「家族のテレビの音量が気になる」、「テレビの音声が聞き取りずらい」こんなお悩みはないですか?
「SRS-LSR200」は、テレビの音声を近くで聞くことができるので、必要以上に音量を上げる必要がありません。
テレビとの接続方法も複数あるため、ほとんどのテレビに対応しているのもうれしいポイントです。対応機種や接続方法については記事の後半で解説しています。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SRS-LSR200」のメリット・デメリットをまとめて解説しています。
- 人の声を強調するモードを搭載しているので、聞き取りやすい
- ボタンが大きくて高齢者にも操作がしやすい設計になっている
- スピーカーにリモコン機能が搭載されているので、別々に持ち運ぶ必要がない
- 最大13時間使えるロングバッテリーを搭載
- 迫力のあるサウンドではない
- 防水性能がやや弱め
タップできる目次
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SONY お手元テレビスピーカー SRS-LSR200のレビュー
製品の外観や使い方
「SRS-LSR200」は、持ち運びが可能なテレビ用のワイヤレススピーカーです。
サイズは18.2(幅)×7.7(高さ)×8.7(奥行)cm、重量は約630gとなっています。
重さも大きさも、500mlのペットボトルを一回り大きくしたぐらいで、ちょっとした隙間に設置ができ、持ち運びにも困らない重さです。
取っ手が太くて持ちやすい
このスピーカーには、操作が分かりやすいように大きめのボタンが採用されています。
電源や音量以外にも、テレビのリモコンとして使用できる機能が搭載されているので、離れた位置からでもチャンネルを変えることができます。
「SRS-LSR200」はワイヤレスのスピーカーのため、充電をする必要がありますが、送信機と一体になった台座に乗せるだけで簡単に充電が行えます。
送信機(台座)の背面には、テレビと接続するための端子とイヤホンジャック・給電用の端子が配置されています。
送信機(台座)には、対応ケーブルがわかりやすいように番号が振られており、説明書を見なくても使い始められるくらい簡単です。
番号のラベルが上にくるように差し込む
クリアな音声で人の声が聞きやすい
「SRS-LSR200」は、聞きたい場所へ移動させることができるので、テレビが遠くてもしっかりと音声を聞くことができます。
音質としてはSONYらしいクリアな音声なので、テレビを楽しむことができます。
人の声に着目した専用のスピーカーを搭載しているので、人の声が聞きとりにくい方や、高齢の方にもおすすめできます。
モードの切替も簡単で、本体中央部に配置された「はっきり声」ボタンを押すことで切り替えが可能です。
音質の良さはさすがSONYです
音質や聞きやすさの秘訣
スピーカーは、聞き手よりも下の位置に置くことが多いため、このスピーカーはやや斜め上に向くように設計されています。
本体の左右側面にパッシブラジエーターを搭載しており、人の声などの質感をよりリアルに表現しています。
「SRS-LSR200」は、3つのスピーカーからテレビの音を表現しています。
左右のスピーカーがメインの働きをして、中央のスピーカーは声専用のスピーカーになっています。コンパクト設計ながらもしっかり聞きやすい音声を再現しています。
また、限りなく遅延の少ない無線伝送方式を採用しているので、途切れにくく音声と画面とのずれも感じにくくなっています。
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実際の使用感・使い勝手
いろいろなシーンで使える
家族でテレビを見る時は、ひとりひとり聞こえやすい音量があります。
特に年配の方は、聴力が低下している傾向があるため、このスピーカーを使えば自分の聞こえやすい音量に調整することができます。
一人でテレビを楽しむときでも、手元にスピーカーを置くことで隣の部屋や近隣の方に聞こえないように配慮することができます。
家族が寝静まった夜でも音量を抑えて一人でテレビを楽しむことができます。
音量が気になる方へのプレゼントにも最適
子どもを寝かしつけている時や、大きな音が出せない場面でもこのスピーカーなら小さい音でテレビを楽しむことができます。
ヘッドホンジャックもあるので、ヘッドホンやイヤホンで音声を聞くこともできます。
電源が自動でオフになる
このスピーカーは電源を切り忘れても、約15分使用していなければ自動で電源がオフになります。
