あなたはワイヤレスイヤホンにどんな機能や性能を求めますか?
「Soundcore Space A40」は、今ワイヤレスイヤホンに求められている機能をほとんど搭載しており、まるでイヤホンの完成形のような製品です。
最近の機能である、自動調整のノイズキャンセリング・外音取込・マルチポイント・ハイレゾ再生・音質調整・専用アプリなどが搭載されて、12,990円で発売されています。
多機能で低価格となると、機能の性能や品質が気になりませんか?それは早速、製品の特長から見ていきましょう。
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SoundcoreのSpace A40のレビュー
製品の外観
まずは外観から見ていきましょう、充電ケースのサイズは幅6.8cm×高さ2.9cm×奥行4.4cmで、イヤホン重量は約4.9g(片耳)・充電ケースを含めても約58gです。
充電ケースは厚みが少ないので、持ち運びの際はズボンのポケットでもすんなり入りそうです。女性の小さな鞄でも場所を取りすぎないので、邪魔になりません。
こんなにコンパクトなのに、充電ケースを使用すると最大50時間使用できるのは驚きです。平均的なワイヤレスイヤホンの再生時間が25-30時間程度なので、約160%も長持ちする計算になります。。
片道1時間の通勤・通学であれば1か月充電しなくても使える計算になります。また、充電ケースはマットな質感なので、指紋が付きにくい点もうれしいですね。
Soundcoreは「Life P3」のようなスティック型が多く、本機のようなビーンズ型はめずらしいタイプになります。
イヤホンのデザインはコンパクトかつシンプルで、マットな質感と光沢のあるロゴ部分に高級感を感じます。カラーバリエーションは、ブラック・ホワイト・ネイビーの3色展開です。
操作はタッチセンター式になっており、ロゴの部分をタップするだけで様々な操作ができます。
装着感
イヤホンがコンパクトなので耳への収まりが良く、軽さも相まってとても快適な装着感を感じられます。
長い時間着けていても耳が痛くなりにくく、日常使いから仕事まで幅広く使えるイヤホンだと思います。
筆者は寝ホンとして愛用しており、寝落ちするまでの速度がかなり変わりました。また、本体がコンパクトなので寝返り時でも耳を圧迫することなく快適に眠ることができます。
イヤーピースもXS/S/M/L/XLの5種類が同梱されており、耳の大きな方から小さな方までイヤーチップを使って調整頂けます。
音質
このイヤホンは、今までのSoundcoreとは一味違う音質に仕上がっています。
Soundcoreと言えばパワフルなサウンドで、低音がドンドン・高音がシャリシャリとしたドンシャリ傾向の音質でした。
このイヤホンの音質は、低音が心地よく高音にはクリアさを感じ、ボーカルの声もしっかりと聞こえてきました。
音の広がりも感じられ、この価格帯のイヤホンとしてはトップクラスの音質です。
ミドルクラスのイヤホンで最も気に入っている「JBL Live Free 2」と同じぐらいの音質に感じました。
Soundcoreは機能重視のイヤホンが多かったので、この音質には正直驚きました。
このイヤホンと相性の良い楽曲は、ポップスやロックなどが上げられます。
また、アプリでは音質を自由に調整できるため、好みの音楽に合わせて調整することも可能です。
本機には高性能なマイクが合計6つ搭載されており、周囲の雑音を軽減してくれるので、通話相手にあなたの声をより大きくクリアに伝えられます。
筆者はテレワーク環境下で仕事をすることがありますが、通話・WEB会議などでも問題なく使用することができています。
人通りの多い商店街や車が多く通る道沿いでの通話テストを行いましたが、周囲の雑音をしっかり軽減してくれていました。
個人的には、風切り音が気にならないレベルに抑えられている点が気に入っています。
ノイズキャンセリング・外音取込機能
このイヤホンは「ウルトラノイズキャンセリング2.0」を搭載しており、同社上位機種の「Liberty 3 Pro」と同じスペックとなっています。
ノイズキャンセリングの強度は、満点が10点だとすると8点程度で、かなり強力な遮音性です。同価格帯と比較すると間違いなくトップクラスの性能です。
搭載されているノイズキャンセリングは、周囲の環境音に合わせて最適な強さに調整してくれるため、ノイキャン特有のホワイトノイズもほとんど感じないレベルになっています。
周囲の雑音をほとんど軽減してくれるので、集中したい時の耳栓代わりとしても使えます。
このイヤホンには外音取込機能も搭載されております。
イヤホンを装着していても周囲の音を聞くことができ、車内のアナウンスを聞いたり、散歩や料理中にながら聞きをすることができます。
音声も聞き取りやすく、必要十分な機能になっています。
アプリ
このイヤホンは、「Soundcore」アプリを使用することでイヤホンの機能を最大限引き出すことができます。
- 音質の調整機能(プリセット選択・音域ごとに細かく調整)
- イヤホンのタッチ操作のカスタマイズ
- ノイキャン・外音取込・ノーマルの切替
- ゲームモードのオン/オフ
Soundcoreのアプリはカスタマイズ・機能性に優れているので、使わないと勿体ないです。
音質の調整
イコライザー設定では、22種類のプリセットが用意されており好みの音質を選ぶことができます。
また、8つの音域を細かく調整できるイコライザー機能のあるので、カスタム性が非常に優れています。
