「機能が充実していて価格の安いイヤホンを探している」
もしあなたが１万円以下の予算でワイヤレスイヤホンを探しているのであれば、是非このイヤホンを候補に入れてください。
このイヤホンは８千円台と手の届きやすい価格ながら、実用性に優れた機能と性能を兼ね備えています。
この記事では、「EarFun Air Pro 3」を実際に使用してみて感じたことや、使い勝手などを解説しています。
EarFun Air Pro 3の特徴
「EarFun Air Pro 3」の良かった点と気になる点についてまとめてみました。
- 低音重視のパワフルサウンド
- 優秀なノイズキャンセリング機能
- デバイスの切替がとてもスムーズ
- 最大45時間のロングバッテリー
- イヤホンの着脱センサー未搭載
タップできる目次
EarFun Air Pro 3のレビュー
たくさんの機能を持つ本機ですが、特長をぎゅっと4つにまとめました。
- シリーズ史上最高のノイズキャンセリング機能
- ハイレゾ相当の高音質コーデックに対応
- デバイスの切替が感覚的に行える、マルチポイント対応
- 充電ケースを使うと最大45時間の再生が可能で、ワイヤレス充電にも対応
他にもたくさんの特長があるので、本文で解説していきます。
製品の外観
まずは外観から見ていきましょう、充電ケースのサイズは幅6.0cm×高さ3.1cm×奥行5.0cmで、イヤホン重量は約5.2g（片耳）・充電ケースを含めても約52gです。
ワイヤレスイヤホンとしては、標準的なサイズ・重量ですが、たくさんの機能が入ったイヤホンとしては、軽量の部類に入ります。
充電ケースはワイヤレス充電にも対応しているので、普段使いに重宝します。
イヤホンのデザインはシンプルながらスマートさを感じさせる形状です。カラーリングはブラックとグレーの２トーンで、ステム側面のほどよい光沢がとてもクールです。
操作はタッチセンター式になっており、ステム部分をタップするだけで様々な操作ができます。
個人的にはあまり気になりませんが、装着センサーが搭載されていない為、イヤホンを外しても音楽が一時停止されません。
安定した装着感
イヤホンがコンパクトなので耳への引っ掛かりが良く、とても安定した装着感です。
イヤーピースもXS/S/M/Lの４種類が同梱されており、女性や耳の小さな方でも快適なフィット感を感じられると思います。
装着したまま半日過ごしましたが、耳が痛くなったりズレるようなことはありませんでした。試しにランニングも行いましたが、運動時でも問題なく使えそうです。
筆者は耳が小さく、フィットするイヤホンに出会う確率が低めなのですが、このイヤホンは着け心地もよくとても快適です。
重低音が響くパワフルな音質
音質は低音重視のパワフルサウンドで、相性の良い楽曲はポップスやロックなどが上げられます。
音場が狭いので、ライブハウスで聞いているかのような臨場感があり、ノリのいい曲を楽しんで聞くことができます。
上位モデルに比べて、音の解像感は見劣りするものの、この価格を考えると十分な音質に感じます。
初めてワイヤレスイヤホンを買われる方は、迫力のある音質に驚かれると思います。
本機には高性能なマイクが合計6つ搭載されており、周囲の雑音を除去して通話相手にクリアな音声を届けてくれます。
実際に室内や屋外で通話をしたり、WEB会議などで長時間使用しましたが接続も途切れることもなく使用することができました。
こちらの音声もはっきりと聞こえていたそうで、収音性能も問題ありませんでした。
ノイズキャンセリング・外音取込機能
ノイズキャンセリング性能はとても優れており、EarFun史上最高の仕上がりです。
ノイズキャンセリングの仕組上、高音の効きはやや甘めになるものの、低音から中音の雑音に関してはしっかりと効果を感じられる程の性能です。
この価格帯ではトップクラスの性能であることは間違いないです。
このイヤホンには外音取込機能も搭載されており、使用感はとても自然です。
イヤホンを装着したままでも、周囲の環境音や話し声を聞き取ることができるので、その都度イヤホンを外す煩わしさもなくなります。
専用アプリ
このイヤホンは専用アプリ「EarFun Audio」に対応しています。前作の「EarFun Air Pro 2」はアプリに対応していなかったので、とてもうれしい進化です。
- 音質の調整機能
- ゲームモードのオン/オフ
- ノイキャン・外音取込・ノーマルの切替
- イヤホンのタッチ操作のカスタマイズ
イコライザー・音質の調整
イコライザー設定では、6つのプリセットから好みの音質を選ぶことができます。また、6つの音域を自在にカスタマイズすることもできます。
モードの切替
ノイズキャンセリング・外音取込モード・ノーマルモードをタップすることで簡単に切替えることができます。操作画面も直感的に操作ができるデザインなので、迷うことなく切り替えができました。
ゲームモードにすることで、低遅延（最小55ms=0.055秒）になりゲームはもちろん、動画も遅延を感じることなく楽しめます。
イヤホン操作のカスタマイズ
カスタマイズできる操作は、１回～3回タップと長押しの操作を自由に割り当てられます。