次回使用する時に電池が切れて使えない!みたいなことを未然に防ぐことができます。
電源を切り忘れても安心
Bluetooth接続の時は遅延が若干ある
テレビへの接続方法は2種類あります。
光デジタル入力の場合は、遅延が限りなく少ないですが、対応していないテレビであれば、約0.22秒の遅延が発生します。
音ゲーや遅延にシビアでなければ気にならないレベル
ロングバッテリー
約3時間の充電で最大13時間の連続再生が可能なので、1日を通して使用してもバッテリー切れの心配がありません。
防水性能が搭載されている
「SRS-LSR200」には、IPX2の防水性能が搭載されているので、水滴程度であれば故障の原因となることはありません。
完全防水ではないため、コップの水や雨が掛かってしまうと故障の原因となりますので、ご注意ください。
IPX2は比較的軽度の防水性能を表しています。
垂直の水滴に対して一定の保護を提供することが要求されますが、完全な防水ではありません。
したがって、IPX2の評価を受けた装置は、軽度な水滴や水しぶきからの保護には適していますが、大量の水や長時間の水への曝露には対応できない場合があります。
接続方法を解説
テレビと接続する方法ですが、光デジタル入力と音声入力の2種類があります。
お使いのテレビの背面か説明書を見て頂けますと、入力方法について解説があるかと思います。
メーカーの説明書には、接続方法の他にリモコン設定の仕方や電池交換の方法も記載されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
光デジタル入力の場合
送信機を裏返しにして番号のラベルを確認する
2番の端子にラベルが上になるように送信機に差し込み、反対側の端子をテレビと接続
1番の端子を同様に送信機に差し込み、反対側をACアダプターに繋いでコンセントに差し込んだら接続は完了です
音声入力の場合
送信機を裏返しにして番号のラベルを確認する
3番の端子にラベルが上になるように送信機に差し込み、反対側の端子をテレビのヘッドホン端子に接続する
1番の端子を同様に送信機に差し込み、反対側をACアダプターに繋いでコンセントに差し込んだら接続は完了です
SRS-LSR200の対応機種と入力方法の違い
「SRS-LSR200」の機能を余すことなく使用するには光デジタル入力があることが好ましいですが、音声入力でも使用することは可能です。
対応しているテレビに関してはまとめておりますので、そちらをご覧ください。
ソニー・パナソニック・シャープ・東芝・日立・三菱・LG・FUNAI・Hisenseなど
※機器によって一部の機能が使えないことがあります
入力の違いによってどのような違いがあるのか?について表でまとめてみました。
光デジタル入力 | 音声入力 | |
---|---|---|
音声の遅延 | ほとんど感じない | よく見ると分かる程度 |
音質 | 高音質 | 普通に聞こえる |
テレビとの同時発声 | 可能 | 不可能 |
大きな違いはありませんが、テレビとスピーカーから同時に音声を再生できるのは光デジタルのみとなりますので、そういった使い方を想定されている場合は注意が必要です。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2020/2/22 |
アマゾン価格(2023/5時点) | 22,000円(税込) |
総合出力 | 2W |
出力スピーカー | 3.5mmのステレオヘッドホン端子 |
重量 | スピーカー:約630g 送信機:約100g |
連続再生時間 | 最大13時間 |
充電時間 | 約3時間 |
サイズ | スピーカー:18.2(幅)×7.7(高さ)×8.7(奥行)cm 送信機:19.4(幅)×2.5(高さ)×10.5(奥行)cm |
カラーバリエーション | ホワイト系 |
防塵・防水性能 | IPX2 |
こんな方におすすめ
最後に、「SRS-LSR200」をおすすめする方と、おすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 家族に迷惑にならないようにテレビを楽しみたい方
- テレビから離れた場所でも音声を楽しみたい方
- 人の声やテレビの音が聞き取りにくい方
- 気軽に持ち運べるワイヤレスのスピーカーをお探しの方
- テレビの周辺でしかスピーカーを使わない方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。