「Soundcoreの最新ヘッドホンが気になっている」
2024年10月29日から発売になった「Soundcore Space One Pro」は、Anker最上位モデルのヘッドホンとなっています。
価格が26,990円とAnkerとしては高価格帯のモデルとなっていますが、音質や性能はどうなのでしょうか?
メーカーの方に製品をお送り頂いたので、実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Space One Pro」の解説しています。
「Space One Pro」の特徴や概要を動画でサクッとまとめていますので、時間がない方はこちらをチェックしてみてください。
製品提供:アンカー・ジャパン
【総合評価85点】Soundcore「Space One Pro」の特徴は?
装着感の良さや使い勝手、便利な機能をたくさん搭載しており、それぞれの品質が高く感じたので、総合評価は85点としました。※2.5万円以下のヘッドホンとして算出
次に「Space One Pro」の特徴について、良い点と残念な点についてまとめてみました。
- 操作性が高く、アプリでカスタマイズも可能
- BOSE並みの強力なノイキャンで雑音をカット
- 臨場感のある3Dオーディオで動画や映画を楽しめる
- 装着感が良く、長時間のリスニングもストレスなく使える
- Ankerモデルとしては価格がやや高め
- LDACとマルチポイントの併用はできない
Soundcore「Space One Pro」をおすすめできる方
先程解説させて頂いた「Space One Pro」の特徴をもとに、このヘッドホンをおすすめできる方についてまとめてみました。
- 装着感が良く、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいヘッドホンをお探しの方
- 強力なノイキャン性能を搭載したヘッドホンをお探しの方
- Anker製品で音質にこだわりたい方
- 気兼ねなく持ち運べるヘッドホンをお探しの方
- 価格重視でヘッドホンを探している方
- 原音に忠実な音質で再生できるヘッドホンがほしい方
Soundcoreシリーズをまとめてレビューしている記事があるので、価格やサイズを重視している方は、チェックしてみてください。
スポンサーリンク
タップできる目次
Soundcore「Space One Pro」のレビュー
「Space One Pro」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
ヘッドホンの外観や同梱物
「Space One Pro」のパッケージはしっかりとした作りで高級感も感じます。
さすが最上位モデル、パッケージも作り込まれている
パッケージを開封してみると、ヘッドホン本体・ソフトケース・有線コード・充電用のコード・説明書が同梱されていました。
説明書も日本語で分かりやすく解説されている
ヘッドホン本体は、これまでのシリーズよりもハウジング部分がコンパクト。
デザインもマットな質感と光沢のあるメタリックな質感が相まってかっこいい。
ハウジング部分にはSoundcoreのロゴが配置されており、側面には操作用の物理ボタンがあります。
ほとんどの操作はボタンから行える
物理ボタンの飛び出しもちょうど良く、ヘッドホンをしていても位置を認識しやすく、押しやすいボタンになっています。
操作のたびにスマートフォンを取り出す必要もないので、とても便利な機能です。
- 電源のオンオフ
- 再生・停止
- モードの切り替え
- 音量の調整
電話に出ることも可能
このヘッドホンは、ヘッドバンド部分が柔軟なので、こんな風にコンパクトに折りたたむことが可能。
小さくて軽いので、外出先に気兼ねなく持って行けて、音楽を聴きたいときにサクッと取り出して使えます。
ここまでコンパクトに収納できるヘッドホンは珍しい
ノイズキャンセリング|BOSE並みのノイキャン性能
「Space One Pro」には、Soundcoreシリーズ最高のノイズキャンセリング 3.5が搭載。
周囲の環境音やノイズを毎分180回も検知して、シーンに合わせて自動で除去してくれます。
特に、電車や飛行機内で発生しやすい中低音域をしっかりとカットしてくれるので、移動を快適に行いたい方におすすめのヘッドホンです。
ノイキャンの性能を数値で評価するなら、10点満点中の9.5点と評価でき、同価格帯のヘッドホンと比べるとトップクラスの性能です。
BOSE並みのノイキャン性能の高さ
このヘッドホンはノイキャン性能が魅力といっても過言ではない
装着感|頭を優しく包み込んでくれる
「Space One Pro」の装着感はとても快適。
装着した瞬間にフィット感の良さが分かりますが、それにはいくつかの理由があります。
「Space One Pro」は、ヘッドバンド部分が5つの部品から構成されており、他のヘッドホンと大きく構造が異なっています。
部品が分かれていることで、装着した人の頭の形に合わせてフィット、快適な装着感を実現しています。
