「Jabraの最上位モデルのイヤホンが気になる」
前作の「Elite 85t」より約3年を経て、Jabraからフラッグシップモデル「Elite 10」がパワーアップして登場しました。
自然で強力なノイズキャンセリングや、臨場感あふれる音楽体験ができるように進化しています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Elite 10」の解説しています。
Jabra「Elite 10」の特徴は?
「Elite 10」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- 高音質で臨場感のある音楽体験ができる
- 軽い装着感なのに、しっかりと耳にフィットしてくれる
- シリーズ史上最強のノイズキャンセリングで雑音をカット
- 2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能搭載
- 高音質コーデックには対応していない
- キズが目立ちそうな充電ケースの質感
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Jabra「Elite 10」のレビュー
「Elite 10」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
Elite 10の外観と使い方
「Elite 10」の充電ケースのサイズは、約 25 mm x 47 mm x 66 mmと薄型かつ軽量に設計されています。
重さもわずか57gなので、ズボンやワイシャツのポケットに入れてもシルエットが崩れず持ち運ぶことが出来ます。
表面はマット加工が施されており、高級感がある
充電ケースのマットな質感に傷を付けたくない方は、専用の収納ケースに入れて使うことで、きれいに使うことができます。
イヤホン以外の付属品は、充電用のコード(Type-C)とイヤーピース(4種類)が入っています。
イヤーピースの内部がメッシュ状になっているので、イヤホンに汚れが入りにくく掃除もしやすくなっています。
ワイヤレス充電器があれば、載せるだけで充電できる
イヤホン本体側面(ロゴ部分)が物理ボタンになっています。
クリックすることで操作が行えるので、その都度スマートフォンを取り出す手間が省けます。
- 再生・停止:右を1回クリック
- 曲送り:右を2回クリック
- 曲戻し:右を3回クリック
- 音声アシスタントの起動:左を2回クリック
- モードの切替:左を1回クリック
操作のカスタイマイズも行える
耳にフィットする快適な装着感
Jabraのワイヤレスイヤホンは、装着感の良さに定評がありますが、「Elite 10」の装着感の良さはその中でもトップクラスです。
およそ6.2万の耳の形状を検証して設計されているので、今までワイヤレスイヤホンのフィット感にしっくり来ていなかった方にもおすすめできます。
また、「Elite 10」のイヤホン本体は、耳に触れる部分はすべて柔らかいシリコンを使っているので、長時間の使用でも耳が痛くなりにくくなっています。
圧迫感が無いのに、ちゃんとフィットしてくれている
バランスの取れた音質
「Elite 10」はフラット傾向の音質で、どの音域もバランスよく鳴らしてくれます。
ベースとなる低音の量感も丁度良いだけでなく、解像感が高めなので楽器音の一つ1つを聞き分けられます。
また、Dolby Atmos対応音源であれば奥行方向だけでなく、上下の空間も認識できるぐらい臨場感のある音声で音楽を楽しむことができます。
まるでライブ会場にいるかのような体験ができる
自然かつ強力なノイズキャンセリング
「Elite 10」には強力なノイズキャンセリング性能が搭載されています。
Jabraの標準ANCと比較しても2倍の強さのノイズキャンセリング性能を誇っており、周囲が騒がしい場所でも音楽体験を邪魔されません。
また、強力なノイズキャンセリングなのに耳が詰まる感覚が非常に抑えられており、自然な感覚で使用することができます。
さすがフラッグシップモデル
優秀な通話性能
「Elite 10」には、優秀な通話用マイクが搭載されています。
通話中の周囲のノイズを軽減する機能も搭載しているので、騒がしい場所でもあなたの声をクリアに届けてくれます。
さらに、「Elite 10」は風を検知すると骨伝導のマイクに切り替わり、あなたの声が通話相手にしっかりと届くようサポートしてくれます。
さすがヘッドセットのメーカーだけあって通話品質は高い
最大36時間使えるロングバッテリー
「Elite 10」は、イヤホン単体で最大8時間、充電ケースを含めると最大36時間使用することができます。
一日に2時間イヤホンを使うとしても、半月以上使える計算になります。
頻繁に充電する必要がない
よくある質問
「Elite 10」のよくある質問についてまとめてみました。
Jabra Elite 10は遅延が気になる?
「Elite 10」には、ゲーミングモード(低遅延)に対応していませんが、動画やゲームで遅延を感じることはありませんでした。
少しの遅延でもプレイに影響の出る音ゲーやFPSを遅延なく楽しみたい場合は、「INZONE Buds」などがおすすめとなります。
普段使いなら遅延はほとんど感じない
Jabra Elite 10は片耳モードはある?