HearIDでは、その人の耳の形や聴覚に合わせて最適なサウンドプロファイルを作成してくれます。
モードの切替
ノイズキャンセリング・外音取込モード・ノーマルモードをタップすることで簡単に切替えることができます。操作画面も直感的に操作ができるデザインなので、迷うことなく切り替えができました。
イヤホン操作のカスタマイズ
シングルタップ・ダブルタップの操作を割り当てることができます。
標準の使用だと音量調整の操作ができませんが、カスタムすることでイヤホンから音量調整ができるようになります。
操作方法
イヤホンを使用する際は充電ケースから取出すことで、自動で電源オンの状態になります。ペアリング済みであれば、そのまま耳に装着することでイヤホンを使えます。
逆に充電ケースに収納すると自動で電源オフになるので、電源に関しては何か特別な操作をする必要はありません。
イヤホンの操作方法
イヤホンをタップすることで、曲の一時停止/再生・通話の開始/終了などの操作をすることができます。
このイヤホンは左右で操作できる内容が異なります。操作は以下のようになっています。
タッチ操作方法 | |
再生/停止 | 2回のタップ(右) |
曲送り | 2回のタップ(左) |
通話開始/通話終了 | 2回のタップ(左/右) |
着信を拒否 | 2秒間長押し(左/右) |
モード切替 | 2秒間長押し(左/右) |
ペアリング方法
まずペアリングを開始するために、充電ケースの蓋を開きます。そうすると自動で電源が入り、ペアリングモードに入ります。
デバイス(iPhone・Androidなど)のBluetooth機能から「Soundcore Space A40」を選択すると接続完了です。
新たにペアリングしたいデバイスがある場合は、両方のイヤホンを充電ケースに入れた状態で、約3秒間充電ケースの背面のボタンを長押しします。
すると、充電ケースのLEDインジケーターが白く点滅しますので、新しいデバイスから接続を行ってください。
iPhone・Android(アンドロイド)・ウォークマン・PC・iPad・Nintendo Switch
※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続(A2DP)対応のBluetooth機能が必要
マルチポイント接続
このイヤホンは2台のデバイスに同時に接続できます。
1台目のデバイスと接続されている状態で、両耳にイヤホンを装着します。
その後、左右のイヤホンを同時に3秒間長押しするとペアリングモードになりますので、2台目のデバイスから接続を行います。
また、専用アプリから接続することも可能となっています。
リセット・初期化の方法
ペアリングが上手くいかない場合や予期せぬエラーが発生した場合は、イヤホンを一度リセットして再度設定し直します。
まず、接続していたデバイスのBluetoothの設定から「Soundcore Space A40」とのペアリングの履歴を削除します。
次に、イヤホンを充電ケース戻して、蓋を開けた状態で背面のボタンを10秒以上長押しします。LEDインジケーターが3回白色に点滅した後、順番に点滅すればリセット完了です。
接続したいデバイスのBluetoothの設定から「Soundcore Space A40」の登録を行えば作業終了です。
説明書・故障・紛失・問合せ
「Soundcore Space A40」は取扱説明書(マニュアル)を用意してくれており、トラブルシューティングも記載があります。
故障かな?と思ったら取扱説明書を参照してみてください。電源がつかない・充電できない・片耳しか聞こえない・音飛びがするなどの不具合の解決策が記載されています。
不具合が起こったらとりあえず、本体の初期化をしてみよう。
Soundcoreは製品に自信があることから製品の保証期間を18か月にしています。さらに会員になることで最大24か月に伸ばすこともできます。
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2022/9/21 |
メーカー希望小売価格 | 12,999円(税込) |
アマゾン価格(2023/2/1時点) | 9,990円(税込) |
充電ケースサイズ | 幅6.0cm×高さ3.1cm×奥行5.0cm |
充電方式 | USB-C/ワイヤレス充電 |
重量 | 片耳約4.9g ケース約58g(イヤホン収納時) |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
装着検知機能 | 非対応 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
連続再生時間 | 最大10時間(ケースを含めると50時間) |
充電時間 | 約3時間 10分の充電で約4時間再生できる急速充電 |
Bluetoothバージョン | ver.5.2 |
防塵・防水性能 | IPX4 |
まとめ
今回ご紹介した「Soundcore Space A40」は、最新機能が搭載されたコンパクトで使い勝手のいいイヤホンでした。
最後に、「Soundcore Space A40」はこんな方におすすめ!をまとめましたので、ご参考頂ければと思います。
- 強力なノイズキャンセリング機能のあるイヤホンをお探しの方
- マルチポイントを使ってデバイスの切替をスムーズに行いたい方
- コンパクトで軽く、持ち運びのしやすさを重視される方
他にもたくさん特長があるので、本文で解説していきます。
※1 Soundcoreのノイキャン搭載モデルで最小設計