JBLのスピーカーが気になっているけど、「JBL Flip 6(フリップ6)」と「JBL Charge 5(チャージ5)」の違いってなに?
スピーカーの形状やサイズ感が似ている2つのモデルにはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、スペック・利用用途・音質や機能など様々な視点から「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」の違いを解説していきたいと思います。
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まずは結論!「JBL Flip 6」を選べば間違いなし
早速結論をお伝えすると、「JBL Flip 6」を選んでおけば間違いなし!
「JBL Flip 6」は、「JBL Charge 5」より軽量かつコンパクトで価格も安く、コストパフォーマンスに優れています。
とはいえ、「JBL Charge 5」にしかない機能や、屋外で大きな音で楽しみたい方にはおすすめなスピーカーです。
過去に「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」のレビュー記事を書いておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
【比較表】JBL Flip 6とJBL Charge 5の違い
それぞれの製品スペックを表にまとめました。その中でも重要な項目に関しては黄色でマーキングしております。
製品名 | JBL Flip 6 | JBL Charge 5 |
価格(2023/6時点) | 15,400円 | 20350円 |
重量 | 550g | 960g |
サイズ | W178×H68×D172mm | W220×H96.5×D94mm |
ドライバサイズ(ウーハー) | 44×80mm | 52×70mm |
ドライバサイズ(ツイーター) | 16mm | 20mm |
パッシブラジエーター | 2個 | |
合計出力 | 30W | 40W |
出力(ウーハー) | 20W | 30W |
出力(ツイーター) | 10W | |
カラーバリエーション | 6色 ブラック・スクワッド・ピンク・ブルー・ホワイト・レッド | 5色 ブラック・グレー・スクワッド・ブルー・レッド |
バッテリー | 最大12時間 4,800mAh/27Wh | 最大20時間 7,500mAh/27Wh |
モバイルバッテリー機能 | × | 〇 |
防水防塵性能 | IP67 | |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.1 | |
専用アプリ | 〇 | |
PartyBoost | 〇 |
表を見ただけでは、具体的にどう違うのかがわかりにくいと思いますので、次章以降で各項目ごとに詳しく解説して行きます。
製品の外観について
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」の外観をチェックしていきます。
JBL Flip 6
「JBL Flip 6」のサイズ感は500mlのペットボトルとほぼ同じサイズ・重量です。重さは550g、サイズはW178×H68×D172mmとなります。
馴染みのあるサイズ感かつ、軽量なので部屋の中での移動や屋外にも気軽に持ち出せます。
軽いので持ち運びが楽に行える
製品には説明書が付属していますが、操作は非常に簡単なので開封後すぐに使って頂けると思います。
本体上部に付いているボタンの役割は、左からParty Boost(スピーカーの複数接続)・音量を下げる・音量を上げる・再生開始/停止ボタンとなっております。
本体背面には、ストラップホルダー・電源ボタン・Bluetooth接続ボタン・充電用端子(防水のUSB Type-C)が配置されています。
ストラップが付属しておりますので、どこかに吊るして使用したり、出かける時はリュックやカバンにぶら下げることも可能です。
持ち運び用のストラップが付いてくる
本体両側面には、低音を強調してくれるパッシブラジエーターが搭載されています。
音楽が再生されいる時に、パッシブラジエーターが小刻みに振動しており、見た目でもたのしめます。
本体内には大型のウーファーとツイーターが搭載されており、本格的な2ウェイ・スピーカー構造を採用しています。
JBL Charge 5
JBL Charge 5は、国際的なデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞しており、洗礼された上質感のあるデザインとなっております。
サイズ感としては「JBL Flip 6」よりも一回り大きく、1.5Lペットボトルの太さと同程度です。
重さは960gでサイズはW220×H96.5×D94mmとなります。
製品には説明書が付属していますが、操作は非常に簡単なので開封後すぐに使って頂けると思います。
本体上部に付いているボタンの役割は、左からParty Boost(スピーカーの複数接続)・音量を下げる・電源ON/OFF・Bluetooth接続・音量を上げる・再生開始/停止ボタンとなっております。