次に、ハウジングやヘッドバンドに使用されているクッションが柔らかく、耳や頭に触れても不快さが全くありません。
もちもちのクション性とさらっとしたレザー調の素材が採用、フィット感も相まって長時間装着していても疲れにくくなっています。
前作よりもスティック部分が短く、目立ちにくくなっている
音質|パワフルな低音かつ、クリアな高音が魅力
「Space One Pro」は40mmの大型ドライバーと3層構造の複合振動板を採用することにより、音の歪みを最小限に抑えているそう。
音質は、Soundcoreシリーズのパワフルな低音をそのままに、高音域がクリアになっており解像感も前作よりアップしているように感じました。
ドンシャリ傾向の音質なので、ロックやEDMなどの楽曲と相性がいいだけでなく、最近のヒットチャートにランキングされているYOASOBIや髭男dism、米津玄師などのボーカルメインの楽曲とも相性が良いように感じました。
アプリでは、音質の調整だけでなく音源や用途に合わせて3Dオーディオのモードを選択することも可能です。
迫力のある映画や動画を見るときには、臨場感を高めるためにムービーモードを試してみてください。
劇場で映画を観ているような臨場感を味わえる
外音取込|周囲の環境音や人の声を自然に取込んでくれる
「Space One Pro」には、イヤホンをしていても周囲の環境音を聞くことができる外音取込機能が搭載されています。
この機能を利用すると、ヘッドホンをしていても周りの音が聞こえるので、音楽をBGM感覚で聴いたり、車内のアナウンスを聞くことが可能です。
その機能の性能も高く、ヘッドホンをしながら人と会話できるレベルの音質に仕上がっているので、人と話すたびにヘッドホンを外す必要もありません。
ちなみに、自分が声を発したタイミングで、外音取込機能がオンになる機能(EASY CHAT)も搭載されています。
自分が話終わってしばらくすると、自動でノイズキャンセリングのモードに切り替わるので、ボタンを押す操作も必要ありません。
EASY CHATの機能がめっちゃ便利
カラバリ|2色展開で好みの色を選べる
「Space One Pro」のカラーバリエーションは、ミッドナイトブラックとシャンパンゴールドの2色展開。
どちらのカラーも高級感があってかっこいいけど、個人的にはミッドナイトブラックが好み。
好みの色を選べるよ
その他の機能|便利な機能が充実
アンカーには専用のアプリが用意されており、アプリを活用することでイヤホンの性能を最大限引き出すことが可能です。
アプリで設定できることを一覧でまとめてみました。
- バッテリー状態の確認
- モードの切り替えや調整
- EASY CHAT
- 風切り音の低減
- HearIDサウンドテスト
- サウンドモードの切り替え
- 音質の調整
- ボタン操作の変更
- ファームウエアの更新
- マルチポイントなど
アプリを使えばたくさんの充実した機能を使用することができます。
保証期間は最大24ヶ月
AnkerのSoundcoreシリーズは、通常18ヶ月の保証が無料で付いてきます。
しかし、Ankerで会員登録を行うことでさらに6ヶ月保証が延長し、24ヶ月の保証が適応されます。
会員登録は5分あればできる簡単な作業なので、ヘッドホンの故障が心配な方はAnkerで会員登録をしましょう。
保証期間が長いのは、品質に自信がないとなかなかできない
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2024/10/29 |
販売価格 | 26,990円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
防水性能 | – |
連続再生時間 | 最大60時間 |
充電時間 | 2時間 |
マイク | ○ |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック シャンパンゴールド |
重さ | 287g |
マルチポイント | ○ |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Space One Pro」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Space One Pro」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 装着感が良く、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいヘッドホンをお探しの方
- 強力なノイキャン性能を搭載したヘッドホンをお探しの方
- Anker製品で音質にこだわりたい方
- 気兼ねなく持ち運べるヘッドホンをお探しの方
- 価格重視でヘッドホンを探している方
- 原音に忠実な音質で再生できるヘッドホンがほしい方
スポンサーリンク
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。