JBL Tune Flex Ghostのレビュー!カッコ良さと機能性を併せ持つワイヤレスイヤホン

洗練されたデザインと流行りのスケルトン仕様がカッコ良く、手に取るたびにテンションを上げてくれます。

このイヤホンは見た目のカッコ良さもさることながら、使う人の好みに合わせて装着感を変えられる今までにないタイプのイヤホンです。

デザイン性・カスタム性・最新機能を搭載した「JBL Tune Flex Ghost」は、こんな方にこそにおすすめです。

こんな方におすすめ
  • 人とは違ったデザイン性の高いイヤホンをお探しの方
  • 最新機能であるノイズキャンセリング・外音取込機能を使いたい方
  • 耳への圧迫感が少ないオープン型(耳栓型)のイヤホンをお探しの方
  • 通話性能の高いイヤホンをお探しの方

JBLのTune Flex Ghostのレビュー

このイヤホンは具体的にどのような機能を持っているのでしょうか?製品のメリット・デメリットからご紹介していきます。

メリット
  • 流行りのスケルトンデザインが目立ってかっこいい
  • 耳への圧迫感が少ないので、耳が痛くなりにくい
  • 専用アプリで好みの音質に調整可能
  • 通話品質が高く、雑音の多い環境でもクリアな音声を届けられる
デメリット
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • マルチポイント接続が出来ないので、デバイスの切替が手動になる

