「タフに使えるイヤホンを探している」、「Elite 7 Activeとどちらを買うか迷っている」
「Elite 8 Active」は軍事レベルの耐久性を誇っているだけでなく、イヤホンとしては最強レベルの防塵防水性能を搭載しています。
それだけでなく、前作の「Elite 7 Active」よりもノイズキャンセリング性能や音質が向上しており、シリーズの最上位モデルとして満足のいく仕上がりになっています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Elite 8 Active」の解説しています。
Jabra「Elite 8 Active」の特徴は?
「Elite 8 Active」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- イヤホンではトップクラスの防塵防水性能でとにかく壊れにくい
- ロックやEDMなどノリの良い曲に合う低音重視の音質
- 周囲の音をしっかりとカットしてくれるノイキャン性能
- 2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能搭載
- 高音質コーデックには対応していない
- キズが目立ちそうな充電ケースの質感
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タップできる目次
Jabra「Elite 8 Active」のレビュー
「Elite 8 Active」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
Elite 8 Activeの外観と使い方
「Elite 8 Active」の充電ケースのサイズは、約 25 mm x 47 mm x 66 mmと薄型かつ軽量に設計されています。
そのため、ズボンやワイシャツのポケットに入れてもシルエットが崩れず持ち運ぶことが出来ます。
表面は高級感のあるマット加工が施されている
充電ケースのマットな質感に傷を付けたくない方は、専用の収納ケースに入れて使うことで、きれいに使うことができます。
イヤホン以外の付属品は、充電用のコード(Type-C)とイヤーピース(3種類)が入っています。
イヤーピースの内部がメッシュ状になっているので、イヤホンに汚れが入りにくく掃除もしやすくなっています。
ワイヤレス充電器があれば、載せるだけで充電が可能
イヤホン本体側面(ロゴ部分)が物理ボタンになっています。
クリックすることで操作が行えるので、その都度スマートフォンを取り出す手間が省けます。
- 再生・停止:右を1回クリック
- 曲送り:右を2回クリック
- 曲戻し:右を3回クリック
- 音声アシスタントの起動:左を2回クリック
- モードの切替:左を1回クリック
物理ボタンなので誤操作が起こりにくい
フィット感が高く、運動中でも外れにくい
Jabraのワイヤレスイヤホンは、装着感の良さに定評がありますが、「Elite 8 Active」はフィット感が高く運動中でも外れにくい仕様になっています。
その秘訣は、イヤーピースの形状と質感にあり、その人の耳に合わせて柔軟に形状を変えてフィットしてくれます。
また、「Elite 8 Active」のイヤホン本体は、耳に触れる部分のほとんど柔らかいシリコンを使っているので、長時間の使用でも耳が痛くなりにくくなっています。
圧迫感が少ないのに、ちゃんとフィットしてくれている
バランスの取れた音質
「Elite 8 Active」はドンシャリ傾向の音質で、深さのある重低音が気持ちの良く、ロックやEDMなどのノリの良い楽曲と相性が良いように感じました。
ベースとなる低音の量感も丁度良いだけでなく、中高音が埋もれることなくしっかりと聞こえるようにチューニングされています。
通常モードでも音場の広さを感じられますが、「Dolby AUDIO」モードにすることでより広がりのある音楽体験が可能です。
ミュージックビデオや映画などと相性が良く、臨場感のあるサウンドでコンテンツを楽しむことができます。
まるでライブ会場にいるかのような体験ができる
Jabra「Elite 8 Active」と「Elite 7 Active」の音質の違い
「Elite 8 Active」と「Elite 7 Active」の音の傾向は似ており、「Elite 7 Active」も低音が分厚く迫力あるサウンドになっています。
しかし、「Elite 7 Active」と聞き比べると、「Elite 8 Active」は解像感が上がっているだけでなく、明らかに低音の質が良くなっているように感じました。
また、「Dolby AUDIO」モードを搭載していることで、一味違った音楽体験ができるのも「Elite 8 Active」を選ぶポイントだと思います。
自然かつ強力なノイズキャンセリング
「Elite 8 Active」は、耳に対してきれいにフィットしてくれるため、物理的に遮音効果が高いイヤホンです。
それに加えて、強力なノイズキャンセリング機能を搭載しているので、周囲が騒がしい環境であってもノイズをしっかりカットしてくれます。
また、ノイキャン特有の耳が詰まる感覚も最小限に抑えられているので、違和感なく静寂の中で音楽を楽しむことができます。
勉強や仕事に集中した時の耳栓にもなる
優秀な外音取込機能
「Elite 8 Active」には、イヤホンをしたままでも周囲の音が聞ける外音取込機能が搭載されています。
搭載されているマイクが周囲の音を拾ってくれるので、自然かつ違和感の無い環境音を再現しています。
また、マイクに風が当たることで発生する風切り音の対策もされているので、ランニングや風が強い日でも気にすることなく使うことができます。
ランニングや家事をしながらでもBGM感覚で音楽が聞ける
仕事でも使えるレベルの通話性能
「Elite 8 Active」には、優秀な通話用マイクが搭載されています。
通話中の周囲のノイズを軽減する機能も搭載しているので、騒がしい場所でもあなたの声をクリアに届けてくれます。
さらに、「Elite 8 Active」は風切り音の対策がされているため、風の強い日でもノイズを最小限に抑えてくれます。
Jabraは通話用のヘッドセットも手掛けている
最大56時間使えるロングバッテリー
「Elite 8 Active」は、イヤホン単体で最大14時間、充電ケースを含めると最大56時間使用することができます。
一日に2時間イヤホンを使うとしても、1か月近く使える計算になる。
頻繁に充電する必要もない
よくある質問
「Elite 8 Active」のよくある質問についてまとめてみました。
Jabra Elite 8 Activeは遅延が気になる?
