「Liberty 4 Proのスペックや機能が気になる」
Soundcoreシリーズの中でもトップクラスに売れていた「Liberty 4」の後継機「Liberty 4 Pro」が約2年ぶりに発売されました。
価格は19,990円と同メーカーの製品と比較すると高価な部類に入りますが、前作よりも音質・ノイキャン・利便性が大きく進化しています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Liberty 4 Pro」の解説しています。
「Liberty 4 Pro」の特徴や概要を動画でサクッとまとめていますので、時間がない方はこちらをチェックしてみてください。
【総合評価90点】Soundcore「Liberty 4 Pro」の特徴は?
現在のワイヤレスイヤホンに求められる機能がほとんど入っており、それぞれのクオリティも高く感じたので、総合評価は90点にしました。※2万円以下のイヤホンとして算出
次に「Liberty 4 Pro」の特徴について、良い点と残念な点についてまとめてみました。
- バランスが良く解像感のあるオールジャンル楽しめる音質
- 優秀なノイキャンと快適な装着感で長時間の使用も疲れにくい
- 充電ケースにモニターを搭載、アプリを使わずに操作が可能
- 最大40時間使えるロングバッテリーで、頻繁に充電しなくていい
- 風の強い場所での風切り音が気になる
- LDACとマルチポイントの併用はできない
Soundcore「Liberty 4 Pro」をおすすめできる方
先程解説させて頂いた「Liberty 4 Pro」の特徴をもとに、このイヤホンをおすすめできる方についてまとめてみました。
- 2万円以下でコスパの良いイヤホンをお探しの方
- ノイキャン性能の高いイヤホンをお探しの方
- 前作「Liberty 4」の購入を検討されていた方
- アプリを使ったイヤホン操作が面倒な方
- 価格重視でイヤホンを探している方
- 小さなカバンにも入るコンパクトなイヤホンをお探しの方
Soundcoreシリーズをまとめてレビューしている記事があるので、価格やサイズを重視している方は、チェックしてみてください。
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タップできる目次
Soundcore「Liberty 4 Pro」のレビュー
「Liberty 4 Pro」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
イヤホンの外観や同梱物
「Liberty 4 Pro」のパッケージはコンパクトですが、しっかりとした作りかつ光沢感のあるテキストで、高級感もある。
さすが最上位モデル、パッケージも作り込まれている
パッケージを開封してみると、イヤホン本体・イヤーピース・充電用のコード・説明書が同梱されていました。
通常イヤーピースは3サイズぐらいが同梱されていますが、「Liberty 4 Pro」は6サイズも用意されています。
説明書も日本語で分かりやすく解説している
イヤホンを収納している充電ケースはマットな質感でシンプルなデザイン、前作「Liberty 4」よりも横幅が8mm、厚みが5mmほど大きくなっています。
とはいえ、手のひらに収まるサイズ感と重さなので、カバンやリュックに入れて気兼ねなく持ち運べます。
充電ケースを開けるとこんな感じにイヤホンが収納されていて、手前の部分にはバッテリー残量が表示されています。
この表示部分をスクリーンと呼んでおり、バッテリーの状態だけでなくモードの切り替えなど様々な操作が可能。
Soundcoreシリーズにスクリーンが搭載されるのは初めて
スクリーン画面上では、設定を行えばモードの切り替え・3Dオーディオ・飛行機モード・イヤホンを探す・リモートシャッター機能を操作することができます。
使い方としては、充電ケースの前面にあるタッチバーを指でスライドすることでコントロールできます。
直感的に使えるので、操作はかんたん
「Liberty 4 Pro」のイヤホンはショートスティック型の形状で、重さは片耳で約5.5gとワイヤレスイヤホンとしては平均的な重さです。
イヤホンの形状はシンプルながら光沢感があり、高級感のある質感に仕上がっています。
ちなみに、前作の「Liberty 4」よりもスティック部分が若干短くなっており、重さも少しだけ軽量になっています。
イヤホンは掴みやすく、ケースからも取り出しやすい
イヤホン本体のステム部分には、感圧センサーとなっているので指で挟み込むことで操作が行えます。
操作のたびにスマートフォンを取り出す必要もないので、とても便利な機能です。
- 再生・停止:左右どちらかを1回押す
- 次の曲へ:右を2回押す
- 前の曲へ:左を2回押す
- モードの切り替え:左右どちらかを長押し
イヤホンをスワイプすると音量の調整もできる
カラバリ|4色展開で好みの色を選べる
「Liberty 4 Pro」のカラーバリエーションは、ミッドナイトブラック・スカイブルー・パールホワイト・ディープグリーンの4色展開。
ミッドナイトブラックは光沢感があまり目立ちませんが、他の色に関しては商品画像よりも光沢感のある仕上がりに感じました。
「ガジェラッシュ」のブログでは、イヤホンのリアルな質感が伝わるような写真がありましたので、気になる方はチェックしてみてください。
好みの色を選べるよ
音質|バランスの良いオールジャンル楽しめる音質
「Liberty 4 Pro」は弱ドンシャリ傾向ですが、バランスの取れた音質で解像感もしっかりと感じられる音質に仕上がっています。
深みのある低音とクリアな高音が印象的で、Soundcoreシリーズでありがちな高音のササリも気になりませんでした。
「Liberty 4 Pro」には、10.5mm低音域用ドライバーと4.6mmの中高音域用ドライバーの2基を採用。
音域ごとに異なるドライバーを搭載している影響か、低音や高音にボーカルが埋もれることなく聞こえ、アーティストの息遣いやディティールも表現されています。
ロックやEDMと相性の良いSoundcoreシリーズでしたが、「Liberty 4 Pro」はジャンルを問わず音楽を楽しく聴ける音質に仕上がっています。
アプリでは、音質の調整だけでなく音源や用途に合わせて3Dオーディオのモードを選択することも可能です。