製品の外観

まずは外観から見ていきましょう、充電ケースはスケルトンデザインで、メカメカしい見た目でかっこいいです。

素材は航空機の窓にも採用されているハイグレードポリカーボネートなので、傷に強いだけでなく高い透明度かつ衝撃にも強い充電ケースになります

充電ケースのサイズは幅5.2cm×高さ5.0cm×奥行3.0cmで、イヤホン重量は約4.9g(片耳)・充電ケースを含めても約50gです。

充電ケースがコンパクトで、持ち運びの際はズボンのポケットでもすんなり入りそうです。女性の小さな鞄でも場所を取りすぎないので、邪魔になりません。

デザイン性が高いので、机の上に置いているだけでもちょっとしたインテリアになります。

イヤホンはタッチセンサーを搭載しているので、「JBL」のロゴ部分をタッチすることで操作を行うことができます。

操作性もよく、タッチセンサーの感度も良好です。

イヤホン本体の内側もしっかりスケルトン仕様になっており、シンプルな形状ながらかっこいいですね。

イヤホンの先端にはシリコン製のイヤーピースが装着されており、初期状態ではオープン型(開放型)で使えるようになっています。

初めの仕様はオープン型(開放型)になっています。先端部分を取り換えることで密閉型(耳栓型)に変更することができます。

密閉型(耳栓型)のイヤーチップはS/M/Lの3種類が同梱されており、耳に合わせて調整することが可能です。

イヤーチップの専用のケースが同梱されているので、持ち運びもしやすいですね。

カラーバリエーションは、ブラック・ホワイト・パープルの3色展開されており、好みや使用するシチュエーションに合わせて選ぶことができます。

装着感

オープン型(開放型)の装着感

イヤホンが耳に引っ掛かるようにして装着するので、装着感は軽く長時間着けていても耳が痛くなりにくいです。

密閉型(耳栓型)の装着感

イヤーチップを交換して密閉型(耳栓型)にすることで、耳へのフィット感が増して安定感が向上します。

密閉型(耳栓型)にしては、耳の奥にイヤーチップが入り込む感じが少ないので、密閉型(耳栓型)が苦手な方でも使える使用感です。

ノイズキャンセリング機能は密閉型(耳栓型)での使用がおすすめ

密閉型(耳栓型)のイヤーピースを装着して、ノイズキャンセリングモードをオンにすると、周囲の細かな雑音を軽減してくれます。

強力な遮音性を搭載している分けではないので、大きな音や高音域のノイズは軽減効果が薄く感じました。

ノイズキャンセリングの強度はアプリから6段階で調整が可能で、環境に合わせて変更することができます。

オープン型のイヤーピースだと遮音性が高くないので、ノイズキャンセリングの効果を実感しにくいです。

外音取込機能は密閉型(耳栓型)での使用がおすすめ

密閉型(耳栓型)のイヤーピースを装着して、外音取込モードをオンにすると、イヤホンを装着したまま周囲の環境音を聞くことができます。

外音取込機能には、アンビエントウェアとトークスルーと2つのモードが用意されており、場合によって使い分けることができます。

アンビエントウェア:周囲の環境音をそのまま取り込むモード

トークスルー:人の声を中心に取り込むモード

外音取込機能の性能としては、ハイエンドモデルのクリアさと比較すると見劣りするものの、ながら聞きやちょっとした会話は普通に行えるため、必要十分な性能だと思います。

オープン型のイヤーピースだと通常モードでも環境音を聞くことができるので、あえて機能を使う必要はないかと思います。

音質

オープン型(開放型)と密閉型(耳栓型)の両方を聞き比べましたが、どちらもJBLらしいパワフルな音質で音楽を聞くことができました。

オープン型(開放型)のイヤーピースの場合

オープン型のイヤホンは、遮音性が低いことから低音の響きが足りなかったり音が薄く聞こえたりする傾向があります。

しかし、このイヤホンでは低音の響きも感じられ、ボーカルの声も埋もれることなく聞くことができました。

オープン型のイヤホンとしては優秀で、完成度の高い音質だと思います。

オープン型は遮音性が低いため、音量によっては音漏れが起こりますので、場所に合わせてイヤーピースを調整する必要もあります。

密閉型(耳栓型)のイヤーピースの場合

オープン型に比べ、遮音性が高いので低音に厚みを感じ、ボーカルの中高音も音の細かさが感じられ、気持ちよく聞くことができました。

音楽をより高音質かつ迫力のある音で楽しみたい場合は密閉型がおすすめです。

通話について

このイヤホンには4つマイクが搭載されているので、通話やテレワーク中の会議などでも使えます。

高性能なマイクが搭載されているので、周囲の雑音を軽減してくれ通話相手にクリアな音声を届けてくれます。

実際に地下鉄のホームで通話を行いましたが、電車の音や風の音を軽減してくれ聞き取りやすい音声を伝えてくれました。

通話品質は、ハイエンドモデルに匹敵するほどレベルの高い仕上がりになっています。

その他の機能も充実

ご紹介してきた機能以外にも、片耳使用・音声調節機能・タッチセンサー操作のカスタム・スマートオーディオモード・防水性能などの機能が用意されています。

イヤホンは片耳使用が可能

片方のイヤホンを充電ケースに収納した状態で、もう一方のイヤホンを使用することができます。

片耳を開けておきたい方や周囲の音を聞きながら作業をしたい方におすすめできます。

左右のイヤホンの使用に偏りがでないように使うことで、バッテリー寿命を延ばせ長く使用することができます。

音質調整機能

アプリには楽曲に合わせたプリセットが5種類も用意されています。

また、音域ごとに細かく調整できるイコライザー機能もあるので、好みの音楽を好きな音質で聞くことができます。保存することもできる

タッチセンサー操作のカスタム

操作の振り分けは、2回タップ(左右)・長押し(左右)の合計4つの操作を登録できるようになっています。

スマートオーディオモード

再生モードをオーディオモードとビデオモードの2つから選択することができます。

音楽を聞くときはオーディオモード、動画やゲームの時は遅延の少ないビデオモードがおすすめです。

音声の遅延に関して、動画を見る分には気になりませんが、ゲームで使用するとやや遅延を感じます。

防水性能

このイヤホンは防水等級IPX4の防水仕様なので、少しの雨や汗くらいの水であれば問題なく使用することができます。

防水等級IPX4

いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない、と定義されています。

操作方法

イヤホンを使用する際は充電ケースから取出すことで、自動で電源オンの状態になります。ペアリング済みであれば、そのまま耳に装着することでイヤホンを使えます。

逆に充電ケースに収納すると自動で電源オフになるので、電源に関しては何か特別な操作をする必要はありません。

イヤホンの操作方法

イヤホンをタップすることで、曲の一時停止/再生・曲送り・通話の開始/終了などの操作をすることができます。初期設定では音量の調整はできませんが、アプリからカスタマイズ可能です。