「Elite 10」は片耳だけでも使用することができます。
そのため、周囲の音を聞きたかったり、作業をしながら音楽を聞くことができます。
片耳モードで使用したい時は、使っていないイヤホンは充電ケースに入れるようにしましょう。
「Jabra Elite 10」と「Elite 8 Active」の比較は?
「Elite 10」と「Elite 8 Active」のスペックの違いを表にまとめてみました。
項目 | Elite 10 | Elite 8 Active |
---|---|---|
発売日 | 2023/10/12 | |
参考価格 | 39,600円 | 32,780円 |
最大再生時間 | イヤホン単体:8時間 充電ケース込:36時間 | イヤホン単体:14時間 充電ケース込:56時間 |
防水・防塵性能 | イヤホン:IP57 充電ケース:IP54 | イヤホン:IP68 充電ケース:IP54 |
重さ | イヤホン片耳:5.7g 充電ケース:45.9g | イヤホン片耳:5.0g 充電ケース:46.4g |
ドライバーサイズ | 10mm | 6mm |
3Dオーディオ | Dolby ヘッドトラッキング Dolby Atmos体験 | Dolby Audio |
マルチポイント | 対応 | |
コーデック | SBC/AAC | |
カラー | ココア クリーム マットブラック チタンブラック | 黒 キャラメル グレー 紺 |
「Elite 10」と「Elite 8 Active」では用途や利用シーンが異なってきますので、それぞれのイヤホンごとにおすすめな方をまとめてみました。
- 音質にこだわりたい方
- 自然かつ強力なノイズキャンセリング機能がほしい方
- 仕事でも使えるレベルの通話性能を求めている方
- 長時間でも使える、快適な着け心地のイヤホンを探している方
- 砂やほこり、水に強いイヤホンをお探しの方
- ノイズの多い環境で音楽を楽しみたい方
- 最大56時間使用できるので、充電が面倒な方や使用時間が長い方
- 通話品質が高いイヤホンをお探しの方
Jabra Elite 10のペアリング方法は?
Elite 10のペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースからイヤホンを取り出す
イヤホンにあるボタンを約2秒間長押し(両方とも)します
イヤホンを装着して、アナウンスが流れるのを待ちます
デバイスのBluetooth設定の一覧の中に、「Elite 10」が表示されるので、選択すれば接続完了
2回目以降は自動で接続される
Jabra Elite 10はマルチポイントを搭載している?
「Elite 10」は、マルチポイントを搭載しています。
2台のデバイスで同時に待機状態にできるので、パソコンで音楽を聞いている時にスマホに着信があっても、そのままスムーズに通話を開始することができます。
また、会社用の携帯がiPhoneで、プライベート携帯がAndroidの場合でも、スムーズに切替えが可能。
一度使うと手放せないぐらい便利
Jabra Elite 10のアプリは?
「Elite 10」には専用アプリが用意されています。
イヤホンの性能を最大限に引き出すためにもダウンロードすることをおすすめします。
- イコライザー設定(音質調整)
- バッテリー残量の確認
- イヤホン操作の確認
- サウンドモードの設定
- マルチポイント
- ファームウエアのアップデート
Jabra Elite 10のコーデックは?
「Elite 10」の対応コーデックは、SBC/AACとなります。
高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneやAndroidでも問題なく使用することができます。
iPhoneとの相性は良い
将来的にはアップデートでLC3にも対応予定
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/10/12 |
販売価格 | 39,800円(税込) |
充電方式 | USB Type-C Qi(ワイヤレス充電) |
コーデック | SBC/AAC |
防水性能 | イヤホン:IP57 充電ケース:IP54 |
連続再生時間 | 最大8時間 (充電ケースを併用すると最大36時間) |
充電時間 | 3時間 |
ドライバー | 10mm |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | チタニウムブラック クリーム マットブラック ココア |
重さ | イヤホン片耳:5.7g 充電ケース込:57.3g |
マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Elite 10」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Elite 10」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 高音質のイヤホンで音楽や動画を楽しみたい
- 自然かつ強力なノイズキャンセリング機能がほしい方
- 仕事でも使えるレベルの通話性能を求めている方
- 長時間でも使える、快適な着け心地のイヤホンを探している方
- 運動中にも使えるタフなイヤホンを探している方
- LDACなどでハイレゾ相当の音源で音楽を楽しみたい方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。