あなたはBluetoothイヤホンの接続切替を面倒くさいと感じたことはありませんか?
「このままイヤホンで通話したいけどPCからスマホへの切替が面倒」「イヤホン使用時も急な電話にスムーズに対応したい」そういったことでお困りではないでしょうか?
マルチポイント機能を搭載した「EarFun Air S」であれば、同時に2台のデバイスに接続できるので、その時使用したいデバイスへ瞬時に切り替えてくれます。
今までマルチポイント搭載のイヤホンと言えば、1万円を超えるミドルクラスやハイエンドクラスにしか搭載されていませんでした。
本機は6千円台にも関わらずマルチポイントの機能を搭載しており、ノイズキャンセリング・外音取込・専用アプリなど他の機能も充実しています。
この記事では、そんなたくさんの機能を持った「EarFun Air S」の特長や機能について詳しく解説しております。
- 迫力のある低音
- 優秀な外音取込機能を搭載
- 2台のデバイスに同時接続
- 専用のアプリに対応
- イヤホンの着脱センサー未搭載
- ANC性能がやや弱め
タップできる目次
EarFun Air Sのレビュー
たくさんの機能を持つ本機ですが、主な4つの特長からご紹介します。
- 低価格ながらマルチポイントに対応
- QCC3046チップを搭載、接続の安定性と低遅延を両立
- 充電ケースを使うと最大30時間の再生が可能で、ワイヤレス充電にも対応
- パワフルな音質と優秀な外音取込機能を搭載
他にもたくさんの特長があるので、本文で解説していきます。
製品の外観
まずは外観から見ていきましょう、充電ケースのサイズは幅6.5cm×高さ3.1cm×奥行5.6cmで、イヤホン重量は約5g(片耳)・充電ケースを含めても約52gです。
ワイヤレスイヤホンとしては、標準的なサイズ・重さですが、たくさんの機能が入ったイヤホンとしては、軽量の部類に入ります。
充電ケースはワイヤレス充電にも対応しているので、日常使いに便利です。
イヤホンのデザインはとてもシンプルです。余計な主張をすることのないデザイン・カラーリングはとてもクールです。
操作はタッチセンター式になっており、ステム部分をタップするだけで様々な操作ができます。
個人的にはあまり気になりませんが、装着センサーが搭載されていないので、イヤホンを外しても音楽が一時停止されません。
装着感
イヤホンが耳に引っ掛かるスティックタイプなので、安定した着け心地を感じることができます。
同梱されているイヤーチップはS・M・Lと3種類あるので、耳に合ったイヤーピースを選ぶことができます。
装着したまま食事をしたり、軽くランニングを行いましたがズレてくることもなく、快適に使用することができました。
音質
音質についてですが、重低音が強く迫力のあるパワフルサウンドが楽しめます。
中高音域もクリアなので、ボーカルの声が気持ちよく聞こえます。
相性の良い楽曲は、ポップスやロックなどが上げられます。また、ボーカルメインの楽曲も楽しく聞くことができます。
上位モデルと比較すると、低音のクリアさや音の広がりに欠けるものの、本機が6千円台で購入できることを考えると十分な音質です。
初めてワイヤレスイヤホンを買われる方や、サブのイヤホンをお探しの方にぴったりのモデルです。
本機にはマイクが搭載されているので、通話やWEB会議などで使用することができます。
通話時に周囲の雑音を軽減してくれる機能も搭載しているので、クリアな音声を通話相手に届けることができます。
ノイズキャンセリング・外音取込機能
本機はノイズキャンセリング機能を搭載しております。
低音域を中心に効果を実感できますが、中高音に関しては期待し過ぎない方がいいかもしれません。
音楽を流していると周囲の雑音は気にならない程度まで軽減をしてくれますが、耳栓の様に無音に近づけることはできません。
ノイズキャンセリング機能にこだわるなら「EarFun Free Pro 2」がおすすめ!
