移動中の時間や、家でのリラックスタイムを快適にしてくれるワイヤレスのイヤホン。
コードが絡まったり、引っ掛かることも無いので、音楽や動画を見ながら自由に動き回ることができます。
この度オーディオテクニカから発売された「ATH-SQ1TW2」は、軽量かつコンパクトなので、持ち運びも楽な上に長時間着けていても疲れにくい仕様になっています。
小型ながらもたくさんの機能が詰め込まれており、タイミングによっては1万円以下で購入することもできます。
初めてのワイヤレスイヤホンをお探しの方や、サブのイヤホンを探している方にぴったりなイヤホンになっています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「ATH-SQ1TW2」の解説しています。
- 高音域がクリアなオーディオテクニカらしいサウンド
- 人間工学に基づいたフィット感の高い設計
- アプリから自分好みにカスタマイズが可能
- 防水機能が搭載されており、ジムや急な雨でも使える
- 外音取込の音量がやや小さめ
- ノイズキャンセリング機能が搭載されていない
タップできる目次
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audio-technica ATH-SQ1TW2のレビュー
ATH-SQ1TW2の外観と使い方
ケースは片手に収まるサイズ感で、イヤホンは取出しやすい
充電ケースのサイズは、横幅5.5cm x 奥行5.5cm x 高さ3.5cmとなっています。イヤホン込みの充電ケースの重量はわずか約51gと軽量設計です。
イヤホン本体が、充電ケースから飛び出しているので、ネイルをしていても掴みやすく取り出しやすくなっています。
前回のモデルと比較しても約10%も小型化
充電ケースのフタには、窓が付いているのでイヤホンを充電ケースにしまい忘れることもありません。
イヤホンを使った後に充電ケースに戻す際も、「LEFT」・「RIGHT」の表記があるので、スムーズに戻すことができます。
前回のモデルよりも高級感が増している
充電ケースは開閉する度に、前方に配置されているLEDインジケーター(赤丸部分)が点灯してバッテリー残量を教えてくれます。
オレンジ色に点滅すると充電が少なく、黄色だと半分ぐらいで、緑色ならまだまだ充電する必要はありません。
重さは約4.0g(片耳)と軽く、サイズはワイヤレスイヤホンの中でもコンパクトな部類に入ります。
平均が5~8gになっているので、長く装着しても疲れにくい
イヤホン本体には、左右が分かるように「L」・「R」の文字が配置されています。
文字が光るので、暗い場所でも分かりやすい
耳からの飛び出しが少ないので、イヤホンが目立ちすぎることもなく自然に見えます。
着け心地は軽く、長時間着けていても耳が痛くなりにくいように感じました。
また、装着するとアナウンスが流れて電源が入ったことを知らせてくれます。
イヤホンの一部が光沢感のあるデザインなので、時折キラッと光ってきれい
イヤホンをタッチすることで操作が可能
イヤホン側面にタッチセンサーが配置されているので、指でタップすることで操作をすることが可能です。
曲の再生停止・曲送り・曲戻し・音量の調整までできるので、スマートフォンを取出すことなく操作ができます。
センサー感度も良好です
- 再生停止:右を1回タップ
- 曲送り:右を2回タップ
- 曲戻し:右を3回タップ
- 音量アップ:左を1回タップ
- 音量ダウン:左を2回タップ
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、フォレストグリーン/ネイビーレッド・/ピュア・ホワイト/ジェットブラック/カフェラテ/ピンクブラウンの6色展開となっています。
個性的な配色が目を引く
音質について
前回のモデル同様、オーディオテクニカらしい音質で、高音域のクリアさと解像感のある音質に仕上がっています。
低音にはアタック感があり、ポップスやアニソンなど情報量の多い楽曲と相性が良い様に感じました。
アプリでは、4種類のプリセットが用意されているので、好みに近い音質に調整することができます。
ノイズキャンセリング機能
このイヤホンには、ノイズキャンセリング機能が搭載されていませんが、耳とイヤホンの密着感が高いので、周囲の音をかなり軽減してくれます。
ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンをお探しの方は、過去の記事でまとめておりますので、チェックしてみてください。
外音取込機能
イヤホンをしたままでも周囲の音を聞くことができる外音取込機能が2種類搭載されています。
ヒアスルー機能
音楽をBGM感覚で楽しむための機能で、散歩・スポーツ・家事・テレワークなど、ながら聞きをするときに最適です。
電車やバス内のアナウンスも認識できるので、周囲の状況を確認しながら音楽を聞きたい時に便利な機能です。
トークスルー機能
人の声を聞こえやすくする機能で、レジやちょっとした会話で使用することができます。
イヤホンの右側を長押しすることで、再生中の音量を下げて会話を開始することが出来ます。
アプリで聞こえやすさを調整することができます
使用感・使い勝手
通話性能
