「イヤホンが耳にフィットしてくれない」
agから発売されている「COTSUBU」は、名前の通りコンパクトなイヤホンです。
イヤホン自体が小さいだけでなく、女性の小さな耳にフィットしやすい形状や素材を採用しているので装着感の良いイヤホンになっています。
この記事では、「COTSUBU」を実際に使用してみて感じた感想や、使い勝手についても詳細に解説しています。
- 軽量でとにかくコンパクト、小さい鞄でもスペースを取りません
- 音質はオーディオブランドfinalの監修で高音質仕様
- 装着方法が2通りあるので、耳の形に合わせて装着方法が選べます
- QCC3040を搭載、接続の安定性と低遅延を両立
他にもたくさんの特長があるので、本文で解説していきます。
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agのCOTSUBUのレビュー
製品の外観
まずは外観から見ていきましょう、充電ケース・イヤホンとも小ぶりでマットな質感になっています。
サイズは、幅5.7cm×高さ4.0cm×奥行2.0cmとなり、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感です。
充電ケースを併用することで最大20時間までイヤホンを使うことができます。そしてなんと、この充電ケースはワイヤレス充電にも対応しています。
イヤホン本体の重量は片耳で約3.5g、充電ケースと合わせても合計約39gと驚異的な軽さです。
上着の胸ポケットや小さなカバンにも、すんなり入ってストレスなく持ち運べそうです。
イヤーピースは着け心地を考慮した、「TYPE E完全ワイヤレス仕様」が3サイズ同梱されています。遮音性が非常に高く、周囲に人がいる環境でも音漏れを軽減してくれます。
通常1,000円程度で販売されているfinal社のイヤーピースがしれっと同梱されていることに驚きです。
カラーバリエーションは、定番のクリーム・ブラックに加えて、サクラ・スノー・スカイ・ストーン・ブラウニーの7色から好みの色を選ぶことができます。
心地の良い装着感
装着感は、軽い付け心地なのにフィット感が良く安定感を感じます。
イヤホンがすっぽり耳に収まっている感覚と、やわらかなイヤーピースの装着感が相まって、着けているのを忘れてしまうくらい自然に耳に馴染みます。
装着したまま食事をしたり、軽くランニングを行いましたがズレてくることもなく、快適に使用することができました。
このイヤホンは、耳の形に合わせてイヤホンの向き(縦・横)を調整することができる「アジャストフィット機構」を採用しています。
耳の形に合った向きで装着できるので、安定感があり安心して使用することができます。
バランスの取れた音質
オーディオブランドが監修しているだけあって、とても良い音の仕上がりになっています。
低音に迫力があり、ボーカルの声もしっかりと聞こえてきます。
高音域は適度にチューニングされていて柔らかさを感じさせます。全体を通して良いバランスになっており、長時間聞いていても疲れにくい音質に仕上がっています。
相性の良い楽曲は、ポップス・ヒップホップ・バラード・R&Bなどが上げられます。また、ボーカルをメインで聞きたい方にもおすすめのイヤホンです。
見た目のデザインだけでなく、音質にもたしかなこだわりを感じます。
イヤホンには、高性能MEMSマイクとノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲のノイズを軽減して通話相手にクリアな音声を届けられます。
音声品質のテストの為に、室内や屋外で通話を試してみましたが、問題なく使用することができました。
イヤホンの利用シーン
このイヤホンは軽くてコンパクトなので、日常から仕事まで幅広く使えます。
- イヤホンが耳からはみ出していないので、寝返りをしても枕に干渉しずらいく寝ホンとして利用
- 片耳使用に対応しているので、ラジオ感覚でyoutube聞いたり、友達との通話用にヘッドセットとして利用
- 接続が安定しており低遅延なので映画・動画視聴用としての利用
操作方法
イヤホンを使用する際は充電ケースから取出すことで、自動で電源オンの状態になります。ペアリング済みであれば、そのまま耳に装着することでイヤホンを使えます。
逆に充電ケースに収納すると自動で電源オフになるので、電源に関しては何か特別な操作をする必要はありません。
イヤホンの操作方法
イヤホンをタップすることで、曲の一時停止/再生・曲送り/曲戻し・通話の開始/終了などの操作をすることができます。
このイヤホンは左右で操作できる内容が異なります。操作は以下のようになっています。
タッチ操作方法 | 左のイヤホン | 右のイヤホン |
再生/停止 | 1回のタップ | |
曲送り | 電子音が鳴るまでタップ | |
曲戻し | 電子音が鳴るまでタップ | |
音量を上げる | 2回のタップ | |
音量を下げる | 2回のタップ | |
通話開始/通話終了 | 1回のタップ | |
着信拒否 | 2回のタップ | |
音声アシストの起動 | 2回のタップ※音楽停止状態のみ |
よくある質問
「COTSUBU」についてよくある質問をまとめてみました。
ペアリング方法は?
