「JBL CLIP4」は、室内だけでなくアウトドアにも気軽に持ち出せる使い勝手の良いワイヤレススピーカーです。
世界トップシェアの音響メーカーであるJBLから発売されている「CLIP4」は、七千円台と手の届きやすい価格ながら、迫力のある音質をアウトドアでも楽しめるスピーカーになっています。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「JBL CLIP4」の魅力をお伝えします。
- コンパクトかつ軽量で持ち運びに便利です
- 音響メーカーのパワフルな音質で音楽を楽しめる
- 防塵防水仕様なので、使う場所を選ばない
- iPhone・Androidなどのスマホにも対応
- スピーカは自立しない仕様
- アプリ(App)が用意されていないので、音質の変更や仕様をカスタムできない
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JBLのCLIP4のレビュー
製品の外観
スピーカーのサイズは幅8.6×高13.5×奥行4.6(cm)で、重さは239gとコンパクトかつ軽量です。
外観はファブリック調のオシャレなデザインで、手に取ってみると丈夫な感じが伝わってきます。
このスピーカーはIP67の防塵・防水性能を搭載し、本体上部にはカラビナも備えているので持ち運びやアウトドアでも気軽に使うことができます。
IP67は6が防塵で、7が防水の等級を指しており、数字によって機能が異なります。
防塵等級(6)は最高クラス、砂ホコリ・粉塵の内部への侵入を防ぎます。防水等級(7)は上から2つ目のクラスで水深1m・30分以内であれば内部の浸水に耐えうる頑丈な仕様。
本体裏面には滑り止めが搭載されており、滑りにくい仕様になっています。
このスピーカーは自立しないため、吊るさない時は裏面が地面に設置するようにして使用します。
カラーバリエーションは、ブラック・ブルー・レッド・オレンジ・ホワイト・ピンク・スクワッド(現在は製造中止)の7色で展開されています。
人気色はブラック・ブルー・ピンクの3色ですね
JBL CLIP4の音質
音質は低音に深みのあるパワフルなJBLサウンドで、小型のスピーカーとは思えない音量で音楽を流せます。
小型ながら100Hz~20kHzの音域をカバーし、低音を強化するパッシブラジエーターも搭載しています。
ロックやダンスミュージック・ポップスなど明るくてノリのいい曲が相性が良いと感じました。
音質も似ているので「JBL GO3」のスピーカーと悩むところです
JBL CLIP4の使い方はとても簡単
本体の左側面には、電源ボタンとBluetooth接続のボタンが配置されています。
右側面には、カラビナが備え付けられており、「CLIP4」と印字されています。
本体上部には、LEDのインジケーターが搭載されており、バッテリーや接続状態を知らせてくれます。
LEDが点灯することで充電残量などの状態を教えてくれます。
- 白色点灯:電源が入っている状態
- 赤色点灯:充電中
- 赤色点滅:バッテリー残量が少ない状態
約3時間で充電完了になります、充電ランプに変化はありませんので、開始した時間を目安にしてください。
本体正面には、音量を調整するボタンと再生/一時停止のボタンが配置されています。
再生/一時停止のボタンを2回押すと曲送りもでき、簡単な操作であればスマートフォンを取り出す手間も省けます。
使用感
スピーカー本体は軽くてコンパクトなので、部屋の中での移動や屋外にも気軽に持ち出せます。
好きな音楽を場所を選ばず聞けるのはワイヤレスならではのメリットだと思います。
連続再生時間は最大10時間なので、頻繁に充電する事なく使えます。
使っていないと自動で電源が切れるオートオフ機能があるので、気が付いたらバッテリーが無くなっていた!なんてことはありません。
音楽を聞くときは、部屋全体に音が行きわたるように高い位置に吊るすか、スピーカーを上向きにして寝かせて使うことをおすすめします。
また、ケースを使うことでスピーカーを自立させられる物もあるようです。
JBL CLIP4の接続・ペアリング方法
ペアリング方法
右側面の中央部分にあるBluetoothのボタンを長押しして、ペアリングモードにする
デバイス(iPhone・Androidなど)のBluetooth設定から「CLIP4」を選択する
「未接続」が「接続済み」に変わっていれば接続完了
初期化の方法
工場出荷時の状態に戻すリセットをするには、「Bluetooth」ボタンと音量の「+」ボタンを同時に10秒長押しした後、電源を入れ直せばすべてのペアリングが解除されます。
Bluetoothの接続がされない、繋がらないなどの症状があるときは、一度お試しください。
パソコンとの接続
接続したいパソコンにBluetoothの機能が搭載されていれば、上記と同じ手順で接続することができます。
もし、お持ちのパソコンにBluetoothの接続機能が搭載されていなくても、アダプターを取り付ければ接続することができます。
JBLのCLIP4でできないこと
JBLのCLIP4のスピーカーでは以下のようなことができません。
通話:マイクを搭載していないのでハンズフリー通話などには対応していません
ステレオ化:スピーカーを同時に2台接続することができないので、ステレオでの再生をすることができません
有線接続(AUX):入力用の端子が搭載されていないので、ワイヤレスでの接続のみとなります
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2021/1/29 |
メーカー希望小売価格 | 8,250円(税込) |
アマゾン価格(2023/2/9時点) | 7,200円~(税込) |
総合出力 | 5.0W |
再生周波数 | 100Hz~20kHz |
スピーカー構成 | フルレンジ |
スピーカー方式 | パッシブラジエーター |
再生チャンネル | モノラル |
充電方式 | USB Type-C |
重量 | 239g |
ドライバー | 40mm |
コーデック | SBC |
連続再生時間 | 最大10時間 |
充電時間 | 約3時間 |
サイズ | 幅8.6×高13.5×奥行4.6(cm) |
カラーバリエーション | ブラック/ブルー/レッド/オレンジ/ホワイト/ピンク/スクワッド |
Bluetoothバージョン | ver.5.1 |
防塵・防水性能 | IP67 |
こんな方におすすめ
今回ご紹介した「JBL CLIP4」を一言でまとめると、価格・機能・音質のバランスが取れたワイヤレススピーカーでした。
最後に、「JBL CLIP4」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- コンパクトで持ち運びしやすいスピーカーをお探しの方
- 価格を抑えて、そこそこの音質で聞けるスピーカーをお探しの方
- お風呂やキャンプなどアクティブな場所でスピーカーを使いたい方
- 信用できる大手の音響メーカーのスピーカーを使いたい方
- 音質や使い勝手をカスタムしたい方
- スピーカーを複数台繋いでステレオ再生を楽しみたい方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。