「日本ブランドかつ、コスパの高いイヤホンが欲しい」
JVC（日本ビクター）は、100年近く続く日本の老舗音響メーカーってご存じでしたか？
そんなJVCから発売されている「HA-A30T」は、コンパクトかつ高音質のワイヤレスイヤホンになっています。
この記事では、筆者が実際にイヤホンを使用してみた感想や、店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「HA-A30T」の解説しています。
JVC「HA-A30T」の特徴は？
「HA-A30T」を使ってみて感じた良い点・残念な点をまとめてみました。
- １万円以下とは思えない音質で音楽を楽しめる
- 軽量かつコンパクトなので、小さい鞄やポケットにも入る
- ノイズキャンセリング機能を搭載している
- ほとんどの操作をイヤホンから行える
- 専用アプリがない
- 高音質コーデックには対応していない
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JVC「HA-A30T」のレビュー
「HA-A30T」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
HA-A30Tの外観と使い方
「HA-A30T」は、ワイヤレスイヤホンの中でも非常にコンパクトな設計になっています。
手のひらに乗せても包み込めるぐらい小さくて、総重量もわずか36gです。
女性の小さなカバンや、上着の胸ポケットに入れても違和感なく持ち運ぶことが可能です。
収納ケースに入れると無くすこともない
充電ケースのデザインはシンプルで、上蓋にはJVCのロゴが配置されています。
背面には充電用のUSB Type-Cの端子と、前面にはバッテリー残量を知らせてくれるLEDインジケーターがあります。
ワイヤレス充電には対応していない
フタを開けると中には、イヤホンが収納されており、取り出すことで自動で電源が入るようになっています。
一度スマートフォンとペアリングを済ませて置けば、取り出した瞬間から音楽を聞くことができます。
イヤホンは掴みやすく、取り出しやすい
イヤホン本体側面には、タッチセンサーが搭載しています。
タッチセンサーをタップすることで操作が行えるので、その都度スマートフォンを取り出す手間が省けます。
- 再生・停止：左を１回タップ
- 音量を下げる：左を２回タップ
- 音量を上げる：左を３回タップ
- 低遅延モード：左を５回タップ
- モードの切替：右を１回タップ
- 曲送り：右を２回タップ
- 曲戻し：右を３回タップ
ほとんどの操作がイヤホンから行える
１万円以下とは思えない音質
「HA-A30T」はフラット傾向の音質で、どの音域もバランスよく鳴らしてくれます。
特に男性ボーカルに迫力があり、ボーカルメインの曲も低域に被ることなくしっかりと聞こえます。
中低域の量感が多く、高域はササリもないので、長時間聞いていても疲れにくい万人受けする音質にチューニングされています。
また、低音を強化するBASSモードも搭載しているので、低音が物足りない方は調整をすることが可能です。
絶妙なチューニングと確かな描写
自然なノイズキャンセリング性能
「HA-A30T」は、周囲のノイズを軽減するノイズキャンセリング機能が搭載されています。
騒がしい場所でイヤホンを使用してみると、低域を中心にノイズを軽減してくれました。
中高域のノイズを除去する能力は少し低いものの、ノイズキャンセリングモードにすることで遮音されている感覚は十分得られます。
ノイズキャンセリング機能と音質のバランスがよく、うまく遮音しながら音質に影響を与えないように調整されています。
音質ではなくノイズキャンセリングの性能を重視したい方は、「EarFun Free Pro 3」がおすすめです。
１万円以下なら十分なノイズキャンセリング性能
快適な装着感
「HA-A30T」は片耳わずか4.2gと非常に軽く、長時間着けていても疲れにくいイヤホンです。
フィット感を高めるためのイヤーピースは弾力性があり、サイズも３セット（S/M/L）用意されています。
イヤホンは10円硬貨より軽い
ノズルが長いので耳穴にしっかりと入り込みますが、浅い装着感が好みの方は、「radius HP-T250BTK」がおすすめです。
必要十分な通話性能
「HA-A30T」には、通話用のマイクが搭載されています。