まずペアリングを開始するために、充電ケースの蓋を開きます。そうすると自動で電源が入り、約3秒間赤く点灯した後にペアリングモードに入ります。(片方が緑・赤に交互に点滅)
デバイス(iPhone・Androidなど)のBluetooth機能から「COTSUBU」を選択すると接続完了です。
新たにペアリングしたいデバイスがある場合は、すでにペアリングされているデバイスのBluetoothをオフにしてから新しいデバイスでペアリングを行います。
iPhone・Android(アンドロイド)・ウォークマン・PC・iPad・Nintendo Switch
※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続(A2DP)対応のBluetooth機能が必要
リセット・初期化の方法は?
ペアリングが上手くいかない場合や予期せぬエラーが発生した場合は、イヤホンを一度リセットして再度設定し直します。
リセット方法は、イヤホンを充電ケースに入れたまま左右のイヤホンを10秒以上長押しします。左右のランプが緑色に点灯したら手を離します。
一定時間経過すると、片側のイヤホンが緑と赤に交互に点滅をするので、その状態を確認できたらリセット完了です。
接続していたデバイスのBluetoothの設定から「COTSUBU」の登録を解除してから、再度接続を行ってください。
agはどこのメーカー?
agはブランド名であり、音響メーカーのfinal社が立ち上げた日本のブランドになります。
final社は日本屈指のオーディオメーカーで、1台10万円を超えるようなとても高価なヘッドホンやイヤホンを製造・販売しています。
そんな音のプロフェッショナルたちが完全監修したagのCOTSUBUはどんな音質なのでしょうか?本文でしっかりと解説いたします。
説明書・故障・紛失・問合せ
「COTSUBU」は取扱説明書(マニュアル)を用意してくれており、トラブルシューティングも記載があります。
故障かな?と思ったら取扱説明書を参照してみてください。電源がつかない・充電できない・片耳しか聞こえない・音飛びがするなどの不具合の解決策が記載されています。
ちなみに、「COTSUBU」は片耳を無くしてしまっても、メーカから特別価格で購入することが可能です。
不具合が起こったらとりあえず、本体の初期化をしてみよう。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2021/7 |
メーカー希望小売価格 | 6,980円(税込) |
アマゾン価格(2023/1/30時点) | 6,980円(税込) |
充電ケースサイズ | 幅5.7cm×高さ4.0cm×奥行2.0cm |
重量 | 片耳約3.5g ケース約39g(イヤホン収納時) |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
外音取り込み機能 | 非対応 |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント | 非対応 |
コーデック | SBC/AAC/aptX |
連続再生時間 | 最大5時間(ケースを含めると20時間) |
充電時間 | 約2時間 急速充電対応(15分で約240分の再生が可能) |
Bluetoothバージョン | ver.5.2 |
防塵・防水性能 | IPX4 |
まとめ
今回ご紹介した「COTSUBU」は、デザイン・装着感・音質にこだわったおしゃれなイヤホンでした。
最後に、「COTSUBU」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考頂ければと思います。
- フィット感やデザイン性からイヤホンをお探しの方
- 長時間使用していても聞き疲れないイヤホンをお探しの方
- 持ち運びやすいコンパクトなイヤホンをお探しの方
- 重低音の強い音質が好み・音質の調整をしたい方
- ノイキャン・外音取込機能が使いたい方
- 物理ボタンのイヤホンをお探しの方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。