ワイヤレスイヤホンは、安価なものから高価な物まで販売されており、音質や機能は多種多様にあります。
安くても音質の良いイヤホンや、高額でもイマイチなイヤホンもあり、あなたにとってベストなイヤホンを一撃で見つけることは簡単ではありません。
そこで、今までイヤホン選びにたくさん失敗してきた筆者の経験を元に、ワイヤレスイヤホン選びに失敗しないためのポイントを音質と機能に絞って解説致します。
すでにワイヤレスイヤホンをお持ちの方も、音質や性能を確認することができますので、是非最後までみてもらえればと思います。
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タップできる目次
音質と機能について
音源データは128kbps以上がおすすめ
ワイヤレスイヤホンは有線ではないので、スマホから飛ばしたデータをイヤホン側で受け取る必要があります。
bpsとは1秒間に転送できる情報量を指しており、この数値が大きければそれほど情報量の多い音楽(高音質)を聞くことが可能になります。
音楽を聞くときに多くの方が利用しているSpotifyであれば、デスクトップ向けには160kbps、モバイル機器向けには128kbpsのビットレートで配信しています。
ちなみに、Spotifyの有料版であれば320kbpsの高音質で音楽を楽しむことができます。
対応しているコーデックも大切
ワイヤレスのイヤホンは、Bluetoothで接続を行うため、音源を圧縮して送信する必要があります。
その圧縮方法をコーデックと呼び、スマホなどの再生する端末と、イヤホンのコーデックを合わせる必要があります。
iPhoneはAACとなり、AndroidはApt-xなどの高音質のコーデックに対応しているモデルもあります。
お使いのスマートフォンのコーデックを確認して、なるべく上位のコーデックで使えるイヤホンを選びましょう。
遅延はどの程度あるのか?
ワイヤレスイヤホンには遅延が発生します。
とはいえ、音楽や動画を普通に楽しむ分には気にならない程度の遅延に抑えられています。
コーデックによる遅延の違いがありますが、音ゲーやシビアな遅延が許されないような場合には有線やゲーム専用のワイヤレスイヤホンを使う必要があります。
コーデックによる遅延を表にまとめてみました。
コーデック | デバイス | 遅延 |
SBC | 全てのデバイスに対応 | 約220ms(0.22秒程度) |
AAC | iPhone | 約120ms(0.12秒程度) |
aptX | Android | 約70ms(0.07秒程度) |
aptX Adaptive | Android | 約65ms(0.05~0.08秒程度) |
LDAC | Android | 約1000ms(1秒程度) |
実際にどの程度の遅延なのかを確かめる動画があります。真ん中の赤矢印と青矢印とピッという音で遅延を確認することができます。
ノイズキャンセリング機能
最近のイヤホンにはノイズキャンセリング機能を搭載したものが多く販売されていますが、性能差が大きく表れる機能の1つです。
ノイズキャンセリング性能をチェックするには、身近な環境音を再生してテストを行っています。
電車内の騒音
飛行機内の騒音
カフェなどの人の話し声
エントリーモデルは低音を中心にノイズをカットしてくれ、ハイエンドモデルはどの音域もしっかりとノイズを軽減してくれます。
ハイエンドモデルは3万円を超えるものが中心となりますが、2万円以下でもしっかりとノイズを除去してくれるイヤホンも存在します。
iPhoneと相性が良く、コスパの高いイヤホンは過去記事でまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
試聴に使用している音源リスト
イヤホンの音の傾向を把握するために試聴しているメインの音源を5つ紹介します。
「Billie Eilish – bad guy」
2019年に世界中でもっとも売れたシングルです。
脳がしびれるぐらいの重低音の楽曲で、低品質なオーディオ機器で再生すると、強い低音だけが目立ったり、音がくぐもってしまうことがあります。
一方、高解像度の音楽デバイスで再生すると、リアルな息づかいを感じられ、迫力のある声を楽しむことができます。
「Patricia JANEČKOVÁ」
彼女のソプラノボイスは素晴らしく、一曲聞けばイヤホンの特長を把握できるでしょう。
高音がクリアに伸びているか、解像感や音場の広がりもチェックすることができます。
また、ソプラノボイスが嫌な高音に聞こえるか、美しい音色に聞こえるかが聞き分けるポイントになります。
「G線上のアリア – バッハ」
この曲のボーカル・バイオリン・ピアノに着目して中音域をチェックしています。
バイオリンの音が小さく聞こえたり、全体的に音量が少なく感じられる場合は中音域の弱いイヤホンとなります。
高音と低音を強調したドンシャリ傾向のイヤホンの場合は、中音域は聞きづらくなりその違いを聞き分けることができます。
「The Beatles – Blackbird」
この曲は透明感のあるアコースティックギターが印象的な楽曲です。
ドンシャリ傾向のイヤホンで聞くと、ボーカルの声が埋もれてしまいアコースティックギターの音だけが前面に出てきます。
また曲を通して靴底のタップ音が使われていますが、良いイヤホンで聞くと臨場感のある足音に聞こえます。
「Official髭男dism – 115万キロのフィルム(ライブ音源)」
ライブ音源なので、音場の広さと音が広がっていく残響音を確認することができます。
ライブ会場の様に広い空間で聞いているように聞こえたら、性能の高いイヤホンとなります。
逆に近くで聞こえると音場の狭いイヤホンとなり、少し物足りなさを感じるかもしれません。
まとめ
この記事では、高音質で音楽を楽しむための音質・機能について解説させて頂きました。
また、ワイヤレスイヤホンの音質をチェックするための音源リストもご紹介させていただきました。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。