ついにAppleから「AirPods Pro 3」が登場しました。
ノイズキャンセリングは前作の2倍、心拍センサーでワークアウト管理、さらにリアルタイム翻訳まで。
これまで「イヤホン=音楽を聴く道具」だった常識を覆す、新しい体験が詰まっています。
果たして39,800円という価格に見合う価値はあるのか? 前作との違いやライバル機との比較を踏まえて徹底解説します。
タップできる目次
【結論】AirPods Pro 3の購入をおすすめする理由

- 理由1:ノイキャンが“最大2倍”に強化 — 前世代比2倍/初代比4倍の雑音低減性能。新イヤーチップで遮音性も改善。
- 理由2:ワークアウトが変わる“心拍センサー” — 耳から心拍を計測し、フィットネスアプリと連携。
- 理由3:便利機能が一気に進化 — リアルタイム翻訳(年内に日本語対応予定)、IP57耐久、探す機能の強化など。
- 補足:音質も刷新 — 新アーキテクチャと次世代EQで低音・解像感・サウンドステージが向上。
AirPods Pro 3の概要(発売日・価格・対応機能

- 発売日:2025年9月19日(金)
- 価格:39,800円(税込)
- 新要素の一覧:
- 世界最高をうたうインイヤーANC(前世代比最大2倍、初代比最大4倍)
- 心拍センサー搭載(PPG 256回/秒)
- ライブ翻訳機能(初期5言語、日本語は年内追加予定)
- IP57の防塵・耐汗耐水
- 5サイズのイヤーチップ(XXS追加・フォーム層採用)
- 探すの「正確な場所を見つける」精度強化
- パーソナライズド空間オーディオ/適応型オーディオ
買うべき3つの理由を詳しく解説

理由1:ノイキャンが2倍で“静けさ”が段違い

AirPods Pro 3は前世代比2倍のノイズキャンセリングを実現。
超低ノイズマイクと計算オーディオを組み合わせ、騒音の多い通勤・オフィスでも集中できます。
フォーム層を加えた新チップで装着性もアップ。通話時は声の分離機能により、雑音を抑えつつ声だけを相手にクリアに届けます。
理由2:耳で測る“心拍”でワークアウトが進化

新搭載の心拍センサー(PPG)が毎秒256回の血流測定を行い、iPhoneのフィットネスアプリと連携。
ランニング、HIIT、ヨガなど50種類以上のワークアウトで心拍や消費カロリーを自動記録できます。
AirPods単体で「運動×音楽×記録」が完結するのは大きな魅力。
理由3:便利機能が一気に進化

- ライブ翻訳(ベータ版):英語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語・スペイン語対応、日本語は年内追加予定。
- IP57耐久:汗・雨・粉じんに強く、運動やアウトドアでも安心。
- 探す精度向上:ケースに内蔵スピーカー+超広帯域で、紛失時の探索範囲が拡大。
音質はどこまで進化した?

AirPods Pro 3は「マルチポート音響アーキテクチャ」を新設計。
- 低音のレスポンス改善
- サウンドステージの広がり
- ボーカルの明瞭化
さらに「次世代アダプティブEQ」「パーソナライズ音量」「パーソナライズ空間オーディオ」によって、耳の形や装着状態に合わせて自動調整。
ただし対応コーデックは依然AACのみ。
ロスレスやLE Audioの正式対応は見送り。オーディオマニアからすると“限界あり”ですが、iPhoneユーザーにとっては「シリーズ最高のAirPods音質」と言って差し支えないでしょう。

長時間のリスニングでも疲れにくい音質
AirPods Pro 2から“どこが”どれだけ進化した?