イヤホンを使用して１時間ほどWEB会議を行いましたが、接続が途切れることもなく相手にもしっかり声が届いているようでした。
通話中でも外音取り込みモードが使えるので、自分の声が困ることなく通話することができます。
仕事でも使える通話品質
優秀な外音取り込み機能を搭載
「HA-A30T」は、イヤホンをしたままでも周囲の音を取り込める外音取り込み機能を搭載しています。
外音取り込みモードをオンにすると、再生中の楽曲の音量が小さくなり、周囲の音が聞こえます。
レジでの会話や、車内のアナウンスなどを聞けるのでイヤホンを外す手間がありません。
一度使うと手放せない機能
よくある質問
「HA-A30T」のよくある質問についてまとめてみました。
JVC HA-A30Tは遅延が気になる？
「HA-A30T」には、ゲーミングモード（低遅延）に対応しています。
そのため、動画やゲームをしていて遅延が気になる方は、ゲーミングモードにすることで、最小限の遅延に抑えることができます。
通常モードでもストレスなく使えるレベル
JVC HA-A30Tは片耳モードはある？
「HA-A30T」は片耳だけでも使用することができます。
そのため、周囲の音を聞きたかったり、作業をしながら音楽を聞くことができます。
片耳モードで使用したい時は、使っていないイヤホンは充電ケースに入れるようにしましょう。
JVC HA-A30Tの音漏れは？
「HA-A30T」は音漏れが起こりにくいカナル型のイヤホンです。
50%程度の音量であれば音漏れは気になりませんが、指摘されるようならイヤーピースのサイズを交換した方がいいかもしれません。
電車の中でも十分使える
JVC HA-A30Tのペアリング方法は？
HA-A30Tのペアリング方法は非常に簡単です。
充電ケースからイヤホンを取り出す
片方のインジケーターが２回ゆっくり点滅を繰り返すまで待つ
イヤホンからペアリングと聞こえたら、接続したいデバイスのBluetoothをオンにする
一覧の中に、「HA-A30T」が表示されるので選択すれば接続完了
２回目以降は自動で接続される
JVC HA-A30Tはマルチポイントを搭載している？
「HA-A30T」は、マルチポイントを搭載していません。
マルチペアリングは搭載しているので、一度設定したデバイスなら再度ペアリングせずに使えます。
一万円以下のイヤホンでマルチポイントを搭載しているのは珍しい
JVC HA-A30Tのアプリは？
「HA-A30T」には専用のアプリが用意されていません。
そのため、操作や機能を細かく調整することはできません。
専用アプリがないモデルも少なくない
JVC HA-A30Tのコーデックは？
「HA-A30T」の対応コーデックは、SBCとなります。
高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneやAndroidでも問題なく使用することができます。
iPhoneも問題なく使える
スペック・価格の一覧表
| 発売日 | 2022/5 |
| 販売価格 | 8,990円（税込） |
| 充電方式 | USB Type-C |
| コーデック | SBC |
| 防水性能 | IPX4 |
| 連続再生時間 | 最大９時間 （充電ケースを併用すると最大21時間） |
| 充電時間 | ２時間 |
| ドライバー | 6mm |
| マイク | 〇 |
| カラーバリエーション | ブラック ホワイト ブルー ピンク グリーン |
| 重さ | イヤホン片耳：4.2g 充電ケース込：36g |
| マルチポイント | 〇 |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「HA-A30T」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「HA-A30T」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- １万円以下でなるべく音質にこだわりたい方
- 長時間着けていても疲れにくいイヤホンをお探しの方
- コンパクトで軽量な持ち運びしやすいイヤホンをお探しの方
- 日本メーカーのイヤホンでコスパの高いイヤホンをお探しの方
- アプリを使ってカスタマイズしたい方
- ワイヤレス充電に対応したイヤホンが欲しい方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。