Beatsのヘッドホンが気になってるけど、「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」の違いはなに?
「どちらの方が自分に合っているのか分からない」、「それぞれのヘッドホンの特長を知りたい」そんなお悩みはありませんか?
どちらのヘッドホンもデザイン性が高く、音楽を楽しめる音質に仕上がっていますが、ヘッドホンのタイプや機能に違いがあります。
販売価格も約2万円の差があるため、あなたの用途に合わせてベストな選択する必要があります。
この記事では、Beatsの「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」の音質・性能・装着感・使い勝手など、様々な角度から比較して解説しております。
まずは結論!
筆者の結論としては、予算があるなら「Studio3 Wireless」がおすすめです。
「Studio3 Wireless」は、ノイズキャンセリング機能を搭載しているだけでなく、装着感が良く長時間着けていても耳が痛くなりにくいヘッドホンになっています。
カラーバリエーションも7色あるので、ファッションや好みに合わせて選ぶこともできます。
ただし、価格差が2万円ほどあるので、Beatsのワイヤレスヘッドホンを初めて購入される方や予算を削減したい方は「Solo3 Wireless」がおすすめです。
Appleデバイス間のスムーズな切替や操作性に違いはありません
「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」の主要な項目をピックアップして比較しています。
項目 | Studio3 Wireless | Solo3 Wireless |
---|---|---|
発売日 | 2017/10 | 2019/11 |
参考価格 (2023/3月現在) | 47,800円 | 27,800円 |
ヘッドホンタイプ | オーバーイヤータイプ (耳を覆う) | オンイヤータイプ (耳に乗せる) |
音の傾向 | ドンシャリ傾向 | フラット傾向 |
ノイズキャンセリング機能 | 対応 | 非対応 |
装着感 | フィット感が良い | やや強め |
音漏れ | ほとんど気にならない | 少し気になる |
バッテリー性能 | 最長40時間 | 最長40時間 |
充電時間 | 約1.5時間 | 約2時間 |
重量 | 260g | 215g |
カラー | 7色 | 3 色 |
タップできる目次
製品の外観と使い方
外観は「Studio3 Wireless」のデザインをミニマムにしたのが「Solo3 Wireless」といった感じです。
どちらのヘッドホンも、表面の質感はマットになっており、ハウジング部の光沢あるロゴと対照的で高級感を感じられます。
Solo3 Wireless
「Solo3 Wireless」は、耳に乗せるオンイヤータイプのヘッドホンです。シンプルで洗練されたデザインは前作の「Solo2 Wireless」を継承しています。
Studio3 Wireless
「Studio3 Wireless」はオーバーヘッドタイプのヘッドホンということもあり、イヤーパッドが大きく、ヘッドバンド部も太くなっています。
カラーバリエーション
現在発売されているカラーリングは「Studio3 Wireless」は7色、「Solo3 Wireless」は3色展開されています。
カラーは左上から、シャドーグレー・ミッドナイトブラック・マットブラック・ホワイト・ブルー・レジスタンス・ブラックレッド・レッドの限定カラーを含んだ、合計7色展開となっています。
カラーバリエーションは、ブラック・ローズゴールド・レッドの3色展開となっています。
装着感
「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」はヘッドホンのタイプが異なることで、装着感にも違いが出ています。
「Solo3 Wireless」のイヤーパッドは低反発素材のような触り心地で、耳の形に合わせて形を変えてくれます。
しっかり耳にフィットしてくれるので、すこし動いたぐらいではヘッドホンがずれることはありません。
「Studio3 Wireless」のイヤーパッドはやわらかいクッションになっており、優しく耳を包み込んでくれます。
ヘッドホン本体の軽さも相まって、快適な装着感を得られ、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいように思います。