このイヤホンは左右で操作できる内容が異なります。操作は以下のようになっています。

タッチ操作方法左のイヤホン右のイヤホン
再生/停止1回のタップ
曲送り2回のタップ
曲戻し3回のタップ
通話開始/通話終了2回のタップ
トークスルー2回のタップ
モード切替(ノイキャンとトークスルー)1回のタップ
ボイスアシスタント2秒間長押し

ペアリング方法

まずペアリングを開始するために、充電ケースの蓋を開きます。そうすると自動で電源が入り、ペアリングモードになります。

アンドロイド(6.0以上)であれば、この状態でスマートフォンに近づけるとポップアップが出てくるので、画面表示に従って操作を進めれば接続が可能です。

iPhoneの場合は、設定→Bluetoothをオンにして、「JBL TUNE FLEX」を選択すると接続できます。

接続できるデバイス一覧

iPhone・Android(アンドロイド)・ウォークマン・PC・iPad・Nintendo Switch

※PCがwindowsの場合は、音楽再生の接続(A2DP)対応のBluetooth機能が必要

リセット・初期化の方法

ペアリングが上手くいかない場合や予期せぬエラーが発生した場合は、イヤホンを一度リセットして再度設定し直します。

リセット方法は、まず接続していたデバイスのBluetoothの設定から「JBL TUNE FLEX」の登録を解除します。

耳に装着している左右どちらかのイヤホンのタッチエリアを2回タップし、続いて5秒以上タッチし続けます。その後、イヤホンの電源がオフになるので充電ケースに戻したらリセット完了です。

説明書・故障・紛失・問合せ

「JBL Tune Flex Ghost」は取扱説明書(マニュアル)を用意してくれており、トラブルシューティングも記載があります。

故障かな?と思ったら取扱説明書を参照してみてください。電源がつかない・充電できない・片耳しか聞こえない・音飛びがするなどの不具合の解決策が記載されています。

不具合が起こったらとりあえず、本体の初期化をしてみよう。

スペック・価格の一覧表

発売日2022/10/7
メーカー希望小売価格13,200円(税込)
アマゾン価格(2023/2/9時点)11,909円(税込)
充電ケースサイズ幅5.2cm×高さ5.0cm×奥行3.0cm
充電方式USB-C
重量片耳約4.9g ケース約50g(イヤホン収納時)
ドライバー12mmドライバー
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチペアリング対応
マルチポイント非対応
装着検知機能非対応
コーデックSBC/AAC
連続再生時間最大8時間(ケースを含めると32時間)
充電時間約2時間
(急速充電対応:15分の充電で最大3時間)
Bluetoothバージョンver.5.2
防塵・防水性能IPX4

まとめ

今回ご紹介した「JBL Tune Flex Ghost」は、使用環境に合わせて使い方が選べるデザイン性の高いイヤホンでした。

最後に、「JBL Tune Flex Ghost」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考頂ければと思います。

こんな方におすすめ
  • 人とは違ったデザイン性の高いイヤホンをお探しの方
  • 最新機能であるノイズキャンセリング・外音取込機能を使いたい方
  • 耳への圧迫感が少ないオープン型(開放型)のイヤホンをお探しの方
  • 通話性能の高いイヤホンをお探しの方
こんな方にはおすすめできません
  • 遮音性の高さを重視しており、音質にもこだわる方
  • 耳栓の様に強力なノイズキャンセリング性能を持ったイヤホンを探している方