３回タップはゲームモードと長押しにしか割り当てられませんが、他の操作は自由に設定できるので、必要十分な使い勝手だと思います。
操作方法
イヤホンを使用する際は充電ケースから取出すことで、自動で電源オンの状態になります。ペアリング済みであれば、そのまま耳に装着することでイヤホンを使えます。
逆に充電ケースに収納すると自動で電源オフになるので、電源に関しては何か特別な操作をする必要はありません。
イヤホンの操作方法
イヤホンをタップすることで、曲の一時停止/再生・曲送り/曲戻し・通話の開始/終了などの操作をすることができます。
このイヤホンは左右で操作できる内容が異なります。操作は以下のようになっています。
| タッチ操作方法 | 左のイヤホン | 右のイヤホン |
| 再生/停止 | 2回のタップ | |
| 曲送り | 3回のタップ | |
| 曲戻し | 3回のタップ | |
| 音量を上げる | 1回のタップ | |
| 音量を下げる | 1回のタップ | |
| 通話開始/通話終了 | 2回のタップ | |
| 通話拒否 | 2秒間長押し | |
| モード切替 | 2秒間長押し | |
| 音声アシストの起動 | 2秒間長押し | |
ペアリング方法・マルチポイントの設定の仕方
まずペアリングを開始するために、充電ケースの蓋を開きます。そうすると自動で電源が入り、ペアリングモードに入ります。
デバイス（iPhone・Androidなど）のBluetooth機能から「EarFun Air Pro 3」を選択すると接続完了です。
新たにペアリングしたいデバイスがある場合は、両方のイヤホンを充電ケースに入れた状態で、約3秒間充電ケースのボタンを長押しします。
ランプが青色点滅するとペアリングモードに入っているので、新しいデバイスから接続を行ってください。
iPhone・Android（アンドロイド）・ウォークマン・PC・iPad・Nintendo Switch
※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続（A2DP）対応のBluetooth機能が必要
マルチポイントのやり方（２台目の接続方法）
マルチポイントの設定方法はとても簡単。
はじめに、1台目のデバイスをペアリングする
充電ケースにイヤホンを入れた状態で、充電ケースのボタンを約3秒間長押しすると青色点滅になる
ペアリングモードに入っているので、2台目のデバイスを接続する
1台目のデバイスの接続がきれいるので、再度接続すればマルチポイント完了です
リセット・初期化の方法
ペアリングが上手くいかない場合や予期せぬエラーが発生した場合は、イヤホンを一度リセットして再度設定し直します。
リセット方法は、イヤホンを充電ケースに入れたまま充電ケースのボタンを8秒以上長押しします。左右のランプが紫色点滅したらリセット完了です。
接続していたデバイスのBluetoothの設定から「EarFun Air Pro 3」の登録を解除してから、再度接続を行ってください。
説明書・故障・紛失・問合せ
「EarFun Air Pro 3」は取扱説明書（マニュアル）を用意してくれており、トラブルシューティングも記載があります。
故障かな？と思ったら取扱説明書を参照してみてください。電源がつかない・充電できない・片耳しか聞こえない・音飛びがするなどの不具合の解決策が記載されています。
不具合が起こったらとりあえず、本体の初期化をしてみよう。
スペック・価格の一覧表
| 発売日 | 2022/12 |
| メーカー希望小売価格 | 8,990円（税込） |
| アマゾン価格（2023/2/1時点） | 8,990円（税込） |
| 充電ケースサイズ | 幅6.0cm×高さ3.1cm×奥行5.0cm |
| 充電方式 | USB-C/ワイヤレス充電（Qi） |
| 重量 | 片耳約5.2g ケース約52g（イヤホン収納時） |
| ドライバー | 11mmダイナミックドライバー |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチペアリング | 対応 |
| マルチポイント | 対応 |
| 装着検知機能 | 非対応 |
| コーデック | SBC/AAC/aptX Adaptive |
| 連続再生時間 | 最大9時間（ケースを含めると45時間） |
| 充電時間 | 約2時間 10分の充電で約2時間再生できる急速充電 |
| Bluetoothバージョン | ver.5.3 |
| 防塵・防水性能 | IPX5 |
まとめ
今回ご紹介した「EarFun Air Pro 3」は、実用性のある機能がたくさん搭載されたコスパの高いイヤホンでした。
最後に、「EarFun Air Pro 3」はこんな方におすすめできます！をまとめましたのでご参考ください。
- 最新機能の搭載されたコスパの良いイヤホンをお探しの方
- ノイズキャンセリング機能が搭載されたイヤホンを使ってみたい方
- デバイスの切替が煩わしいと感じている方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。