迫力のある映画や動画を見るときには、臨場感を高めるためにムービーモードを試してみてください。
劇場で映画を観ているような臨場感を味わえる
ノイズキャンセリング|同価格帯ではトップクラスの性能
「Liberty 4 Pro」には、Soundcoreシリーズ最高のノイズキャンセリング 3.5が搭載。
周囲の環境音やノイズを毎分180回も検知して、シーンに合わせて自動で除去してくれます。
特に、電車や飛行機内で発生しやすい中低音域をしっかりとカットしてくれるので、移動を快適に行いたい方におすすめのイヤホンです。
ノイキャンの性能を数値で評価するなら、10点満点中の9点と評価でき、同価格帯のイヤホンと比べるとトップクラスの性能です。
前作と比べても明らかに進化している
装着感|耳への収まりが良く、イヤーピースも6サイズついている
「Liberty 4 Pro」の装着感はとても快適です。
イヤホンが耳穴にスッポリと収まるコンパクトな設計かつ、肉厚なイヤーピースが耳穴にフィットするので、ズレにくく安定しています。
装着感のテストで、イヤホンを付けたまま軽くランニング・会話・食事をしてみましたが違和感はなく、どのシーンでも落下を気にすることなく音楽を楽しめました。
片耳の重量は5.5gとワイヤレスイヤホンの平均的な重さですが、耳全体でイヤホンを支えているため重さをほとんど感じず、長時間使っても耳が痛くなりませんでした。
個人的には装着感が良いように感じましたが、個人差のあるものなので近くに試せるお店があるなら、装着感をチェックしてみても良いかもしれません。
とはいえ、イヤーピースが6サイズ(XXS・XS・S・M・L・XL)も用意されているので、耳の小さな方や女性の方にもフィットしやすくなっています。
前作よりもスティック部分が短く、目立ちにくくなっている
外音取込|イヤホンをしていてもコミュニケーションが可能
「Liberty 4 Pro」には、イヤホンをしていても周囲の環境音を聞くことができる外音取込モードが搭載されています。
この機能を使えば、イヤホンで耳が塞がっていても周囲の音を聞き取ることができるので、会話やアナウンスを聞くことができます。
「Liberty 4 Pro」の外音取込機能は性能が高く、イヤホンをしていても人と会話するのに問題のないレベルに仕上がっています。
周囲の音を大きく拾ってくれるので、会話やアナウンスはバッチリと聞こえる
その他の機能|便利な機能が充実
アンカーには専用のアプリが用意されており、アプリを活用することでイヤホンの性能を最大限引き出すことが可能です。
アプリで設定できることを一覧でまとめてみました。
- バッテリー状態の確認
- モードの切り替えや調整
- 飛行機モード
- 風切り音の低減
- HearIDサウンドテスト
- サウンドモードの切り替え
- 音質の調整
- タッチ操作の変更
- ファームウエアの更新
- 装着テストなど
アプリを使えばたくさんの充実した機能を使用することができます。
充電ケースのスクリーン画面上では、設定を行えばモードの切り替え・3Dオーディオ・飛行機モード・イヤホンを探す・リモートシャッター機能を操作することが可能です。
Liberty 4 ProとLiberty 4の違いは?
前作「Liberty 4」は約2年前に発売されてから、ロングセラーを続けてきた人気のあるイヤホンですが、新作との違いはどこにあるのでしょうか。
今作「Liberty 4 Pro」と比較して感じた4つの違いについてまとめてみました。
- ワイヤレスイヤホンを取り巻く技術の進歩
- ノイキャンがリアルタイムかつ強力に進化
- 音質が良くなっており、ジャンルを問わず楽しめる
- 実用的かつ便利な機能が追加されている
両者の価格差は5千円となっていますが、価格差以上の性能や音質に差があるように感じました。
筆者が今、「Liberty 4 Pro」と「Liberty 4」で悩んでいたとすれば、迷わず新作「Liberty 4 Pro」を選択すると思います。
両者の違いをより詳しくまとめた記事があるので、気になる方は「【比較】Liberty 4 Proと前作を比べてみた」をチェックしてみてください。
保証期間は最大24ヶ月
AnkerのSoundcoreシリーズは、通常18ヶ月の保証が無料で付いてきます。
しかし、Ankerで会員登録を行うことでさらに6ヶ月保証が延長し、24ヶ月の保証が適応されます。
会員登録は5分あればできる簡単な作業なので、イヤホンの故障が心配な方はAnkerで会員登録をしましょう。
保証期間が長いのは、品質に自信がないとなかなかできない
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2024/10/2 |
販売価格 | 19,990円(税込) |
充電方式 | USB Type-C ワイヤレス充電 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
防水性能 | IPX55 |
連続再生時間 | 最大10時間 (充電ケースを併用すると最大40時間) |
充電時間 | 3時間 |
マイク | ○ |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック パールホワイト ディープグリーン スカイブルー |
重さ | イヤホン本体:5.5g 充電ケース含む:62.0g |
マルチポイント | ○ |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「Liberty 4 Pro」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「Liberty 4 Pro」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 2万円以下でコスパの良いイヤホンをお探しの方
- ノイキャン性能の高いイヤホンをお探しの方
- 前作「Liberty 4」の購入を検討されていた方
- アプリを使ったイヤホン操作が面倒な方
- 価格重視でイヤホンを探している方
- 小さなカバンにも入るコンパクトなイヤホンをお探しの方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。