音響メーカーであるFinalから「エヴァンゲリオン」とコラボした完全ワイヤレスイヤホンが発売されています。
「エヴァンゲリオン」とは、1995年にテレビ放送が開始され、その後、劇場版や漫画、小説、ゲームなどの展開が行われ、世界中で大きな影響を与える作品となりました。
その深い哲学的なテーマや、複雑なストーリー展開、独特のキャラクターデザインなどが評価されており、1990年代の第三次アニメブームのきっかけにもなった作品です。
このイヤホンは作中に登場する各機のカラーをベースとしたデザインで、パッケージから音声まで作品の世界観が製品に詰め込まれています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「final EVA2020 」の魅力をお伝えします。
final EVA2020のレビュー
このイヤホンは、音響メーカーであるFinal監修の製品となっており、コラボ製品としつつも音質や使い勝手にこだわった完全ワイヤレスイヤホンとなります。
見た目のデザイン性のみならず、クリアで聞きやすい音質は日常使いしたくなるレベルの仕上がりとなっており、保管用を別途購入する方も多くいらっしゃいます。
筆者が働いている店舗では、初号機モデル・Type-NERVの在庫はなく、ネットでも販売価格より高値で取引されている人気のイヤホンです。
外観と使い方
5つのエヴァンゲリオン各機を再現
初号機、2号機、Mark.06モデル、Type-NERV、Type-REIの5つのモデル展開で、それぞれエヴァンゲリオンの各機をモチーフにした完全オリジナルデザインが施されています。
初号機・2号機・Mark.06の3モデルは、それぞれのエヴァンゲリオンのカラーを基に、Type-NERVでは作中で描かれる月面、Type-REIでは綾波レイのプラグスーツのカラーを基に、完全オリジナルデザインを採用しています。
エヴァンゲリオン各機の機体ナンバーや特務機関NERVのロゴマーク、そしてパッケージには作中で描かれるシンクロ率を表す波形がモチーフに使われています。
操作方法は簡単で、誤操作が起きにくい物理ボタンを採用
イヤホン側面に操作用のボタンが配置されており、音楽の再生/一時停止・曲送り・曲戻しなどの操作が行えます。
- 再生停止:左右どちらかのイヤホンを1回クリック
- 曲送り:右のイヤホンを長押し
- 曲戻し:左のイヤホンを長押し
- 音量を上げる:左のイヤホンを2回クリック
- 音量を下げる:右のイヤホンを2回クリック
デバイス(スマホなど)とイヤホンの接続は簡単に行えます。
一度接続しておけば、次回からは取出す度に電源が入り、自動で接続を行ってくれます。
ケースに戻すことで電源がオフになるので、電源を切り忘れてバッテリーが無くなる心配もありません。
音質と使用感
各キャラクターのアナウンスが楽しめる
初号機・2号機・Mark.06の3モデルでは、オペレーターの伊吹マヤ(CV:長沢美樹)が、Type-NERVでは戦闘指揮官葛城ミサト(CV:三石琴乃)が、Type-REIでは零号機パイロット綾波レイ(CV:林原めぐみ)が、電源ON/OFF等のアナウンスを担当しています。
このモデルのために新たに収録したオリジナルアナウンスで、初号機・2号機・Mark.06の3モデルとType-NERVでは、日本語と英語の2バージョンがあります。
Type-REIでは、日本語のアナウンスを2パターン収録しています。利用シーンや好みに合わせて、自由に切り替えることができます。
筆者が使っているモデルは、起動音が綾波なので使うたびにテンションが上がります
解像度が高くクリアなボーカルが魅力の音質
最近のワイヤレスイヤホンは、専用のアプリが用意されており音質調整が行えるものが主流となりつつありますが、このイヤホンには必要ありません。
音響メーカーのしっかりとしたチューニングがなされており、低音から高音までバランスの取れた音質に仕上がっています。
解像度が高くクリアなボーカルと、迫力のある低音で音楽を楽しむことができます。
コラボ商品と侮っていましたが、音質は高音質で正統派です
イヤホン・ヘッドホンの設計製造メーカーとして、見た目だけでなく、内部設計にもこだわりが詰まっています。
今回、採用した小口径のダイナミック型ドライバーユニット(音を出す機能)は、この価格帯では非常に高い精度を誇り、設計製造メーカーならではのこだわりが詰まった製品となっています。
装着感の高いイヤーチップを5種類も付属
最高のフィット感を提供するために、finalは新しい「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」のイヤーピースを開発しました。
この新しいデザインは、通常のイヤーピースと比較して、耳穴の入り口にソフトに装着できる形状になっており、長時間装着していても痛みや疲れを感じにい仕様になっています。
イヤーピースのサイズは、SS / S / M / L / LL の5サイズを同梱しており、隣り合うサイズの軸色が異なる(濃いグレーと薄いグレーの交互)ため、サイズの判別も容易になっています。
軽くて小さいので耳が痛くなりにくい
その他の機能
通話性能
このイヤホンにはマイクが搭載されているので、ハンズフリー通話をすることができます。
音楽を聞いている時に電話が掛かってきても、スマホを取出すことなくイヤホンのボタン操作から通話を開始することが可能です。
受話~終話まで一連の操作が行えるので、手の離せない場面でも電話に対応することができます。
ワイヤレスでも途切れにくく高音質
aptX™という、途切れにくく高音質なコーデックにも対応しています。
また、iPhone(AAC)やAndroidなど、多くの機種(SBC)に対応しており、ペアリングも簡単に行えます。
ほとんどのスマホ・PCに対応しています
バッテリー性能
高音質コーデックであるaptXで接続した時は最大6時間、SBC/AACで接続した時は最大9時間の再生が可能です。
充電ケースを併用すると最大63時間まで使えるロングバッテリー性能を搭載していります。
ワイヤレスイヤホンの最大再生時間は30時間ぐらいのものが多い中、63時間は驚異の数字です。
毎日2時間使用しても1カ月は充電せずに使える計算
ペアリング方法
デバイス(iPhoneなど)とイヤホンのペアリング方法を解説します。
充電ケースを開けてイヤホンを両方取り出す
左側のイヤホンのLEDインジケーターがオレンジと白に交互点滅していることを確認する
接続したいデバイスのBluetooth設定から「EVATW_Rei_L(R)」を選択すれば接続は完了です。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2020/8 |
アマゾン価格(2023/4時点) | 19.800円(税込) |
充電方式 | USB Type-C |
コーデック | SBC/AAC/aptX |
充電ケースサイズ | 幅9.4×奥行6.2×厚さ3.3cm |
重量 | ケースを含めて約87g |
連続再生時間 | 最大9時間 (充電ケースと合わせて最大63時間) |
マイク | 〇 |
カラーバリエーション | Type-REI/初号機モデル/2号機モデル/Mark.06モデル/Type-NERV |
Bluetoothバージョン | ver.5.0 |
まとめ
今回ご紹介した「EVA2020×final」を一言でまとめると、高いデザイン性と本格的な音質が楽しめるイヤホンで所有欲を満たしてくれます。
コレクション目的だけでなく、ヱヴァ好きでちょっと良いワイヤレスイヤホンを探している方にもおすすめです。
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。