操作性・使い方
どちらのヘッドホンも、左側のハウジング部に操作ボタンが集約されており、音量調整・音声再生/停止ボタンが配置されています。
操作は感覚的に行えるため、すぐに思い通りに扱うことができます。
一見ボタンの様に見えないところにデザイン性の高さを感じます
- 再生/一時停止:2回タップ
- 音量を上げる:下から上にスワイプ
- 音量を下げる:上から下にスワイプ
- 次の曲へ:後ろから前にスワイプ
- 前の曲へ:前から後ろにスワイプ
音質
「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」を比較したところ、音質に大きな違いは見られませんでしたが、音の傾向が異なっていました。
「Studio3 Wireless」はドンシャリ傾向の音で、力強い低音域と迫力のある音質です。
一方、「Solo3 Wireless」は比較的フラットに近い傾向の音で、バランスの取れた音質です。
筆者はロック・EDM・ダンスミュージックなどノリの良い曲を聞くことが多いので、Beatsらしいパワフルな音質の「Studio3 Wireless」の方をメインで使っています。
iPhoneやiPad側から音質を調整することも可能です。過去の記事で紹介しているので気になる方はチェックしてみてください。
どちらのヘッドホンにもマイクが搭載されており、通話だけでなくWEB会議やビデオ通話にも使えます。
通話品質としては、飛び抜けて優秀という分けではないものの、普通に使用するには問題のないレベルになっています。
また、通話時に周囲のノイズをカットする機能は搭載されていないので、静かな環境で使用する方が良さそうです。
その他の違いや機能
デバイス間のスムーズな切替
W1チップを搭載することで、Appleデバイス間の接続切替が驚くほどスムーズになりました。
複数の端末を所有されている方にとっては、この機能を使うためにBeatsの製品を使うと言っても過言ではないぐらいです。
空間オーディオ(Appleデバイスのみ対応)
このヘッドホンは空間オーディオに対応しているので、音に包まれるような臨場感あふれる体験ができます。
Apple内のコンテンツだけでなく、YouTubeやストリーミング映像などでも疑似的に3D空間サウンドに変換して、立体的なサウンド体験が可能になっています。
このヘッドホンで、アクション系の映画を見るとより楽しめます
バッテリー性能
どちらのヘッドホンのバッテリー性能は優秀で、最大40時間まで使用することができます。
バッテリーがゼロの状態でも、わずかな充電で最大3時間の再生が可能な、Fast Fuel機能を搭載しています。
音声の遅延
動画やゲームを楽しむ時に、映像と音声のズレがあると気になるだけでなく、ゲームであればプレーに支障をきたします。
このヘッドホンで動画やゲームを一通り試してみましたが、体感できるほどの遅延を感じられませんでした。※音ゲーは未実施
同梱されているコードで有線接続を行えば遅延は無くなるので、もし気になる方がいらっしゃればそちらをお使いください。
電池残量の確認
残りのバッテリー残量の確認は、ヘッドホンのハウジング部のランプで確認するか、接続しているデバイス上で確認することができます。
ヘッドホンのハウジング部には、LEDのインジケーターが5つ搭載されています。
電源が入った状態でロゴ部分を1回クリックすることで、バッテリー残量を知らせるランプが光ります。
接続しているデバイスのコントロールセンターで、バッテリーの残量を確認することができます。※Apple製品のみ
イヤーパッドの交換
どちらのヘッドホンもイヤーパッドが交換できる為、使用によるダメージや経年劣化した場合でも、新しい物に取り換えられるのできれいな状態で長く使えます。
下記の物は純正品ではないですが、価格もリーズナブルでカラーも選べます。
まとめ
「Studio3 Wireless」と「Solo3 Wireless」の性能と使い勝手を比較解説させて頂きました。
どちらもデザイン性が高く音楽の楽しめるヘッドホンですが、ノイズキャンセリング性能や快適な装着感を求めるなら「Studio3 Wireless」をおすすめします。
逆に、初めてのBeatsのヘッドホンを購入される方や、コストを抑えたい方には「Solo3 Wireless」をおすすめします。
それぞれのヘッドフォンを個別でレビューしておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。