「Beatsの新作ヘッドホンが気になっている」
BeatsのSoloシリーズの新作となる「Solo4 Wireless」が5年ぶりに登場しました。
デザインは大きく変わっていないものの、音質や空間オーディオ、フィット感など進化ポイントがたくさんあります。
この記事では、筆者が実際にヘッドホンを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「Solo4 Wireless」の魅力をお伝えします。
- ボーカルがクリアに聞こえ、BEATSらしい重低音が楽しめる
- Apple製品同士の切り替えがとてもスムーズ
- シンプルで洗練されたデザインはファッションアイテムとしても使える
- 軽量かつコンパクトで持ち運びもラクラク
- ノイズキャンセリングが非対応
- マルチポイント機能に対応していない
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Beats Solo4 Wirelessのレビュー
「Solo4 Wireless」を使ってみて感じた使い勝手や音質について解説していきます。
外観と使い方
まず、このヘッドホンは耳に乗せて使用するオンイヤー型のヘッドホンなので、小型で持ち運びのしやすいタイプのヘッドホンとなります。
重さは約217gでコンパクトに折りたためることから、室内だけでなく出掛ける時にも気兼ねなく持ち運べるヘッドホンになっています。
専用のケースも付属している
ヘッドホンの外観は、基本は前作の「Solo3 Wireless」のデザインを継承していますが、細かい部分が変更されており洗練されたデザインに仕上がっています。
バッテリー残量を知らせるLEDが無くなっていたり、製品名の表記も最小限に抑えられていたりとシンプルに。
イヤーパッドにはUltraPlushイヤークッションなるものが使われており、フワフワなクッションが耳を包んでくれます。
「Solo4 Wireless」は軽量かつシンプルなので利用シーンを選ばず、デザイン性の高さからファッションアイテムの一つとしても使えます。
ヘッドホンの側圧はしっかりしているのでワークアウトなど体を動かすような時でもズレにくいように感じました。
大谷選手もBeatsのヘッドホンを使っている
左側のハウジング部には、物理ボタンが配置されておりクリックすることで操作が可能です。
操作をする度にスマートフォンを取り出す必要がないので、とても便利な機能です。
- 再生/一時停止:ロゴ部分をクリック
- 音量を上げる:+ボタンをクリック
- 音量を下げる:ーボタンをクリック
- 次の曲へ:ロゴ部分を2回クリック
- 前の曲へ:ロゴ部分を3回クリック
- 受話/終話:電源ボタンをクリック
カラーバリエーションについて
カラーバリエーションは、マットブラック・スレートブルー・クラウドピンクの3色展開となっています。
どのカラーも落ち着いた柔らかなトーンなので、ファッションを選ばずヘッドホンを装着することができます。
筆者の接客体験で言うと、人気カラーはブラックです。
音質はボーカルがクリアで重低音も楽しめる
「Solo4 Wireless」はドンシャリ傾向のBeatsらしいパワフルサウンドです。
前作はボーカルが低音に埋もれがちでしたが、今作ではボーカルがクリアに聞こえつつしっかりと低音も楽しむことができます。
相性のいい楽曲としては、ロックやEDMなどがおすすめ
「Solo4 Wireless」には空間オーディオ機能が搭載されており、Spotifyなどのステレオ音源でも空間化に対応、臨場感のある音声で再生することができます。
ライブ音源や映画などその場にいるかのような臨場感を楽しむことができるのもこのヘッドホンの魅力の一つです。
専用のコンテンツでなくても臨場感のある音声で楽しめる
ノイズキャンセリングと外音取込
このヘッドホンにはノイズキャンセリングや外音取込機能は搭載されておりません。
理由としては、「Solo4 Wireless」は耳を覆うタイプのヘッドホンではなく、構造上難しいからです。
耳を覆うオーバーイヤー型のヘッドホン「Beats Studio Pro」であればノイキャンと外音取込機能を搭載しています。
過去の記事では「Beats Studio Pro」をレビューしているので、気になる方はチェックしてみてください。
通話もクリアに行える
「Solo4 Wireless」の通話性能は前作よりもかなり向上しています。
静かな室内で通話を行えば通話相手にクリアな音声を届けることが可能。通話用のヘッドホンとしても使えるほどの性能です。
しかし、周囲の環境音を軽減する機能は搭載していないため、騒がしい場所で通話をするのはお勧めできません。
周囲のノイズをカットしてくれるヘッドホンもあるので、気になる方は過去の記事をチェックしてみてください。
対応デバイス
BEATSの親会社がAppleになるので、iPhoneをはじめとするApple製品との相性は抜群です。
このヘッドホンには、W1チップが搭載されているのでAppleのデバイス間の切替はとてもスムーズに行えます。
もちろん、Bluetooth接続を行うことができるので、Android端末でも接続を行い使用することができます。
Android(アンドロイド)・ウォークマン・テレビ・PC・iPad・PS4・PS5・Nintendo Switchなど
※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続(A2DP)対応のBluetooth機能が必要
ペアリング方法
「Studio4 Wireless」のペアリングは非常に簡単に行えます。
Apple製品の場合
ヘッドホンの電源を入れて、接続したいデバイス(iPhoneなど)に近づけます。
デバイスの画面上にヘッドホンのポップアップが現れるので、そこから操作を進めると簡単に接続が行えます。
AndroidスマホやPCなどの場合
ペアリングはお持ちのデバイスのBluetooth設定から行います。
電源ボタンを5秒間長押し
ランプが点灯したらペアリングモードに入っています
デバイス(Androidなど)のBluetooth設定から「Studio4 Wireless」を選択すると接続完了
次回からは電源を入れると自動的に接続されます
スペック表・価格
項目 | 仕様 |
発売日 | 2024/5/14 |
メーカー小売価格 | 32,800円 |
再生時間 | 最大50時間 |
充電時間 | 約2時間(急速充電:10分で最大5時間使用) |
充電方式 | Type-C |
通話機能 | 〇 |
重量 | 217g |
防水性能 | 非対応 |
対応コーデック | SBC/AAC |
Bluetooth | ver.5.3 |
AIアシスタント呼出機能 | Siri |
カラー | マットブラック スレートブルー クラウドピンク |
こんな方におすすめ
最後に、「Solo4 Wireless」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- デザイン性の高いおしゃれなヘッドホンを使いたい方
- Beatsらしいパワフルな音質で音楽を楽しみたい方
- 持ち運びがしやすいコンパクトかつ軽量なヘッドホンをお探しの方
- Appleデバイスを複数所有している方
- ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンをお探しの方
家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。