「周囲の音が聞こえる、耳を塞がないイヤホンを探している」
働いているとき、家事をしているとき、音楽を聞くアイテムとしてイヤホンは欠かせません。
「SONY LinkBuds WF-L900」は、耳を塞ぐことなく「周囲の音」と「音楽」を聞ける装着感の優れたイヤホンです。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SONY LinkBuds WF-L900」の魅力をお伝えします。
SONYのLinkBuds WF-L900の特長
「LinkBuds WF-L900」を実際に使ってみて感じた、良かったと気になる点についてまとめてみました。
- 着けていることを忘れるぐらい快適な装着感
- イヤホンをしていても環境音がしっかり聞こえる
- 妥協のない音質で、音楽が楽しめる
- マイク性能が高く、クリアな音声を通話相手に届けられる
- ワイヤレス充電に対応していない
- 最大再生時間が5.5時間
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SONYのLinkBuds WF-L900のレビュー
「LinkBuds WF-L900」を実際に使ってみて感じた感想や、使い勝手について解説していきます。
製品の外観
充電ケースのサイズは幅4.1×高さ3.1×奥行4.9(cm)で、イヤホン重量は約4.1g(片耳)・充電ケースを含めても約42gです。
一般的なワイヤレスイヤホンの重量が片耳6~7gなので、とても軽いイヤホンです。
イヤホンに穴が開いており、かなり斬新なデザイン。
イヤホンのフィット感を高めるために、フィッティングサポーター(赤色部分)が搭載されています。
サイズはXS/S/M/L/XLの5種類が同梱されているので、耳のサイズに合わせて選ぶことができます。
ドライバーは12mmの大型ドライバー(青色部分)を採用しているので、迫力のある音を作り出すことができます。
カラーリングは、ホワイトとグレーの2色展開で、いずれも再生プラスチックを使用した地球環境に配慮した製品になります。
イヤホンをよく観察すると、原料の色味が見て取れます。
充電ケースは指紋が付きにくい質感で、シンプルでコンパクトにまとまっています。
手のひらに収まるサイズ感で、持ち運びの際は上着やズボンのポケットでもすんなり入りそうです。女性の小さな鞄でも場所を取りすぎないので、邪魔になりません。
イヤホンはタッチセンサーを搭載しているので、側面部分をタッチすることで操作が可能です。
また、ワイドエリアタップを搭載しているので、耳の周りの顔をタップしても操作することができます。
イヤホンに触れずに操作できるなんて未来の道具感がありますね。
装着感は軽くて安定している
イヤホンの位置が定まれば、自分の体の一部の様に違和感がなく安定した装着感を得られます。
一般的には口を動かしたり表情が変わる時に、耳穴の形が変わりイヤホンがズレやすいのですが、このイヤホンは装着したまま会話や食事をしてもズレるようなことはありませんでした。
小さな耳の方や女性の方にもしっかりとフィット
イヤホンを装着した時の見た目は、すっきりしており正面から見た時にイヤホンがほとんど見えません。
遮音性に関しては、イヤホン自体に穴が開いているので音量によっては周囲の人に聞こえてしまうかもしれません。
満員電車や人が近くにいる時は、音楽のボリュームを調整する必要があります。
オープンイヤーでも音質には妥協なし
遮音性の低いイヤホンの傾向として、低音の厚みがなく音自体も軽く聞こえがちです。
音の性質上仕方ないことなのですが、「LinkBuds WF-L900」は大型ドライバーを搭載することで、イヤホン構造のデメリットを克服しようとしています。
イヤホンに穴が開いているとは思えない音質。
音の傾向としては、SONYらしいフラットな音質で、中高域がクリアでボーカルの声が心地よく聞けます。
遮音性の高いカナル型(耳栓型)イヤホンに比べると低音は劣るものの、十分音楽を楽しめる音質に仕上がっています。
通話品質は最強
このイヤホンにはマイクが搭載されているので、通話やテレワーク中の会議などでも使えます。
高性能なマイクとAI学習アルゴリズムにより環境音を抑え、通話相手にクリアな音声を届けてくれます。
上位モデルの「WF-1000XM4」よりも通話品質が高く、通話メインのイヤホンを探しているなら、このイヤホンはかなりおすすめです。
売り場で接客している時も、WEB会議用のイヤホンを探している方には、まずこちらをおすすめしています。
そして、価格が合わなかったお客様には「JBL Live Free 2」をおすすめしています。マイクが6つも搭載されているので、通話にはもってこいのイヤホン。
その他の機能も充実
ご紹介してきた機能以外にも、タッチセンサー操作のカスタム・スピークトゥチャット・アダプティブボリュームコントロール・防水性能などの機能が用意されています。
タッチセンサー操作のカスタム
イヤホンやその周辺の顔をタップすることで、再生やモードの切替が行えます。
アプリで、「ダブルタップ」と「トリプルタップ」の2パターンを選択できます。
スピークトゥチャット
音楽が再生されている時に、あなたが話し出すと自動で一時停止される機能です。
話が終わってから15秒後に一時停止が解除され、音楽が再生されます。この機能を活用すると、スマホを取出す必要もないですしイヤホンを外す手間も省けます。
アダプティブボリュームコントロール
あなたの周囲の音の大きさを感知して、自動で音量を調整してくれる機能です。
音量調節をする手間が省けますが、個人的には使っていない機能です。
防水性能
このイヤホンは防水等級IPX4の防水仕様なので、少しの雨や汗くらいの水であれば問題なく使用することができます。
いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない、と定義されています。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2022/2/25 |
メーカー希望小売価格 | 26,400円(税込) |
アマゾン価格(2023/2/9時点) | 20,255円(税込) |
充電ケースサイズ | 幅4.1×高さ3.1×奥行4.9(cm) |
充電方式 | USB-C |
重量 | 片耳約4.1g ケース約42g(イヤホン収納時) |
ドライバー | 12mmドライバー |
コーデック | SBC/AAC |
連続再生時間 | 最大5.5時間(ケースを含めると17.5時間) |
充電時間 | 約2時間 (急速充電対応:10分の充電で最大1.5時間) |
Bluetoothバージョン | ver.5.2 |
防塵・防水性能 | IPX4 |
こんな方におすすめ
今回ご紹介した「SONY LinkBuds WF-L900」を一言でまとめると、周囲の音を取り入れつつも音質には妥協していないイヤホンでした。
最後に、「SONY LinkBuds WF-L900」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- イヤホンをしていても周りの音をしっかりと聞いていたい方
- 装着していても疲れにくく、マイク性能の高いイヤホンをお探しの方
- オープンイヤー型のイヤホンでも音質にこだわりたい方
- マルチポイント搭載で、「ながら聞き」のできるイヤホンを探している方
- 一度に6時間以上イヤホンを使用される方
- ワイヤレス充電機能が欲しい方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。→初めてのワイヤレスイヤホンの選び方を解説