「JBLのスピーカーが気になっているけど、違いがよく分からない」
「Flip 6」と「Flip 5」は、サイズやデザインが似ているので、見た目からは違いが分かりにくくなっています。
しかし、「Flip 6」になることでドライバー数が増えたり、防塵防水機能が強化されたりと大きく進化しています。
本記事では、スペックの比較・価格・音質や機能など様々な視点から新モデルJBL Flip 6と旧モデルJBL Flip 5を比較しながら解説していきたいと思います。
タップできる目次
まずは結論!これを選べば間違いなし
結論、「JBL Flip 6」を選んでおけば間違いなし!
JBL Flip 6はウーファー(低音専用)・ツイーター(高音専用)と音域ごとにドライバーが分かれています。
本格的なスピーカーと同じ構造を持つJBL Flip 6は、より高音質で音楽を楽しめるように進化しました。
他社のワイヤレススピーカーと比較しても、1万円台で2WAY構造のドライバ(ウーファー・ツイーター)を搭載しているものはなく、JBL Flip 6はとてもコスパの高いワイヤレススピーカーです。
JBL Flip 5とJBL Flip 6のスペック比較表
各製品のスペックを細かく書き出してみました。ここでは、ざっと数値や仕様の違いを確認して頂ければ大丈夫です。
製品名 | JBL Flip 5 | JBL Flip 6 |
発売日 | 2019/10/4 | 2021/11/26 |
Amazon販売価格 2023/6時点 | 13,000円 | 15,400円 |
重量 | 540g | 550g |
サイズ | W180×H74×D69mm | W178×H68×D72mm |
ドライバサイズ(ウーハー) | 一体型(44×80mm) | 44×80mm |
ドライバサイズ(ツイーター) | 一体型(44×80mm) | 16mm径 |
パッシブラジエーター | 2個 | |
合計出力 | 20W | 30W |
出力(ウーハー) | 一体型 | 20W |
出力(ツイーター) | 一体型 | 10W |
カラーバリエーション | 6色 ブラック、ブルー、レッド、ティール、ホワイト、スクワッド | 6色 ブラック・スクワッド・ピンク・ブルー・ホワイト・レッド |
バッテリー | 最大12時間 4,800mAh/27Wh | 最大12時間 4,800mAh/27Wh |
モバイルバッテリー機能 | × | × |
防水防塵性能 | IPX7 | IP67 |
Bluetooth規格 | Bluetooth4.2 | Bluetooth5.1 |
専用アプリ | △ | 〇 |
PartyBoost | 〇 |
各項目について詳しく解説していきます
製品の外観について
サイズ・重量・デザイン
JBL Flip 5・JBL Flip 6ともに、500mlペットボトルとだいたい同じ重量・サイズとなります。
持ち歩きやすく携帯性も高いことから、室内・屋外問わず色々な場所で使えます。
デザインに関しては、JBL Flip 5は控えめなロゴが本体中央にあり、JBL Flip 6はロゴが大きく強調されています。
お客様の中には、JBL Flip 6の大きなロゴが気になるので、主張の少ないJBL Flip 5を好まれる方もいらっしゃいます
本体の上部にメインとなる操作ボタンが配置されていますが、どちらのモデルも同じ配置になってります。
左から順に、Party Boost(スピーカーの複数接続)・音量を下げる・音量を上げる・音楽の再生/停止のボタンとなります。
本体背面の仕様・ボタンの配置に変わりはありません。
左から順に、ストラップホルダー・電源ボタン・Bluetooth接続ボタン・充電残量メモリ・充電用端子が配置されています。
充電端子ですが、JBL Flip 5は防水機能でJBL Flip 6は防塵防水機能のType-C端子とパワーアップしています。
JBL Flip 6とFlip 5の音質の違い
それぞれのスピーカーの音質の違いについて解説していきます。
ドライバーユニット・構造について
ドライバーユニット(以下ドライバー)とは、電気信号を振動板に伝えることで、音波を発生させ音を作り出す仕組みを指します。
JBL Flip 6は写真の様に、ウーファー(44×80mm)とツイーター(16mm径)の2つのドライバーが搭載されており、本格的な2ウェイ・スピーカー構造を採用しています。
一方、JBL Flip 5は、JBL Flip 6と同じサイズのドライバー(44×80mm)が1つ搭載されており、低音から高音まで1つのドライバーでカバーしています。
JBL Flip 5・JBL Flip 6ともに、スピーカーの両側面にはパッシブラジエーターが2つ搭載されており、音楽再生中には激しく振動し、低音を演出してくれます。
JBL Flip 5 | JBL Flip 6 | |
ドライバーサイズ | 一体型:44x80mm | ウーファー:52×70mm ツイーター:20mm |
