカーです。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SRS-XB13」の魅力をお伝えします。
- コンパクトで軽量なので持ち運びやすい
- スマホ・PCの音質をクリアな音質に変えてくれる
- 防塵防水仕様なので、屋外やお風呂場でも気兼ねなく使える
- マイクが搭載されているので、通話やWEB会議にも使える
- アプリを使ったカスタマイズができない
- 有線(AUX)での接続が行えない
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SONY SRS-XB13のレビュー
製品の外観

このスピーカーは、直径7.6cmで高さは9.5cmの筒状で、重さはわずか253gと軽量設計です。
手に取ってみると、軽いのに安っぽさはなく、ツヤ消し加工が施されているので、シックで高級感があります。

付属で丈夫なマルチウェイストラップがついており、リュックやカバンに吊るしたり、引っ掛けて音楽を聞くこともできます。

マルチウェイストラップは使い方を変えることができるので、写真のように吊るすこともできます。
グリル部分を自分に向けることで、シャワーを浴びるように音楽を聞くことも可能です。

カラーバリエーションは、ブラック・ライトブルー・コーラルピンク・パウダーブルー・ベージュの5色展開となっています。
シックな落ち着いたカラーから、パステルな明るいカラーまでお好きなお色を選ぶ方ができます。
使い方・操作方法

スピーカーの背面には、操作用のボタンが配置されています。
左から電源ボタン・Bluetoothボタン・再生/一時停止ボタン・音量を下げるボタン・音量を上げるボタンとなっています。
スピーカー側から操作ができるので、その都度スマホを取り出す必要がなく、とても便利です。
感覚的に操作が行えるので、取扱い説明書を見ることなく使い始められます。
音質

このスピーカーには、直径46mmのフルレンジスピーカーユニットと、低音を増強させるパッシブラジエーターが搭載されています。
コンパクトながらクリアで広がりのある音を楽しめます。音の傾向としては、SONYらしいフラット系の音作りで、低音から高音までバランスが良いです。
上位機種には劣る部分はありますが、スマホやパソコンの音楽を楽しんで聞くには十分な音質です。

AACに対応しているので、iPhoneとの相性もバッチリです

写真のようにグリル部分が上側にあるので、上向に音が拡散されて部屋中に音楽が届きます。
音量に関しても、コンパクトな本体ですが迫力のあるボリュームで再生が可能です。
筆者は8畳の部屋でこのスピーカーを使っていますが、音量が足りないと感じた事はありません。
また、車のドリンクホルダーにも収まるので、ドライブや洗車の時にも使えます。