「Elite 8 Active」には、ゲーミングモード(低遅延)に対応していませんが、動画やゲームで遅延を感じることはありませんでした。
少しの遅延でもプレイに影響の出る音ゲーやFPSを遅延なく楽しみたい場合は、「INZONE Buds」などがおすすめとなります。
普段使いなら遅延はほとんど感じない
Jabra Elite 8 Activeは片耳モードはある?
「Elite 8 Active」は片耳だけでも使用することができます。
そのため、周囲の音を聞きたかったり、作業をしながら音楽を聞くことができます。
片耳モードで使用したい時は、使っていないイヤホンは充電ケースに入れるようにしましょう。
「Jabra Elite 10」と「Elite 8 Active」の比較は?
「Elite 10」と「Elite 8 Active」のスペックの違いを表にまとめてみました。
項目 | Elite 10 | Elite 8 Active |
---|---|---|
発売日 | 2023/10/12 | |
参考価格 | 39,600円 | 32,780円 |
最大再生時間 | イヤホン単体:8時間 充電ケース込:36時間 | イヤホン単体:14時間 充電ケース込:56時間 |
防水・防塵性能 | イヤホン:IP57 充電ケース:IP54 | イヤホン:IP68 充電ケース:IP54 |
重さ | イヤホン片耳:5.7g 充電ケース:45.9g | イヤホン片耳:5.0g 充電ケース:46.4g |
ドライバーサイズ | 10mm | 6mm |
3Dオーディオ | Dolby ヘッドトラッキング Dolby Atmos体験 | Dolby Audio |
マルチポイント | 対応 | |
コーデック | SBC/AAC | |
カラー | ココア クリーム マットブラック チタンブラック | 黒 キャラメル グレー 紺 |
「Elite 10」と「Elite 8 Active」では用途や利用シーンが異なってきますので、それぞれのイヤホンごとにおすすめな方をまとめてみました。
- 音質にこだわりたい方
- 自然かつ強力なノイズキャンセリング機能がほしい方
- 仕事でも使えるレベルの通話性能を求めている方
- 長時間でも使える、快適な着け心地のイヤホンを探している方
- 砂やほこり、水に強いイヤホンをお探しの方
- ノイズの多い環境で音楽を楽しみたい方
- 最大56時間使用できるので、充電が面倒な方や使用時間が長い方
- 通話品質が高いイヤホンをお探しの方
Jabra Elite 8 Activeのペアリング方法は?
Elite 8 Activeのペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースからイヤホンを取り出す
イヤホンにあるボタンを約2秒間長押し(両方とも)します
イヤホンを装着して、アナウンスが流れるのを待ちます
デバイスのBluetooth設定の一覧の中に、「Elite 8 Active」が表示されるので、選択すれば接続完了
2回目以降は自動で接続される
Jabra Elite 8 Activeはマルチポイントを搭載している?
「Elite 8 Active」は、マルチポイントを搭載しています。
2台のデバイスで同時に待機状態にできるので、パソコンで音楽を聞いている時にスマホに着信があっても、そのままスムーズに通話を開始することができます。
また、会社用の携帯がiPhoneで、プライベート携帯がAndroidの場合でも、スムーズに切替えが可能。
一度使うと手放せないぐらい便利
Jabra Elite 8 Activeのアプリは?
「Elite 8 Active」には専用アプリが用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- イヤホン操作の確認
- サウンドモードの設定
- マルチポイント
- ファームウエアのアップデート
Jabra Elite 8 Activeのコーデックは?
「Elite 8 Active」の対応コーデックは、SBC/AACとなります。
高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneやAndroidでも問題なく使用することができます。
iPhoneとの相性は良い
将来的にはアップデートでLC3にも対応予定
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/10/12 |
販売価格 | 32,780円(税込) |
充電方式 | USB Type-C Qi(ワイヤレス充電) |
コーデック | SBC/AAC |
防水性能 | イヤホン:IP68 充電ケース:IP54 |
連続再生時間 | 最大14時間 (充電ケースを併用すると最大56時間) |
充電時間 | 3時間 |
ドライバー | 10mm |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | ネイビー ブラック ダークグレー キャラメル |
重さ | イヤホン片耳:5.0g 充電ケース込:56.4g |
マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Elite 8 Active」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Elite 8 Active」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 砂やほこり、水に強いイヤホンをお探しの方
- ノイズの多い環境で音楽を楽しみたい方
- 最大56時間使用できるので、充電が面倒な方や使用時間が長い方
- 通話品質が高いイヤホンをお探しの方
- ジャズやクラシックなどをメインで聞く方
- LDACなどでハイレゾ相当の音源で音楽を楽しみたい方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。