本体背面には、青色の矢印が本体充電用端子(USB Type-C)・赤色の矢印が供給用端子(USB Type-A)となっています。
ポータブル充電機能が搭載されているので、スマートフォンなどのデバイスを充電しながら音楽が楽しめます。
スマホなどを充電しながら音楽も楽しめる
本体両側面には、低音を強調してくれるパッシブラジエーターが搭載されています。
音楽が再生されいる時に、パッシブラジエーターが小刻みに振動しており、見た目でも楽しめます。
本体内には大型のウーファーとツイーターが搭載されており、本格的な2ウェイ・スピーカー構造を採用しています。
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」の音質の違い
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」の音質やドライバーユニットの違いについて解説していきます。
ドライバーユニットについて
ドライバーユニットとは、電気信号を振動板に伝えることで、音波を発生させ音を作り出す仕組みを指します。
一般的にドライバーユニットのサイズが大きくなると、音質が向上すると言われています。
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」には2種類のドライバーが搭載されており、低音域の表現に優れたウーファーと、高音域の表現に優れたツイーターがあります。
JBL Flip 6 | JBL Charge 5 | |
ドライバサイズ(ウーハー) | 44×80mm | 52×70mm |
ドライバサイズ(ツイーター) | 16mm | 20mm |
再生周波数帯域 | 63 Hz – 20k Hz | 60 Hz – 20k Hz |
ウーファー・ツイーターともに、JBL Charge 5の方が一回り大きいドライバーを採用しています。
再生周波数帯域も若干ではありますが、JBL Charge 5の方が広い音域をカバーしています。
両者の音を聞き比べると、JBL Charge 5の方が低音がはっきり聞こえ、高音域の表現が優れており、全体的に見ても音の解像感が細かい様に感じました。
少しでもいい音で聞きたいならJBL Charge 5がおすすめ
バーチャル試聴で音の傾向を確認
実際のスピーカーで音楽を流して収録を行いましたので、音の傾向が気になる方はチェックして見てください。※イヤホンでの視聴をおすすめします
JBL Flip 6 | JBL Charge 5 |
---|---|
出力W(ワット)数について
スピーカー音量の指標である出力W(ワット)数ですが、持ち運びを前提としたワイヤレススピーカーの出力は、一般的に5~50W程度となっています。
本体サイズが小さいとW数も小さくなる傾向があり、大音量で楽しむにはある程度大きなサイズのスピーカーが必要になります。
JBL Flip 6 | JBL Charge 5 | |
出力(ウーハー) | 20W | 30W |
出力(ツイーター) | 10W | 10W |
合計出力 | 30W | 40W |
リビングの様に広い空間であれば20~30W、屋外は30W~50Wが目安となっております。
家で使うことが多いなら、JBL Flip 6で十分
その他の機能について
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」には、その他細かな機能の違いがあります。
バッテリー性能
「JBL Flip 6」は最大12時間再生、「JBL Charge 5」は最大20時間再生が可能で、約1.6倍長く使用することができます。
「JBL Charge 5」の方が本体サイズも大きく、その分バッテリーの容量も大きくなっています。
大容量のバッテリー(7,500mAh/27Wh)を備えており、音楽を聴きながらスマートフォンなどのデバイスを充電することもできます。※iPhone12では約1.7回充電可能
防水防塵性能
IP67の防水防塵性能となり、水深1mに30分間耐えうる耐水性能で、防塵機能は規格の最上位ランクになっております。
スピーカーは精密機材とされていますが、防塵防水機能が搭載されていることで、入浴中に音楽を楽しんだり、アウトドアでも気にせず使用できます。
とはいえ、大切なスピーカーに傷や汚れを付けたくない方は収納ケースに入れることをおすすめします。
長い期間きれいに使えるだけでなく、持ち運びがしやすいストラップが付いている収納ケースもあります。
PartyBoost機能
PartyBoost機能とは、JBL製品でPartyBoost機能を搭載したスピーカーと接続して複数台で音楽を流すことができる機能となります。
2台を当時に接続してステレオサウンドを楽しむこともできます。ちなみに、この機能では最大100台のスピーカーと接続が可能となります。
まとめ-こんな方にはこのモデル-
「JBL Flip 6」と「JBL Charge 5」の違いを解説させていただきました。最後に使い方や特長からおすすめのモデルをまとめましたので、ご参考頂ければ幸いです。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなスピーカー・イヤホンの魅力を発信しています。→失敗しないBluetoothスピーカーの選び方