【有線イヤホン】ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンは?


周囲の環境音を抑えつつ、高音質で音楽が聞きたい

最近のBluetoothイヤホンには、ノイズキャンセリング機能を搭載したモデルがたくさんありますが、有線イヤホンではあまり見かけません。

有線イヤホンの方が使い慣れていたり、音質が良い傾向にあるので、ノイズキャンセリング機能を搭載した有線イヤホンを探している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ノイズキャンセリングの仕組や種類、おすすめのイヤホンをご紹介しています。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

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ノイズキャンセリングとは?

ノイズキャンセリングとは、文字通り「ノイズ(雑音)」を「キャンセル(打消す)」機能となります。

この機能は、もともとはパイロットの聴覚を騒音から保護するために、BOSE社がヘッドホンを開発しました。

ノイズキャンセリングは45年前に開発された技術

ここ数年の技術の進歩により、軽量かつ小型化が進み、Bluetoothイヤホンにも搭載されるようになりました。

ノイズキャンセリング機能を搭載していないイヤホンだと、電車やバスなど周囲の音が騒がしい場所で音楽を聞く場合、音量を上げる必要がありました。

しかし、ノイズキャンセリング搭載のイヤホンなら、周囲の環境音に影響を受けにくいので、小さい音量でも十分音楽を楽しめます。

イヤホンによる難聴の予防にも一役買っている

ノイズキャンセリングの仕組みと種類

ノイズキャンセリングには、

  • PNC(パッシブノイズキャンセリング)
  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)
  • CVC

の3種類が存在します。

分かりやすく解説すると、「PNC(パッシブノイズキャンセリング)」は耳栓のような物理的な遮音で、「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」はデジタル処理による遮音です。

この2つのノイズキャンセリング機能の相乗効果で、周囲の音を軽減してくれています。

ちなみに、CVCのノイズキャンセリングは、通話時に使用する機能で、周囲の音が通話相手に聞こえにくいように遮音してくれる機能です。

PNC(パッシブノイズキャンセリング)

耳栓のように周囲の環境音を物理的にカットしてくれるのが、PNCとなります。

イヤーピースが付いているカナル型イヤホンや、耳全体を覆うヘッドホンに搭載されることが多い傾向にあります。

物理的に遮音をしているため、耳とイヤホンの間に隙間があると効果が軽減してしまうので、フィット感が非常に重要です。

中高音域のノイズの軽減が得意

ANC(アクティブノイズキャンセリング)

ANCは音の性質を利用して、ノイズを軽減する技術です。

普段、私たちが音を認識するには、音波が鼓膜に振動を与えることで音を感じ取っています。

周囲の騒音が鼓膜に届かないように、逆の波形の音波を作り出して打消す技術をANCと呼んでいます。

誤解を恐れずに例えると、敷地内に侵入しようとしている車を正面衝突させて阻止する!といった感じでしょうか。

高速道路と住宅が近いような場所では、同じような仕組みで騒音を軽減している所もある

ノイズキャンセリングの機能や、メリット・デメリットなどを詳しくまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。

ノイズキャンセリング機能を搭載した有線イヤホンはある?

ノイズキャンセリング機能を搭載した有線イヤホンは存在しますが、非常に数が少なく、古いモデルの物がほとんどです。

そのため、基本的にはノイズキャンセリングを搭載した有線イヤホンはおすすめしませんが、その中でも唯一紹介できる有線イヤホンは、

  • Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
  • パイオニア RAYZ Plus Lightning-Powered

の2種類のイヤホンです。

他にもノイズキャンセリング機能を搭載した有線イヤホンはありますが、現在のスマホでは使えなかったり、能力の低いものが多いです。

ノイズキャンセリングを搭載したイヤホンの主流はBluetoothイヤホン

執筆時点(2024/3)では、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンと言えば、Bluetoothイヤホンが主流になっています。

2~3年前までは高価なイヤホンにしか搭載されていませんでしたが、現在は1万円以下のBluetoothイヤホンでも優秀な機能を搭載したモデルがたくさん存在します。

とはいえ、Bluetoothイヤホンデメリットが気になって手を出せない方も多いのではないでしょうか。

Bluetoothイヤホンのデメリット
  • 充電がめんどくさい
  • 紛失する恐れがある
  • 価格が高い
  • 音質が悪い
  • 接続が不安定

Bluetoothイヤホンのデメリットを上げましたが、最近発売されたイヤホンはほとんどの問題をクリアしています

充電がめんどくさい

イヤホンと充電ケースにバッテリーが搭載されているBluetoothイヤホンは、充電式なので定期的に充電する必要があります。

最近のBluetoothイヤホンは、充電ケース込みで24時間以上使えるモデルが多くなっています。

そのため、毎日2時間使用しても2週間以上は使える計算になり、充電もそんなに頻繁にする必要がなくなってきています。

紛失する恐れがある

Bluetoothイヤホンは、左右のイヤホンが独立しているだけでなく、コンパクトなので紛失が気になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、最近のBluetoothイヤホンは、装着感が良く耳から外れにくくなっており、落としにくくなっています。

また、万が一紛失した場合でも、イヤホンとスマホが通信を行った最後の場所を地図で確認できたり、音を出して探す機能も用意されています。

Bluetoothイヤホンは紛失しにくく、探しやすく進化している

価格が高い

Bluetoothイヤホンは、便利な機能がたくさん搭載しているので、有線イヤホンと比べると価格が高い傾向があります。

それでも一昔前と比較すると、全体的に価格は下がってきており、ハイスペックなものが手の取りやすい価格で販売されています。

音質が悪い・接続が不安定

7~8年前のBluetoothイヤホンの音質は、お世辞でも高音質と言えるものではありませんでした。

しかし、最近のBluetoothイヤホンは、Bluetoothのバージョンアップや技術の進歩で、有線イヤホンに匹敵するほどの音質で音楽が楽しめるモデルも発売されています。

Bluetoothイヤホンでも音質にこだわれる

初めてのBluetoothイヤホンを購入する際の選び方を分かりやすく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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