このイヤホンはマイクが搭載されており、通話やWEB会議にも使用できます。
静かな室内で通話のテイストを行いましたが、通話相手にしっかりとこちらの声が届いているようでした。
また、マイクが風に当たることで生じる雑音を軽減する機能もあるので、屋外の通話でも安心して使用することができます。
片耳で使用することもできます
バッテリー性能
イヤホン単体で最大6.5時間使用することができます。
ケースには充電機能が搭載されているので、合計で最大20時間まで使用することができます。
片道1時間の通勤・通学であれば、往復使用したとしても約2週間充電することなく使える計算になります。
バッテリーは標準的な性能です
防水性能を搭載
IPX5の防水性能は、日常の使用や屋外での活動中に予期せぬ水しぶきや雨による損害を防ぐのに役立ちます。
ただし、完全防水ではないのでお風呂や水中で使用することはできません。
IPX5の防水性能は、水しぶきや噴射水に対して効果的です。
具体的には、直径6.3mmのノズルからの水しぶきを3メートルの距離で約1分間噴射した場合、内部の機器や電子部品が水によるダメージを受けずに正常に機能することが求められます。
安定した接続と低遅延モードを搭載
左右同時伝送接続によって、本体の左右においてそれぞれのBluetooth信号を同時に伝送し、接続の安定性を向上させています。
そのため、動画を視聴する際に生じる映像と音声のズレが軽減されます。
動画を視聴したり、ゲームをプレイする程度であれば、遅延が気になることはありません。
プライベートタイマー機能
スマートフォンのアラームやタイマーは、マナーモードにしていても、スマホ本体から大きな音が鳴ってしまうことがあります。
しかし、この機能を使用することで、その問題を解決できます。イヤホンを使ってタイマーを設定すると、自分だけに音が届くようになります。
周囲の人にアラーム音を聞かれたくない時に便利
マルチポイント搭載
2台のデバイス(スマホ・パソコンなど)と同時に接続が行えるマルチポイント機能を搭載しています。
パソコン作業をしながら音楽を聞いている時に、スマホに着信があっても接続を手動で切り替えることなく、通話を開始することができます。
2台のスマホでも同じようにマルチポイント機能が使える
ATH-SQ1TW2の説明書
オーディオテクニカの公式HPから説明書をダウンロードすることができます。
また、電源が入らない・ペアリングできない・音が途切れるなどのトラブルシューティングも記載してあります。
専用アプリ「Connect」で自由にカスタマイズ
- イヤホンの操作割り当てを変更できる
- 音声ガイダンスで日本語や英語を選択できる
- 4つのプリセットイコライザーから音質の選択ができる
- 音質調整の幅をコントロールすることができる
- タッチセンサーの感度を調整できる
- タッチの誤操作を防ぐタイムセンサーロックシステム搭載
- イヤホンを探すことができる
あなたの使い方に合わせてカスタマイズできる
ペアリング方法
デバイス(iPhoneなど)とイヤホンのペアリング方法を解説します。
充電ケースからイヤホンを取出す
充電ケースのLEDのインジケーターが白色点滅することを確認する
接続したいデバイスのBluetooth設定から「ATH-SQ1TW2」を選択すれば接続は完了です。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2023/4/21 |
アマゾン価格(2023/5/6時点) | 9,980円(税込) |
タイプ | カナル型 |
充電方式 | USB Type-C/ワイヤレス充電 |
ドライバーサイズ | 5.8mm |
コーデック | SBC |
重量 | イヤホン本体4.0g |
連続再生時間 | 最大6.5時間(充電ケースと合わせて最大20時間) |
マイク | 〇 |
充電時間 | 約2.5時間 |
マルチポイント | 搭載 |
カラーバリエーション | フォレストグリーン/ネイビーレッド/ピュア/ホワイト/ジェットブラック/カフェラテ/ピンクブラウン |
Bluetoothバージョン | ver.5.2 |
防塵・防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
こんな方におすすめ
今回ご紹介したオーディオテクニカの「ATH-SQ1TW2」を一言でまとめると、エントリーモデルながら便利な機能がたくさん詰め込まれた、平均点の高いイヤホンだと思います。
最後に、「ATH-SQ1TW2」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 初めてのワイヤレスイヤホンを探している
- 長時間の使用を想定していて疲れにくいイヤホンを探している
- 自分好みにカスタマイズできるイヤホンを探している
- 予算1万円前後でマルチポイント機能を搭載したイヤホンを探している
- ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンを探している
- 高音質のイヤホンを探している
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説