アウトドアかつ大人数で聞くには音が小さく聞こえるので、その場合は「SRS-XB33」がおすすめです。

このスピーカーはモノラル再生となりますが、2台あればStereo Pair機能を使ってステレオで再生することが可能です。(コーデックはSBCになる)
ステレオ再生にすることで、さらに臨場感のある音質で音楽を楽しむことができます。
その他の機能
バッテリー性能
フル充電するには約4.5時間掛かりますが、最大16時間再生することが可能です。
Bluetoothの接続が途切れると自動で電源オフになる(15分間)オートパワーオフ機能も搭載、バッテリーをしっかり節約してくれます。
バッテリー残量は、スマホまたはスピーカーのLEDランプで確認できます。ランプがオレンジ色でゆっくり点滅し始めたら残りが20%未満なので充電を行いましょう。
防水防塵性能
このスピーカーはIP67の防塵・防水性能を搭載し、本体側面にはマルチウェイストラップも備えているので持ち運びやアウトドアでも気軽に使うことができます。
IP67は6が防塵で、7が防水の等級を指しており、数字によって機能が異なります。
防塵等級(6)は最高クラス、砂ホコリ・粉塵の内部への侵入を防ぎます。防水等級(7)は上から2つ目のクラスで水深1m・30分以内であれば内部の浸水に耐えうる頑丈な仕様。
通話機能
このスピーカーにはマイクが搭載されているので、通話だけでなくWEB会議やビデオ通話に使用することもできます。
ノートパソコンをモニターに繋いで作業をしている方や、スピーカーの付いていないパソコンを使用されている方にも便利に使って頂ける機能です。
マイク性能としては、とても優秀という分けではありませんが普通に使えるレベルです。
接続の安定性
スピーカーとデバイス(iPhoneなど)はBluetoothで接続を行います。
Bluetoothのバージョンは4.2とやや古めではありますが、使用中に音楽が途切れたりすることもなく安定した接続環境で使用できました。
また、ゲームや動画を見る時の遅延ですが、体感できるほどのずれは感じなかったものの、本格的にゲームをされる方にはおすすめできません。
イコライザの設定
このスピーカーには、専用のアプリがありませんので、音質の調整を行うイコライザー機能がありません。
接続するデバイスの音質調整機能を使う方法しかありません。
マルチペアリング
このスピーカーには最大8台までデバイスの登録が可能になっています。
9台目以降を登録しようとした場合は、古い接続情報から消去されていきます。
マルチポイント機能は搭載されていないので、デバイスの切替は手動で行う必要があります。
ペアリング方法
Android端末であれば、Google Fast Pairを使って簡単にペアリングを行うことができます。接続の方法については後ほど説明致します。
iPhoneでペアリングを行う場合は、手動で接続する必要がありますので、以下の手順で行ってください。
スピーカーの電源を入れる
Bluetoothのランプが2回ずつ点滅してることを確認する
接続したいデバイスのBluetooth設定から「SRS-XB13」を選択すればペアリングは完了です。
パソコンとの接続
ノートPCであればBluetoothの機能が標準で搭載されていることが多いですが、据え置き型のパソコンであればアダプターを使うことで同じように接続することができます。
テレビとの接続
まずはお使いのテレビがBluetoothの機能を搭載しているか調べてみましょう。設定もしくは説明書を見れば記載があるはずです。
対応しているのであれば、上記と同じ方法でペアリングができますが、非対応の場合はトランスミッターを使うことで接続が行えます。
複雑な設定は不要で、テレビのイヤホンジャックに差し込めばすぐに使うことが可能です。
ペアリングや接続ができない時
スピーカーの電源を落として再起動を行ってみましょう。
それでもダメな場合は、工場出荷時の状態にリセットを行いましょう。
スピーカーを初期化するには、電源が入っている状態で「音量を下げるボタン」と「Blurtoothボタン」を電源が切れるまで長押しします。
電源がオフになっていることが確認できれば初期化が完了しています。再度電源を入れてペアリングを行ってみてください。
Google Fast Pairに対応
Google Fast Pairを使えばすぐにペアリングを行えます。
スマートフォンの近くで、スピーカーの電源を入れるとポップアップが表示されるので、画面の指示に従って進めると接続を行うことができます。
また、Googleアプリの「デバイスを探す」を使うことで、最後に接続を行った場所を地図上に表示してくれます。
この機能を利用することで、ヘッドフォンを置き忘れたときや紛失の時の探し出す手掛かりになります。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2021/5/28 |
アマゾン価格(2023/3時点) | 7,000円(税込) |
スピーカー方式 | パッシブラジエーター |
充電方式 | USB Type-C |
総合出力 | 5W |
コーデック | SBC/AAC |
重量 | 253g |
連続再生時間 | 最大16時間 |
充電時間 | 約4.5時間 |
マイク | 〇 |
サイズ | 20.1(幅)×9.0(高さ)×5.2(奥行)cm 76x95x76 mm |
マルチペアリング | 最大8台 |
カラーバリエーション | ブラック/ライトブルー/コーラルピンク/パウダーブルー/ベージュ |
Bluetoothバージョン | ver.4.2 |
防塵・防水性能 | IP67 |
こんな方におすすめ
今回ご紹介したSONYの「SRS-XB13」を一言でまとめると、手に取りやすい価格で必要十分な音質・機能を搭載したワイヤレススピーカーです。
最後に、「SRS-XB13」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 価格を抑えてそこそこ使えるワイヤレススピーカーを探している方
- 部屋・キッチン・お風呂場など、いろいろな場所で音楽を楽しみたい方
- 通話にも使えるマイクを搭載したスピーカーを探している方
- 2台のスピーカーを繋いでステレオで再生したい方
- 音質にこだわりが強い方
- 複数のデバイスを切り替えて使いたい方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。