再生周波数帯域 | 65Hz – 20 kHz | 63 Hz – 20k Hz |
各モデルの音質について
JBL Flip 5は低音を重視した傾向のスピーカーで、JBL Flip 6は低音から中高音まで偏りなく音が出ており、とてもバランスの取れたスピーカーだと感じました。
JBL Flip 6は、ウーファーとツイーターが搭載されていることで、音に分離感があり中高音であるボーカルが低音に埋もれることなくクリアに聞こえ、歌声がとても心地よく聞こえます。
JBL Flip 5も好みの音質ではあるのですが、やや中高音域が弱いので聴き比べると、こもっているように聞こえます。
JBL Flip 6は専用のアプリが用意されているので、音質を調整することができます
出力W(ワット)数について
出力W(ワット)数は、スピーカーの音量を決める大切な指標の一つです。
基本的に出力W(ワット)数が大きくなるほど音量も大きくなりますので、屋外や広い場所で音楽を楽しむのであれば、値の大きなものを選ぶ必要があります。
数値の目安としては、8畳程の部屋で音楽を聴くなら5~10Wで十分です。屋外やリビングなら20~30Wが目安になります。
JBL Flip 5の出力は20W・JBL Flip 6は30Wですので、どちらも室内から屋外まで幅広い場所で音楽を楽しめるワイヤレススピーカーとなっております。
スマートフォンのスピーカーとは比べ物にならない程、音質が良く迫力があります
その他の機能について
バッテリー性能
JBL Flip 5・JBL Flip 6共に、最大12時間再生が可能となっています。
バッテリー容量は、4,800mAh/27Whとなり同じサイズのワイヤレススピーカーと比較しても平均的なバッテリー性能です。
スピーカーの背面には、バッテリー残量が一目でわかるバッテリーインジケーター(4段階で表示)が付いています。
パワーオフ機能が搭載されており、30分間使用しなければ自動的に電源が落ちる仕組みになっています。
電源ボタンを押すときに、バッテリー残量が目に入るので、充電のタイミングを逃すこともありません
防水防塵性能
防塵防水の性能は、JBL Flip 5はIPX7・JBL Flip 6はIP67となります。どちらのモデルも水深1m以内であれば30分以内であれば有害な影響を受けないとされています。
JBL Flip 6は、防塵規格内の最高レベルの機能を搭載しており、粉塵(ホコリ・砂など)が本体内部に侵入しない構造となっています。
その為、ビーチやキャンプ場など屋外でも幅広く使え、もしスピーカーを汚してしまっても水で丸洗い可能です。
精密機器なのに気兼ねなく使える頑丈さは魅力
ちなみに、屋外に持ち出したり、保管する際は収納ケースを利用することで、長い間きれいな状態でスピーカーを使用することができます。
PartyBoost機能でステレオ再生も可能
PartyBoost機能とは、Bluetoothによって複数台のスピーカーと接続できる機能です。
この機能を使えば、複数台のスピーカーから同時に音を流せるので、広い部屋や会場でも大音量で迫力のある音を楽しめます。
また、アプリを使用してステレオモードにすることもできるので、PartyBoost機能を搭載したスピーカーを複数持っていればいろいろな楽しみ方が可能です。
迫力のある重低音モード
アプリを使用することで、さらに迫力のある低音を楽しむことができます。
設定の方法について解説している記事がありますので、気になる方はチェックしてみてください。
Bluetoothのバージョン
それぞれのBluetoothのバージョンは、JBL Flip 5はバージョン4.2・JBL Flip 6はバージョン5.1となっています。
現在Bluetoothのバージョンは4.0以降であれば、通信が途切れたり遅延が発生も少なくなっていますので、バージョンをそこまで気にする必要はありません。
バージョンの違いについて気になる方はこちらの記事に詳しくまとめているので、ご参考ください。
有線接続(AUX)をして再生
JBL Flip 5・JBL Flip 6共に、有線接続用のイヤホンジャックを搭載しておりません。
そのため、Bluetooth接続が行えないテレビやパソコンと接続を行いたい場合は、専用のアダプターを用意する必要があります。
JBL Flip 6の説明書
JBLはアメリカのメーカーですが、分かりやすい日本語表記の説明書を用意してくれています。
JBL Flip 5はこちら、JBL Flip 6はこちらから確認することができます。
故障かな?と思ったらトラブルシューティングを参考にしてみてください。
まとめ-こんな方にはこのモデル-
JBL Flip 5とJBL Flip 6の違いを解説させていただきました。最後に使い方や特長からおすすめのモデルをまとめましたので、ご参考頂ければ幸いです。
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