ゲームに熱中していると、つい声が大きくなってしまう――そんな経験はありませんか?
深夜のプレイ中、家族や隣人に気をつかって思い切り叫べないのは、多くのゲーマーが抱える悩みです。
そこで登場したのが「OMBRA v2」。まるで未来のガジェットのような防音マスクで、声を抑えながらも仲間にはクリアな声を届けられるという画期的な製品です。
本記事では、その効果や快適性を実際に検証し、メリット・デメリットを正直にレビューします。
タップできる目次
なぜ防音マスクが必要なのか?ゲーマーの現実と悩み

夜中でも家族や隣人への音を気にせず盛り上がりたい。
ゲーマーにとってよくある悩みですよね。DiscordでテンションMAXになると、つい大声を出してしまう。
でも、壁の薄い住宅では静かにしなければと、フラストレーションを抱えることも。
そんな声の悩みに応える製品として登場したのが、「OMBRA v2(ゲーミング防音マスク)」。
声を抑えながらもマイク音を明瞭に伝える設計が特徴で、“夜も安心して叫べる”というキャッチコピーが話題です。
OMBRA v2とは?スペックと同梱物の概要
OMBRA v2は、オーストリア発のブランド「METADOX」が手掛けたマイク付き防音マスクです。
最大-30dBの減音効果を持ち、深夜のゲームプレイや配信でも周囲に迷惑をかけずに楽しめます。
マイクはオーストリアの有名音響メーカー出身エンジニアが監修。
ゲーム仲間や配信視聴者に“こもらない声”を届けられるのが強みです。さらにマグネット式で簡単に着脱でき、市販のグースネックマイクにも対応する柔軟性があります。
旧モデルと比べると、素材や仕上げも大きく進化。ABS樹脂製フレームの採用で耐久性が向上し、質感も滑らかに改善されています。
見た目の完成度も高まり、ガジェットとしての所有感も十分です。
マイクも同梱されており、届いたらすぐに使える

製品はしっかりと梱包された状態で届き、パッケージに凹みや汚れは一切ありませんでした。
パッケージを開封すると、各パーツがそれぞれ丁寧に包装されていました。

同梱物は、本体マスクに専用マイク、延長ケーブル、交換用布パッド、収納ケースなど充実。
PC・家庭用ゲーム機・VRヘッドセット・ヘッドホンに対応できるように、コード類も豊富に用意されています。

ユーザーファーストの製品だと感じたよ

製品が届けばすぐにゲームで楽しめる
防音性能を検証|どれだけ声が抑えられる?

気になるのは「本当に声を抑えられるのか?」という点。
人の声は中高周波に該当するため、最大であれば-30dBの減音効果が出るはずですが、結果はどうでしょうか。
マスクを装着する前と装着した後でどの程度変化があるか実験をしてみました。

まずは、マスクを装着して普通に会話をした時のdB数が67.7dBでした。

次にマスクを外した時のdB数を測定すると、81.9dBとマスクをしている時よりも、14.2dBほど減音されていました。
筆者は男性で声が低めなのもあってメーカーの値よりは少ない結果となりましたが、14dB違うと約5倍の音量の差にあたります。

話し声程度であれば、すぐ隣にいても内容が聞き取れないレベル

全力で叫べば音漏れはしますが、隣の部屋には聞こえないぐらいの音量
快適性・使い勝手は?装着感と長時間使用の実際

旧モデルで課題だった快適性は、v2で大幅に改善されています。
- メモリーフォーム+PUレザーで柔らかくフィット
- 医療グレードのシリコンバルブが呼吸を妨げず、熱を逃がす
- 防水性のある生地で臭いや湿気がこもりにくい
- ノーズフリー設計で鼻を覆わず息苦しさを軽減
- メガネ着用OKで普段のスタイルを崩さず使える
これらの工夫により、長時間のゲームや配信でも快適さを維持できます。
フィット感が良く、息苦しさも感じにくい

「OMBRA v2」を装着すると、見た目の迫力から苦しそうに見える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に装着すると、口の周りに当たる部分は柔らかく、鼻も出ているため快適な装着感が得られました。

重量はどちらのサイズを選んでも300g以下と軽量のため、長時間の装着でも疲れにくくなっていますが、バンドを使用することで頭と首でも支えられるため装着によるストレスはほとんど感じません。
あえてデメリットをあげるとすれば、長時間話していると喉が渇くため、給水時の着脱が面倒かな、と感じたことぐらいです。
ゲーム以外の活用シーン
OMBRA v2はゲーム専用にとどまりません。
- 一人カラオケや歌の練習
- 語学学習や発音練習
- リモート会議やオンライン授業
- VTuberや配信活動
周囲に配慮しながら声を出せるため、防音室を用意するよりもはるかに手軽でコスパに優れています。幅広いシーンで“静かに声を出したい人”に役立つアイテムです。
総評とおすすめできる人・向かない人

実際に使ってみると、「夜でも大声を出したいゲーマー」にとってOMBRA v2は間違いなく救世主的な存在です。
特にマンションやシェアハウス、実家暮らしの人にとっては強い味方となるでしょう。
一方で、価格は27,500円と安くはなく、「少し声を抑えたい」程度のライトユーザーにはオーバースペックかもしれません。
おすすめできる人
- 夜間プレイで声を抑えたいゲーマー
- 配信やボイスチャットで周囲に迷惑をかけたくない人
- 防音環境を作るのが難しいマンション・シェアハウス住まいの人
向かない人
- 快適性を最優先したい人
- 短時間しかゲームをしないライトユーザー
- 予算を抑えたい人
まとめ
OMBRA v2は、“声を抑えながら叫べる”というユニークな体験を提供するゲーミング防音マスクです。
最大-30dBの減音効果と高音質マイクにより、夜間や集合住宅でも思い切りプレイできる環境を実現します。
快適性や素材の改良も進み、旧モデルに比べて使いやすさは格段に向上。価格はやや高めですが、防音室を設置することを考えれば圧倒的にコスパに優れています。
結論として、「静かに叫びたい」「配信で迷惑をかけたくない」という明確なニーズがある人にとって、OMBRA v2はゲームライフを劇的に変えてくれる一台になるでしょう。
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。