価格を考えると十分な性能です。一昔前のイヤホンと比べると明らかに進化を感じるレベルです。
外音取込機能はとても自然で優秀です。
イヤホンを装着したままでも、周囲の環境音や話し声を聞き取ることができるので、その都度イヤホンを外す煩わしさもなくなります。
専用アプリ
EarFunは最近まで専用のアプリがなく、前作の「Air Pro SV」から導入が始まりましたので、まだまだカスタマイズ性が限られています。
とはいえ、今まで触れなかった音質調整やタッチ操作などの変更ができるようになった点はとてもうれしいです。
- 音質の調整機能
- ゲームモードのオン/オフ
- ノイキャン・外音取込・ノーマルの切替
- イヤホンのタッチ操作のカスタマイズ
音質の調整
イコライザー設定では、4つのプリセットから好みの音質を選ぶことができます。また、低音・アルト・高音を自在にカスタマイズすることもできます。
モードの切替
ノイズキャンセリング・外音取込モード・ノーマルモードをタップすることで簡単に切替えることができます。操作画面も直感的に操作ができるデザインなので、迷うことなく切り替えができました。
ゲームモードにすることで、低遅延(最小100ms)になりゲームはもちろん、動画もストレスなく視聴することができます。
イヤホン操作のカスタマイズ
カスタマイズできる操作は、トリプルタップと長押しの操作を自由に割り当てられます。
初期の設定ではできなかった曲戻しやノイズキャンセリングモードへの切替も選択することができます。
操作方法
イヤホンを使用する際は充電ケースから取出すことで、自動で電源オンの状態になります。ペアリング済みであれば、そのまま耳に装着することでイヤホンを使えます。
逆に充電ケースに収納すると自動で電源オフになるので、電源に関しては何か特別な操作をする必要はありません。
イヤホンの操作方法
イヤホンをタップすることで、曲の一時停止/再生・曲送り/曲戻し・通話の開始/終了などの操作をすることができます。
このイヤホンは左右で操作できる内容が異なります。操作は以下のようになっています。
タッチ操作方法 | 左のイヤホン | 右のイヤホン |
再生/停止 | 2回のタップ | |
曲送り | 3回のタップ | |
音量を上げる | 1回のタップ | |
音量を下げる | 1回のタップ | |
通話開始/通話終了 | 1回のタップ | |
モード切替 | 2秒間長押し | |
ゲームモード | 3回のタップ | |
音声アシストの起動 | 2秒間長押し |
ペアリング方法・マルチポイントの設定の仕方
まずペアリングを開始するために、充電ケースの蓋を開きます。そうすると自動で電源が入り、ペアリングモードに入ります。
デバイス(iPhone・Androidなど)のBluetooth機能から「EarFun Air S」を選択すると接続完了です。
新たにペアリングしたいデバイスがある場合は、両方のイヤホンを充電ケースに入れた状態で、約2秒間設定ボタンを押してください。
ランプが青色点滅するとペアリングモードに入っているので、新しいデバイスから接続を行ってください。
iPhone・Android(アンドロイド)・ウォークマン・PC・iPad・Nintendo Switch
※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続(A2DP)対応のBluetooth機能が必要
マルチポイントのやり方
マルチポイントの設定方法はとても簡単。
はじめに、1台目のデバイスをペアリングする
充電ケースにイヤホンを入れた状態で、設定ボタンを約3秒間長押し
ペアリングモードに入るので、2台目のデバイスから接続する
1台目のデバイスの接続を繋ぎ直して完了
リセット・初期化の方法
ペアリングが上手くいかない場合や予期せぬエラーが発生した場合は、イヤホンを一度リセットして再度設定し直します。
リセット方法は、イヤホンを充電ケースに入れたまま設定ボタンを8秒以上長押しします。左右のランプが紫色点滅したらリセット完了です。
接続していたデバイスのBluetoothの設定から「EarFun Air S」の登録を解除してから、再度接続を行ってください。
説明書・故障・紛失・問合せ
「EarFun Air S」は取扱説明書(マニュアル)を用意してくれており、トラブルシューティングも記載があります。
故障かな?と思ったら取扱説明書を参照してみてください。電源がつかない・充電できない・片耳しか聞こえない・音飛びがするなどの不具合の解決策が記載されています。
不具合が起こったらとりあえず、本体の初期化をしてみよう。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2022/7/11 |
メーカー希望小売価格 | 6,999円(税込) |
アマゾン価格(2023/2/1時点) | 6,999円(税込) |
充電ケースサイズ | 幅6.5cm×高さ3.1cm×奥行5.6cm |
充電方式 | USB-C/ワイヤレス充電(Qi) |
重量 | 片耳約5.0g ケース約52g(イヤホン収納時) |
ドライバー | 10mmウール複合ドライバー |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
装着検知機能 | 非対応 |
コーデック | SBC/AAC/aptX |
連続再生時間 | 最大6時間(ケースを含めると30時間) |
充電時間 | 約2時間 10分の充電で約2時間再生できる急速充電 |
Bluetoothバージョン | ver.5.2 |
防塵・防水性能 | IPX5 |
まとめ
今回ご紹介した「EarFun Air S」は、マルチポイント対応のコスパの高いイヤホンでした。
最後に、「EarFun Air S」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考頂ければと思います。
- 低価格でマルチポイント搭載のイヤホンを探している方
- 最新機能の搭載されたコスパの良いイヤホンをお探しの方
- ゲームや動画を見る時間が長い方
- 周囲の音を遮断するような強力なノイキャン性能が欲しい方
- 装着センサーの付いたイヤホンをお探しの方
- イヤホンを自分好みに細かくカスタマイズしたい方