項目 | AirPods Pro 3 | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
ノイズキャンセリング | 前世代比2倍/初代比4倍 | 初代比2倍 |
イヤーチップ | 5サイズ(XXS追加、フォーム層) | 4サイズ(XS〜L) |
心拍センサー | 搭載(PPG 256回/秒) | 非搭載 |
翻訳機能 | ライブ翻訳(ベータ版) | 未対応 |
防水防塵 | IP57 | IPX4 |
探す機能 | 精度・距離拡大 | 従来型 |
バッテリー(単体) | ANCオン最大8時間/外音+補助最大10時間 | ANCオン最大6時間 |
ケース込み | 最大24時間 | 最大30時間 |
バッテリーと耐久性:通勤も運動も“つけっぱなし”で

- ANCオン:最大8時間
- 外音取り込み+補助:最大10時間
- 心拍計測中:約6.5時間
- ケース込み:最大24時間
- 耐久性能:IP57で汗・雨・粉じんも安心
「ケース込み30時間→24時間」になった代わりに、単体利用が大幅強化。仕事や運動で“1日中つけっぱなし”がしやすくなりました。

性能が上がった分、消費する電力が多くなったのかな
こんな人におすすめ/おすすめできない人

- 通勤やカフェ作業でノイキャン性能に妥協したくない人
- フィットネス記録をiPhoneで一元管理したい人
- 海外出張や旅行で翻訳機能を試したい人
AirPods Pro 3は素晴らしい製品ですが、おすすめできない方もいらっしゃいます。
- ケース込みのバッテリー時間を重視する人(Pro 2は最大30時間)
- ロスレス・LE Audio対応を待ちたいオーディオマニア
よくある質問(FAQ)

Q. 発売日と価格は?
A. 2025年9月19日発売、39,800円(税込)。
Q. バッテリーはどれくらい持ちますか?
A. ANCオン最大8時間、外音取り込み最大10時間、ケース込み最大24時間。
Q. ライブ翻訳は日本語対応していますか?
A. 発売時は未対応。年内に日本語追加予定。
Q. 音質は大幅に変わりますか?
A. 低音やサウンドステージが改善し、シリーズ最高クラス。ただしコーデックはAACまで。
AirPods Pro 3とライバル機種の徹底比較
項目 | AirPods Pro 3 | AirPods Pro 2 | Bose QC Ultra Earbuds II | Sony WF-1000XM5 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2025年 | 2022年 | 2025年 | 2024年 |
価格(税込) | 39,800円 | 約39,800円 | 約39,600円 | 約39,000円 |
ノイズキャンセリング | 前世代比2倍/初代比4倍 | 初代比2倍 | 世界最高クラスANC | 高性能ANC |
外音取り込み | さらに自然 | 従来型 | Bose Immersive Audio対応 | 高精度マイクで自然 |
心拍センサー | 搭載(PPG) | 非搭載 | なし | なし |
翻訳機能 | ライブ翻訳(ベータ、日本語は年内追加) | 未対応 | なし | なし |
チップ/プロセッサ | H2強化版 | H2 | Bose独自DSP | QN2eチップ |
音質特徴 | 新マルチポート構造、広がりある音場 | クリアで標準的 | 臨場感のある迫力サウンド | 解像度と低遅延性能に強み |
バッテリー(単体) | 最大8時間(ANCオン)/10時間(外音) | 最大6時間 | 最大6時間 | 最大8時間 |
ケース込み | 最大24時間 | 最大30時間 | 約24時間 | 約32時間 |
防水防塵 | IP57 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
重量(片耳) | 約5.5g | 約5.3g | 約6.2g | 約6.5g |
特徴まとめ | ノイキャン2倍/心拍/翻訳 | 安定性能 | 臨場感オーディオ | ロング再生/高音質 |
まとめ:iPhoneユーザーなら“最有力の一本”
AirPods Pro 3は、ノイキャン2倍・心拍計測・ライブ翻訳という革新的な進化に加え、音質アーキテクチャの刷新で「シリーズ最高のAirPods」に仕上がっています。
価格は据え置きの39,800円。
「iPhoneユーザーが選ぶなら、迷う必要はない」——これが結論です。
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。